みよぴーのメンテ日記

ブレーキフルードの交換の巻

ブレーキというと車の重要部品のひとつ。
こいつが壊れたら

おわ〜〜 ヾ(゚ロ゚*)ツ三ヾ(*゚ロ゚)ノ  ぎゃー

と言っているうちに悲惨な結果になっちゃいます。
整備士さんにキチンと見てもらっている方は、まあ良いとして、
車検を書類だけで済ませている方は要、御注意を!

それではブレーキについて、いくつか。。

普通乗用車のブレーキは2系統に分かれています。
ペダルで踏むフットブレーキと、レバーで操作するサイドブレーキ(パーキングブレーキ)ですね。
フットブレーキは油圧動作で4つのタイヤ全てに制動がかかります。
対して、サイドブレーキはワイヤーで後ろ2つのタイヤのみに制動をかけます。
それぞれ、独立しているので、片方が壊れても、もう片方で制動機能は維持できるハズなので 運転中、スコーンとペダルが軽くなってしまったら、すかさずサイドブレーキを使いましょう。
(パニクってる時に出来るかどうかは別にして)

フットブレーキの操作は油圧の倍力装置により、エンジンが動いている時、軽くなるようになっています。
もし、運転中、エンストした場合 通常より踏む力が多く必要になります。
このような状況に陥ってしまった場合、「とまれー」と大声を張り上げ、ペダルを力いっぱい踏みましょう。
いや、マジメなハナシ。。。。ほんとよ。
でないと、、、とまらんよ。。。

山道を走っていると、「エンジンブレーキを使いましょう」って、看板を見かけますよね。
通常、AT車のシフトレバーをLだけの方は、ハテと なるやも。
ODスイッチ切るとか、L2にするなどして、エンジンによる減速操作をしないと 下り道でブレーキが、きかなくなる 恐れがあります。
では、ナゼ?
下り道でフットブレーキを連続して使用すると、ブレーキディスクとブレーキパッドが常に密着している事になり、加熱していきます。
このときの、温度が5〜800度程まで達すると、制動能力が失われます。
同様に、ブレーキオイルも常に圧力がかかり、加熱していきます。
百数十度に達すると、オイルの中に泡が発生し、油圧が失われる結果になります。
これを避けるためには、ペダルを踏む離すをハッキリさせた運転を心がけましょう。
かる〜く踏みっぱなしが 最悪です。。

それでは、ブレーキフルードの交換要領を。。。
写真画像はクリックするとデカ画像が見れます。

  • ジャッキスタンド
  • ジャッキ
  • 8ミリメガネレンチ
  • ペットボトル
  • シリコンホース
  • ブレーキフルード
  • 相方1名(道具か?)
さてさて、作業を始めるには、まず準備をしなくてはなりませんね。
まず、場所。
ジャッキアップしての作業だからアスファルトで平坦な所。
つぎに道具。
←に一覧を書きました。
さて、でわ手順ですが、→に一覧を。。。
必要な個所に写真付きで↓に解説を。。。
  1. ジャッキアップしてジャッキスタンドを立てま〜す。
  2. ペットボトルにシリコンホースをたらします。
  3. 右側後輪のブレーキフルードを抜くノズルに8ミリメガネをかけ、シリコンホースをさします。
  4. メガネレンチでノズルをちょっとゆるめ、相方にブレーキペダルをふんでもらいます。
  5. ペットボトルに茶色のオイルが出てきますので100ccほど、出た所で相方にペダルを離せと言います。
  6. ボンネットのエンジンの横にある、オイルタンクに新しいブレーキオイルをMAXレベルまで補充します。
  7. 新しいオイルがペットボトルに出てくるまで項目4〜6を繰り返します。
  8. 新しいオイルは透明です。ペットボトルに出たらレンチでノズルを締めます。
  9. 次に左側後輪、そして左側前輪、右側前輪の順に項目3〜8を繰り返していきます。
  10. 最後にペダルを踏んで普通の踏み応えが確認できれば終わりです。

ボトル&ホース

項目2のボトルとシリコンホースです。
ボトルにシリコンホースを下部まで垂らしておきます。

ブレーキの写真1
ブレーキの写真2

写真の場所は右側前輪ですが、他の個所も似たようなものなので、これで説明を。
上の写真の矢印がノズルの位置です。
このヘンです。

下の写真は上の写真の矢印部分を近寄って写しました。
キャップを被っているので、取ります。

ブレーキの写真3

項目3です。
メガネレンチをかけた後、シリコンホースをノズル口に差し込みます。
シリコンホースは柔らかいので、口径が細くてもムニュって入っちゃいます。
ちなみに、このホースは金魚のエアポンプ用。
安くて、簡単に手に入る。
長さは1Mくらいで切っちゃいます。

マスタシリンダ1
マスタシリンダー2

項目6です。
赤丸の中がブレーキオイルを入れるタンク。
運転席のまん前、エンジンルームの後ろ側に取り付いています
キャップに「CAUTION]とか「BRAKEFLUED」とか書いてあります
上のキャップを取り、新しいオイルを入れることになります。

下の写真はオイルを追加補充している所ですが、古いオイルを抜いている時、こちらのタンクが空にならないように気を付けましょう。
空に気付かないで続けると空気が入り、エア抜きという、新たな作業が加わります。

注意点

  • 作業は、車の下になるわけですから、ジャッキアップ後はキチンとジャッキスタンドをかけましょう。
  • 交換するブレーキオイルは未開封に限ります。決して前回の残りを使用するなんて事はヤメましょう。
  • 作業後はノズルをキッチリ締め、キャップを忘れず取り付けましょう。
  • ブレーキオイルの通り道(ブレーキパイプ)の周辺をついでに点検し、にじみが無いか確かめましょう。
  • 一人でも出来ますが、二人で行なった方が、安全、確実。そのほうが、オイルを噴出したり、エアを入れたりの失敗が少なくなります。

フー ( ̄‥ ̄) = =3

こんな感じですかねぇ。
ブレーキオイルは吸湿性を持っていて、定期的に交換しないといけません。
ですから、ふつう車検毎に交換が理想的です。
車の重要個所で定期的に交換の必要があるのはコレかな。
他の部品は、交換サイクルが長いか、もしくは壊れても動かなくなるっていう
方向だけど、ブレーキは止まらなくなるもんねぇ。
効かなくなったブレーキはこわいよ〜〜。
血の気がひくよ〜〜。