きみの国は 昔
あやまちを おかしたね たくさんの 命 たくさんの 倖せ ひと握りの 土塊(つちくれ)に ぼくの国も 同じ 同じような ものさ 国とか ではなく 民族 でもなく ひととしての あやまちさ 勝ったとか 負けたとか 神の国とか そうでないとか プライドが あろうと 自虐だと 言われても きみは見て 学ぶはず あの一時(いっときの)の 権力は きみの国自身 じゃない 間違いを 認めても こうべを 垂れても きみの国は 汚(けが)されない どんな国も 昔 同じまちがい 犯し たくさんの 嘘と たくさんの 言い訳 ぼくらは見て 学ぶ きっと いつの日か きっと |