痩せこけた 俺たちは
岩かげに 身を隠す 騎兵隊が 通り過ぎ 地平線に 消えるまで 滅びゆく 種族とは 俺たちの ほうなのか 魔法のような 暮しが あの『幸福』という ものなのか 白い奴らの ルールには とぐろを巻いた 嘘がある 白い奴らの ゲームには 牙を剥いた 罠がある しなやかな白い手に握られた 目に見えない斧に気をつけろ |
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太りすぎた 欲望に
どこまでも 引きずられ よく創り よく壊し 一体何が 不足なのか 野蛮な 愚か者とは 俺たちの ことなのか 夢のような 暮しも 砂の城のように いつかは いつかは・・・ 夏草が 微かに揺れて 別れを告げているかのようだ 陽炎が 静かに揺らめいて 時間を焼き尽くしているかのようだ 白い奴らの ルールには とぐろを巻いた 嘘がある 白い奴らの ゲームには 牙を剥いた 罠がある 薄っぺらな白い紙で踊ってる 悪魔が潜む文字に気をつけろ |