教科書どおりにならない社会と
ドラマのようにはいかない僕らが 鉛色の道の端で膝をかかえ 顔を見合わせ蒼い吐息を混ぜ合わす どこにも誰にも見えない理想と 説明できない完全の概念が 子犬の目をしてただ途方に暮れて 小さく吠える 景色は少し揺れたかな? 何かを損なうものが『悪』と言うなら 誰かを傷つけるのが『敵』と言うなら 僕は君の 君は僕の・・・ 世界は微妙なバランスの上 妥協と和解の飽くなき繰り返し |
男はいつでも責任を負わされて
女はいつでも束縛を強いられて 鉛色の道の端で膝をかかえ 顔を見合わせ苦い吐息を混ぜ合わす どこにも誰にも見えない理想と 説明できない完全の概念を 相手に求めてはいつも砂を噛んで 虚しく吠える 自分を少し棚に上げ 何かを損なうものが『悪』と言うなら 誰かを脅かすのが『敵』と言うなら 僕は君の 君は僕の・・・ 愛とは微妙なバランスの上 妥協と赦しの飽くなき繰り返し |