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54th Meeting

Le Mouton d'Or July 26 1998


まずは、ムートン・ドール吉玉シェフお薦めの DE SAINT GALL Brut にて乾杯!
ノンヴィンながら結構なシャンパーニュです。渇いた喉にたちまち吸い込まれてしまいます。
最初のお皿は、赤ピーマンのムースキャビア添え。キャビアにシャンパーニュ。やっぱりこれですね。
今日は、白は全くなく、いきなり目玉の赤の登場!LUCE 1993 と1994です。
トスカーナのフレスコバルディとロバート・モンダヴィのジョイントで生まれたこのワインは、昨年10月に1993と1994が同時リリースされました。
日本では発売と同時に「オーパス・2」と噂され、たちまち幻のワインと化しました。
でも、飲んでいる人は飲んでいるし、あるところにはあるんですね。
さて、味はというと意見が分かれました。'93の方が口当たりがよいという声と、'94の方が甘味があるという声が上がりました。
私は、身構えて飲んだためか、'93は思ったより軽いワインだと感じ、'94に分があるように思えました。
詳しくは、http://www.robaertmondavi.comhttp://www.lucewines.com
二皿目は、ほろほろ鳥とフォアグラのエテュベ添え。
酸味の利いたお野菜であっさりと仕上げたお料理です。
お次は、Petrvs 1973。Mid-shoulderなので、主宰は、この会のアナウンスの時に「それなりにペトリュスの味はあると思う」とコメントされていましたが、なかなかどうしてまだまだアルコール分が感じられ、フランボワーズの香りが大変によく、しっかりとした味わいがありました。
主宰は、飲み頃だと言ってでてきたのが、L'EGLISE-CLINET 1985
RPは95点だとのこと。まだ若いのですが、パワーの感じられるしっかりとしたワインです。
主宰本日一番のお薦めがLa Gomerie 1995
1本\22,000から\30,000するのだそうです。私は、こんなに若いMerlot100%は初めてだったので、戸惑ってしまいました。メルロ特有の苔っぽさというか湿っぽさ(ソムリエはこんな表現は使わないでしょうが)が感じられず、植物の青臭さが残っているような味わいが感じられました。
三皿目は、仔羊のラタトゥユ包みタイム風味です。どうやってラタトゥユで包めるのかと思っていたら、網脂で包んでありました。タイムはシルバータイムでした(ハーブはついつい詳しく見てしまう・・・)。
ワインの味を生かすためか、濃いソースを使わないお料理にしていただいたようです。
実は、今回の目玉には、Valandraud 1995が予定されていたのですが、入荷が間に合わず、 Virginie de Valandraud 1995 のみ登場となりました。
スーパーシンデレラワインのセカンドワインですが、今飲んで飲み頃といえるワインです。
次の Pomerol (Lapin) 1995 は、ル・パンとヴィユー・セルタンのブレンドの格落ちワインとのことですが、これは、完全にまだ閉じている若いワインです。Lapin(ウサギ)の絵がかわいいこのワイン、将来はどうなるのかお楽しみに。
9番目に飲んだのが、HAUT-CARLES 1995(右)
まだまだ若い感じがしましたが、おいといたらどうなるのでしょう?このままか、よくなるのか?
次が、SASSICAIA 1994 (左)
若いメルロから、一転してまたまたイタリアへ。これは、しっかりとしていますね。でも最近高すぎます。
デザートはアンズのムースソルベ添え
程よい酸味がおいしかった。そういえばワインは酸をあまり感じないものばかりだったような気がします。
最後は、 Suduiraut 1969 で締めくくり。
ヴィンテージの割に程よくフレッシュなデザートワインでした。
ごちそう様でした。

芦屋川ムートン・ドール
〒659-0083
芦屋市西山町11-18ルナ芦屋ビル1F
0797-22-3737(水曜定休)
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