MMC 76th Meeting
ペトリュス1950の会
2000年11月26日
芦屋川・ムートン・ドール

今世紀最高の当たり年と言われている、ペトリュス1950を
飲む会が2000年11月26日、芦屋川のフレンチ・レストラン
ムートン・ドールにて開催された。

今回のぺトリュス1950はネゴシアン・ボトル。
詳細は不明だがベルギーで瓶詰めされた事だけしか解らない。
ラベルは現在のシャトー元詰ボトルと同じであるが、
MIS EN BOUTEILLES AU CHATEAUとは書かれていない。

このMMC(マジカル・ミステリー・クラブ)では、すでに過去3回
1950年のペトリュスを経験している。しかも3種類異なるボトル。
幸いどれもほぼ完璧に近い味わいで今回のベルギー・ボトルも期待された。
ペトリュス1950年、4連勝なるか!





結果は、、、、引き分けです。
濃い色、不透明に近いエッジはオレンジがかっていましたが、中心部は真っ黒に近かったですね。
過去3回のときのような非常に濃縮され、かつ、ふわーっと包み込まれるような果実味はなかったです。
バランスは決して良くないし、ちょっと酸が強すぎるような感じでした。
今年の春に飲んだ1947年のベルギーの業者、ヴァンダー・ムーラン社瓶詰めと感じが似ていました。
老熟してはいなかったですが、これから先、良くなるかどうかはわかりません。

今日のソムリエは1924年のペトリュスを担当していただいたムッシュー・ナカムラ。 緊張気味で抜栓開始。しなやかな手つき。 コルクの一部が瓶に付着したままで、さあ大変だー。


その他のワイン
1992 BEAUNE MICHEL GAUNOUX
 優しく、きゃしゃで薄いが色気のあるワイン。(M.Nakamura)
1989 BEAUNE PREMIER CRU CUVEE ROUSSEAU DESLANDES LOUIS LATOUR
1988 CORTON LOUIS LATOUR
1985 CHATEAU GAZIN

 
古典的なポムロールの味。今がBEST。
1996 CAUS LUBIS CAN RAFOLS DELS CAUS 
 そろそろ本領発揮。スペインのペネデス。メルロ100%
1993 GRAACHER DOMPROBST Riesling Auslese WILLI SCHAEFER
 オークション・ボトル。近年のドイツワインは全体に辛口傾向。アウスレーゼでも最後に飲むワインとしてはもう少し甘さがほしい。

写真左:ムッシュー・ナカムラ 写真右:ビートルズ


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