MAGICAL MYSTERY CLUB 78th Meeting
とにかく、ワインを楽しむ会
2002年4月13日(土)

ル・ビストロ・アミチェ

今回のワイン会は特にテーマはありません。
とにかく、ワインを楽しもうという趣旨で開催しました。

最近のワイン会(あまり開催していませんが)はPOMEROL中心が多かったのですが、
久しぶりに、ブルゴーニュ、ローヌ、そしてメドックの少々古いワインで楽しんで見ました。

1.シャンパーニュ・ヴーヴ・クリコ・グランド・ダム 1995
いつもシャンパンを選ぶのは直前になるのですが、
たまたま数日前に飲んだところ、今の季節にぴったりときましたので、
これに選びました。いい酸味が非常に心地よく幸せ気分にさせてくれます。

2.コルトン・シャルルマーニュ/トロ・ボー 1998



入手難のトロ・ボーのコルトン・シャルルマーニュ。
何年振りでしょうか。
素性の良さが伝わるものの、以前に比べるとちょっと軽くなったかなって気がします。
「自分で家で飲んでいていても、たぶんこの状態にブチギレしていただろう」(将来)ソムリエ氏
確かに店頭価格¥17,000ではブチギレかも。

3.シャトー・シャス・スプレーン 1947


コルクが瓶に附着して悪戦苦闘のY氏。
ご苦労様です。
老熟したシャス・スプレーン。
まだ生命は残ってますが、楽しめる要素は非常に少なくなっています。

4.ヴォーヌ・ロマネ・マルコンソール/ルシアン・ジャイエ 1983
虎の子のルシアン・ジャイエを思い切って出しました。
もう、手元には1本も残っていません。
アンリ・ジャイエの兄のルシアン・ジャイエです。
アンリ・ジャイエは途方もなく考えられない馬鹿みたいな大金を出せば今日でも買えますが、
ルシアン・ジャイエは全く市場に出てこなくなりました。



予想通り素晴らしいワインです。
1983年のブルゴーニュはそろそろ果実味が失せ始めているにも関わらず、
まだまだ現役です。息の長さが感じられます。
DRCやアンリ・ジャイエにある、誘惑的でエキゾチックなブケがこのワインにもあります。
「う〜〜〜ん。一人で飲みたかった。」(笑)


5.マジ・シャンベルタン・オスピス・ド・ボーヌ/ルロワ 1987
マジ・シャンベルタン・キュヴェ・マドレーヌ・コリニョン。



香りに腐葉土、動物臭など。そして枯れた感じ。
しかしながら、味はまだ若さと固さが残っています。
前のルシアン・ジャエに圧倒され、少し霞んでしまいました。



6.ドメーヌ・ド・トレヴァロン 1989
コトー・デクス・アン・プロヴァンス
飛び入り参加。
今回初参加でわざわざ名古屋からお越しいただいたH先生からの差し入れです。
(ありがとうございました。)
「90年代から造り方が変ってしまい、まともに飲めるのはこの1989年です。」
さすがに旨いですね。89年とは思わせないぐらいの強さがまだ残っています。
まだまだ早すぎる感じです。

7.エルミタージュ・ラ・シャペル/ポール・ジャブレ 1983
「古いシラーはピノのようだ」と聞いたことがあり、楽しみにしていたがとてもピノに感じない。
と将来ソムリエH氏のコメントです。
確かに全くピノのニュアンスはありません。
あと数10年たたないとピノのようにはならないでしょう。
もうすぐ20年経ちますが、まだまだこのワインも
時期的にこのワインはまだ中途半端でしょう。
完熟してもう一度チャレンジしたいものです。


8.コート・ロティ・ラ・テュルク/ギガル 1987



これもまだまだ若い。
熟成した感じはありません。
若いときのチョコレート風味はなく、スパイシーな感じになってきました。
9.ソーテルヌ/フォルス・フィス 1969



たまたま最近入手したソーテルヌです。
キャップシールに証紙が貼ってあり、かなり前に輸入され、ずっと国内に残っていました。
ボトルからの色合いから想像すると辛口ワインが熟成したような感じ、
甘くないかもしれないと心配したのですが、
大丈夫、まだ甘さが残っていました。
シェリーの甘口のような感じです。
ネゴシアンでしかも1969年というハンデを考えると、良く出来たソーテルヌです。
コメントをとる将来ソムリエH氏




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