MAGICAL MYSTERY CLUB 79th Meeting
スーパー・サンテミリオン
2002年10月6日(日)
芦屋川 ムートン・ドール
シャトー・グラシア1997 ミディアム・ボディでガーンと来るバニラの樽香。果実味は押され気味であるがうまくバランスが取れている。 シャトー・グラシア1998 やはり凄い。トーストされたような樽香。強靭なタンニン、凝縮度の高い果実味が迫ってくる。長い余韻。フル・ボディ。 シャトー・グラシア1999 困難な年、1999も見事に克服した。1998年より落ち着き、しなやかさがある。 |
シャトー・ラフォルジュ1998 1998年ファースト・ヴィンテージ。カラメル香、少しタールと動物臭。この年特徴である典型的なねっとりとしたエキス分を感じる。存在感が十分にある凝縮された果実味にはウットリさせられる。M90%、CF10%。 |
クロ・ナルディアン2000 SB50%、SE50%。 柑橘系の香。切れのある味。ドライ。抜栓直後は難しいワインだが、時間と共に密香も上がってくる。2000年ファースト・ヴィンテージは試行錯誤の年だろうか。今ひとつ掴み所に欠けるような気がする。 |
グラシア・テクニカル・データ
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カンテイコ1998 ポデーレ・ラ・カッペラ (H氏の差し入れ) M100%。ハーフ・バリック(110リットル)で1年熟成後、瓶熟2年。 生産量僅か3,800本の希少ワイン。 強烈な生葡萄や、ブルー・ベリーの香が感じられる。オイリーで酸も感じられ新鮮な果実味が豊富。全くボルドーのメルロとは異なるが、また違った趣があっておもしろい。 |