MAGICAL MYSTERY PETIT CLUB 47th Session
トミーズ・ワールド
2002年9月20日(金)(中秋の名月前夜)


今回のワイン会はアット・ホームな雰囲気が素敵なワイン・バー、トムギャルソンで行われました。
冨尾店長のお勧めワインを中心に、+メンバーの方の差し入れと共に深まり行く秋に乾杯!!です。

参加されたメンバーの方で、来週、エキスパートの二次試験を受けられるとの事で、
急遽、冨尾店長に「品種の特徴が良く出ているワインを出してください。」とお願いしました。
最初のブラインドは、燻した香があり、教科書通りのプイィ・フュメ、ソーヴィニヨン・ブラン。
さすがです。こんなにはっきり特徴が出ているワインを持ってくるなんて、憎いですね。
しかし冨尾店長は意地悪な方で結構、変化球を投げてきます。
「で、これはプイィ・フュメ?、それともサンセール?」
「違います!」
「え、?まさかボルドーではないですよね。」
「ニュージーランドです。」
見事に騙されました。Marilborough(マールボロ)のソーヴィニヨン・ブランでした。

さて、差し入れで珍しい白ワインを持って来ました。
オーストラリアのマウントアダム・シャルドネ1985年です。
このワインが初めて発売された年は1987年で、この1985年はプロモーション用に輸入されたものを
10年前に手に入れたものです。ずーっと寝かしていました。
結構いい色していてもうだめだろうと思っていたのですが、
これがびっくりです。ひね香がほとんどありません。
カラメル香があり、まだまだ十分若いではないですか!
冨尾さんのコメント「美味しい!!とっておきの彼女と一緒に飲みたい!!」
今日来れなかったアダム・ウインの大ファンのW氏残念!!


冨尾さんの意地悪はまだ続きます。
赤のブラインドです。
初っ端にピーマン香、そして湿らせた布巾を長時間置いた匂いが感じられたので
これはカベルネ・フランかなって思い、考えるたびに10年間ほど飲んだ事のないジンファンデルに行ったり、、、
そして、「これはフランスです。」と。
結構濃厚な味は南部のワインだと思ったのですが、ロワールのソミュール・シャンピニーでした。
Domaine Roches
なんでもこの造り手はローヌのようなワイン造りを目指しているのだとか、、。
また、一杯食わされました。

次の赤のブラインドですが、冨尾さんは「次は、シ・・・・・・・」と言っちゃいました。
バレバレです。品種はシラーが主体です。
スパイシーな風味で、シラーの特徴が良く出ています。


ちょっとお勉強はこの位にして、スーパー・サンテミリオンの登場です。
シャトー・パヴィ・ドゥセス1998年です。
現在このワインの所有者はジェラール・ペルスという人物で、元々スーパーを経営していたのですが、
近年、シャトーを買い占め最先端技術のもとでワイン造りがなされています。
パーカー好みのワインであり、彼の造るワインは軒並みに高得点が付けられています。
鉋で材木を削った時のような新樽の香と干しプラムの香。濃厚な味わい。
確かに最先端技術の味です。


ここで熟成したポムロールです。
クロ・デュ・ヴィユー・プラトー・セルタン1983マグナム。
マグナム・ボトルだからこそまだ楽しめるものの、ブティユだったら、
結構、枯れ果ててしまってたかもしれません。
果実味の楽しみより、土っぽさ、きのこ、腐葉土のような熟成味を楽しめるワインです。
このあと、差し入れのロベール・アルヌーのヌルゴーニュ・ピノ・ファン2000と
そして最後にJ.J.プリュム(冨尾さんの大好物)ヴェレナー・ゾンネンウアー・カビネット1986。
モーゼルのリースリングです。
まだまだ健在。きりっとした気持ちの良い酸味は見事!
ドイツのリースリングの息の長さには感激です。

主宰者です。このサイトで2回目の登場でございます。
気を使ってもらい下の方から撮ってもらいました。(笑)
ご出席いただきました皆様、遠いところまでお越しいただきありがとうございました。
トミーズ・ワールドまた開催したいと存じます。
次は日曜日のお昼に開催しますので奮ってご参名下さい。




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