新種のクラゲのニュースを見て、新江ノ島水族館に行ってきました。水族館は一般的に公共性が高いですが、江ノ島水族館は個人経営のようです。
館内に入ると先ず目の前の相模湾ゾーンがあり、大水槽では相模湾の生態系を見ることが出来ます。その後、深海コーナー、ファンタジッククラゲコーナー、太平洋コーナーがあり、再びクラゲサイエンスコーナーとなり、作業員による飼育作業を見ることが出来ます。そして海辺に立ち並ぶペンギン、ショータイムもあるペンギン達、屋外にウミガメのコーナーもありました。
目的の新種クラゲは飼育していたウラシマクラゲ科の中にいました。本来ウラシマクラゲは触手が4本ですが、群れの中に8本の触手を持ったクラゲがいたようです。クラゲの捕獲先が大洗海岸であることから、黒潮生物研究所、新江ノ島水族館、大洗水族館の共同研究によってDNAなどを調べところ新種で あることを発見し、ウラシマクラゲ科の『オトヒメクラゲ』と命名して、本年8月7日公表されたようです。
『オトヒメクラゲ』は派手なクラゲが並ぶクラゲファンタジーコーナーの一角にある直径50〜60cm程の球状の水槽の中にいました。水槽に近づき中を覗くと薄明かりの中に何か小さなものが僅かに動いている様子が見えました。オトヒメクラゲは傘(頭部)が1cm程の透明の円形で、傘の中央部から白く細い触手8本が棒状に伸びています。写真に写ってくれるか心配でしたが、何とか写ってくれていました。
予期せぬ展示品として相模湾でも活躍したであろう現役を引退した深海調査船『しんかい2000』が展示されていました。また屋上からは左手前方に江ノ島を見ることが出来ました。(令和4年8月26日)
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