バラクーダ(オニカマス)90cm
2001年1月、21世紀最初の釣果である。
場所はインド洋に浮かぶサンゴ礁のパラダイス、モルディブだ。
どこにでも売っている梱包用のビニールテープを細かく裂いたものに、フックを取り付けただけの、
シンプルなルアーを、ドーニという地元の船で引っ張る釣法だった。
こんなもので、ホントにつれるのか半信半疑だったが、しっかり釣れてしまった。
しかも、妻はこれより2まわり大きい120cm(写真あり)という魚をゲットした。

ここ、モルディブでもキャッチアンドリリースが浸透してきているようで、GTや小さい魚、食べない魚は生きているうちに放してあげてくれとの話だった。

そういう話だったのだが、
このバラクーダは、釣り上げたとたん、まな板のようなもので、頭を強打され昇天した。
ナンマイダブ。
妻の魚も一瞬で昇天させられた。
リリースするか?という質問はモルディブ人クルーからは全くなかった。
こんなに食べられないので、写真をとってリリースでも我々は良かったのだが、そんなことを言っている隙がないくらい手際よい作業で船底に2尾の魚がころがった。
島に着くと、モルディブ人の若者が嬉しそうに、
大きい方の魚を、スタッフ居住地に担いで行った。
「コノ魚ウマインダヨナア〜」と言いながら・・・。
別のスタッフに、調理法の指定と、全部は食べられないことを伝えた。
そのスタッフも、
「全ク問題アリマセン。ウッフッフ。コノ魚、ウマインダヨナア〜」
などと言っている。
どうやら、釣った魚のほとんどは彼らの胃袋に入ったらしい。
だったら、トローリングの代金を半額くらいにマケテ欲しいよなあ、
とセコク考えてしまった。

なかなかに美味い刺身で、昼食時に隣りに座った、巨体のアメリカ人は、
「うまいうまい、わさびも少しくれ」といいながら、
我々の魚にフォークを伸ばしていた。

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