第11回放送分    1998年11月3日 13:20

突然、そして久しぶりに始まりました「FMまちや」今週も張り切っていってみましょう。
世間は秋、暑い夏も終わってふと我に返る時、あなたはどんな音楽を聴きますか?

僕ならJon Lucienというアーティストを聴きます。彼はカリブ海に浮かぶセント・トーマス島という
小さな島出身で、ガチガチのソウルでもなく、ジャズでもなく、ブラジルミュージックでもなく、
彼独特の世界を持った音楽をアルバムで展開しています。

波の音で幕が開けるRashidaというアルバムはアコースティックギターのアルペジオとスキャットで
始まり、彼の甘美な世界に引きずり込みながら2曲目のファンクナンバーに移っていきます。
このあたりはホントに憎いです。ちょっとホーンセクションが下手なのが玉にキズですが・・・。
その後はアコースティックギターを主体につぶやくような語るような歌声で彼のスピリチュアルな
世界を繰り広げています。ミステリアスで、ちょっとジャジーで、ソウルフルで、スキャットと
アコースティックギターの響きが鮮烈な彼のアルバム、秋の夜長にお酒を飲みつつ、
クラゲでも見ながら聴けたら、最高に気持ち良いことうけあいです。

良い夏を送った人も、そうでなかった人もこのアルバムで夏を惜しみながら、
秋の夜長を楽しんでください。

それではアルバム紹介。全曲良いです。Check It Out!

Jon Lucien/Rashida
BMG Victor BVCP-7408 1,800 Yen

1.Kuenda
2.Would You Believe In Me
3.Lady Love
4.Luella
5.Shana
6.Satan
7.Rashida
8.The War Song
9.Esperanza
10.Love Everlasting
11.Zenzile

彼の「Mind's Eye」という別のアルバムも要チェック。
来週のテーマは「いまさらシャラマー」をお届けする予定。
来週のこの時間もお見逃しなく。Same time, Same Station, Don't miss it!!! See ya.

[閉じる]