第1回放送分    2000年1月1日 A Happy New Year!!

ミナサン、オゲンキデスカ?
長らくお待たせしました。ようやく重い腰をあげて放送を再開しました「FMまちや」。
内容は全く変わりませんが、気になるアーティストを少しずつ紹介していきたいと思います。
さて、2000年最初にOn Airするアーティストは、イギリスのリヴァプール出身の黒人4人組のボーカルグループ「Real Thing」。

1972年ベル・レーベルから「Grazin' In The Grass」でデビューを果たし、その後、1974年にパイ・レーベルに移籍。1stアルバム「Real Thing」、2ndアルバム「4 from 8」、3rdアルバム「Step Into Our World」を発表。その1978年の3rdアルバムから「Rainin' Through My Sunshine」がTop40入りし、日本のファンに知られるようにもなったのです。

ちなみに、このパイ・レーベルは優れたSoulシンガーを数多く輩出しているレーベルなので要チェックです。特にケン・ゴールドというプロデューサーが絡んでいるものは、軽やかなソウルミュージックに仕上がっていて、スィート&メロー曲が好きな人にはたまらないと思います。

さて、Real Thingですが、何と言ってもメロディーラインが良い。
流れるように、そしてちょっと切なく歌うヴォーカルのエディ・アムーの声がまた良い。
そんな楽曲がタイトなドラムとファンキーなベースに支えられて展開する曲がぎっしり詰まっている「Step Into Our World」はソウルファン必携の一枚です。特に「Rainin’ Through My Sunshine」を聴かずしてメロウソウルは語れないと思えるくらい名曲です。ライナー・ノーツにも書いてありますが、かの山下達郎も80年代にカバーしていた「Rainin' 〜」一度聴いてみてください。

それから2曲目の「Lady, I Love You All The Time」、ローズのイントロが何とも泣かせる「Won't You Step Into My World」あたりもお薦め。「Won't You 〜」なんて、涙がちょちょぎれるくらいMellowなソウルナンバーです。この曲の前にKool And The Gangの「Summer Madness」、後にはTavaresの「If That't The Way You Want It」を続けて、しっとりと酒を酌み交わしながら曲を聴くなんて最高でしょう。

Real Thingのこのアルバムは、Free Soulシリーズとして再発しましたので、比較的手に入れやすいと思います。お値段もお手頃なのでCheck It Out! それでは恒例の曲紹介。

Real Thing / Step Into Our World
BMG Victor VICP-60793 1,995Yen (Incl Tax)

01. Whatcha Say, Whatcha Do
02. Lady, I Love You All The Time
03. Rainin' Through My Sunshine
04. Can You Feel The Force?
05. Give Me The Chance
06. Second Stage
07. Won't You Step Into My World?
08. Whenever You Want My Love
09. You Gotta Keep Holding On
10.Love Me Right

それでは、今年もよろしく!Don't miss the next program. Stay same station. See Ya!


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