第1回放送分    2003年6月5日 4:58

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

久しぶりにお届けする「FMま」、ちょっと緊張気味なんですが、今週も張り切って行きます。

さてさて、2003年1回目にお届けするアーティストは「Patsy Gallant」というカナダ出身の女性シンガー。
デビューも早く、TVCF等も手がけていたことから、カナダ国内では割と有名なポップシンガー。
かくいう私はラジオで「It'll All Come Around」というソウル・ナンバーを耳にしており、
彼女の名前をチェックしていたのですが、これがなかなかCDが見つからず、半ばあきらめておりました(カナダでは発売済)。
そんな折、何と日本で「It'll All Come Around」を収録したアルバム「Patsy!」が発売されるというではありませんか!
勇んで買いに行きましたよ。

封を切り、ディスクマンの再生ボタンを押し、1曲目の「O Michel」から早速聴いてみる。
もうイントロからディスコサウンド好きの私の琴線に触れる流麗なストリングス、胸キュンメロディーなコーラスワークが流れ出し、
それだけでもう満足。やっぱり買っといて良かったと思いながら次の曲に。
2曲目は、いつぞやラジオで聴いてチェックしていた「It'll All Come Around」。ミディアムテンポでグイグイと押すソウルフルなナンバー。
これも当たり。もうこの2曲だけで大満足と思いながらウキウキしてる時、ライナーノーツに大変なコメントを見つけてしまいました・・・。

「しかし、この78年作『Patsy!』のみが特別に名高いのは、実はダンス・クラシック〜ディスコ的な価値観での人気ではなく、
奇跡の1曲、スキャット・ブラジリアン・チューンの’テ・カリエンテ’のせいなのです。1曲まるまるスキャットによる高速ブラジリ
アン・フュージョンというこの曲は・・・」(ライナーノーツ引用)

このコメントを見た瞬間、速攻8曲目に早送り。イントロを聴いただけで、鼻水が出そうになる位興奮してしまいました。
「世の中にこんなカッコいい曲がまだ埋もれてるのか?!」

一曲まるまるスキャット、サウンドはまさしくブラジリアン・フュージョン、JazzyでSambaな感じで、ホーンセクションがカッコ良くて悶絶。
それからの2時間、ずっとこの曲1曲再生しっぱなし。こんなに興奮したのは久しぶり!!

ということで、今週の「FMま」は、この興奮を少しでもみなさんにお届けしたい一心で、勢い余る放送になってしまいましたが、ご容赦を。
それでは恒例の曲紹介。

Patsy Garant / Patsy!

01. O Michel
02. It'll All Come Around
03. Slow Down
04. Let Me Free Your love
05. Best Of The Woman In Me
06. Lost You To L.A.
07. Party Baby
08. Te Caliente
09. We'll Find A Way
10. Love Affair

梅田マルビル タワーレコード
ジャズヴォーカルコーナーにて購入

これからも、まだまだ知られていない名曲・珍曲をドシドシお届けしたいと思いますのでよろしく。
それでは、皆さんまた来週。
Same time, Same place, Don't miss the program. See Ya!!


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