第2回放送分 2003年6月15日 18:57

と言うわけで、先週に引き続き調子にのってお届けします「FMま」。独断と偏見に満ちた選曲ご容赦。
みなさんの趣向無視で突っ走っていますので、配信不要でしたら是非ご連絡を。

あらためて、みなさんご機嫌いかがでしょうか?私、先週のPatsy Garantと並んで、今ヘビーローテなアーティストがおります。
その名も「James Mason」。今週は彼のアルバム「Rhythm Of Life」をお届けいたします。

まず1曲目の「Sweet Power Your Embrace」。これが、もうメチャメチャ、イカス。
タイトなリズムにポリムーグ(注:シンセサイザーの機種名)がリフを刻み、ギターカッティングが絡む。
楽器わかる人にしか分からない表現でしょうが、簡潔に言えばミステリアスな雰囲気でファンキーでソウルフルといった感じ。
何気に流れているアープ(注:これもシンセサイザーの機種名です)の旋律がまた良い具合に緊張感を醸し出してるんです、ハイ。

「あー、カッコ良かった」とか思っているうちに2曲目「Good Thing」。
その昔フリー・ソウル・コンピレーションにも収録されていたミステリアスでメロディアスな名曲。
Ninoska Escobar嬢の歌声が何ともセクシー。この危ういコード感がJames Masonの魅力。
続く3曲目の「Free」、6曲目の「Slick City」、9曲目「I've Got My Eyes On You」と怒涛のように押し寄せるスピード感溢れる楽曲。 もうこの辺で立ち上がれなくなってきます。

70年代後半にRoy Ayers Ubiquityのギタリストとして活躍した人なので、音の感じは割とRoy Ayers似。
フュージョン系、ジャズ系、ソウル系のサウンドのミクスチャーにたまらない魅力を感じる人は要チェック。
ギタリストであるが、アルバム通してキーボードを弾いており、とても器用な人って感じ。とにかく選ぶ音色のセンスが抜群!
正統派ソウルファン等には見向きもされませんが、21世紀の今だからこそ再びスポットライトが当たっても良いアーティストと思います。
といったところで、曲紹介を。


James Mason / Rhythm Of Life

01. Sweet Power Your Embrace
02. Good Thing
03. Free
04. Mbewe
05. Funny Girl
06. Slick City
07. Rhythm Of Life
08. Hey, Hey, Hey
09. I've Got My Eyes On You
10. Dreams

HMV.co.jpにて購入。

これからも、まだまだ知られていない名曲・珍曲をドシドシお届けしたいと思いますのでよろしく。
それでは、皆さんまた来週。
Same time, Same place, Don't miss the program. See Ya!!

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