第4回放送分    2003年9月26日 01:00

みなさんお元気でしょうか?
昨日、こんな素敵なお便りをいただきました。

> ところで、まちや殿。
> 10月にボラボラに行く事になりました。 1週間水上バンガローでボーーーーっとする事にしたのですが、
> タケチャンがCDをいっぱい持っていきたいご様子。そこで、まちやCDコレクションの中から、タヒチの海で
> 心と体を癒しながら聴く、「究極の心地良いCDセレクション」をしていただきたいのですが、お勧めがあったら、
> 教えてください。
> >り

愛する旦那さんのために、リクエストされちゃ、そりゃ選ばないわけにはいかないですね。 恐らく、お気に入りCDを作成している暇はないとお見受けしますので、できるだけ良い曲がギュッと詰まったアルバム を取り上げてみましょう。アルバム通して心地よい曲ばかりというのは、鼻血が出るほど難しかったけど、何とか10枚 選んでみました。参考になれば嬉しい限りです。

ボラボラ島、どんな所だったか、また教えて下さいね。
それでは、FMまちやの縦横無尽なセレクト、ご賞味あれ。


1. Now / Astrud Gilbert

定番といえば、あまりにも定番なアストラッド・ジルベルトですが、なかなか良い曲が詰まってるアルバムなのです。3曲目「Baiao」、5曲目「Ginele」、6曲目「Take It〜」、8曲目「Genral〜」等、個人的に好きな曲が多し。

ちょっとくつろぎたい時に、小さなヴォリュームで鳴っていても邪魔にならない、そんな重宝する一枚になると思います。
 
2. Dr. Buzzard's Original "Savannah" Band /
Dr. Buzzard's Original "Savannah" Band


船旅だったら間違いなく選んでるなぁ。。。
時は1930年代初頭、街の喧騒を離れ、これから船で世界一周の旅に出かける。どんなアバンチュールが待ち受けているか分からないけれど、とてもリッチで、優雅な時間を過ごせそうな予感・・・。そんな気分を思いっきり盛り上げてくれる一枚です。

リゾート・アイランドへのお供としても申し分のない一枚と思います。 特に4曲目「Sunshower」はハンモックに揺られながら聴くのに最高!
3. For You / Tatsuro Yamashita

抜けるような青い空を見ながら聴きたい!
世界に誇る日本のメロディーメーカー、山達の渾身の一枚。
エメラルドブルーの海、コバルトブルーの空が恐ろしく似合う1曲目の「Sparkle」を聴けば、もうリゾート気分満点でしょう。

ゆったり過ごす一日も良いけれど、エネルギーがみなぎってくるこんな曲を聴きながら、リゾート地での一日を始めてみるのも良いかもね・・・。
4. Lugar Comun / Joao Donato

タヒチの夜の海をバックに、1曲目「Lugar Comun」を聴きながら、グラスを傾ける。こんな優雅なひとときは無いんじゃないでしょうか?

夕方から夜に変わる南の島の長い夕日を眺めるのに、Joaoの歌声はピッタリだと思います。現実かどうかあやふやになりそうな彼の歌声、非日常なリゾート地にこそシックリ来ます。

5. Lemuria / Lemuria

Joao Donatoに続き、波ジャケットですが、夕暮れのビーチサイドでビールを飲みながら聴くには最適な一枚です。

特に2曲目の「All I've Got To Give」と4曲目「Mister U」はそんなシチュエーションにバッチリな楽曲です。(妻、推薦は4曲目)途中フュージョンっぽい楽曲がテンションを下げてしまうかもしれませんが、好みにも寄りますね。G了承を。

アーバン・ハワイアン・メロウ・ソウルの最高峰。
6. One To One / Syreeta

「南の島に持っていくのにふさわしい一枚かどうか」ということより、純粋に良質な楽曲が詰まった一枚。シリータのライトな声が、アーバン、リゾート問わず、様々なシチュエーションに良くマッチしそうです。個人的には、夜、バーで飲んでるときに、さりげなく鳴ってて欲しい、そんなイメージを持っています。

余談ですが、彼女は元スティヴィー・ワンダーの奥方でもあり、7曲目は彼の作曲、プロデュースです。元気で、可愛らしい曲。聴いてるだけで楽しい気持ちにしてくれます。1曲目の「One To One」も隠れた名曲。
7. Breezin' / George Benson

想像力乏しいんかもしれないけれど、海と聞くと、やっぱり1曲目「Breezin'」を選んでしまいますね。2曲目以降は「海に合うか」と言われると、ちょっと?なんだけど、楽曲自体のクオリティーは非常に高いし、後々も安心して聴いてられる完成度の高い一枚です。
8. Rashida / Jon Lucien

やっぱり僕としては、このアルバムの1曲目の「Kuenda」を外すわけにはいかない訳で、どうしても「心地よい曲教えて」と言われたら、手垢にまみれていようが、この曲をお薦めしてしまう訳で・・・。許して下さいね。

リズムがカッコ良いとか、メロディーがカッコ良いとか、そういう次元じゃなくて、珠玉の名作なのです。もし、まだ持っていなかったら、このアルバムだけは手に入れて、旅先に持っていてほしいなぁ・・・。波の音をバックに、彼のギターのアルペジオを聴くだけで、疲れなんか吹っ飛ぶと思います。
9. Miltons / Milton Nascimento
ゆったりとした時間の流れを感じさせる楽曲、心洗われる歌声、ブラジルの詩人ミルトン・ナシメントの傑作。

南の島の暖かい風に吹かれ、こんなアルバムに耳を傾け、窓の外の風景を眺めたら、些細な悩み事は忘れてしまうかも。是非大自然と対峙しながら聴きたいアルバム。ボラボラ島のバンガローで聴けるなんて、羨ましい限り。きっと病みつきになってしまうんじゃないかな?
10. Niteflyte / Niteflyte

山達のアルバムと一緒で、マリン・スポーツを楽しむ時のBGMとして聴いてもらえたらピッタリなんだけどね。例えばヨットでクルーズなんて時に1曲目や2曲目は本当に相性良いと思う。

「こんなダサいジャケット、誰が買うの?」って見た目だけど、中身は極上のアーバン・メロウ・ソウルなのでご心配なく。

それでは皆さん、また来週。
See you next time, same station, keep tuning to FM Machiya. Check it out.

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