4.氏姓制度(氏(うじ)編)
(1)氏(うじ)とはひとつの集団の単位であり、
豪族がこれによって明確な身分を割り当てられ、枠組みされた
(2)氏の構成
┌氏(うじ)──────────────┐ ┌田荘(氏の私有地)┐
│ │ │ │
│氏上(うじがみ)┬氏人(うじびと)─奴│ │ │
│ │ ├氏人(うじびと)─奴├───→│ 部曲(かきべ) │
│ 奴(やっこ) │: │隷属農民│ │
│ └氏人(うじびと)─奴│ │ │
└───────────────────┘ └─────────┘
氏上=氏の首長で、氏の先祖、氏神をまつる代表者
氏人=血縁関係のある家々、まれにないことも
奴=各家の家内奴隷
部曲=氏の隷属農民、田荘(たどころ)と呼ばれる氏の私有地で働く
(3)有力な氏
当時の有力な氏と言えば、
葛城氏、蘇我氏、平群氏、中臣(藤原)氏、大伴氏、物部氏、忌部氏などがいる
→のちの公家である