5.氏姓制度(姓(かばね)編)
(1)姓(かばね)とは、それぞれの家柄に基づき
朝廷から豪族に与えられた尊卑を示す称号である
(2)姓の種類
臣(おみ) =大和の有力豪族、地方の名門豪族に与えられた
連(むらじ) =朝廷に仕える特定職能豪族に与えられた(→伴造(とものみやつこ))
君(きみ) =地方有力豪族に与えられた
別(わけ) =王族に与えられた
造(みやつこ)=地方豪族、伴造に与えられた
直(あたえ) =地方豪族に与えられた
首(おびと) =渡来人系の地方村落首長
村主(すぐり)=渡来人系の地方村落首長
史(ふひと) =文筆担当者
※大王は自らを天皇と称した
(3)有名な例
臣には、葛城氏、蘇我氏、平群氏などに
連は、中臣(藤原)氏、大伴氏、物部氏などに与えられた