古今和歌集 巻第一

春歌上

作品57

桜の花のもとにて
年老いぬることを嘆きてよめる  紀 友則

色も香もおなじ昔にさくらめど
年ふる人ぞあらたまりける


訳>
色も香りも昔と同じように咲いているのだろうが、
年経てここにやってきた我々のほうは、
姿がこのように変わっている。

作成:(真紀 友則)2001.05.05/18:19