古今和歌集 巻第五

秋歌下

作品275

大沢の池の形に菊植ゑたるをよめる  とものり

ひともとと思ひし菊を大沢の
池のそこにも誰か植ゑけむ

訳>
菊の花は池のほとりに一株あるだけだと思ったのに、
大沢の池の底にももう一つあるのは、誰が植えたのだろうか。

作成:(真紀 友則)2001.05.05/19:37