古今和歌集 巻第十

物名

作品442

りうたむの花  とものり

わが宿の花踏みしだく鳥打たむ
野はなければやここにしも来る

訳>
わが家の庭の花を踏み散らす鳥をうち懲らしてやろう。
よりによってわが家に来るのは、花の咲いた野がほかにないからなのだろうか。

作成:(真紀 友則)2003.06.23/22:57