古今和歌集 巻第十二 

恋歌二

作品593

題しらず  とものり

よひよひに脱ぎてわが寝る狩衣
かけて思はぬ時の間もなし


訳>
毎晩寝る時には私は着物を脱いでかけることにしている。
あの人のことを心にかけて思う点では、昼夜を問わず、思わない瞬間もない。

作成:(真紀 友則)2003.06.23/23:31