古今和歌集 巻第十五 

恋歌五

作品753

題しらず  紀 友則

雲もなく和ぎたる朝の我なれや
いとはれてのみ世をば経ぬらむ


訳>
私は雲一つなく風も穏やかな朝の空なのかしら。
空のいと晴れるように厭われてばかり夫婦仲を送っているよ。

作成:(真紀 友則)