朱雀王さんから頂きました☆

最後の晩餐

ここはロシュフォール城。

かつてはレーゲンブルグ連邦王国に牙を向いた３国同盟の一つロシュフォール地方にあるが、

現在はいたって平和を保った、とても静かで綺麗な国である。

「コンコン」

レインフォルス　「入れ」

ゼロ　「失礼いたします(冷静に)」

ロシュフォール城の主レインフォルスの元に、彼に仕える参謀ゼロが尋ねてきた。

レインフォルス　「何か私に用なのか？ゼロ」

ゼロ　「はい、実はレインフォルス様、最近の我城内の経費の使用額を計算してみた所、少々多いような気がいたしましたので、ご報告をと思いまして(冷静に)」

レインフォルス　「私に報告するほどの額になっているとでも言うのか？」

ゼロ　「これをご覧頂けば(冷静に書類をレインフォルスに渡す)」

書類を見てレインフォルスの表情が変わる。

レインフォルス　「・・・！！こ、これほどの額になっているとは・・・何が原因なのか、わかっているのか？」

ゼロ　「いえ、ここしばらくは世の中も安定してきておりますから、戦費ではない事はわかっております、
　　 　 ナイツやアイゼル達に近隣諸国の情勢の調査をさせていらっしゃるようですが、その調査資金を差し引いても、少々多いのではないかと・・・
　　 　 レインフォルス様いかがなされましたか？(冷静に)」

書類を見たレインフォルスの顔がちょっと焦っているようにも見えた。

レインフォルス　「い、いや・・・何でもない・・・そういえば、カコンシス王国の提督殿が経営している孤児院に少なからず寄付をしたが・・・その額が少し大きすぎたのかもしれない」

ゼロ　「そうでしたか、まぁそういうことならば仕方が無いでしょう(冷静に)」

しかしゼロは明らかにレインフォルスの態度が変わっているのを見逃してはいなかった。

と、そこへ、

「コンコン」

レインフォルス　「は、入れ」

ドアが開いて、ナイツのフィーアとゼクスが入ってきた。

フィーア　「失礼いたします」

ゼクス　「レインフォルス様、調査報告書です。それから調査資金の領収書です」

ゼロ　「ゼクス、何に使ったか聞かせてもらえないか？(冷静に)」

ゼクス「は？え・・・っと・・・移動の際にかかった料金と食事代です」

ゼロ　「お前たちはそれぞれ馬を所持しているし、今回のお前たちの調査した国は近くなかったか？
　　 　 それなのに移動になぜ金が必要なのだ？(冷静に)」

ゼクス　「は・・・それは・・・」

口篭もるゼクス。

ゼロ　「まぁ今後は無駄に使わないように気をつけてほしいものだな(冷静に)」

ゼクス　「はい・・・気をつけます」

ゼロ　「レインフォルス様、それでは私は職務に戻りますので、失礼いたします(冷静に一礼をして部屋から出てゆく)」

レインフォルス　「う、うむ・・・ご苦労だったな、ゼロ」

自分の部屋へ戻る途中ゼロは考えていた。

ゼロ　「あのナイツの慌てぶり、きっと何かを隠しているに違いない、罠でも仕掛けるか(冷静に)」

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その日の夕食、ゼロの提案でレインフォルス・アイゼル・ナイツ達揃って、夕食をとることになった。

しかし、その夕食にはゼロが仕込んだクリムゾニア特製の「自白剤」が入っていた。

食事が始まって数分後・・・、

アインス　「申し訳ございません、ゼロ様!!調査資金を使い込みました」

ツヴァイ　「私が使った経費の大半は飲み代です」

ドライ　「私は調査先の国でいらない物ばかり買い込みました」

フィーア　「経費で新しい剣を買ってしまいました」

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ナイツ全員とアイゼルが一通り白状し終わった後、ゼロは言った。

ゼロ　「やはりお前たち城の経費を使い込んでいたんだな(冷静に)」

と、そこへ・・・、

レインフォルス　「す、すまないゼロ・・・実は私も経費の中からブレンダに贈り物を(ぽっ☆)」

ゼロ　「な・・・レインフォルス様まで。うぉぉ〜城の経費を何だと思っていらっしゃるのですかぁぁ〜！
　　 　 ここにいる全員、今月の給料３０％カット！！」

一同　「そりゃないっすよぉぉ〜(泣)」

今日も平和に世が更けてゆくロシュフォールでした。


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後書きです。

ちは!!＼(^o^)／
朱雀王です。
初めて書いたＳＳですけど、やはりとっても難しかったです。
一応構成はあらかたできていたので、後は書き起こすだけだったんだけど、
その作業が一苦労・・・初めて書いたって言うのもありましたから。
内容的には一応イメージしていた通りにはできたんですけど、
でも出来上がってみて「こんなの面白いか？」なんて思うこともしばしば。
しかし、頑張って書きましたので。
ちなみにこの話ができた経緯は、
実は某所のドラマでおいらが「ゼロ」を使っていて、
「ロシュフォールの財政が・・・」なんて言う発言をした後に、
「ランフォード」や「レインフォルス」の操作人の方々がいろいろ発言をしてくださいまして、
こういうお話ができました。
ドラマでやったときはとっても楽しかったです。
あの時のランフォードとレインフォルスの操作人の方ありがとうございます。
それでは〜♪

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朱雀王さん、どうもありがとうございました。

有能でも、密かに使いこみをしているナイツたち。
すっかりブレンダに転んでいるレインフォルス。
いつも冷静な参謀ゼロだけが後始末に追われているようです。大変ですね。

ナイツでギャグって面白いです
自分も何か書きたくなるような・・・

ゼロはラングリッサードラマや舞台裏で活躍していますので、彼の勇姿を見たい方は是非ご参加願います。

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