「ラグヤン:バイトするなら〜♪」
ナレーション「シグマたち一行に、超緊急事態大勃発!!」
(効果音)ダガダガダガン!!
シグマ「これはかなり困った事態だな」
(効果音)シャン♪
アルフレッド「どうするんですか?残り後わずかしかないですよ」
ナレーション「ということで、今日のラグヤンは、シグマたち一行を襲った
超緊急事態を独占的に大分解したいと思います」
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ナレーション「エルサリア大陸内某所」
(効果音)ダガダガダガン!!
マリー「資金がもうわずかしかないわ」
ナレーション「そうなんです!!今まで旅を続けてきたわけですけれども、
移動とか武器購入やらで資金が残り少なくなってきたのです」
(効果音)シャン♪
ブレンダ「なんかこっち(エルサリア)に渡ってきてから出費が増えたしねぇ〜」
マリー「誰が一番支出しているのかしら?」
ナレーション「みんなの視線がクラレットに向けられます・・・」
(効果音)ダガダガダガン!!
クラレット「な、何よ!!私一人が悪いって言うの?」
ブレンダ「でもねぇ〜あんただけだよ、ショップで余計なもの買うの」
マリー「自分の懐から出すならいいけど、共同資金からとってることも分かってるし」
クラレット「わかったわよ。カルザス王家第一皇女クラレット、何か解決策を考えればいいんでしょ」
アルフレッド「クラレットさんが無駄遣いを無くせば早いんじゃないですか」
ナレーション「みんなの意見がクラレットに向けられています・・・しかしそこへ・・・」
(効果音)シャン♪
シグマ「まぁまぁ、クラレットをかばうわけじゃないが、
クラレット一人の責任にしてても埒があかないだろう。
どうだろうか?戦う以外で資金を稼ぎに行くって言うのは」
マリー「それって・・・アルバイトするってこと?」
シグマ「まぁそう言うことになるかな?そんなに難しいものじゃなくても、
今ある資金がそうだな・・・1,5倍くらいになればいいんじゃないか?」
アルフレッド「でもどうするんです?僕アルバイトなんてやったことありませんよ」
ナレーション「と、泣き言を言うアルフレッドですが・・・それもそのはず。
シグマたち一行には貴族の出身が多いので、アルバイトの経験など無いのです」
ブレンダ「アタイは傭兵の片手間に色々やったことあるから教えてあげられるけど。
今マリーに情報誌を買いに行ってもらってるから、自分に合った物を探そうじゃないか」
ナレーション「そして十分後マリーが情報誌を片手に戻ってまいりました。
これからアルバイト探しをするというわけですね」
(効果音)ダガダガダガン!!
シグマ「一体どういうものがいいんだろうか」
ブレンダ「情報誌見せてみな・・・え〜っと、引越しの助手・売店の売り子・道路工事・・・
う〜んなんかあまりぱっとするものがないねぇ〜」
クラレット「また薬売りでもやろうかしら?」
シグマ「なんかまた誤解を生みそうな展開だな・・・」
マリー「これは?体に金粉塗って大陸一周したら賞金がでるみたいよ」
シグマ「そんなことしたら死ぬよ・・・皮膚呼吸できないから」
アルフレッド「偽札作りの助手、募集してますね」
シグマ「そんなところは却下だ却下!!」
ナレーション「なかなかまとまりがつきそうにも無いです・・・そして相談はさらに続いてゆきました」
(効果音)シャン♪
マリー「あ、これなんか面白そうじゃない?縁日の露天商」
アルフレッド「露天商って、綿アメとかおみくじとかカラーひよこ売りとか・・・」
マリー「そう、カラーひよこ・・・でも売るのがひよこじゃありきたりね・・・」
ナレーション「ちょっとマリーの回想です」
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(BGM)ピ〜ヒャララ〜ピ〜ヒャララ〜♪
マリー「は〜い☆いらっしゃいいらっしゃい〜♪可愛いかわいい「カラーマナドライブ爆弾」だよ〜♪
何でも食べるよ、これ以上大きくならないよ〜☆
あ、お譲ちゃんここのボタンを押しててみて、とっても面白いこと起こるから〜☆
は〜いいらっしゃ〜い☆可愛い可愛い「カラーマナドライブ爆弾」だよ〜♪」
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シグマ「地上を消滅させる気なのか・・・マリー」
マリー「大丈夫、爆発の大きさは調節するから(ニヤリ)」
シグマ「まったく・・・皆少しは真面目に考えよう」
ブレンダ「おや?マリー・・・そっちにいるもう一つの雑誌はなんだい?」
マリー「あ・・・こっちは・・・参考になるかな〜?って思って買ってきたものなんだけど・・・」
クラレット「へぇ〜こっちはどういうものなのかしら?」
アルフレッド「え〜っと何々・・・「バイトするなら水商売」ってマリーさん?」
ブレンダ「あんた水商売なんかやってみたいの?でもどれどれ・・・ちょっとみてみるかね?」
ナレーション「今度は何やら怪しいバイト情報誌がでてまいりました。
果たしてその中身とは〜!!?」
(効果音)ダガダガダガン!!
ブレンダ「え〜っと・・・「テレ○ラレディ」「コスプ○パブ」「S○の女王様」・・・」
クラレット「惜しいわね・・・皇女様なら私できるのに・・・」
ブレンダ「それから「イメク○レディ」かぁ〜」
マリー「○メクラって何のことかしら?」
ブレンダ「し、知りたいのかい?教師と生徒とか・・・メイドとご主人様とか、
客が男女の色んなシュチエーションをリクエストして、店のお姉さんと遊ぼうって言う
メロウでポエジィな紳士の社交場さ・・・(汗)」
シグマ「ど、どうしてそんなことを知っている・・・」
マリー「というと、こんな感じかしら・・・」
ナレーション「またもやマリーの回想です〜」
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マリー「いらっしゃ〜い☆お客さん、初めて〜?」
シグマ「は、はい・・・」
クラレット「じゃあ、うんとサービスするわね。それでどういうシュチエーションがお好み〜?」
シグマ「え〜っと「大工と一戸建て」っていうのお願いします」
マリー「じゃああなたが一戸建てで、お姉さんが大工ね・・・いくよぉ〜ほ〜ら釘打っちゃうぞ〜」
(効果音)トントントントン・・・
マリー「のこぎりで切っちゃうぞ〜」
(効果音)ギコギコギコギコ・・・
シグマ「ああ〜もっと強くぅ〜うぁぁ〜カンナが皮膚に食い込むぅ〜」
(効果音)シャ〜シャ〜シャ〜・・・
マリー「あはははは〜面白〜い☆」
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ナレーション「これ以上は、皆さんのご想像にお任せいたします〜!!」
(効果音)シャン♪
シグマ「なんだ〜!!今の回想は〜!!」
マリー「キャッ☆」
シグマ「誰か・・・まともな発想で考えようって思わないのか〜?」
アルフレッド「は〜い♪撲いいこと思いつきました〜☆」
シグマ「なんだ?本当にいい考えなのか?」
アルフレッド「自信があります。それはですね、街で白い粉売るって言うのはどうでしょうか?」
ナレーション「し、白い粉ぁぁ〜!?」
(効果音)ダガダガダガン!!
ブレンダ「そ、それは流石にやばくないかい?」
アルフレッド「だいじょう〜ぶだいじょ〜ぶ♪」
ナレーション「今度はアルフレッドの回想です〜!!」
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アルフレッド「ちょっと〜お兄さん〜いいブツがあるんだけど」
シグマ「え?ほ、本当か?」
アルフレッド「この白い粉・・・上物よ〜舐めてみて下さい☆」
シグマ「ああ・・・(舐める)こ、これは・・・高級ケーキ造りには欠かせない、
最高級の粉砂糖じゃないかぁぁ〜!!
これさえあれば来週末のケーキコンテストでの優勝は間違いなし!!」
アルフレッド「良かったですねぇ〜♪」
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シグマ&マリー&ブレンダ&クラレット「「「「よくなぁぁぁぁ〜い!!却下だ!!」」」」
アルフレッド「うぁぁ〜ん。大人が寄って集っていたいけな少年の僕につっこみいれた〜!!
父上にだってそんなこと言われたこと無かったのにぃ〜!!(逃走)」
シグマ「まったく・・・もう普通の仕事にしよう。簡単にできるようなやつ」
ナレーション「こんな調子で決まるのでしょうか?」
(効果音)シャン♪
ブレンダ「元はといえばあんたが使い込むからいけないんじゃないのかい?」
クラレット「また最初に戻るの?」
マリー「そうよね。あなたが使い込みさえしなければいいのよ」
クラレット「わ、わかったわよ・・・気をつけるわ。」
シグマ「これにて一件落着!!」
ナレーション「本当にこんなことでよいのでしょうか?」
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(効果音)ダガダガダガン!!
ナレーション「ということでシグマたち一行を襲った超緊急事態は、
使い込みを減らすということで解決しました。
しかし・・・今までの相談に意味は一体なんだったのでしょうか〜?」
後書きみたいですねぇ〜(^-^)
ちは!!\(^o^)/
朱雀王です。
今回のは・・・元ネタ知ってれば結構面白い・・・と思います。
知らなくてもキャラの意外な一面もあるので、楽しめると思います。
う〜ん書いてる最中「無理矢理「ラグヤン」にしなくてもいいような」なんて考えたりもしましたが、
結局押し通すことにしました。
ちなみにこれは某所ラングドラマにて、ちょっとだけやったネタです。
元ネタ知ってる人がいたのには正直びっくりです。
その時書かれた事「これを書いた人はかなりマニアックなものを元ネタにしてる〜」
おっしゃるとおりです。
「ラグヤン」をシリーズ化してはや4作目・・・って早くないか。
次回作はいったい何にしましょうかね〜♪
元ネタ:連続ラジオドラマ「天地無用:アルバイト大作戦」より引用
発売元:パイオニアLDC
それではではでは〜☆