「K−MAGIC」商品

メンタルマジック、手品お好きな方、ぜひどうぞ・・・


「Double Short Card Deck」 2850円 動画

応用無限のデックとパワフルなメンタルカードマジック解説書付です。

ダブルショートカードデックとは?
普通のショートカードは、カードの上下の辺を短く切って作成します。
  しかし、このダブルショートカードは、カードの上の辺と右の辺を短く切って作成しています。(4辺を短くしているわけではありません。)
 また、コーナーも丸くなるように加工しています。
このため、左右の長いほうの辺、上下の短いほうの辺どちらを利用しても、ショートカードと同じ効果を生み出すことが可能になっています。
 例えば、ショートカードとリフルを組み合わせる際、上下だけを短くした普通のショートカードの場合は、上下の辺を使ってリフルする必要がありましたが、ダブルショートカードの場合は上下、左右どちらの辺を使ってリフルしてもかまいません。
レギュラーデックにダブルショートカードを混ぜることによって、ダブルショートカードをショートカードとして利用することができます。
 これにより、フォースやコントロールが容易になります。
 また、ダブルショートカードデックにレギュラーカードを混ぜることで、レギュラーカードをロングカードして扱うことも可能です。
 同じく、フォースやコントロールが容易になります。
 応用は無限です!


このダブルショートカードに強力な4つのメンタルカードマジックの解説書(10ページ)が付いています。
そのうちの1つであります『見えないダイス』だけでも、十分単体で販売できる価値があると思っています。

なお、ご注文前に、このページの最後の『ご注意』もご覧下さいませ。
 
☆ビンゴ
観客Aに1枚のカードを選んでもらいます。これをデックに戻します。
そのカードをもう1人の観客Bが当ててしまいます。

☆見えないダイス
観客に1枚のカードを覚えてもらいます。
デックを混ぜた後テーブルに置きます。
次に見えないサイコロを振ってもらいます。
観客に「何の目が出たと思いますか?」と尋ねます。
3と言えば、トップから3枚配ります。
あと2回見えないサイコロを振ってもらい、出た目だけカードをテーブルに配ります。
このようにして、観客がランダムに答えた枚数目から、先ほど覚えてもらったカードが現れます。

☆ミラクルフォース
観客に赤裏デックをカットしてもらい、1枚のカードを選んでもらいます。
演者は青裏デックを観客に渡します。
観客が裏向きに広げると、1枚だけ赤裏のカードがあります。
それを表向けると、なんと観客が選んだカードです。
赤裏、青裏デックはともに手渡し可能です。

☆シャフル!

演者はデックをよくシャフルした後、後ろを向きます。観客に数回カットをしてもらいます。
トップのカードを取って見ないでカードケースに入れてもらいます。
演者は前を向き、カードケースに入れた観客のカードを当ててしまいます。


ご注意
◎それぞれの作品は、セットをする必要がありますので、4つのマジックを連続で観客に見せることはできません。
◎上記手順の中には、赤裏ブランクフェイスカード、赤裏同一カード、青裏デックが必要です。これらのカード、デックは付属しておりせん。
◎下記の2つ写真のように、短くした辺の側面は少しつや(光沢)があります。演技をする際には、気にならない範囲だとは思いますが、付記いたします。
◎デックの裏の色は赤色です。


「P.A.N.」 2880円 動画

基本的な現象は、観客が決めた数だけカードを配り、最後配ったカードを予言しているというマジックですが、非常にクリーンな現象になっています。

まずは、動画をご覧下さい。

最初の動画の作品の特徴は、
◎最初から予言のカードを1枚だけを堂々と置くことができます。

2つ目の動画の作品の特徴は、デックの改めができます。(同一カードは使っていません)

ご注意・・・動画のサイコロバージョンでは、再度サイコロを投げてもらうこともあるいうリスクが伴います。
      解説書では、これを回避した別の方法も紹介しています。

○解説書には、簡単にできる作品や練習を必要とする作品など合計6つの作品(6バリエーションで現象としては3種類)を解説しています。
○どの作品も、デックは裏向きの状態からカードを配りはじめます。
 観客が決めた数によって、裏向きの状態から配ったり、表向きの状態から配ったりすることはありません。
 また、カードを配る前にジョーカーなどを取り除くことはありません。
○1から52までのすべての数(フリーチョイス)に対応している作品もあります。
○ご購入後、少し自作していただく必要があります。非常に簡単な作業で3分ぐらいで終わります。

この作品は、(ギミックカードも使ってはいますが、)シンプルなあるアイデアとデックの構成で出来上がっており、解説書がすべてと言っても良いと思います。


Q&A

Q:付属しているものは何ですか?
A:解説書(20ページ)、ギミックカード等一式 です。

Q:別途用意するものは何ですか?
A:バイスクルポーカーサイズ赤裏新品デック、サイコロ、封筒 です。

Q:「練習を必要とする作品」とありますが、テクニックが必要なのですか?
A:パスやダブルリフトなどのテクニックは一切不要ですが、P.A.N.独自の技法が必要となります。
 P.A.N.専用ページを開設し、そこで技法の動画を載せております。10分ぐらいの練習で習得できると思います。
  決して難しい技法ではありませんので、ご安心下さい。

Q:決定した枚数目ちょうどのカードを予言できるのですか?
A:はい、できます。

商品の内容
○解説書(20ページ、6作品)
○ギミックカード等一式

お客様でご用意していただくもの
○サイコロ
○封筒
○バイスクル赤裏新品デック (ポーカーサイズ)


「MENTAL POWER 2」 2300円 動画

MENTAL POWERの第2弾です。
今回も、簡単にできて効果的なメンタルマジックを5つ収録しています。


☆硬貨の行方(即席)
◎現象
 観客から3枚の10円硬貨を借ります。
 サインペンを取り出し、3枚の10円硬貨に1、2、3の数字をそれぞれ書きます。
 数字の面を下にしてテーブルに1列に並べます。
 ここで、演者は後ろを向きます。
 観客に3枚のうち2枚を入れ替えてもらいます。
 この操作を数回繰り返した後、真ん中の硬貨を演者に渡してもらいます。
 両端の硬貨は観客が両手に1枚ずつ握ります。
 演者は前を向き、
観客の握っている両手を見つめ、両手に握っている硬貨の数字、演者が持っている硬貨の数字をズバリ当ててしまいます。

☆両手の感覚(即席)
◎現象
 メモ用紙を丸めた6個の紙玉をテーブルに並べます。
 演者は、この紙玉の中に1つだけ重い紙玉があると言います。
 観客と演者で最終的に1個の紙玉を選びます。
 
その紙玉を広げると、、「重」と書かれています。
 他の5個の紙玉にはすべてに「軽」と書かれています。


☆ESPass case
◎現象
 5枚のESPカードと3つの同じ形のパスケースがあります。
 演者が後ろを向いている間に、5枚のESPカードのうち1枚を選んでもらい、それを3つのパスケースのどれかに入れてもらいます。
 演者は前を向いて、
どのパスケースにどのESPカードを入れたかを当ててしまいます。

☆テレパシー
◎現象
 4枚の封筒と1枚の名刺があります。
 名刺の裏に2桁の数字を書いてもらい、それを4つ折りにして4枚の封筒のうちのどれかに入れます。
 その後、4枚の封筒をテーブルに1列に並べます。
 演者は後ろを向き、観客に封筒の位置を入れ替えてもらいますが、
どの位置に名刺が入った封筒があるかを当て、さらに、名刺に書かれた2桁の数字まで当ててしまいます。


☆ゲット・ザ・ピクチャー
◎現象
 8枚のカードがあり、各々のカードには異なる簡単な図形が描かれています。
(4つの図形は赤色で、残り4つは黒色で描かれています。)
 観客に1つの図形を選んでもらいます。
 その図形をメモ用紙にボールペンで描いてもらいます。
 (赤の図形なら赤のペンで、黒の図形なら黒のペンで描いてもらいます。)
 演者は終始後ろを向いていますが、
その不可能な状態で観客の描いた図形を当ててしまいます。


「M−Deckの研究V」 3150円 動画

M-DECKについての研究がまとめられています。

・M-DECKのセット方法
研究Tで解説されている方法とは違い,テーブルがないようなところで行う,新たな「テーブルなし」セット法を紹介しています。

・M-DECKを崩さないトリック
M-DECKから抜き出したカードで行う,クラシックなトリックを4種類集めて紹介しています。
もちろんM-DECKとは関係なく単体で演技することもできます。
「Elevator Cards」,「Twisting Cards(A〜4)」,「Sandwich Cards」,「Oil & Water」。

・M-DECKを使ったトリック
M-DECKの配列をうまく利用したトリックと,面白い原理を使ったトリックを解説しています。
「Long and Winding Trick」,「Spelling Trick Plus...」,「1×2×2×3(カード当て)」。

・スート別数字整列
最新のカードが並ぶトリックである「Follow the Dealer」と,そのバリエーション「Blue Bird」が解説されています。
両方とも非常に面白い作品です。

・M-DECKに関するノート

※完全に理解するためにはM-Deckが必要となります。


「M−DECKの研究 T」 3150円 動画

二川滋夫師 マジックハウス発行


40ページにわたる『M-DECK』の研究書です。
まずは、まえがきをお読み下さい。(二川師の許可を得ております。)


M-DECKの研究Iのまえがき
 このノ-トは、M-デックの応用を研究したものであり、M-デックが何であるかを解説するものではありません。
 まだM-デックが何であるかをご存知でない方は、まずKENJI氏発行のノ-トの「M-DECK」をお読みください。
また、HIRAKl氏によるM-デックの応用のノ-トである「SYSTEM TRIAL」にも、関連した非常に不思議で優れたトリックかあり、大変に参考になります。
是非、お読みすることをお勧め致します。 
(そして、十分にM-デックを理解した後で、これをお読みください、)

現在、メモライズド・デックは実に多くの種類が存在します。
有名なところでは、アロンソン・スタック、タマリッツ・システム、があります。
しかし、どれも、なかなか記憶しようとすると、一筋縄ではいきません。
私も書はアロンソン・スタックを記憶していましたが、数理的な構成ではなかったので、その後、数理的な構成のタマリッツ・システムに乗り換えました。
しかし、記憶を保つには、ときどき復習をしておく必要があります。
そして、両方とも、世界中のマジシャン達が、研究を重ねて、非常に多くの応用例が報告されています。
アロンソンの「STACK TO REMEMBER」、タマリッツの「MNIMONICA(ニモニカ)」、マイケル・クロ-スの「WORKERS NUMBER 5」等は、そのような例が満載の書物です。
M-デックは、日本のKENJl氏が考案されたシステムです。
カードと、その枚数目が簡単な計算によって結び付けられています。
その結果、最小の努力によって、あなたにも『M-デック』が自分のものになるのです。

2カ月程前に、HIRAKI氏が私に「M-DECK」を紹介してくれました。
そのとさ、私はタマリッツ・システムを記憶しており、「ニモニカ」を読んだりして、いろいろと研究していたので、タマリッツ・システムさえあれば、もう十分であると思っていました。
そのため、特にM-デックに興味を持っていませんでした。
その後、しばらくして、HIRAKl氏が「SYSTEM TRIAL」を出しました。
それから、M-デックが段々気になってきて、何となく「M-DECK」を読んで覚えたのです。
しかし、その時点までは、M-デックは、世の中に沢山存在する『メモライズド・デック』の中の1つにすぎませんでした。
その後、HIRAKl氏の「SYSTEM TRIAL」に解説されているポーカー・デモンストレーションを読んでショックを受けました。
その後、それをキッカケにして、その他のトリック、スート別数字順の整頓、セット方法の研究に引さ込まれてしまいました。
そして、スート別数字順の整頓が出来たことにより、タマリッツ・システムに並ぶ価値か出て釆たのではないかと思います。
(スート別数字順の整頓の操作は、タマリッツ・システムよりも簡単であり、むしろ優れているのかもしれません!?)
この1?2ケ月程は、M-デックに関してのいろいろな事柄の発見や試行錯誤で、毎日、ワクワクとして、大変に楽しく過ごせました。

このノートは、M-デックの基礎研究として、面白いものも、あまり面白そうでないものも、同様に収録しています。
後で役に立ちそうな可能性があると思うからです。
基礎研究の論文のようなものです。
見る人、読む人の想像力、創造力によっては、全く違って見えるような面白いものに変化させるのではないかと、期待しています。
このように欲張って書いていったために、かなりの分量になってしまいました。
それで、結局、2冊になってしまいました。
(まだ、ときどき新しいトリックか出来上がったりしていますので、3冊目ももしかして出るかもしれません。)

M-デックの利用者である皆様が、このノートを基にして、さらに先への研究を進めてくださり、楽しんで頂けることを祈っております。
また、この辺りで研究に一区切りを付けて、その結果を発表することに致しましたが、マジックハウスからの発行に許可をしてくださったKENJI氏に、感謝致します。


内容は、

○Mデックのセットの方法(短時間でMデックの配列に並べる方法)が3種類
○Mデックでの4枚のカードの出現が14手順
○Mデックを使ったトリックが3手順
です。
「Mデックでの4枚のカードの出現」とは・・・
観客に1から13までの数字を言ってもらいます。例えば7とします。
演者はスペリングや枚数を使って、4枚の7を取り出すのです。
 
Mデックのシステムを新しい方向から見つめた研究書となっており、素晴らしい内容です。
私自身このような可能性があるとは全く思ってもいませんでした。Mデックの新たな始まりです。



「M−DECKの研究U」 3150円  動画

二川滋夫師 マジックハウス発行

40ページにわたる『M-DECK』の研究書で、今回は、M-DECKを利用した手順がたくさん掲載されています。
特に、「スート別数字整列」はカード当てが終わった後、デックをスプレッドすると、スート別にAからKまで順に並んでいるクライマックスがあります。

なお、『M-DECKの研究I』をお持ちでない場合も問題なく楽しんでいただける内容になっています。

まずは、まえがきをお読み下さい。

M-DECKの研究IIのまえがき
 このノ-トは、M-デックの応用を研究したものであり、M-デックが何であるかを解説するものではありません。
 まだM-デックが何であるかをご存知でない方は、まずKENJI氏発行のノ-トの「M-DECK」をお読みください。また、HIRAKl氏によるM-デックの応用のノ-トである「SYSTEM TRIAL」にも、関連した非常に不思議で優れたトリックかあり、大変に参考になります。是非、お読みすることをお勧め致します。
 (そして、十分にM-デックを理解した後で、これをお読みください、)

 この『M-DECKの研究IIには、私の研究の核心である「ポーカー・デモンストレーション」と「スート別数字整列」が解説されています。

 通常、私はポーカー・デモンストレーションを含むM-デックのトリックをいくつか演じた後で、クライマックスとして「スート別数字整列」を行っています。(リセットは、もちろん、M-DECKの研究Iのセット方法を使っています。)
 いくつでも続けてトリックを演じられますが、何事にも程度があります。お好みのトリックを程よい長さに組み合わせて、面白く演じてください。
 
 M-デックの利用者である皆様が、このノートを基にして、さらに先への研究を進めてくださり、楽しんで頂けることを祈っております。

 また、研究の結果を発表に際して、マジックハウスからの発行に許可をしてくださったKENJI氏に、感謝致します。


内容は、
○Mデックを使った「ポーカー・デモンストレーション」4種類
○Mデックを使ったカード当て3種類(スート別数字整列)
○Mデックを使った他の手順4種類
です。
「ポーカー・デモンストレーション」は、ポーカーを主とした手順で、最後はMデックの配列に戻っています。
スート別数字整列は、カード当てなどの手順が終わった後、デックをスプレッドすると、スート別にAからKまで順に並んでいるクライマックスがあります。


「K−SYSTEM」 2300円  動画

Kシステムとは?

カードをある規則で並べたデックをシステムデックと言います。
有名なシステム(規則)にサイ・ステビンズ・システムがあります。
しかし、このシステムには赤いカードと黒いカードが交互に並ぶという欠点があります。
Kシステムはこれを見事解消しました。

Kシステムなら、スプレッドしても大丈夫です。
スーツに関して規則性があるようには見えません。
ブレイクスルー・カード・システムのような計算も不要です。

この解説書を手にすれば、5分後にはKシステムが使えるようになっているでしょう。



冊子の内容

・Kシステム
・カットについて
・ピーク(盗み見)
・マークトデックとシステムデック
・複数のマークを組み合わせる
・システムをどんなときに使うか
・Kシステムデックを使ったカードマジック
・マークトデックの作成

システムデックを扱うときの注意点、ボトムピークの方法、マークトデックとの組み合わせなど、内容は大変充実しています。
マークトデックをお持ちでない方のために、マークトデックの作成方法も載せています。


作 品

◎ポケットのカード

現象

 演者はデックを広げてカードがよく混ざっていることを示します。そのデックを観客に手渡して演
者は後ろを向きます。そして、カットを数回してもらいます。トップのカードを取って見ないで右ポケ
ットに入れてもらいます。さらに次のカード(今トップになっているカード)を取り上げて、これも見な
いで左ポケットに入れてもらいます。演者はここで前を向き、残りのデックをカードケースに入れ
て、ケースを閉じて観客に渡します。この状態で、ポケットに入れた2枚のカードを当ててしまいま
す。

◎ジョーカーは知っている

現象

 テーブルにデックを置いて演者は後ろを向きます。そして、カットを数回してもらいます。トップカ
ードを取ってもらい、ポケットに入れてもらいます。演者は観客の方を向きます。「デックからジョー
カーを抜き出してもらえませんか?」と言って、ジョーカーを取り出してもらいます。「このジョーカー
を選んだカードと同じポケットに入れて下さい。入れましたか?今ジョーカーがあなたのカードを覚
えているところです。はい、ではジョーカーを取り出して下さい。」演者はジョーカーを耳もとに当て
て、何のカードだったのか聞き、観客のカードを当ててしまいます。

◎ひっくり返したカード

現象

 観客にデックを手渡して演者は後ろを向きます。そして、カットを数回してもらいます。トップのカ
ードを取って、よく覚えてもらいます。そのカードをひっくり返して、デックの中ほどに差し込んでもら
います。演者は観客の方を向き、ひっくり返したカードを見事当ててしまいます。

◎究極のカード当て

現象

 観客にデックを渡し、シャフルをしてもらいます。演者は後ろを向き、「デックをカットして下さい。
そして、トップのカードを見ないでポケットに入れて下さい。」ここで、演者は前を向きます。演者は
デックをカードケースに入れて、これもポケットに入れてもらいます。この不可能な状態で演者は
観客のカードを当ててしまうのです。

◎向かい合ったカード

現象

 演者はデックをテーブルに置きます。「ハンカチをお持ちですか?はい、広げてデックの上にか
けて下さい。ハンカチの中に手を入れてデックをカットして下さい。今度は、デックの上半分を持ち
上げて下さい。そして、下半分のデック全部をひっくり返して下さい。ひっくり返しました?では、そ
こに上半分を載せて、デックをそろえて下さい。いいですか?はい、ではハンカチを除けて下さ
い。今デックは上半分は裏向きに、下半分は表向きになっていますので、真ん中あたりで2枚のカ
ードが向かい合っています。でも、その2枚のカードは、私はもちろん、あなたもわからないはずで
す。さらに私がテクニックなどを使って見てしまわないように、この輪ゴムでデックを巻いて下さ
い。」演者はこの状態で、2枚の向かい合ったカードを当ててしまいます。

◎封筒の透視

現象

 黒と白の2枚の封筒と1つのデックをテーブルに置いて、演者は後ろを向きます。「Aさん、デック
をカットして下さい。いいですか?では、カードを4分の1ほど持ち上げて、それを黒の封筒に入れ
て下さい。入れたら封をして下さい。次にBさん、また、カードを4分の1ほど持ち上げて、白の封筒
に入れて封をして下さい。終わりました?」ここで、演者は前を向きます。封筒の上に手をかざし、
読み取るようなしぐさをします。「それぞれの封筒に入ったカードの一番下のカードの名前がわか
りました。」そう言って、見事それぞれの封筒のボトムのカードを当ててしまうのです。

◎ダブルショック

現象

 デックを2つに分けて、2人の観客の前にそれぞれ置きます。演者は後ろを向き、「お二人ともご
自分の前にあるデックをカットして下さい。念のためもう一度カットして下さい。カードの上半分を持
ち上げて、胸に押し当てて下さい。そして、こっそりボトムのカードを見て下さい。覚えましたか?で
は、よくシャフルをして下さい。お二人のカードを合わせて1組にして、さらにシャフルをして下さい。
それをポケットに入れて下さい。」演者はここで前を向きます。この不可能な状態で二人の観客が
覚えたカードを当ててしまいます。

◎読心術

現象

 テーブルにデックを置きます。演者は後ろを向きます。デックの上半分を持ち上げてもらい、そ
のボトムカードを見てもらいます。そのあと、持ち上げたカード全部をよくシャフルしてもらい、胸に
当ててしっかりと持ってもらいます。テーブルに残っているカードは他の観客に手伝ってもらいすべ
てカードケースに入れてもらいます。 ここで、演者は観客の方を向きます。胸に当てているカード
を全部受け取り、1枚ずつ観客の方に表を見せながら、「カードを見ているあなたの目を私は見て
いるのです。目は口ほどにものを言いと言いますからね。」決して、演者はカードの表を見ませ
ん。すべてのカードを観客に見せたら、演者はメモ用紙を取り出し、何かを書きます。ここで、初め
て観客にカードの名前を聞きます。メモ用紙を見せると、そのカードの名前が書かれてあります。


◎トライアングル

現象

 「バミューダトライアングルというのをご存知ですか?またの名を「魔の三角海域」と呼ばれてい
ます。アメリカのフロリダ、バミューダ諸島、プエルトリコを結んだ三角形の海域では、不思議なこ
とが起きると以前からうわさになっています。今日はそんなトライアングル(三角形)のパワーをお
見せします。デックをここに置きますね。私は後ろを向きます。では、カードを半分くらい持ち上げ
て、手に持っている一番下のカードをこっそり見て下さい。見ましたか?では、持っているカードを
よく混ぜて、その後カードケースにカードを入れて下さい。ふたもして下さい。今、テーブルには下
半分のカードが残っていますね。それもよく混ぜて下さい。終わりましたか?」ここで演者は前を向
きます。 「今よく混ぜてもらったカードの一番上のカードをここに置いて下さい。次のカードはここ
に、そして、次のカードはここです。(3枚のカードが三角形の各頂点になるように置いてもらいま
す。)この3枚のカードが、フロリダ、バミューダ諸島、プエルトリコを表しているとします。残りのカ
ードも1枚ずつこの3枚の上に置いて下さい。順番は気にしなくて結構です。では、最後にあたなが
覚えたカードが入っているケースをこの三角形の真ん中に置いて下さい。トライアングルパワーで
あなたのカードがわかってきました。」演者はメモ用紙を取り出し、何かを書きます。ここで、初め
て観客にカードの名前を聞きます。メモ用紙を見せると、そのカードの名前が書かれてあります。


「M−DECK」 2300円  動画

Mデック(Memorized DECK)は、計算でデック1組丸暗記するための解説書です。

デックを一組丸暗記するのは、かなり難しいことです。
私も一度、あるメモライズドデックを覚えたことがあります。
ずいぶん時間はかかりましたが、覚えることはできました。
しかし、そこから新たな難題が生まれたのです。
それは、覚えたことを忘れないように維持することでした。
常に覚えたことを確認しないとすぐに忘れてしまいます。毎日のようにメモライズドデックに向き合わない限り維持するのはかなり大変です。

そこで、計算を使って、『上から何番目は何のカード、逆に、何のカードは上から何番目』がわかるようにすることはできないかと考えました。
いくつかの先例がありますが、計算が簡単なものは特殊な配列になっていて、表向きにスプレッドすると明らかに不自然です。
簡単に計算できるようにするには、ある程度配列を犠牲にしないといけないわけです。 
配列を犠牲にせず(ランダムに見えて)、計算でカードの名前、位置がわかるシステムがこのM-DECKです。


『デックを表向きで広げても怪しいところが感じられない』 『複雑な計算がない』 この2点に注意しました。

この解説書を手にして、40分から1時間後には『上から何番目は何のカード、逆に、何のカードは上から何番目』といえるようになっていると思います。

「メモライズドデックを使ったお気に入りの手順があるのだが、デック一組丸暗記するのは、大変だ」という方にお勧めです。
 

◎計算は難しい?

計算自体は簡単です。例えば、12+8=20 20÷4=5 程度です。3秒から5秒で求まります。


◎配列はランダムに見える?

数値、スートともバラバラにしか見えません。


◎果たして、演技中に計算ができるのか?そんな余裕があるのか?

これは、手順でカバーできると思っています。例えば、「では、最後にしっかりカードを混ぜて下さ
い。」と言ってデックを観客に渡し、5秒ほどシャフルしてもらっているうちに計算できます。


◎Kシステムとの違いは?

『Kシステムは、ボトムカードがわかれば、トップのカードがわかる。Mデックは、トップから何番目
は何のカード(またはその逆)かがわかる。』という違いがあります。Mデックでも、ボトムカードから
トップのカードを知ることはできますが、2回計算をしないといけないので、正直ちょっときついもの
があります。


◎手順はついているの?

はい、5つの強力な手順が付いています。(ご注意 「Kシステム」の中から、「トライアングル」を再
掲しています。)


◎サイモン・アーロンソンのDVDが他店で販売されていますが、Mデックのシステムで使えるの?

はい、使えます。ただし、ポーカーの手順だけが使えません。サイモン・アーロンソンの配列が必
要になるからです。


作品紹介


◎一致するカード

現象

 ケースに入った赤裏デックを観客に渡します。次に観客に1から52のうち好きな数を言ってもら
います。例えば21であったとします。それから演者は青裏デックをケースから取り出し、観客によ
く混ぜてもらいます。そして、1枚のカードを選んでもらい、裏向きのままテーブルに置いてもらいま
す。観客に赤裏デックをケースから取り出してもらい、トップからカードを数えてもらい、21番目の
カードをテーブルに置いてもらいます。そして、先ほどの青裏のカードと同時に表向きにすると、見
事2枚のカードは一致しています。



◎指紋認証システム

現象

 4人の観客に手伝ってもらいます。演者はデックをテーブルに置き、後ろを向きます。「Aさん、デ
ックの大体4分の1を持ち上げて下さい。ちょっとくらい多くても少なくても全然問題ありません。そ
のままカードは持っていて下さい。次にBさん、残りの大体3分の1くらいを持ち上げて下さい。Cさ
んは残りの半分を持ち上げて下さい。Dさんは残りのカードを全部持って下さい。では、みなさん、
今お持ちになっているカードをよく混ぜて下さい。混ぜました?では、表を見ながら1枚のカードを
選んでテーブルに置いて下さい。全員ですよ。今テーブルには4枚のカードがありますね?どなた
かその4枚のカードも混ぜて下さい。」ここで演者は前を向きます。 「どのお客様が、どのカードを
選んだのかこれから調べたいと思います。まず、このカードからです。カードに残っている指紋を
見ます。なるほど・・・。みなさん、指を見せてくれますか?」演者はこのように、カードに残っている
指紋と観客の指を見ることによって、4枚のカードがそれぞれ誰によって選ばれたのか当ててしま
います。

◎トライアングル

◎トライアングルU

現象

 「バミューダトライアングルというのをご存知ですか?またの名を「魔の三角海域」と呼ばれてい
ます。アメリカのフロリダ、バミューダ諸島、プエルトリコを結んだ三角形の海域では、不思議なこ
とが起きると以前からうわさになっています。今日はそんなトライアングル(三角形)のパワーをお
見せします。デックをここに置きますね。私は後ろを向きます。では、Aさん、カードを3分の1くらい
持ち上げて、手に持っている一番下のカードをこっそり見て下さい。見ましたか?では、持ってい
るカードをよく混ぜて、その後ご自分のポケットにカードを全部入れて下さい。次にBさん、同じよう
に半分くらいカードを持ち上げて手に持っている一番下のカードを見て下さい。見ました?では、
持っているカードをよく混ぜて、その後カードケースにカードを入れて下さい。ふたもして下さい。
今、テーブルには3分の1くらいカードが残っていますね。それもよく混ぜて下さい。終わりました
か?」ここで演者は前を向きます。 「今よく混ぜてもらったカードの一番上のカードをここに置いて
下さい。次のカードはここに、そして、次のカードはここです。(3枚のカードが三角形の各頂点にな
るように置いてもらいます。)この3枚のカードが、フロリダ、バミューダ諸島、プエルトリコを表して
いるとします。残りのカードも1枚ずつこの3枚の上に置いて下さい。順番は気にしなくて結構です。
では、Bさんが覚えたカードが入っているケースをこの三角形の真ん中に置いて下さい。トライアン
グルパワーでBさんのカードがわかってきました。そのカードは○○です。」ずばりBさんのカードを
当ててしまいます。 「これがトライアングルパワーです。」Bさんにカードケースからカードを全部取
り出してもらいます。そして、それらのカードを再び先ほどの三角形の各頂点に重ねて置いてもら
います。「Aさん、ポケットに覚えたカードが他のカードと一緒に入っていますね?手のひらをこの
三角形の真ん中に置いて下さい。トライアングルパワーであなたのカードがわかってきました。そ
のカードは○○です。」再度観客のカードを当ててしまいます。


◎後ろ向きのままで

現象

 演者はテーブルにデックを置いて後ろ向きになります。「カードを半分くらい持ち上げて、手に持
っている一番下のカードを見て下さい。見ましたか?では、カードを元に戻して下さい。デックを持
って、一枚ずつカードを並べて、7つの山を作って下さい。それから、7つの山を一つずつ見て、先
ほど選んだカードを探して下さい。ありましたか?右から何番目の山にありましたか?2番目です
か?私は、最初からずっと後ろを向いています。そうですね?でも、あなたが選んだカードがわか
ってきました。そのカードは・・・。」この不可能な状態で見事演者は観客のカードを当ててしまいま
す。


「ミラクル」2800円  動画

不可能と思える透視マジック

現象

観客に厚紙を渡し、2桁の数字を書いてもらい、折りたたんでシールで止めてもらいます。
演者はメモ用紙を取り出し、厚紙の上に載せ、メモ用紙に不思議な絵を描きます。
メモ用紙をちぎって、その上に先ほど観客が書いた厚紙を載せます。
「この不思議な絵が数字を教えてくれるのです。」演者はそう言って観客が書いた数字を言い当てるのです。 

特徴

○完全に密封された文字を読み取ります。三方をシールで止めてもらっても大丈夫 です。

○書くときに、下敷きなどは不要です。

○観客が数字を書いているときに、演者は完全に後ろを向いています。

○すり替えなどのテクニックは不要です。

○ギミックによる応用は無限です


商品構成

○用紙、メモ帳、ペンなど一式(シールは付属しておりません。ホッチキスで代用できます)

○日本語説明書。このギミックを使ったアイデアも載せております。

ミラクルには特殊用紙が必要です。20回分の用紙が付属しています。


特殊用紙の補充には、『補充用紙セット 50回分 2000円』を用意しております。
まず、ミラクルをお買い上げくださり、納得した上で補充用紙セットをご注文されることをお勧めします。
なお補充用紙セットは、B6特殊用紙T13枚、B5特殊用紙U13枚がセットになっています。
メモ帳は付属しておりません。
メモ帳、ペンは市販のものが使えます。


「ミラクル補充用紙」 2000円  動画

ミラクルに用いる特殊用紙セット 50回分 です。
B6特殊用紙T13枚、B5特殊用紙U13枚がセットになっています。
メモ帳、ペンは付属しておりません。
メモ帳、ペンは市販のものが使えます。

 

 





「MENTAL POWER」 2300円 動画
 
5つのメンタルマジックを載せているレクチャーノートです。
どのマジックも効果的で、やさしくできます。


◎容疑者を捜せ!
 10枚の名刺のうちの1枚にアルファベットを書いてもらいます。書いた面を下にして10枚の名
刺を混ぜてもらいます。演者は全部の名刺を封筒に入れ、封筒にパワーを送ります。すると、演
者は観客がアルファベットを書いた名刺が上から何枚目にあり、さらにそのアルファベットまで当
ててしまいます。名刺、封筒ともに改め可能です。

◎イン・ザ・ボックス
 演者は大きな箱から5つぬいぐるみを取り出します。後ろを向いている間に、1つのぬいぐるみ
を小さな箱の中に入れ、残り4つは大きな箱に戻してもらいます。演者は前を向き、小さな箱に、
どのぬいぐるみが入っているのかを見事当ててしまいます。ヴァリエーションとして、『500円硬貨
をたくさん用意し、箱の中に入れておきます。演者が後ろを向いている間に、箱に手を入れてもら
って、何枚かの500円硬貨をつかんでもらいます。そのつかんだ枚数を当てる。』という演技も可
能です。

◎チョイス
 500円硬貨を4枚用意します。観客に1枚の硬貨にひらがなを1つサインペンで書いてもらいま
す。演者は両手を後ろにやって、4枚の硬貨を後ろ向きの状態で受け取ります。演者は1枚ずつ
観客に硬貨を渡しますが、すべて何も書かれていない硬貨です。そして最後には残った硬貨のひ
らがなを見事当ててしまいます。古典的なマジックをアレンジしました。即席メンタルマジックで
す!

◎合計の予言
 観客は数字の書いたカードを使って、2桁の数字を4つ作り、合計を求めます。あらかじめテー
ブルに置いてあった予言を見ると、その合計に一致しています。ぜひ、動画をご覧下さい。このマ
ジックに用いるギミックは、他のメンタルマジックにも使えるもので、簡単に自作できます。

◎合計の予言U
 上記、合計の予言とほぼ同じ現象ですが、ギミックを使わないセルフワーキングトリックになって
います。


「SYSTEM TRIAL」 2300円  動画

今回の新製品は、横浜のHIRAKI師の作品集です。
HIRAKI師はマジック研究家で、東京堂出版のマックス・メイビン師の本『パケットトリック』の出版にも協力され、その本にお名前が出ています。
また、フォーサイトの「魔法修行」にも師の作品が載っています。

そのHIRAKI師が、私のノート「M-DECK」を気に入ってくださり、「M-DECK」を使った作品集を作られたのです。
M-DECKと言う骨組みに肉付けをして、さらに衣装を着せていただいたような感じで、HIRAKI師の豊富な知識とセンスが伺える作品集になっています。

日本語でメモライズドデックの手順を解説しているノートはほとんどありません。
これを機にぜひメモライズドデックに注目していただきたく思います。


最初の3作品は、「M-DECK」以外のメモライズドデックをご利用することもできます。
この3つの作品だけでも、このレクチャーノートを購入する価値が十分あります。

HIRAKI師自身による作品紹介

この出会いは運命的でした。そう、これこそこの「M-DECK」との出会いのことです。これまでそ
れこそ数多くの、かなり難解なシステムやセットを試してきた結果、相性が合わずに挫折を体験す
るという時間を費やしてきました。「私にはシステム作品ものって無理なのかなぁ」という諦めの心
境を持ちつつ、まるで雲を掴むような思いである日入手した「M-DECK」のノート。私の思いを裏切
らない内容、憶えやすい組立、そう、これは革命ではないか!これでやっとシステムを使ったマジ
ックが楽に演じられ、かつ、記憶も長く保持できるぞ、と明るい未来を感じました。このようにして
「M-DECK」が樹海で迷った方向を示してくれたというのは全く大袈裟な表現でも作者へのお世辞
でもありません。そしてKENJI氏へのオマージュとして私なりの手順や作品をこのようにして創作し
てみました。使えるシステムをお探しの方、こうして私は道が開けました。ぜひこのシステムに注
目して下さい。

作品は実に多岐に渡っています。5人の観客の思ったカードを当てる、マニアでも追えないであ
ろう不思議なカード当て、ポーカー・デモンストレーション等々・・「M-DECK」レクチャーノートを購入
してくださったお客様も「へぇ・・こんなことも出来るんだぁ!」ときっと感心していただけることと思い
ます。

「ポール・フォックス風」(「M-DECK」以外のメモライズドデック使用可)

 5人の観客に5枚ずつのカードを見せ、その中から好きなカードを思ってもらいそれを当てる、と
いう有名な作品のクレバーなバリエーション。ポイントは、演者がカードの表を一切見ることなく、
ズバリ言い当てられること、そしてすべての手順が終った時、デックのセットが完全に元通りに(リ
セット)なってること。「M-DECK」を使った手順がこの後にまだまだ展開できる嬉しい手順となって
います。

「透視風」(「M-DECK」以外のメモライズドデック使用可)

 演者が後ろを向いている間に、観客が一組を適当にカットして1枚のカードを選び、それは一組
の中ほどに入れられ、ケースにしまわれます。その状態で術者は観客のカードを当て、しかもそれ
が何枚目にあることまで透視してしまいます。これは超不思議!ケースには仕掛けはまったくあり
ません。

「HG(ハイグレード)バージョン」(「M-DECK」以外のメモライズドデック使用可)

 演者が後ろを向いている間に観客Aにトップから1枚ずつテーブルに配ってもらい、好きな所でス
トップし、そこのカードを憶えてもらい、それは配られたカードの中に入れられてよくシャフルさせま
す。これはカードケースにしまってもらいます。観客Bにも同じ様にしてカードを1枚憶えてもらいま
す。演者は観客Bのシャフルしたカードを広げ(表側を観客に向けて広げる。つまり演者はカードの
表は一切見ない)、観客Bの憶えたカードを思ってもらいます。これだけでズバリそのカードを当て
てしまいます。観客Aのカードは・・そのカードケースの中を見ることもなく、しかもまったく触れるこ
ともせず当ててしまいます。これにはマニアもビックリでしょう。マークドデックは使用していませ
ん。


以下の作品は「M-DECK」のシステムを利用しています。

「サイモン・アーロンソン風」

 ひところ日本でも大流行した「ごちゃまぜ予言」。観客と演者で一組を表と裏で十分に混ぜ合わ
せた後、「表向きのカードは何枚、赤が何枚で黒が何枚・・」と予言がすべて当たります。ちょっと
ひねりのあるオチもあって単調になりがちな予言ものが楽しく演じられます。この超有名な手順が
「M-DECK」で演じられます。

「スペリング(マインド・リーディング)」

 5枚のカードを観客に見せて1枚を心に思ってもらいます。それを一組に混ぜ込んだ後、観客の
思ったカードのスペル(日本語による綴り)だけカードを配ると、そこから観客のカードが現われま
す。「アーロンソン・スタック」では演じられた同じ手順が「M-DECK」で演じられます。日本語のスペ
ルで大丈夫です。

「ボブ・ハマー風」

 雑誌リンキングリングのコラムで紹介されて有名になった「CATO」という、表裏を混ぜ合わせる
操作を使った3つのバリエーションが解説されています。カードの表裏を混ぜ合わせる操作はすべ
て観客にやらせることができるので完全にフェアです。そして観客の指定した向きのカード(表向き
のカードか裏向きのカードか、ということ)を抜き出し、そのカードの数字の合計数が予言されてい
るのです。バリエーションの1ではその枚数目のカードの予言ですが、2と3ではカードそのもので予
言ができるようになっていますから、事前に予言を用意しなくても演じられます。

「ポーカー・デモンストレーション」

 これは今回一番の自信作です。ポーカーハンドを10組配り、観客と演者とで5回対戦しますが、
演者はほぼストレート勝ちします。「ほぼ」の意味するものはノートを読んでからのお楽しみです。
一組フルに使っての手順で、システムデックで演じられる傾向にあるメンタル系のものではないフ
ァニーな手順です。難しいディーリングは一切しません。ただ普通に配るだけです。たったこれだ
けで楽しい手順が展開します。しかも手順を行いながら一組をリセットしてしまう方法も解説。これ
は本当に必見です!

「タマリッツ風」

 シャフル&カットした一組をいくつかの山に配り、観客の指定した山がAからKまで順番に揃ってし
まう、というタマリッツ風の手順です。2段の手順になっていて、後半は表と裏でよく混ぜた一組で、
観客が選んだマークだけが表向きで順番に現われる、というものです。そう、あの有名な作品が
「M-DECK」の中に組み込まれているのです。手順のエンディングに最適なのではないでしょうか。

                                                


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