2000 Fleer Mistique FreshINK(1:40)

ついにやってしまったか、というカードである。
このカードが出るまで日本人選手のメモラビリア系カードは皆無だった。
このカードが出て以来、Sasaki投手をはじめOhka投手、Yoshii投手等のジャージカードなども登場し、一気に日本にメモラビリアカードの波が押し寄せた。

このNomoカードは、彼にとって初のオートグラフカードということもあって、当初Beckett社発行の月刊誌では最高値$600という評価がなされた。
これは一部の日本ディーラーや詐欺まがいのおそらくは日本人のBidderが市場で高値買い漁りを敢行したからだった。

あまりの高騰ぶりにBeckett社のホームページでも記事になった。
このFreshINKは他にも多くの選手のカードがラインナップされていて、それぞれの選手ごとの発行枚数は公表されていない。しかしその記事の中でFleer社の担当者は、他の選手に比べてけして少ない数ではないと証言している。

ちなみに私はそんな高い値段で買うわけはなく、私がNomoカードを集めていることを知っている海外のディーラーが声をかけてくれたので購入したものだ。以前から何度か取引していて気心が知れたディーラーである。

Nomo投手はDodgers時代から自分のバットやグローブを恵まれない子供の施設に送る活動を行ってきた。オートグラフカードはたくさん書けばけして射幸心をあおるようなカードにはならないが、願わくばバットやグラブといったものはカード会社などに提供せず、初心を貫いてもらいたいものである。

Nomo Gallery へ戻る

Baseball Cards Galleryへ戻る