今までに自転車で遠出をした記録・・・3

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2007.07.20 目的地:富士山
走行距離 到着時刻(出発) 場所(標高)
 
0.0km 17:24 (17:45) 大月(364m)
28.75km 19:05 (19:15) スバルライン入口(1087m)
38.46km 20:00 (20:10) 一合目(1405m)
41.96km 20:25 (20:30) 二合目(1596m)
45.78km 20:53 (20:58) 三合目(1786m)
50.88km 21:38 (21:45) 四合目(2045m)
57.37km 22:10 (22:45) 五合目(2305m)
23:15 (23:20) 六合目(2390m)
23:54 (00:00) 七合目(2700m)
00:52 (01:00) 八合目(3020m)
02:03 (02:20) 本八合目(3360m)
02:41 (02:41) 九合目
03:20 (05:10) 富士山頂(3376m)
07:45 (08:03) 五合目
86.03km 08:45 (08:50) スバルライン入口
113.25km 09:45 (09:53) 大月
11:30
10年前に家から5合目まで行ったことがあり、次の年に5合目まで車で行き頂上まで登った
今回は長年やりたかった、ふもとから頂上まで自分の力で登る事を実行した


富士山頂までどうせ登るのなら、ご来光の時間に合わせて登ることを計画した
行きは予定通りよりちょっとずつ若干早めに進んで最終的には1時間30分程度早く山頂に到着した


10年前のように家から自転車で出発するのはかなりきつい、家からふもとまで100キロぐらいあるため
今回の目的は「ふもとから頂上まで登ること」なので、家で自転車を輪行袋に入れ電車で大月まで運んだ
大月駅の前で輪行袋から自転車を出し組み立てた
組み立てたと言っても、前輪と後輪を付けるだけ、しかも工具が要らずレバーをひねるだけ

大月からスバルライン入り口(ふもと)まで緩い登りが続く
若干道を間違えもしたりしたけれど無事にスバルライン入り口に到着
ここでドリンクを購入
五合目までドリンクを買えるか不明なため
荷物はできるだけ軽くしたいので重たいドリンクは出来るだけ減らしたい

ちなみに出発時の荷物は5キロ程あった
なるべく荷物を少なくしたがバックいっぱいになった
内訳は、ドリンク2本、食料(チョコなどカロリーが高いもの)、輪行袋、衣類(カッパ、長袖、タオルなど)、カメラ、工具(パンク修理)、財布

以前はスバルライン入り口に料金所が有ったけれど今は4.5キロ先にある、詳しくはググッてください


スバルライン入口からが今回のメインイベント
30キロの道のりを永遠登っていく、標高差1300m
1300mというところだけ聞くと大したことは無さそうだけれど、東京タワー4つ分の高さ、ん〜イメージが湧かない・・・
なにわともあれ登り始めた
4.5キロ先という料金所がなかなか現れない、ようやく料金所の明かりが見えた
それから街灯も人気の無く、有るのは霧と暗闇、曲がり角には申し訳無さそうなほどの外灯
その霧がいつ雨になるんじゃないかという不安(雨をしのげる場所は皆無)と暗闇の恐怖、でも暗闇の恐怖は歳を重ねてコントロールできるようになったかな

一合目の標識が見つからない・・・
登る前から予想していたことが当たったか?
以前に登った時は早朝で明るかったから標識を見つけられたが、今回は夜だから気が付かなかったのだろう
約1/3程度の9キロほど走った時にようやく標識を見つけた、最初二合目かと思ったが一合目だった
一合目から二合目まで早かった、一合目までが長かったせいだろう
標識を見つけたことでちょっと元気になった

気温はそれほど高くないはずだけれども額から絶えず汗が流れ落ちる
段々と疲れてきてスピードが落ちていき休憩の回数も増えた
暗闇には結構なれたつもりで居たけれど、突然「ガサッ」っと、おそらく動物の立てた音に驚き心臓バクバク、ああそれは坂道を登っていたから心臓はバクバクしていたのか…

三合目辺りからは霧は無くなって時より月が見え隠れしていた

四合目の手前で休憩所があった、休憩所はやっていなかったけれど自動販売機が有った
ここで長めの休憩を取ることにして、ドリンクを購入して食事にした

五合目まで「あと500m」という看板と駐車場の管理人を見て元気になった
ペダルが軽くなって30km以上のスピードで走った、ちなみにここまでの平均スピードは13.5km程度、ペダルが軽くなったのは元気になったからではなく下り坂だったためだ

そんなこんなでやっと五合目まで登りきった
五合目で周りを見渡したが自転車で登った人はいなそうだ


かなり疲れた、五合目までで止めようかとも思いながら登っていた
幸いにも頂上まで行くと誰にも言っていないし、富士山に自転車で登るということは一人だけには言ったけれど五合目まででも嘘にはならない
しかし五合目まで登って休憩をしたらここまできたら頂上まで行こうと言う気持ちに再びなった

私の周りの出発前の人達は陽気で元気いっぱいだよ
こっちは既に疲労しているのに


30分ほど休憩して山頂目指して登り始めた
スバルラインから五合目を目指すより、五合目から山頂を目指す方がかなり気楽に登れた

五合目までは暗闇でただ一人で登っていたけれど、五合目からは知らない人達だけれども一緒にと言う訳でも無いけれど周りに人がいると言うだけでかなり心強い

周りは結構休憩している人がいたけれど、休憩所のところで10分程度ずつの休憩で登っていった
八合目を過ぎた辺りから霧がかかってきてカッパを着た、頂上に到着した頃には頭と足がびしょびしょ

八合目を過ぎるとツアー客の人達で渋滞
進むのを待っていたら立ちながら何度か寝た・・・
ちょっと強引にツアー客の横を登って行った
九合目を過ぎると今度は自然渋滞、道は結構険しい岩場で日と一人ずつしか登れないところがある


やっと頂上の休憩所に到着
日の出まで後1時間以上ある、それまでに素人目から見ても天気は回復しそうになさそうだ
どっちにしろ、下るのには明るくなってからだ
休憩所で食べたインスタントラーメンはめちゃめちゃ美味しかった


日の出から1時間ほど経った頃までうとうととしながら休憩した
霧は以前濃いままだけれども明るくなったので下ることにした

下りはなかなか曲者、結構辛い
七合目辺りで濃霧と強風は治まった
しかし頂上の方を見ると雲がかかっている

五合目まで良く途中に平地と上り坂がある、下り坂より歩くのが楽だった、足に負担が少ない
これから登ると言う人達は外国人の方が多かった


五合目から頂上に登るより、五合目までのほうが辛かった
しばらく休憩して五合目から自転車で下る、途中霧がかかったけれど快適に飛ばす
長い直線が有ったので思いっきり踏み込んだ、時速71.1kmを記録

順調に走っていたが二合目の看板のところを境に上は晴れていて、下は濃霧

いやこれは濃霧じゃなくて雲だ
行きも霧だと思っていたがきっと雲だったのだろう
霧にしろ雲にしろ変わりは無い

いくら待っても晴れそうに無さそうだったから居を決して下った、待った時間、1秒
やはり全身びしょびしょ
料金所辺りまで来ると霧は無くなった
そのまま大月まで走って行った
駅に到着をする頃には大夫乾いた

またしても下り道で雨にやられた
前回は霧ではなく雨だったから顔に雨が当たって痛かった、目もちゃんと開けられずかなり辛かった


これでやっと富士山制覇した
あまり人には勧めませんが、自己満足の世界に浸れます



p.s.
自転車で走った距離にしては非常に疲れた

当たり前だろ!

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