私にはできない事が多すぎです。
逆上がりも出来ないし、跳び箱ももう飛べないだろうし、倒立もどうにもダメです。
そして、ウインクというものもできません。
あ、ウインクといってもですね、
はろーうぇーはろうぇー(私にはそう聞こえる)あーなたーはこーなーいー
わたしのー想いをージョークにしないでー
っつーあれじゃないっすよ。はろーうぇーってどうしても聞こえるんです。
あ、でね、ウインクっつーのは片目をぱちっとやるあれです。
片目だけ瞑ろうとすると一緒に口も引きつるんです。
こうなるとどうにもこうにも。なんていうかこんな風にウインク(もどき)を
されても、気色悪いだけっつーか。
やっぱ、あれじゃないですか。ウインクできたら、そりゃぁ役に立つでしょう。
ハーイ!!ジョー!ご機嫌いかがかしら(ウインク)。
みたいにさ。なんか、こうジョーもイチコロって感じがするじゃないですか。
でも、私はジョーをイチコロにする事なんて不可能なんです。ウインクできないから。
ウインクさえできればジョーをイチコロにさせることなんてお茶の子さいさいなのに。
ま、ジョーっていう知り合いもいないんですけどね。ジョーって。
そういうわけで、ウインクが出来るようになりたいなぁ、と幼い私は思ったんですよ。
もちろんその頭の中にはいつか出会うはずのジョーの事があったんだと。
そういうわけで日々精進を重ねて、日々片目を瞑る練習をしたんです。
ま、結果、今の引きつりウインクしか出来ないっつー感じで。
練習してできるようになったことなんて、右手人差し指の第一関節曲げくらいなもんで。
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