千葉ニュータウン

 千葉県企業庁と住宅都市整備公団が中心となって20年ぐらい前から作られた都市が千葉ニュータウンだ。範囲は千葉県の白井市から船橋市小室、印西市、本埜村滝野を挟んで印旛村までに及ぶ東西約20kmの帯状の地域である。北総台地を貫く大規模なニュータウンだ。
 私が15年前に白井市(当時は白井町)の中学校に勤めていた頃は、まだ白井、船橋地域だけが出来ていて印西市以東はまだあまり整備されていなかったが、バブルの時期に入居者が増えて整備が進み、今は印西市の千葉ニュータウン中央駅の近辺は幕張新都心並の高層ビルの街になってきた。
 人が増えると、お店なども充実して来るが、私が白井町に勤務していた頃は、お店などが少なくて妙な気分がしたものだし、不便だった。街が出来るまでには長い年月を必要とするんだなと思ったものだ。「ローマは一日にして成らず」なのだ。
 それから京成電鉄系列の北総開発鉄道は、数年前に京成線と繋がって便利になってきたが、いまだに運賃が高いので有名だ。同じ京成系列でも津田沼〜松戸間を結ぶ新京成電鉄の方が断然安い。(新京成なら、津田沼−松戸間が片道40分で250円だが、同じような距離の京成高砂−印西牧の原間が790円もする。)
 それは、何年か前に出来た勝田台から西船橋までの東葉高速鉄道にも言える。地下鉄東西線と繋がってとても便利なのだが、通学などには敬遠されている。民間なので、採算が第一なのだろうとは思うが、何とかならないものだろうかと思う。
                          (2002年1月22日)
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