砂州の街、函館
函館には今から5年ぐらい前の3月下旬に前の職場の仲間たちと一緒に行った。それが私の北海道への第一歩であった。
羽田から飛行機で行ったのだが、たったの1時間半で函館空港に着いた。北海道は意外と近いと思った。シーズンオフだったこともあって1泊2日を3万円台で行けた。
函館が函館山という島と北海道の渡島半島の大地との間に出来た砂州の上に発達した街だとはそれまで知らなかった。江ノ島を大きくしたような地形をしている。夜景がきれいだということは聞いていた。夜まだまだ冬の函館山にケーブルカーで上り、夜景を見た。寒かったけど、きれいだった。ちょうどヘールボップ彗星の見える時期でそれもきれいに見えた。砂州の弧がきれいに見える夜景だった。香港とは違って派手ではないが、きれいな夜景である。
函館山の太平洋側の方に立待岬がある。津軽海峡が見え、遠くに本州の北端、青森が見えた。立待岬の近くに石川啄木の墓があった。
函館は青函連絡船のある頃は、北海道の玄関口だった。私が行ったときは青函連絡船はもう廃止になっていたが、波止場とそれに繋がっている函館駅に辺りにその名残を感じた。駅の南側、波止場の近くに魚などを扱う商店街があった。
街の大通りを路面電車が走っていた。
渡島半島側にある回転寿司に入って食べたら、美味しかったので、ついついお腹が抜けるほど食べてしまった。
港の近くの倉庫群と函館山の近くの修道院辺りは味がある。もう一度訪れてみたい街である。
(2002年1月30日)