盛岡
私が生まれて初めて行った10万人以上の都市は盛岡だ。小学校5年生の夏休みに叔父に連れられて1週間ほど泊まった。
もの凄く暑かった覚えがある。故郷の大船渡は、沿岸地方にあるから夏涼しく、冬は暖かい。ところが内陸にある盛岡は、夏は寝苦しいほど暑くて冬は高松の池が天然のスケートリンクになるぐらい寒い。
デパートに初めて行ったのも盛岡だ。5年生の時に行った川徳デパートは今でもある岩手県随一の百貨店だ。
その盛岡にはその後あまり行ったことがない。県の南東部にある大船渡から150kmぐらい離れているので、車で3時間ぐらい掛かるからだ。高校の時弓道の大会などで2,3回行っただけである。
ちなみに私は岩手県では西は八幡平、東は普代村の北山崎より北に行ったことがない。岩手県は広大なのだ。北の3分の1は知らないのである。
岩手県の県庁所在地として東北新幹線の終着駅として発展している盛岡は岩手県で唯一10万人を越える大きな街だ。そして唯一人口が増えている都市で私が岩手にいる頃はまだ13万人ぐらいだったが、今は20万人を越えたらしい。
岩手山が見え、北上川と雫石川が合流する盛岡は静かで美しい地方都市だ。
(2002年1月26日)
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