杜の都、仙台

 仙台は生まれて初めて行った都会だ。小学校6年生の春に修学旅行で行ったのが初めてである。東北大や伊達政宗の騎馬像などがある青葉山にはその後2回行った。
 仙台は東北一の都会である。道が広々としてゆったりとした感じのする街である。杜の都と言われるぐらい緑も多い。中心部を流れる広瀬川は、さとう宗幸の歌で有名になった。青葉城址近くの宮城県立美術館には宮城県ゆかりの彫刻家、佐藤忠良の記念館がある。佐藤忠良の作品は、千葉県八千代市の新川の村上橋に2つ、千葉市の千葉ポートタワーの下にもある。
 大学時代は、帰省する時にまだ新幹線が出来ていなかったため、急行や特急「ひばり」で帰った。上野から仙台まで特急で4時間。仙台で乗り換え、大船渡線直通の急行「むろね」で大船渡までまた4時間掛かった。今は新幹線で東京から2時間半ぐらいで着く。東北新幹線や東北自動車道が出来て随分東京から近くなった。でも幹線から離れたローカル線は昔より不便になった。一関から大船渡線で大船渡まで今でも2時間半以上かかるし、本数や車両の数が減った。(;_;)
 仙台市は宮城県の中心より少し南にあり、宮城県の太平洋から奥羽山脈まで市域があるため、帰省する度に通る。でも通過することの方が圧倒的に多い。心理的に利便性の上で私が帰省する時には中間地点なのである。東京から仙台までが350kmぐらい、仙台から大船渡までが170kmで本当は3分の2なのだが...。
 小学校時代に親交があった近所の産婦人科医師の娘、○子ちゃんと外科医師の息子、○○くんは、小学校を卒業してから英才教育のため仙台に転校していった。
                     (2002年1月26日
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