下総台地

 下総台地は、大昔の利根川の堆積物が陸地化して出来た地球の歴史から言ったらごく新しい陸地である。締まってはいるが、まだ岩にはなっていない。締まった赤土といった感じである。それが南部の方から北部の方に低く傾きながら野田から銚子まで100km近くにわたって横たわっている。武蔵野台地などと違うのはその台地の間に谷津田と言われる湿地帯が細く入り込んでいることだ。その真ん中には台地の湧き水を集めた細い川がゆっくりと流れている。台地の標高が40mから20mぐらいなので、その川の流れはゆったりとしている。土の間を流れて来るので、栄養があるのか細くて浅いながら結構魚などがいるらい。子供たちはその細い川でよく釣りなどをしている。
                          (2002年1月18日)
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