那須高原と日光(栃木)
那須高原には何回か行った。行くつもりがなくても、東北本線か東北新幹線か東北自動車道で岩手に帰省する時にその近くを通る。車で岩手に帰省する時の休憩ポイントの一つである。
那須高原は東京から200kmぐらいの距離にあり、別荘地や行楽地である。夏や秋に行くといいのだが、秋の紅葉のシーズンは那須湯本温泉から那須岳にかけては混むので、要注意だ。
また那須高原は県の条例なのか看板が規制されている。焦げ茶色の地に白の文字の看板が多い。
全国展開しているコンビニなどの看板も規制を受けて赤や緑が焦げ茶色になっている。だから目当ての建物などを探すとき一苦労する。色が目印やマークの中で重要な役割を果たしていることを改めて認識させられる。
日光は、自分が中学2年の秋に修学旅行で行った。陽明門の前の階段での記念写真が残っているから確かに行ったのだろう。でもほとんど憶えていない。それが徳川家康を祭ってある徳川家の権力と財力の象徴であるという認識はほとんどなかった。大学時代に奈良・京都に美術史の研究旅行に行ったが、奈良時代前期の白鳳時代の優美な仏像や鎌倉時代の運慶・快慶の傑作と比べると豪華絢爛さを誇示しているみたいであまり美しいとは思わない。やはり仏像や建築の美しさは奈良・京都のものの方が上をいっているようだ。
那須や日光以外にも鬼怒川温泉や塩原温泉など、栃木県には温泉や観光地が沢山あるが、地元の人の発音は独特である。栃木県出身の知り合いや先生を何人か知っているが、独特の訛がある。
栃木県の県庁所在地は、南部の栃木市から中央部の宇都宮市に移っているが、何故か宇都宮の街は歩いたことがない。駅での途中停車か市街を迂回している東北自動車道を通るのみである。
(2002年7月14日)