4.おすすめルート・常念岳

     ルート紹介のページをこちらへ移動しました。今後もこちらで紹介していきます。
  まずは北アルプスの名峰、常念岳です。東側からの登山ルートを紹介します。

@ヒエ平駐車場〜常念岳入山口
  常念岳一ノ沢ルートは、常念岳に対して東側からのアプローチ。長野自動車道「豊科IC」を降りて烏川橋へ。そこから穂高カントリークラブを右手に見ながら一ノ沢林道を終点まで走ると、砂利道に入り左側に降りるヒエ平の駐車場に到着する。駐車スペースは約30台だが、シーズン中の連休などには夜明け前に一杯になってしまうので注意。
  ここに車を置いて林道を5分ほど歩けば道路右手に簡易トイレあり(汚い)。小さな沢があるがあわてて水を補給する必要はなし。15分も登れば常念岳登山補導所(入山口)に着くので水・トイレは我慢したほうが賢明といえる。 < 写真1 左:ヒエ平駐車場/右:登山口へ >
  駐車場から20分ほど歩くと林道の終点に到着する。ここが登山補導所。入山届けを記入し、入山ポストへ投函していくことを忘れずに。また、ここでトイレを必ず済ませておくこと。この先は常念小屋までの約4時間トイレはない。
  ここまで自家用車で入ってきて車を止めていく者もいるが、ここはタクシーの転回所なので駐車禁止である。つまり、タクシーでアプローチをする場合はここまでくることができる。帰りは常念小屋でタクシーを予約しておくこと(登山客待ちのタクシーも来ることは来るが期待してはいけない)。
  ここから先が本格的に登山道に入る。 < 写真2 建物左:トイレ/建物右:登山補導所 >

A 登山道入り口〜標高1400m付近

  登山道を入るとすぐに暗い林の中を歩くことになる。が、一ノ沢の流れが常に左側から聞こえてくるのですがすがしい。傾斜はあまりなく歩きやすい。たまに小さな流れ込みが右側より降りてくる(写真)。緑の多くかぐわしい。耳、鼻とここちのよい歩き始めを迎えることができる。 < 写真3 緑多い登山道で小さな沢をこえる >
  30〜40分歩くごとに一ノ沢沿いに出る。喉の渇きを潤すことのできる絶好の休憩ポイント。やはり多くの登山者たちが休憩をしている。途中の林道で休むより水際で休んだほうが腰を下ろすのも都合が良い。水の補給をしながら登れるのが沢沿いルートのいいところ。
< 写真4 一ノ沢と合流する休憩ポイント >

B 笠原

  2時間近く登山道/沢沿いのルートを歩きつづけると烏帽子沢の支流を越える。ここがちょうど一ノ沢林道(車道)の終点から常念小屋までの中間点。ここから常念小屋のある常念乗越まで約2.9km。ところが距離は同じだが傾斜はこのあときつくなることを覚悟しておかなければいけない。 < 写真5 ルートから常念岳を見上げるが前常念岳が邪魔で見えない >
  ルート沿いにはきれいな高山植物・花が数多く群生している。花の名前を覚えていくとまた違った楽しみも増えるというもの。
< 写真6 ルート沿いに咲くミヤマリンドウ >

C 胸突き八丁(1900m付近)

  いよいよ乗越を見上げながら沢から垂直に登り始める。ここが胸突き八丁。これまで登ってきた一ノ沢を振り返りつつ沢を離れて標高を稼いでいく。ここからの登りがいよいよ本番。 < 写真7 胸突き八丁の登りから一ノ沢を振りかえる >
  一ノ沢最後の水場がここ(2200m地点)。ここは河原も広く休憩にはもってこいの場所なので、乗越までの最後の急登をひかえてここで体力の回復をはかる。このあとの登りは林の中に入り、傾斜のきつい登りがつづく。途中に休憩用のベンチが4ヵ所設けられているので体力に自身のない人は有効に利用しながら登ろう。
< 写真8 最後の水場 >

D 常念乗越・常念小屋

  急登を登り続けると急に常念岳方面に視界が開ける。が常念岳山頂は見えない。ここまでくれば常念乗越(2466m)まですぐ。
  さらに登ると常念乗越に到着。天気がよければ突然西側に天空へと突き刺さる槍ヶ岳(3180m)の勇姿を望むことができ、ここまでの疲れを癒してくれる。槍ヶ岳から左、大喰岳(3101m)、中岳(3084m)、南岳(3032.7m)、そして大キレット(2748m)、北穂高岳(3106)と3000m級の穂高連峰を一望できる。 < 写真9 常念乗越/常念小屋 >
  北を見れば目の前に横通岳(2767m)。南には目指す常念岳への登りだが、山頂はまだ見えない。
  常念小屋にて休憩後、時間があればこの日の内に常念岳へのアタックをかけてもよい。往復約1時間45分の道のりなので時間・体力・天気などと相談する。
  ここからの登りは小さな石を敷き詰めた急な登りが延々と続く。見晴らしが良く、上まで見えているがなかなか到着しない。足元は浮き石に注意する。 < 写真10 常念岳山頂手前から常念乗越を見下ろす >

E 常念岳山頂(2857m)

  前常念岳への分岐を超え、岩を登ると常念岳山頂へと到着する。山頂はさほど広くないが景色が良ければ360度の絶景に感動は大きい。山頂には小さな祠があり、横に常念山と書かれた展望図がある。
  写真は穂高連峰を写したもので、右から南岳(3032.7m)、大キレット(2748m)、北穂高岳(3106m)、涸沢岳(3110m)、日本第三位の奥穂高岳(3190m)、そして一番左に前穂高岳(3090.2m)、と続く。 < 写真11 穂高連峰 >
  頂上から北を見ると、日本200名山の大天井岳(2922m)が見える。その奥には花崗岩の燕岳も山頂だけ望むことができる。(写真にはありません)。また、西には八ヶ岳・富士山・南アルプスと最高の眺望。常念小屋に1泊して、翌朝日の出を見るのもすばらしい。
  下山時も気を抜かず浮石に注意すること。 < 写真12 右:大天井岳/左奥に鷲羽岳も見える >

カシミールによるルート断面図

mastom/motoの実際の歩行時間

登り(320分)
ヒエ平駐車場 -20分- 登山補導所 -120分- 笠原 -60分- 胸突き八丁 -60分- 常念乗越 -60分- 常念岳山頂
下り(240分)
常念岳山頂 -45分- 常念乗越 -50分- 胸突き八丁 -40分- 笠原 -90分- 登山補導所 -15分- ヒエ平駐車場

常念小屋のホームページ:http://www.yajima.ueda.nagano.jp/JYOUNEN/index.html
★ ルート紹介・写真は2000年10月7〜8日のものです。季節が異なれば難易度・コースタイムも異なることをご理解下さい。
★ 当ページは参考とし、実際に登山される場合は必ず現地情報をご自分でご確認下さい。
カシミール/胸突き八丁上空より常念岳方面
マウスでポイントすると情報が得られます。

常念岳2857m 前常念岳2661.8m 常念乗越2466m 横通岳2767m 槍ヶ岳3180m 大喰岳3101m 南岳3032m 大キレット2748m 北穂高岳3106m 奥穂高岳3190m 前穂高岳3090.2m
カシミール3DのHPはコチラ



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