□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ [2002/04/08]            【子 育 て 羅 針 盤】                               (第79号) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  恋−−種族保存を遂行させるために自然が我々に仕掛けた卑怯なたくらみ。 ・・・・・サマセット・モーム  養育−−種族保存を完遂するために自然が我々に仕掛けた無粋ないたずら。 ・・・・・H.モリのクマさん ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★ママの?★        『ママはなぜ泥酔したパパを嫌うのでしょう?』                               (第14号) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  どんな味がするのか知らないけど,パパはお酒が好きなようです。ときどき 夜遅く帰ってくるようですが,ボクは寝ていて分かりません。次の朝のパパは ぼやっとしていてなんだか辛そうにしていますし,ママのご機嫌もよくありま せん。いつもより余計に叱られるような気がします。  ママが「あんなに酔いつぶれるまで飲まなくてもいいのに」とブツブツ言っ ています。酒に飲まれてしまった状態を泥酔と言うようですが,どうして泥ん こなのでしょう? 転んで洋服を泥まみれにするからでしょうか。  泥というのは南の海に生息している空想上の虫の名前です。水の中では元気 なんですが,水気がなくなると骨なしなのでフニャフニャになって,まるで泥 のように積み重なってしまうそうです。その様子と人の酔いつぶれた姿が似て いるために,泥酔という言葉ができたのです。  お酒をささと呼ぶことがあります。ささは笹と同じ音であり,笹には虎が付 き物ですから,ささの付き物である酔っぱらいをトラと呼んでいます。昔の人 のしゃれです。  ゴキブリの嫌いなママは,空想上の虫も嫌いで,泥酔したパパが虫に思える のでしょう。パパもいい加減にしないと,そのうちにママにスリッパで叩きつ ぶされてしまうかも・・・? パパに言っておかなくっちゃ! ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★パパ12章★         『パパの目を 奪うテレビに ママが妬く』                              《第7-02講》 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ■はじめに  果物の王様と言えばメロンですね。果物コーナーでは祭り上げられていて, 贈答品として相応しい地位を確立しています。もっとも差し上げるだけで頂い たことは少ないというちょっぴりシャクな存在です。このようなとき,ケチを つけて溜飲を下げるのが庶民の悲しい性です。実は・・・?  厳密にいえば,メロンが果物の王様という風評は何の根拠もない詐称なので す。実は,何を隠そうメロンは野菜です。ホント〜? 園芸学上の定義によれ ば,果物とは苗木が生長して実がなり,その後も何年も実がなる作物のことで す。要するに木になる実が果物です。ミカンの木,リンゴの木,柿の木,なし の木などを思い浮かべると,メロンの木やスイカの木はありませんね。メロン やスイカは大根や白菜と同じ野菜なんです。  メロンは果物か,いや野菜であると分けることが学問上の定義です。分かる とは分けることです。子どもたちは学校でお勉強をしますが,国語,算数,理 科,社会と科目が分かれています。知識は分けることで得られてきたという流 れがあるからです。分析は分けること,理解も事情を解き明かすことです。バ ラバラにすることで人は物事を分かってきました。  子どもはオモチャを分解します。どうなっているか知りたいからです。とこ ろが,分解すると使い物になりません。組み立てる作業が必要になります。そ れができないと,オモチャを壊すだけになります。情報化の中で育つ子どもは いろんなことをよく知っています。でも,その知識は分解された部品に過ぎま せん。学校の勉強ができる子は部品には詳しいのですが,組み立てることは苦 手です。  知ることとできることは違います。もっとも大きな違いは知ることはばらす こと,できることは組み上げることであり,全く逆の思考になります。最近, 総合学習という言葉が聞かれるようになりました。総合とは組み上げることで す。生きる力もできる力を表します。教育の流れが一大転換を目指そうとして います。メロンが野菜であると知るだけでは生きる力とは無関係です。総合学 習ではメロンが果物の王様に成り上がった社会の思惑を展望しなければなりま せん。そこに人が生きていく姿があるからです。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  【質問7-02:あなたの家庭では,パパの意向が効いていますか?】      ・・・・・「パパの意向」という意味について,説明が必要ですね ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○どこにいたらいいのでしょうか?     パパがいてよかったと思うときは? 瓶詰めのふたが開かないとき!    高い所にあるものを下ろすとき! そうです。単なる力仕事です。労働    以外のことで口をはさむと,「あなたは黙っていて」と釘を差されます。    男女共同参画の世の中ですが,参画どころか参加もさせてもらえません。    新聞の家庭欄を覗いても,そこにはママと子どもの姿がぎっしりです。    パパのことは囲み記事扱いです。     パパが家庭に寄りつかなくなったのは,確かにパパの方にも無関心と    いう反省の種はあります。でも,家庭にパパの居場所がなくなっている    ということも見逃せないはずです。パパのものは自分たち家族のものと    は別に扱うという仕打ちがあれば,面白くありません。いない方が喜ば    れると思わせた責任はあるでしょう。     自立を中途半端に教えられていると,自立が排他に変質していきます。    頼る人を未熟と蔑むようになります。自分はがんばっているから,人も    がんばるべきだという押しつけがましさが増殖します。あらゆる面で自    立しようとするとオーバーロードになり,心身が弾性疲労に陥り,健全    さを保てなくなります。ママががんばる姿は周りには緊張をまき散らし    ます。     ママにできないことがあってもいいのです。それを自覚できないと,    子どもを萎縮させます。私がしなければ誰もしてくれないから,仕方が    ないでしょ! そう思いこむことが,パパを阻害していきます。パパを    信頼してどしどし依頼することです。本当の自立とはできることを持ち    寄って,相手のできないこと,無理の強いられることをカバーすること    です。     人が共同生活をするとき,そこに自分の居場所を実感できるのは,    「ありがとう」と言って貰ったときです。お互いにありがとうと言える    とき,お互いが自立していることになります。繰り返しますが,自立と    は自分一人で生きることとは全く違うことなのです。   ・・・人の助け無用というがんばりは人を居たたまれなくしていきます。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○男気?     家庭は落ち着ける場というイメージで捉えられています。落ち着ける    とはどういうことでしょうか? そのことをきちんと理解していないと,    子どもを甘やかしてしまいます。子どもは家庭では快適な暮らしを保証    されていると錯覚します。わがままな子どもに育つのは,家庭がわがま    まだからです。     そんなはずはないと思われますか? そうでしょうね。ママが生活の    雑用を一手に引き受けて,パパが落ち着けるように気配りし,子どもは    ちゃんとしつけているんですものね。子どもの要りようなものはママが    取りそろえて,万全の準備をしています。ママはそれで落ち着けますか?     もしも,パパが男だったら,ママがキッチンで後片付けに忙しそうに    しているのに,ビールを飲んでテレビにかじりついていることは落ち着    かないはずです。平気でくつろぐようなら,それは只の○○殿様です。    (ごめんなさい。大事なお連れ合いを貶している口調ですが,気がつい    て欲しい一念ですから,お許しを)。だって,愛しい連れ合いをこき使    うかのような仕儀は,沽券に関わると思うのが,本当の男でしょう。     家族全員が落ち着いてこそ,家庭です。家族が落ち着くために,ママ    が一人きりきり舞をしている家庭には,わがままだけが横行しています。    それを落ち着けると錯覚しているからです。ママは別だという気持ちが    わがままの証拠です。もちろん,ママがみんなに落ち着いて欲しいと願    っているからそうしていることは,クマさんにも察しがつきます。ただ,    それにアグラをかいている家族の無神経さが悔しいのです。     片づけものが終わって座ったとき,「やっと終わった」と思いますね。    そこから落ち着いた時間が始まります。家族がそれぞれ共同すれば,早    く片づきます。それだけ皆が落ち着ける時間を持てるようになります。    子どもにそれを教えるのは,パパの役目です。思いやりとは言われてす    ることではなく,率先して提供するものです。ママに手伝ってと言われ    る前に,パパの方から手伝うことが大事なのです。        ・・・弱きを挫いて気付かないわがままは,育ちを挫きます。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  〇競合?     子育て環境としての家庭には,安定が求められます。家庭が揺れ動い    ていると子どもの心は不安に苛まれ,育ちどころではなくなるからです。    それだけならまだしも,不安を解消しようと過度の刺激に耽る道を選ん    でいきます。過激なビデオやゲーム,あげくは万引きのスリルにのめり    込みます。不安を忘れようとする自己防衛がそうさせます。     安定を考えるとき,いろいろなパターンが出てくることでしょう。家    族のまとまりとイメージするなら,そこには求心力が必要になります。    みんなで手分けして暮らしを維持するといった生活パターンです。かつ    ての貧しい時代には,そうせざるを得なかったから,ことさら意識しな    くてもまとまりがありました。今の豊かな生活には,生きることにそれ    ほどの切迫感はありません。子どもは平気でプチ家出に走れます。     現在の家庭に相応しいもの,そして最も欠けているもの,それは相反    するものの競合がもたらす安定です。パパとママという二人親のメリッ    トが殺されていることが多くの問題の基礎でもあるのです。ママの意向    とパパの意向が競合しながらバランスしていることが,家庭の安定を作    り出します。     今ひとつピンと来ませんね。パパが子どもを叱るとママが子どもを慰    める,ママが勉強しなさいと言えばパパが遊びも大事と勧める,ママが    過去の不始末を責めるとパパが未来への期待を匂わせる,・・・。ママ    にすればパパが逆らっているように思えるでしょう。でも,それが行き    過ぎに対する歯止めになりますし,軌道修正の度合いを分かりやすくし    てくれます。     相反するものを受け入れる余裕があれば,お互いの思惑を理解してみ    ようかという落ち着き,相手を生かしながら物事を進めていく沈着さ,    ちゃんと説明をしようとする明朗さ,公平な我慢をすればお互いに得す    るという賢さ・・・,いろんなことがうまく運ぶはずです。ああ言えば    こう言うというめんどくささをクリアすれば,そこに安定がもたらされ    るものです。     アクセルとブレーキを上手に使うためには,両方が十分に効いていな    ければなりません。ママがいつでも急きたてる,アクセルだけの家庭は    恐いですね。ママが何でもダメと言う,ブレーキだけの家庭は立ち往生    します。パパの意向を生かすように取り計らってくださいね。     ・・・意見の一致とは十分に議論をしなければ得られないものです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○厳父?     子どもにルールやマナーを教えることが大事だとは分かっています。    でも,どのようにしつけたらいいのか,よく分かりません。いくら言っ    ても言うことを聞かない子どもに,ママはお手上げ状態になります。聞    く耳を持たせていないからですが,それはパパの意向が生かされていな    いせいです。     どういうことでしょうか? ルールやマナーは基本的に我慢をするこ    とです。自分のあらゆる欲望を自制することから始まります。世の中に    はしてはいけないことがある,しない方が望ましいことがある,それを    弁えればいいのです。ところが,子どもには弁える力がまだ育っていま    せん。してはいけないという理由が理解できないのです。     なぜ,「いただきます」,「ごちそうさま」と言わなければならない    のか? なぜ,妹を叩いてはいけないのか? どうして,バスの中で大    声を出してはいけないのか,おばさんだって話してるのに? どうして,    道に空き缶を捨ててはいけないのか,みんな捨ててるのに? ・・・。     ルールやマナーは,理由が理解できないから守らなくてもいいという    ものではありません。言って聞かせて聞かなくても,守らせなければな    りません。問答無用なのです。よく分からないけど守らなければならな    い,それを認めさせることがしつけです。しつけは強権を発動して無理    強いをするという側面を備えています。それを体現するのがパパの威圧    です。     ママの優しさは必要なことです。優しく言って聞かせることも大切で    す。でも,それはパパの憎まれ役が背後にあるから生きてくるのです。    優しさだけでは芯のある子は育ちません。厳父慈母と言えば古い言葉で    あり,感情的に忌避されてしまいました。その結果,消父慈母は我が儘    っ子,消父厳母は突っ張りっ子,慈父慈母は甘えっ子を育てています。     慈父厳母になっている家庭も多いかもしれませんが,それもあまり子    どものためにはよくありません。それはバランスが取れないという意味    で心配なのです。普段傍にはいないパパが厳しく,常に身近にいるママ    が慈しむ,つまり,厳しさはちょっとだけでいいのです。生き方の柱を    しつけるのですから,数の多さは必要ありません。厳父慈母の厳父はち    ょこっとだけ,「普段は何も言わないけど,怒ると怖い」,子どもにそ    う思わせるパパであって欲しいですね。        ・・・パパの厳しさは世間の風に耐えるための備えなのです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○大丈夫!     子どもにとって最もうれしいパパの言葉は「大丈夫」という保証です。    ママはどちらかといえば心配性です。ママの不安そうな気持ちは,子ど    もに伝染します。園や学校に出かける我が子を,ちゃんとやれるだろう    か,そう思って見送ってはいませんか? そこで,ママは心配を少しで    もなくすために,きちんと準備をしてあげようとします。     パパはそんなママを目の端に留めながら,「そこまでしなくても」と    思っています。「自分でやらせたら」,「ちょっとぐらい困らせた方が    いいのに」,そう思っているので,つい口にすると,「あなたは何も分    かっていない」という一言で却下です。     忘れ物があってもいいじゃないか! 大事なことは忘れたときにどう    対処するかという体験です。一歩引いて育ちを見れば,そう思うはずで    す。それがパパとしての意向です。困った体験を積み重ねないと,ちゃ    んとするという動機付けが育ちません。自分で忘れ物しないようにでき    る子を育てるためには,失敗させることが必要です。子ども時代は失敗    する時代なのです。     パパが「大丈夫」と子どもの背中を叩いてやると,ママは「いい加減    なことを言って!」とちょっぴりおかんむりです。意向のすれ違いが起    こっています。パパが言う大丈夫とは,事態がパーフェクトという意味    ではありません。「いい加減な状態だけど,それは乗り切れるはずだか    ら,思いっきりやって来い。ダメだったら,そのときはパパが後を引き    受けてやる」という大丈夫なのです。子どもを信じて任せてみる,それ    が励ましです。     子どもは見守られていると感じたら,思いっきり育とうとするもので    す。「大丈夫」という言葉には,自分を信じてくれているという響きが    あります。信じてやることが見守りであり,子どもを安心させます。心    配だ,信じられない,そんな気持ちが強いと子どもを見張るようになり    ます。子どもは不安だけを感じます。      ・・・ベストではなくベターな状態でこそ,生きる力が育ちます。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○卑怯?     凶暴性,凶悪性,乱暴さといった力の暴走は,どちらかといえば男の    領分です。闘争本能による力の使い道を誤ると,とんでもない事態に至    ります。男の子には,パパが伝授しておかなければならない秘伝があり    ます。それはプラス面では勇気の発揮であり,マイナス面では卑怯の封    鎖です。     特に,卑怯であるというマイナスの価値観が重要です。男の子が非行    に走ろうとするとき,それが卑怯な振る舞いであると感じなければ,止    まりません。「大人だって悪いことをしているじゃないか」という逃げ    口上が出るのは,自分の中に歯止めの感情が育っていないからです。     いじめられる子どもがいれば,そこにはいじめる子どもがいるはずで    す。仕掛けているのはいじめる方です。弱いものに力を向けることは卑    怯であるということをしつけておかないと,やがて我が子が加害者にな    ります。ママは我が子がよその子にいじめられないかを心配します。パ    パは我が子がよその子をいじめないかを心配しなければなりません。     パパの子育てが切望されて長い時間が過ぎてしまいました。その間に    卑怯という歯止めの欠けた子どもがうようよ育ってきました。少年犯罪    が伸張しているのは当たり前です。ママは優しい子を望んでいます。パ    パは卑怯なことはしない子を望まなければなりません。その両方の望み    が叶ってこそ,本当に優しい子どもが育ちます。     社会正義とは卑怯な振る舞いを閉じこめることです。正義といえば悪    者をやっつけることというイメージがありますが,子育ての場で正義を    しつけようとするなら,卑怯な振る舞いはしないというしつけが優先さ    れるべきです。順序が逆なのです。そこから始めないと,子どもの正義    感も決して育つことはありません。いじめている奴を見たら腹が立つ,    卑怯な奴は許せない,それが正義感なら,自分の中に卑怯さを嫌悪する    気持ちを持っていなければなりません。          ・・・身を正す歯止めとして卑怯という尺度は重要です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  《パパの意向とは,人としての生き方を提示することです。》 ※パパの役割と言えば,社会性を家庭に持ち込むことだと思われています。ど ういうことでしょうか? 家庭では我が子を育てているという気持ちが強くな りがちです。しかし,家庭は子どもを育てる場でもあるのです。何のこと?  我が子可愛いということでは,世間に通用する,社会で生きていける子どもを 育てることに手抜かりが生じかねません。我が子ではなくて,社会の子と言わ れる意味はそこにあります。そして,それがパパの子育てなのです。  ママは子どものために何ができるかを腐心します。パパは子どもが社会のた めに何ができるかを考える立場にいます。帰宅したらくつろぐだけで,たまに 子どものご機嫌取りしかしていないと,そのツケは低金利時代だとはいえ,足 下をすくうに十分な難儀となって払い戻されるかも・・・?  【質問7-02:あなたの家庭では,パパの意向が効いていますか?】    ●答は?・・・もちろん,「イエス」ですよね!? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ★編集後記★  お届けした「子育て羅針盤」第79号は,いかがでしたか?  いつもながら長〜いメルマガです。長く書いている訳を聞いてください。長 いとはいえ,決して長文ではありません。小刻みに並べています。どれか一つ にお目通し頂ければいいのです。また,週刊であるということから,一週間分 をお届けしているつもりです。毎日少しずつ紐解いていた頂けると幸いです。 毎日短く一話ずつお届けすることも考えないではないのですが,クマさんの生 活リズムがマッチングしないので,あきらめています。  今週から講義も始まります。毎年若者を相手にしているので,気分はいつま でも年齢並みに成れないでいます。でも,体は正直です。回復力の衰えが実感 できるようになったのが,ちょっぴり悔しい今日この頃です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※ご案内※  ●モリのクマさんのホームページは ・・・「徒然窓」=      http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/   です。「子育て羅針盤」の「バックナンバー」,〜「掲示板」,      週刊「今週のコラム」,「子育ち12章(Ver.1,2,3,4,5)」,     「子育て心温計」などの受賞論文,養育アンケート調査結果,      社会教育・ボランティア組織活動の指導者用テキスト〜    などを掲載しています。 ・・・是非訪ねてみて下さい。・・・  ●大小問わずPTAや家庭教育学級などでの《講演》のご依頼も承ります。   関心をお持ちの方は,メールで気軽にお問い合わせ下さい。   プロフィールをお知りになりたい方は上記のHPを参照してください。   なお,クマさんの本拠地は福岡市近郊です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ☆予告☆  次号では,  【質問7-03:あなたの家庭では,パパの本棚が生かされていますか?】 について考えます。どうぞお楽しみに! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban] ○発行期日:2000年09月25日より,毎週月曜日正午 〇発行責任:モリのクマさん(詳細はHP「徒然窓」〜プロフィールに) ○著者連絡: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp  〇転載許可:必ず事前に,モリのクマさんまでメールのご一報を下さい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 〇配信の協力を頂いている発行支援システム  ◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/    登録・解除= http://rap.tegami.com/mag2/m/0000046251.htm  ◆メルマ***『melma!』= http://www.melma.com/    登録・解除= http://www.melma.com/mag/37/m00019737/  ◆読者と発行者を結ぶ架け橋『Pubzine』= http://www.pubzine.com/    登録・解除= http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9104  ◆無料メルマガ発行サービス『メルマガ天国』= http://melten.com/    登録・解除= http://melten.com/m/2166.html  ※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○