□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ [2002/05/27]            【子 育 て 羅 針 盤】                               (第86号) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  女が二十年かかって一人前に教育した息子を,別の女はわずか二十分で阿呆 にしてしまう。                      ・・・・・ヘレン・ローランド  わずか二十分で息子を阿呆にした女は,二十年かかって我が子を育て上げる 苦労を背負う。                      ・・・・・H.モリのクマさん ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★ママの?★       『ママはなぜ花瓶に十円玉を入れるのでしょう?』                               (第21号) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ママが幼い妹を連れて散歩に出かけたとき,ときどきですがご近所のおばち ゃんからお花を貰って帰ってきます。妹が欲しがるので,おばちゃんが庭に咲 いている花を切ってくれるそうです。  ママは花瓶を出してきて,妹の手からお花を受け取ると,そっと活けてくれ ます。そのとき十円玉を一緒に入れます。「どうして,十円を入れるの?」, 「お花が元気になるようにおまじないしてるのよ」,「ふ〜ん」。  花瓶の中は細菌やカビにとっては住み心地がよくて,その微生物がお花の切 り口で繁殖すると水の吸い上げを邪魔してしまい,お花を萎れさせます。十円 銅貨の表面には酸化銅ができていて,水中では銅イオンが溶け出します。これ が微生物の繁殖を抑制してくれるので,お花を長持ちさせるのです。  妹が少しでも長い間お花をかわいがれるように,おばちゃんの親切を忘れな いように,ママの優しい思いやりです。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★パパ12章★          『妹の 無邪気な蹴りを やせ我慢』                              《第7-09講》 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ■はじめに  人は弱いものです。そこから引き出す結論は,自分は人である,だから弱く ていいんだということです。開き直りと言ってもいいでしょう。そこで二つの 選択肢が現れます。一つは,弱いからとあらゆる場面で無為になることです。 生きることからドロップアウトする甘えになります。  もう一つは,弱いけどしてみようと有為になることです。自分の弱さに対し てやせ我慢をするのです。そのちょっとした我慢が生きる力を引き出してくれ ます。大事なことはやせ我慢であることを意識していることです。もしも弱さ を否定するような我慢であれば,それは無謀というものです。自分を見失って いるからです。  「やせ我慢はするな」と言うことがあるように,どちらかといえばマイナス イメージがあるようです。でも,行き止まりの状況になったときに,それを乗 り越えてきた人間の営みは,やせ我慢なのです。いろんなところで努力という 言葉がつきまといますが,言い換えればやせ我慢をすることです。がんばれと いう激励もあります。どうすればいいか? それはやせ我慢です。ダメだとい うことは誰もが認めてくれるはずだが,そこをちょっとだけやせ我慢してみよ うと思えばいいのです。  したくないな! でもやせ我慢してやってみようとするとき,一歩先に進む ことができます。それが子どもには育ちであり,大人には前進,社会にとって は進歩をもたらします。日常的にも応用ができます。自分が先だ! そんなと きやせ我慢して譲ってあげると,人との関係は丸く収まっていきます。譲られ ると,相手がやせ我慢しているのを察して,お礼ができます。  人の嫌がることをしなさい。それもやせ我慢のすすめです。至らない人間同 士,お互いにやせ我慢して生きているんです。それが分かったとき,人に優し く接することができます。裏返せば,やせ我慢できないと,この世はつまらな い争いごとに覆われてしまいます。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  【質問7-09:あなたの家庭では,パパにやせ我慢をさせていますか?】       ・・・・・「やせ我慢」という意味について,説明が必要ですね ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○なぜ素直になれないのでしょうか?     イライラしたときに子どもに当たり散らすことがありませんか? あ    れこれとしなくてはならないことがあり焦っているときに限って,子ど    もが手の掛かる不始末を持ち込んできたりすると,つい邪険に怒鳴って    しまいます。幼い子はわけが分からず怯えます。頼みたい,頼めば嫌な    顔をされる,自分のことではないのに,どうして私が嫌な目に遭わなけ    れば・・・。     あれこれ考えてよかれと思っていても,逆らわれたり,無視されたり,    邪魔されたりして,不機嫌になっていく自分が嫌になることもあるでし    ょう。思い返すと相手にはそんな積もりはなかったかもしれないと気が    つきますが,後の祭りです。どうして素直になれないのかと反省しきり    です。     当たり散らしたり,不機嫌になるのは,自分自身に素直だからではな    いでしょうか? 自分の不快感を素直に出していますね。そう言われれ    ばそうですが・・・と生返事をしながら,ちょっと違うと感じておられ    ることでしょう。自分に素直になるとは,自分の気持ちに素直になるこ    ととは違うようですね。では,何に素直になればいいのでしょうか?     何事も自分の思い通りにはならないという諦め?に素直になればいい    のです。イライラは無理をしているときに起こります。できないものは    できない,まずそこから始めます。できないけれどちょっと努力してみ    よう,できたらいいな,そういう気持ちで取り組んでみてください。実    はその方が効率がよいのです。本番になると力を発揮できないという経    験をお持ちでしょう。成し遂げなければという焦りや無理が,ストレス    になってブレーキをかけるようになるからです。     あれこれ押しつけられて,私がしなければ誰がする! その追い詰め    られたがんばりには無理があります。自分にこなせる分量はこれまでと    見極める,それが自分に素直になることです。これ以上はできないと明    らかにする,それがあきらめることです。いったんあきらめがついたと    ころで気持ちの踏ん切りがつけば,ちょっぴりやせ我慢してみようかと    いう気になるはずです。それ以上の我慢は禁物です。素直に助けを求め    て下さいね。     ・・・やせ我慢までにとどめていれば,だんだんと素直になれます。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○世話人?     子どもたちの縦社会が消えていると言われますが,そのせいで何が失    われたのでしょうか? それは年長者としてのしつけの機会です。幼い    子どもの面倒を見る体験から,人の世話をするノウハウを獲得できます。    縦の関係を知らないと,してやったり,してもらったりという相互依存    関係を持つことができなくなります。     年長者は辛い,懐が寂しくてもおごってやらなければならない,パパ    のそんな嘆きも聞かれました。でも最近は,そんな押しつけがましいつ    きあいはごめんという若者の声に押されて,自分の分は自分できっちり    負担するようになってきました。あっさり,すっきりしているのですが,    それだけ人づきあいは薄くなります。     世話をする人,面倒をみる人がいるから,人は集団機能を発揮できま    す。いわゆるグループリーダーになれる人がいないと,どのようなまと    まりも成立しません。リーダーになる人に求められる条件は,やせ我慢    です。リーダーがその立場を利用して思うさまに振る舞うと,仲間は離    反します。集団を維持するためには,リーダーや世話人はどうしてもや    せ我慢せざるを得ません。     それとなくやせ我慢をしているから,みんなに感謝されます。「皆が    喜んでくれるから」,そんな格好いいことを口にするのも,やせ我慢で    す。幼い子どもの前ではお兄ちゃんやお姉ちゃんは格好をつけてみたく    なるものです。それを実感するのは,「自分は今やせ我慢をしているな」    と自覚できたときです。そこに年長者としての誇りが付随します。     子どもたちの我慢する力が弱くなった理由は,やせ我慢をする誇りを    伝授してこなかったからです。ただ我慢するのではなく,人としてのプ    ライドと表裏一体になっているやせ我慢を,パパが何気なく実演してみ    せることが大切です。「やせ我慢などバカみたい」,そう思っている間    は,まだまだ大人への道のりは遠いでしょう。     ・・・人の世話ができるかどうか,それが成人資格の実技試験です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  〇灰汁抜き?     家庭を力関係の面で眺めると,パパとママのどちらが主導権を持って    いるかは問わないこととして,弱い立場にいるのは幼い子どもです。家    庭では大人が自分の意思を遠慮なく貫きます。それは周りのものに力を    及ぼすことになり,誰かが受け止めざるを得ません。     もしもパパが気ままに振る舞えば,その分ママが引き受けなければな    りません。それが限度を超えると,とばっちりが子どもにまで及びます。    ストレスはごたごたと片づかない部屋に現れるだけではなく,気持ちの    ひずみを子どもに背負い込ませていきます。家族の心理的なひずみは最    も弱いものにしわ寄せされるものです。そこで子どもは自衛上,引きこ    もりや不登校などの防衛的症状を発するようになります。     家族といえども,人が集団で共同生活をしていると,生活の灰汁とし    て小さなひずみが出てきます。それを強者であるパパが放置すれば,弱    者である子どもがかぶります。家庭を維持するためには,リーダーが不    可欠ですが,その役割は灰汁を自ら引き受けることです。世帯主がリー    ダー気取りで役柄を笠に着ているようでは,リーダー失格になります。     嫌なこと,面倒なことを率先して引き受けるのがリーダーとしてのや    せ我慢の見せ所なのです。強者は肩代わりをしてやる義務があります。    それができてはじめて,主さまという名に恥じない処遇が得られます。    子どもがすくすくと育てる環境づくりとは,パパのやせ我慢に負ってい    るのです。     かつての学歴社会が閉塞してきたのは,人の育て方を見失っていたた    めです。勉強して何かの専門家になるという育ち方は,「生かされる力」    を培ってきました。今言われているのは「生きる力」ですが,それもま    だ不十分です。これからの子どもたちに身につけて欲しい力は,「生か    す力」です。生きる力は当然として,さらにお互いを生かす力を備えて    おかなければなりません。それをパパのやせ我慢している後ろ姿で提示    しておいてください。     ・・・家族のためにだったら,家庭でもやせ我慢はできるはずです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○我慢?     オモチャの自動車に乗って走っていた幼児が,小さな段差に行き当た    り,前のめりに転げました。はっとして見ていると,ちょっぴり顔をし    かめながらも元気よく起きあがります。「エライね」という声に,これ    ぐらい何ともないといった顔つきを見せてくれます。痛かったろうに思    いますが,あくまで平気な風を装っている子どものやせ我慢はほほえま    しいものです。     子どもはなぜやせ我慢をしているのでしょう。人前で泣いたらおかし    い,そう教えられていたのかもしれません。なぜおかしいのでしょうか?    泣くのは赤ちゃんであり,自分はもう赤ちゃんじゃないから。我慢でき    るようになった,それが自分の育ちを確認するしるしになります。周り    の大人がそれとなく育ちの指標を与え,それができるようになったら,    自分は大きくなれたという達成感を楽しめます。     育ちには道しるべがあると励みになります。単調な道をただ歩くより    も,ここまで来た,次はあそこまで,その繰り返しが意欲を持続させま    す。育ちの道しるべは,「○○できるようになった」という形にすると    いいでしょう。立つことができた,歩くことができた,箸で持つことが    できた,・・・と具体的に示してやります。     行動能力面での育ちの他に,心の育ちも平行して進めたいですね。子    どもにとって最初にクリアしなければならないことは,我慢することで    す。なぜ我慢しなければならないのか,そのわけを理解できるようにな    るのを待ってはいられません。そこでやせ我慢から入ります。えらいね,    格好いいね,お兄ちゃんだから,お姉ちゃんだから,パパの子だから,    何でも理由はつけて,やせ我慢をし向けます。できたら,できたねとほ    めてやります。     やせ我慢を続けているうちに,理由はどうでもよくなって,我慢する    ことが当たり前になります。しつけはこうこうこういうわけだからしな    ければなりませんと,いちいち説明するものではありません。ちょっと    乱暴ですが,おだてでも構いません。大人は我慢していますが,その都    度いちいちなぜ我慢するのかなどは考えてはいません。パパがガンバル    やせ我慢をして見せてください。「我慢できた」,そのできる喜びを与    えてやれば,しつけはスムーズに進むでしょう。           ・・・子どもはできる喜びに導かれて育とうとします。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○祖父母?     子どもは親のすねをかじります。時間と費用を考えると,採算は取れ    ません。一人前に育てるまでの総費用は数千万円に及ぶでしょう。庶民    感覚としては途方もない額であり,それだけの投資をして,どれほどの    見返りがあるかというと,期待しない方が無難です。やせ我慢するのが    親の務めです。でも,考えてみれば,パパもママもそれぞれの親からこ    れほどの額を分捕って育ってきたのです。     自分の親が味わっていたやせ我慢を,自分が親になって引き継ぐ順番    になったのです。自分だけ逃げ得をしようとしても,それでは不義理に    なりますし,なによりも親不孝になります。してもらった分はしてあげ    てこそ,帳尻合わせができます。親にありがとうと感謝の言葉を述べる    だけでは,けりはつきません。やせ我慢を確かに相続したという実体が    伴わなければ,空手形と同じになります。     子育ての苦労の最中には,どうして自分だけがこんなにも我慢のし続    けなのかと,恨めしくなることもあるはずです。何かしらの被害者意識    にとらわれます。でも,自分は親に対して,これまでの数十年を加害者    として生きてきたことに気付いてください。自分だけではなく,自分の    親が既に同じ思いをしていたのです。自分が辛いと思えば思うほど,そ    の同じ思いを自分が親に与えて,親はずっとやせ我慢し通していたはず    なのです。     被害や加害という言葉の響きは切なく,なにより不適切ですが,関係    だけを冷静に振り返ると事実です。もちろん,親子の間にそのような意    識はありませんが,自分の我慢につぶれそうになったときには,ちょっ    ぴり痛い心の注射として,思い起こしてみてください。     痛いついでに,もうひとこと言わせてください。働くために日中は子    どもを親に,つまり,孫を祖父母に預けている姿を見かけます。子育て    の苦労を自分だけではなく,孫の分まで2代にわたって背負わせていま    す。仕方のない仕儀であるとは察しますが,祖父母がやせ我慢から解放    される日の遠いことがとても気になります。うちの親は喜んでいるから    大丈夫! 喜んでみせるのも,親のやせ我慢なのですが・・・。        ・・・親子相伝のやせ我慢,しっかりと受け取ってください。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○バカ正直?     狭い道の横断歩道で赤信号になっているとき,車の姿がないと渡る人    がけっこういます。それを見送りながら,やせ我慢している自分を感じ    ています。赤信号皆で渡れば恐くないという言葉を思い出し,それを地    でいっている人から見れば,無意味に待っている姿はバカ正直さを通り    越して見えるかもしれません。     人がどう思おうと,それが自分のプライドであれば,やせ我慢も必要    になります。似たようなことは他にもあります。抜け駆けをすれば得す    ることは分かっているのに,あえて真っ正直を貫くのもやせ我慢です。    落ちている紙幣を拾って懐に入れてしまうこともできるのに,正直に届    けるようなことです。小悪への誘惑をやせ我慢することで,黄色信号を    守ることができます。     大人の権威が色褪せてしまった要因は,やせ我慢というコートを羽織    らなくなったためです。権威という代物は,あからさまに見えないよう    に,隠しておくから価値が出てくるものです。あけすけにすべてをさら    け出す権威というのはあり得ません。家庭でパパが裸でうろつき回って    いては,威厳など望むべくもありません。     フランクで開けっぴろげなことがいいことだという空気が,気を引き    締めるというけじめを溶かしてしまっています。なにも堅苦しくなれと    いうのではなくて,どこかできりっとした立ち居振る舞いをしないと,    気持ちがだれてくるということです。だらけた気持ちでは歯止めが効か    ないのです。     ちょっとぐらいなら,誰でもしているから,その手前勝手な屁理屈を    恥ずかし気もなく振りかざしているうちに,正常な感覚を麻痺させてい    きます。自分の弱さを弱さとして認めていれば何とかしようと務めます    が,弱さをチャラにしていてはどうしようもありません。バカ正直さと    いうやせ我慢をさらりとしてみせるパパの姿は,正義とは辛く悲しく損    することだけど爽やかだということを教えるはずです。     ・・・小悪に負ける小賢しさを封じるやせ我慢は大事なけじめです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  《やせ我慢とは,前向きに生きようとする姿です。》 ※親切と言えば,全面的によいことでしょうか? 小さな親切,大きなお世話 という場合もあります。状況によって,価値は逆転します。やせ我慢も同じで す。やせ我慢がよくないこともあり得ます。お腹が痛いのにやせ我慢していた ら,手遅れになる場合もあります。使い分けには気をつけてください。  生きていく上で必要な我慢があります。その我慢をやせ我慢の程度に抑えて おくようにすれば,壊れなくて済みます。やせ我慢はまだ余裕があるときにす るものだからです。やせ我慢であるかどうかは自分で分かるはずです。もしも やせ我慢を越えたと感じたら,潔く撤退した方がいいでしょう。子どもに我慢 を強いる際には,その引き際を見極めてください。特に無言の圧力の場合には, 気をつけておかないと,子どもの心を押しつぶすことがあります。  【質問7-09:あなたの家庭では,パパにやせ我慢をさせていますか?】    ●答は?・・・もちろん,「イエス」ですよね!? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ★編集後記★  お届けした「子育て羅針盤」第86号は,いかがでしたか?  日曜日に小学校の運動会がありました。一堂に集まって話したり動いたりし ている姿を参観していると,6年間の成長の大きさが感じられます。その中で も特に,3年生で目立った違いが現れています。年齢としてはちょうど10歳 の節目に当たり,幼さが抜けて次のステップに入ったといった印象を再確認し ました。  親として子どもが可愛いと感じるのは,だいたい小学2年生までです。子ど ものアルバムやビデオなどは,それ以降枚数・巻数がぐんと少なくなっている はずです。かわいさの源である幼さが消えて,急にお兄ちゃんお姉ちゃんにな るので,親の方が気持ち変わりを起こすせいです。可愛がることから育てるこ とにスムーズに転換してください。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※ご案内※  ●モリのクマさんのホームページは ・・・「徒然窓」=      http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/   です。「子育て羅針盤」の「バックナンバー」,〜「掲示板」,     週刊「今週のコラム」,「子育ち12章(Ver.1,2,3,4,5,6)」,     「子育て心温計」などの受賞論文,養育アンケート調査結果,     社会教育・ボランティア組織活動の指導者用テキスト〜    などを掲載しています。 ・・・是非訪ねてみて下さい。・・・  ●大小問わずPTAや家庭教育学級などでの《講演》のご依頼も承ります。   関心をお持ちの方は,メールで気軽にお問い合わせ下さい。   プロフィールをお知りになりたい方は上記のHPを参照してください。   なお,クマさんの本拠地は福岡市近郊です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ☆予告☆  次号では,  【質問7-10:あなたの家庭では,パパの生きる喜びが見えていますか?】 について考えます。どうぞお楽しみに! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban] ○発行期日:2000年09月25日より,毎週月曜日正午 〇発行責任:モリのクマさん(詳細はHP「徒然窓」〜プロフィールに) ○著者連絡: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp  〇転載許可:必ず事前に,モリのクマさんまでメールのご一報を下さい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 〇配信の協力を頂いている発行支援システム  ◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/    登録・解除= http://rap.tegami.com/mag2/m/0000046251.htm  ◆メルマ***『melma!』= http://www.melma.com/    登録・解除= http://www.melma.com/mag/37/m00019737/  ◆読者と発行者を結ぶ架け橋『Pubzine』= http://www.pubzine.com/    登録・解除= http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9104  ◆無料メルマガ発行サービス『メルマガ天国』= http://melten.com/    登録・解除= http://melten.com/m/2166.html  ※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○