□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ [2002/09/23]            【子 育 て 羅 針 盤】                               (第103号) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  陽気でいることが,肉体と精神の最もいい衛生法です。                      ・・・・・ジョジュル・サンド  呑気でいることが,母親と妻の最もいい両立法では?                      ・・・・・H.モリのクマさん ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★ママの?★    『ママはなぜ手伝ってあげるとアリガトウと言うのでしょう?』                               (第35号) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  お兄ちゃんが飲んだジュースのコップをキッチンにいるママに持っていった とき,ママが「アリガトウ」とにっこりして受け取ってくれました。何だかく すぐったい感じがして変でした。でも,またしてみてみたくなりました。  昔は,「かたじけない」と言って,「ありがたい」とは言っていなかったそ うです。「難有し」と書いて,滅多に無いという意味の言葉でした。源氏物語 には,「ありがたき美貌人(かたちびと)になむ」と,世にも稀なという意味 で使われています。  きわめて稀なことは神や仏の力によるものと信じられており,神仏を「あり がたし」と拝んでいました。やがて神仏への感謝の気持ちを意味するようにな っていきました。時代が経って元禄時代ごろから,単に感謝の気持ちを表すよ うになりました。  ママは私のお手伝いを滅多にないことと思ったのかもしれません。そう思わ れたとしたら悔しいな。もうしてあげない。でも,もしかしたら,天使の手伝 いと思ってくれたのかも。だってママがとっても優しい目で私を見ていたんだ もの。もう一度試してみようかな・・・。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★子育ち12話★         『ぎごちない 仕草があって かわいい子』                              《第8-13講》 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ■はじめに  今号は,0歳,1歳,2歳のお子さんにたいする成長の目安と育児のポイン トをお届けします。ただ目安は大体のものであることを忘れないでください。 目安通りでなくてもすぐに追いつきます。全く成長の目安がないと不安になる ので,こんなものですよというおよそのことを知っていただくこと,それから 成長を焦らないために,こんなことができていればいいんですよということを 知っていただくことが目的です。安心していただくためなのです。  幼い子どもを見るときは,できないことを見つけるのではなくて,できるよ うになったことを見守るようにしてください。今まで書いてきたように,「ほ めて育てる」ことが,子どもにもママにも最も安らかな育ちになります。  前号でもご案内しておいたように,本文としてご紹介する目安とポイントは, 福岡県の親御さん方に配布された公的パンフレットから転載したものです。ク マさんが関わっていた福岡県教育委員会所管の家庭教育推進事業の中の一環と して,福岡教育大学の専門の先生が執筆担当して発行されたものですので,安 心してお届けできるものです。文末にまとめとして入れるクマさんのコメント は,《 》で括っておきます。  少子化の中で,ママが赤ちゃんのことを全く知らないままに育てているとい う心配が出ています。ママになってから生まれて初めて赤ちゃんというものを 抱いたというママが増えてきました。乳幼児とはこんなものというイメージが 無いと,育児は不安だらけになります。そこで,特別付録を出すことにしまし た。マニュアルである育児書を再現するのは本マガジンの趣旨とは異なります が,ちょっとだけなら,お許し頂けるのではと思っています。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  【質問8-13(特別付録):0〜2歳児の子育てポイント?】    ・・・・・「子育てポイント」という内容について,説明が必要ですね ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞          *******【引用はじまり】*******  ○0歳児の世界?    ●首のすわりからつたい歩きまで     首がすわる(4ケ月まで)。 横向きから寝返り(5ケ月ごろ)。     ささえなしに座る(7ケ月ごろ)。 ささえると立つ(8ケ月ごろ)。    つかまり立ち(9ケ月ごろ)。 はいはい(10ケ月ごろ)。 つたい    歩き(11ケ月ごろ)。    ●まわりの世界を探求する     見えたものを目で追う(2ケ月ごろ)。 がらがらで遊ぶ(4ケ月ご    ろ)。 おもちゃをつかむ(5ケ月ごろ)。 何でも口にもっていく    (5ケ月ごろ)。 いろんなものに触って遊ぶ(7ケ月ごろ)。 引き    出しをあけてものを引き出す(9ケ月ごろ)。 いたずらがきを楽しむ    (12ケ月ごろ)。    ●まわりの人との関わり(親への愛着と信頼の姿)     あやすと顔を見て笑う(3ケ月ごろ)。 いないいないばあを喜ぶ    (4ケ月ごろ)。 母親と他人の区別がつく(人見知りが始まる)    (6ケ月ごろ)。 要求があると,声を出して注意を引く(7ケ月ご    ろ)。 物を相手に渡す(11ケ月ごろ)。    ●こんなことができるよ(生活習慣)     スプーンから飲むことができる(4ケ月ごろ)。 お菓子を自分で持    って食べる(6ケ月ごろ)。 コップから上手に飲む(7ケ月ごろ)。    コップを自分で持って飲む(11ケ月ごろ)。 スプーンですくって食    べようとする(11ケ月ごろ)    ※この世に生を受け,長い人生の第一歩が始まりました。お父さんやお    母さんの愛情に満ちた,あたたかくこまやかなかかわりで,体や心,人    とのかかわり,知恵やことばの土台がしっかりと育っていきます。     ・・・《あなたが抱いている赤ちゃんの世界を見つけてくださいね》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○0歳児 育児の5ポイント?    ●ポイント1 授乳〜体と心の栄養源     お母さんに優しく抱かれながら乳首を口に含み,お乳を飲むとき,赤    ちゃんは大切な体の栄養だけでなく,お母さんへの信頼と愛着,安心感    という,これから生きていくための心の栄養を体いっぱいに吸収してい    ます。お乳の出が悪くても,口に含ませましょう。それがお乳の分泌を    うながします。飲みたいときに飲みたいだけ飲ませます。赤ちゃんの目    を見つめ,ことばをかけ,ときどき軽くゆすぶってやりながら飲ませま    す。    ●ポイント2 スキンシップで心が育つ     赤ちゃんとお母さんとの心のかよいあいは,肌と肌のふれあいから生    まれます。スキンシップに欠けると,不安が強い,友だちとも遊べない    子どもに育つといわれています。スキンシップをしすぎということはあ    りません。だきぐせがつくという心配もありません。赤ちゃん時代だけ    でなく,乳幼児期全体を通して,肌と肌のふれあいを大事にしましょう。    ●ポイント3 おむつのとりかえ     ぬれているのに気がついたら,こまめにおむつをとりかえてあげまし    ょう。ぬれたままの状態でほおっておくと,かぶれなどの原因になるだ    けでなく,ぬれていることが平気になり,先になって,おしっこやうん    ちの予告など排泄の自立を遅らす原因にもなります。できるだけぬれが    感じられる布おむつを使用しましょう。    ●ポイント4 赤ちゃんと語ろう     ウムウム,ブーブー・・・,赤ちゃんはいっぱい声を出していますが,    まだ意味のあることばにはなりません。それでもせいいっぱいことばで    応えてあげてください。声を出せば反応が返ってくる,この経験が話す    楽しさを育てます。お乳を飲ませながら,おむつをとりかえながら,だ    っこしながら,いっぱいことばをかけてあげてください。聞く喜びが育    ちます。10ケ月ぐらいになると,お母さんの口もとを見つめて,同じ    音を出そうとするようになります。赤ちゃんの目を見つめながらゆっく    り語りかけてあげてください。    ●ポイント5 赤ちゃんと遊ぼう     ガラガラを目で追わせる(2ケ月ごろから),いないいないばあ(4    ケ月ごろから),ガラガラを目の前で動かして取らせる(5ケ月ごろか    ら),ぬいぐるみを見せたあとで布で隠してさがさせる,ひっぱりっこ    (6ケ月ごろから)など,赤ちゃんが楽しむ遊びはいっぱいあります。    赤ちゃんと遊べば遊ぶほど,赤ちゃんの知恵や好奇心は育つのです。お    父さんやお母さんとしっかり遊んだ赤ちゃんは,友だちともしっかり遊    べる子どもに成長します。     ・・・《目をかけ耳を傾け口を添えて手で胸に抱きしめてください》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○1歳児の世界?    ●走ったりとんだり・・・いっしょにやってみましょう     よちよちあるきのはじまり,階段をはって昇る(1歳のはじめごろ)。    走れるようになる(1歳のなかば)。飛び降りるのが大好き,両足でぴ    ょんぴょん飛ぶ(1歳のおわりごろ)。    ●こんな遊びが大好き・・・遊具と場所を用意しましょう     いたずらあそび(破る,引き出す,かきなぐる)。積み木遊び,自動    車遊び(いずれも1歳なかばまえから)。水遊び。電話遊び。お母さん    のまねごと。    ●まわりの人との関わり・・・友だちとの出会いの場を     親の顔色をうかがう,幼い子どもに興味をもつ(1歳はじめごろ)。    他の子どもとおもちゃを取り合う,禁止するとふざけてする(1歳なか    ばごろ)。友だちと手をつなげるようになる,自分から外へ遊びに出て    いく(1歳おわりごろ)。    ●こんなことができるよ・・・やさしくしつけをはじめましょう     お菓子の包み紙をむいて食べる(1歳のはじめごろ)。スプーンで上    手に食べる,おしっこをしたあと知らせる(1歳なかばごろ)。お風呂    で石けんをつけて洗う,洋服のスナップを自分ではずす,くつを脱ぐ    (1歳おわりごろ)。    ※歩行が始まり,手先がかなり自由に使えるようになり,ことばが身に    ついてくるにつれて,1歳児の世界は大きく広がります。ふれる世界は    何もかも目あたらしく,好奇心いっぱいのいたずらざかり。このいたず    らを大切にしながら,そろそろしつけもはじめます。      ・・・《生まれたばかりの動物の赤ちゃんと同じに並んだのです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○1歳児 育児の5ポイント?    ●ポイント1 しつけのはじまり     ある程度自分のことが自分でできるようになります。なかなかうまく    いかなくても,時間がかかっても,やさしく励ましながらやらせること    がこの時期のしつけの基本です。できるようになる時期は,子ども一人    ひとりで違いますから,できないからといって叱ることは禁物です。1    歳のおわりごろには,みんなの茶わんを並べるなど,お手伝いをしたが    ります。この姿を認め,ほめてあげると,お手伝い好きの子どもになり    ます。    ●ポイント2 友だちとの出会いの場を     1歳になると,同じくらいの年齢の子どもについていったりさわった    りなど,強い関心を示すようになります。友だちとの出会いの時です。    おもちゃの取り合いなど,泣かせたり泣かされたりが多いと思いますが,    これも大切な経験です。出会いの場をいっぱい与えてあげてください。    ●ポイント3 いっぱい話せるよ     1歳のはじめごろ,意味のあることばが話せるようになります。最初    は,「ウマウマ=食べ物をちょうだい」などの1語文ですが,そのうち,    「ウマウマ,チョウダイ」などの文章が話せるようになり,1歳のおわ    りごろには「これなあに」としきりに物の名前をたずね,ことばの数が    急速に増えていきます。問いかけには,ていねいに根気よくこたえてあ    げてください。話しかけるときは,大きく口を開けてゆっくり話してあ    げましょう。     このころはまだ,カ行,サ行,タ行,ハ行,ラ行などの発音がむずか    しく,クチュ(くつ),オタカナ(おさかな)などのあかちゃんことば    になりますが,無理になおす必要はありません。正しい発音を投げかけ    てあげるだけでよいのです。    ●ポイント4 絵本,おもちゃはこんなものを     絵本:子どもにとって身近なものが実物どおりに描かれた「物の本」,    簡単な物語のある生活絵本がよいでしょう。     おもちゃ:紙と鉛筆(いたずら書き),つみき(かさねたりならべた    り),自動車(押して歩く),コップ,ビン,水,砂,小石(入れたり    出したり),人形(おんぶ,だっこ),おもちゃの電話機(でんわごっ    こ)などがすてきなおもちゃです。    ●ポイント5 1歳児と遊ぼう     この時期は,お父さんやお母さんが,お子さんと1対1でじっくり遊    んであげるときです。絵本やおもちゃを使って,遊びの時間をいっぱい    作ってあげてください。体によじ登る,おすもう,肩車など,スキンシ    ップをともなうダイナミックな遊びもすごく喜びます。     ・・・《まわりへの初ちょっかいを楽しいものにしてやることです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○2歳児の世界?    ●運動大好き     物にぶらさがる(2歳はじめごろ)。すべりだいに登りすべりおりる,    三輪車を押して歩く(2歳なかばごろ)。ブランコに立ってのれる,三    輪車にのってこぐ(2歳おわりごろ)。    ●まわりの世界との関わり     乗り物ごっこ,ままごとが大好き(2歳を通して)。はさみで紙や布    を切る,まるが書ける(2歳なかばごろ)。積み木でトンネルや家の形    を作る,顔を描いて目や鼻をつける(2歳おわりごろ)。    ●反抗の始まり(2歳になったころから)     いや!。わざとわるいことをする(わるいことば,いじわる,物を投    げる)。したくないことはぐずぐず。    ●こんなにわかるよ     簡単な文章がいえる,節をつけて歌がうたえる,色の名前がわかる    (2歳はじめごろ)。自分の名前が言える(2歳なかばごろ)。    ※活発に動きまわり,乗り物ごっこやままごとなどを中心に遊びの世界    が広がります。衣服の着脱やおしっこ,うんちも2歳のおわりごろまで    にはほとんど自分でできるようになります。したい,したくない,自分    でしたいという気持ちが芽ばえてきますから,必ずしも親の思い通りに    はいかなくなり始めるときです。      ・・・《もうひとりの子どもが誕生してママから離反するのです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○2歳児 育児の5ポイント?    ●ポイント1 生活習慣をこれだけは     食事,排泄,清潔にかかわる生活習慣は,2歳のおわりごろまでには    大体完成させておく必要があります。次のような時期を一応のめやすに    してみてください。     2歳はじめまでに〜うんちを教える,靴をはく。2歳なかばまでに〜    おしっこを教える,ごちそうさまのあいさつ。2歳おわりまでに〜はし    でたべる,自分でパンツを脱いでおしっこやうんちをする,歯をみがく。    無理矢理押しつけたり,うまくいかないときに叱ったりは禁物です。    「楽しい雰囲気のなかで生活習慣が自然に身についていく」ことを心が    けてください。この時期は,かたづけを手伝うのが大好きです。何でも    親子一緒にかたづけて,かたづけの習慣を育ててみましょう。    ●ポイント2 友だちとの出会い     親しい友だちと追いかけっこをしたり,ままごとらしい遊びを始めた    りと,友だち関係が少しずつ広がっていきます。この時期は,物の取り    合いやちょっとしたことでたたきあったりして,泣いたり泣かせたりが    多いものです。それをとおして,自分以外の人がいること,人には人の    気持ちがあることを学んでいるのですから,大らかな気持ちで見守って    あげましょう。そんなことをしたらダメよ程度の注意でよいでしょう。    ●ポイント3 こんな遊びを大切に     ままごとや乗り物ごっこなどのごっこ遊び,積み木で家やトンネルを    作る,砂場でのおだんごやトンネルづくり,鉛筆やクレヨンで描いて遊    ぶなどが大好きです。このような遊びが安心してできる場をととのえて    あげてください。2歳のなかばごろにはそろそろはさみも使わせてみま    しょう。作ったもの,描いたものは,そのつどしっかりほめてあげてく    ださい。    ●ポイント4 なぜ?なあに?     2歳はじめのころは,まだ「これなあに」という質問が多いのですが,    2歳なかばごろから,「どうして」,「どのように」,「どこに」など    の問いかけをさかんにするようになります。ものごとの原因や様子,場    所などに関心を向けるようになってきたわけです。面倒くさがらずてい    ねいにこたえてあげてください。時には,こちらの方から「どうしてだ    と思う?」と問いかけ,考えてみる習慣をつけましょう。    ●ポイント5 2歳児のふれあい     絵本を読んでもらったり,お話を聞くのが大好きになりますから,と    きどきはひざのうえに子どもをのせてお話をしてあげましょう。いけな    いことははっきりいけないという,ころんでも自分で立とうとするまで    手を貸さないなどのきびしい接し方や,また親の意志を一方的に押しつ    けるのでなくたえず子どもの気持ちを考えてあげるという接し方も必要    になる時期です。         ・・・《まわりの世界の意味を分かろうとし始めています》          *******【引用おわり】******* ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  《子育てポイントとは,子どもの目線を知ることです。》 ※大人は赤ちゃんが何もできないと思っていますから,何かの行動をすると 「かわいい」と感じます。その感性が母性を引き出してくれます。いっぱいか わいいと思ってくださいね。この時期をどうしていいのか分からず不安を抱い ていたら,赤ちゃんの存在を疎ましく思うようになり,かわいいと感じられず 母性が眠ったままになります。  自分であれこれできる乳児に接しているうちに,知らず知らずに子どもので きない部分を見るようになりがちです。おまけに2歳ごろになると言うことを 聞かなくなるので,無理矢理させようとママの肩に力が入ります。子どもが眠 ったとき,ホッとするようになります。もうちょっと辛抱して子どものペース につきあってやってくださいね。  【質問8-13(特別付録):0〜2歳児の子育てポイント?】    ●答は?・・・どちらかと言えば,「イエス」ですよね!? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ★編集後記★  お届けした「子育て羅針盤」第103号は,いかがでしたか?  今日は彼岸の中日です。両親のお墓参りに行ってきます。高速道で1時間ほ どの父の郷里にある菩提寺まで出かけます。  金曜日に中学校PTAの地区懇談会が近所の自治公民館で開催され,招かれ て同席しました。週五日制に当たっての親の意向は?と水を向けたら,部活に 忙しい中学生の暮らしには全く変わりはないとお母さん方に一蹴されました。 余計な騒ぎは起こすなといった雰囲気でした。  なぜ五日制になったのか? その経緯をPTAが中心になって親自身に真剣 に学習してもらわないと,老朽化した子育ち環境は改修できないのにと思わさ れました。抱えている役職をフルに活動させるファイトをもらった会合でした。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※ご案内※  ●モリのクマさんのホームページは ・・・「徒然窓」=      http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/   です。「子育て羅針盤」の「バックナンバー」,〜「掲示板」,     週刊「今週のコラム」,「子育ち12章(Ver.1,2,3,4,5,6,7)」,     「子育て心温計」などの受賞論文,養育アンケート調査結果,     社会教育・ボランティア組織活動の指導者用テキスト〜    などを掲載しています。 ・・・是非訪ねてみて下さい。・・・  ●大小問わずPTAや家庭教育学級などでの《講演》のご依頼も承ります。   関心をお持ちの方は,メールで気軽にお問い合わせ下さい。   プロフィールをお知りになりたい方は上記のHPを参照してください。   なお,クマさんの本拠地は福岡市近郊です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ☆予告☆  次号では,  【質問8-14(特別付録):3〜6歳児の子育てポイント?】 について考えます。どうぞお楽しみに! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban] ○発行期日:2000年09月25日より,毎週月曜日正午 〇発行責任:モリのクマさん(詳細はHP「徒然窓」〜プロフィールに) ○著者連絡: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp  〇転載許可:必ず事前に,モリのクマさんまでメールのご一報を下さい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 〇配信の協力を頂いている発行支援システム  ◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/    登録・解除= http://rap.tegami.com/mag2/m/0000046251.htm  ◆メルマ***『melma!』= http://www.melma.com/    登録・解除= http://www.melma.com/mag/37/m00019737/  ◆読者と発行者を結ぶ架け橋『Pubzine』= http://www.pubzine.com/    登録・解除= http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9104  ◆無料メルマガ発行サービス『メルマガ天国』= http://melten.com/    登録・解除= http://melten.com/m/2166.html  ※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○