□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ [2002/12/02]            【子 育 て 羅 針 盤】 (第113号) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  自分を誉めてくれることばを否定する人は,もう一度誉めてもらいたいから である。                       ・・・・・ラ・ロシュフコー  我が子を誉めてくれることばを否定する親は,もう一度誉めてもらいたいか らである?                      ・・・・・H.モリのクマさん ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★ママの?★        『ママはなぜ笑いながら叩くのでしょう?』                               (第45号) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ママが笑うときに傍にいると,背中を叩かれます。傍に誰もいないと手を叩 いています。お姉さんは膝を叩いて笑います。笑うならただ笑っていればいい のに,どうしてあんなに手を振り回すのでしょう。行儀が悪いと思いま〜す。  笑うときのこの仕草は,興奮している気持ちを抑えるための身体の動きです。 怒りのような興奮をすると,机を叩いたり,足を踏みならしたりしますが,そ うすることで静めようとしているのです。笑いの場合も同じだということです。  本能だという説もあるようです。子どもが笑っているとき,手を叩いたり飛 び跳ねたりしています。興奮状態のチンパンジーのようです。このチンパンジ ーの習性が,猿を祖先に持つとされる人間にも本能として残っているというわ けです。  そういえば,私も笑うとき床の上を転げ回っています。どうしてかな? マ マが転げ回ったらおかしいから,手を叩いているのかも。本能だとしたら,止 めるのは無理なようです。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★子育てチェック12条★          『楽しみは 子どもの寝顔 笑うとき』                              《第9-09講》 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ■はじめに  「We came crying hither」=人は皆泣きながら生まれてくる。リヤ王の 言葉です。人それぞれに脚色の程度は違いますが,悲劇のヒーローであり喜劇 のヒロインかもしれません。いずれにしても心安らかなひとときに救われてい ます。  楽しいことは少なく,辛く悲しいことはそこら中に転がっているような気に なることがあります。子育てという先の見えにくい重荷は,放り出したらスッ とすることだろうとつい思ったりします。気分転換をしようと思っても,子ど もがいれば思い通りにはなりません。  あっけらかんと,笑い飛ばすことです。どうにかなると開き直ることも必要 です。開きっぱなしでは行儀よくありませんが,心を開くことです。子どもの 育ちを信じることです。親がちゃんとしないと子どもがおかしくなると思いこ まないでください。親のできることは,そんなに大層なものではありません。 ほんのちょっとだけ,育ちの後押しをしてやれるだけです。  子育てを重荷に感じる原因は,親が期待する子ども像を我が子に重ねようと するからです。こんな子に育って欲しいと願うのは親の性ですが,それは名付 けに込めることで終わっています。とにかく無事に生まれてくれさえすれば, それだけを願っていたはずです。無事に生まれてきたのですから,願いは適え られたわけです。それ以上は欲張りではないですか?  子どもも親と同じように,泣きながら生まれてきて,泣きながら育って,泣 きながら人生を送るはずです。だとすれば,せめて親子の間だけは楽しくあり たいと思いませんか? 親子で泣き合っていれば,ホントにいいことないとい うことになります。楽しいこと探しの方が気分が楽ですよ! ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  【質問9-09:子どもに楽しみを見せていますか?】 ・・・・・「楽しみを見せる」という内容について,説明が必要ですね ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○第9条の意味?     全体の構成である「誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,    何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのか」という問題設定の    五番目,「なぜ育つのか」という問題に進みましょう。言い換えれば,    どうすれば子どもは育ちたいと思うようになるのかということです。     青年期に差し掛かった頃に,若者は何のために生きているのかという    疑問を抱くことがあります。そんな疑問すら感じない太平楽な育ちをす    る子も多いでしょう。育ち上がった大人でさえ,自分は今のままでいい    のだろうか? このまま何も考えずに生きている自分とは何だろう?     そんな思いがふっと襲ってくることがあるかもしれません。そんなとき,    何かが見えていれば気持ちの揺れは収まります。     過ぎたるは及ばざるが如しとか,下手の考え休むに似たりという言葉    があります。人には考える力があります。その力を使ってこれからを予    測することができます。それはそれでたいへんに有効なのですが,一方    でその力を過信してしまうことがあります。結果予測を断定してしまい    ます。予測はあくまでも,そうなるかもしれないといった程度のもので    す。     技術の世界では,さまざまな条件をきっちりとおさえていくので,結    果は予測通りになります。しかし,自然現象は何がどの程度効いている    か完全に分かっているわけではありません。気付いていない見落としは    いくらでもあります。ましてや社会やその中での暮らしなど,要因は複    雑に絡んでいるので,見通すことは不可能です。     人がどんなに知恵を絞って考えても,先のことは分からないと思った    方がいいでしょう。ケセラセラ,なるようになる,そういった一見不真    面目に見える思いも,あながち間違っているわけではありません。その    上で,先が見えないと不安になる人間の業は知恵を発揮しました。それ    は信じるという気持ちです。信じるものは救われるということです。     宗教もその一つです。そこでは神の救いにすがることができます。し    かし,近代以来,人は神を失っていると言われてきました。信じるもの    を持ち得なくなったのです。そこで唯一残されたのは,パンドラの箱の    故事にならえば,希望なのです。希望は明日の楽しみであり,それを信    じることで,かろうじて人は安楽を手にしているのです。子どもにとっ    て,それはどのように育ちに関わっているのか,これから考えてみるこ    とにします。       ・・・《希な望みでも,それを信じるから人は生きていけます》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○耐える?     いじめを受けて死を選んでいく子どもが後を絶ちません。とても悲し    いことです。いじめは大いなる人権侵害ですが,人権とは何かを学んで    いない子どもが増えてきたということでしょう。掛け算を覚える前に人    の哀しみを弁えるような子どもに育てなければなりません。いじめを無    くす努力とは,そういうことです。     辛い話ですがもう少しおつきあい下さい。いじめを受けたら子どもは    必ず死んでいくでしょうか? 辛くても耐え抜いた子どももいるはずで    す。いじめはあってはなりません。しかし,たとえいじめられても死な    ない子どもを育てなければなりません。そんな子育てができるはずです。    強くなくてもいい,負けない子どもに育ててやるのです。     死を選ぶとき,気持ちは八方ふさがりのはずです。「生きていてもこ    の先いいことはない」,そう見限ったときに,ふっと魔の手に誘われる    はずです。ふさがりの閉じた袋に風穴を開けておかなければなりません。    それが希望です。「この先いいことはない」と思いこむのではなくて,    「この先何かいいことがあるかもしれない,あるはずだ」と信じること    です。     今は辛い,でも辛抱していればきっといいことがある,それが生きる    力の源です。何がある? そんなことは分からないけど,あるはずだ,    と信じるのです。耐性とは明日を信じなければ湧いてくるものではあり    ません。確かにそれは具体性のない曖昧なもの,頼りないものです。そ    れでも,それを持っているかいないかで,結果は雲泥の差が出てきます。     情報の洪水の中で,子どもたちはたくさんの知識を吹き込まれていま    す。知りすぎた子どもは危ないのです。何でも分かっていると思いこむ    からです。子どもの知恵袋はまだ小さいのです。小さな袋に目一杯の知    識を入れ込んだら,もう分からないことはないと思うのは当然です。分    からないことがまだある,そう思っているとき,その袋のすき間に希望    を詰め込むことができます。     明日に楽しみを持つことができれば,生きようという気持ちになりま    す。決して魔の手の誘惑にのせられることはないはずです。このことは,    極端な場合だけではなく普通の子育ちにおいても欠かすことができない    のですが,実際には,逆の子育てをしていることもあるのです。  ・・・《辛い状況を耐えるには,生きていたいという気持ちが不可欠です》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○脅し?     朝起きて顔を洗い歯を磨きます。そのしつけをするとき,どんなこと    を言っていますか? 「ちゃんと歯を磨かないと虫歯になるわよ」って    言っていませんか? それは恐喝です。幼い子どもにはまだ時間の意識    が育っていないので,先のことを言っても大してこたえないのですが,    それ以上に拙いのは子どもを脅していることです。     「にんじんを食べないと大きくなれないよ」,「言うことを聞かない    と外に捨てちゃうからね」,これらは「○○しないとひどい目に遭う」    というパターンです。明日の不幸をネタに脅しつけています。それが功    を奏することは認めますが,そのパターンだけでは大事なことを伝え忘    れてしまうのです。     子どもを思い通りに育てようという焦りがあると,恐怖感という手を    使いたくなります。なによりも手っ取り早いからです。忙しい親にとっ    てはさっさと済ませることが課題になっています。いきおい暴君の恐怖    政治が家庭に吹き荒れることになり,子どもは奴隷として育っていくよ    うになります。従順で親の目を気にし閉じこもっていきます。解放して    やりましょう!     子育ては明日の不幸をネタに子どもを脅かすことではなくて,明日の    幸福をネタに子どもを励ますことなのです。「歯を磨いたら気持ちよく    なったでしょう」,「にんじんを食べたら大きくなるよ」,と楽しくな    るように導くことが大切です。よいことが起こると思えば,やってみよ    うという気になるはずです。脅されて渋々するよりも何倍も気分がいい    でしょう。このように楽な気持ちになることが直接的な効果ですが,も    う一つ忘れてならないことは,先を楽しみにする癖がつくということで    す。     普段の暮らしの中で,先にいいことがあると思う癖をつけておけば,    何事も前向きに考えるようになります。育ちとは明日に向かって楽しみ    を追いかけることですから,正に真っ直ぐ育っていけます。このような    考え方をするしつけをしておけば,自然に希望を信じられるようになり    ます。毎日脅かされていては希望など持ちようがありませんし,まして    や信じることはできないのです。     子育ちはもう一人の子どもが自分を育てることだということを思い出    してください。脅されてすることは他人から無理矢理させられることで    あり,もう一人の自分は納得していません。よいことを追いかけようと    いうときは,もう一人の子どもがそう思っていて,主導権を確実に持っ    ていることになります。育てられるのではなくて,育とうとするのです。    ・・・《恐れを詰め込まれると,子どもは萎えていくしかありません》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○明るく元気な子?     高校3年生の姉が中学3年生の妹を包丁で刺した事件がありました。    姉はいわゆるネクラで,周りの大人から将来を心配されていました。妹    はネアカなので,皆に好かれていました。傍にネアカな妹がいるせいで,    自分のネクラが際だつことに我慢できなくなっていきました。思い詰め    てしまったのです。     ネアカであるとかネクラであると決めつけること自体があまり意味の    ないことです。それは一面的表面的な印象でしかないからです。ネクラ    では困るという判断をする人は,自分が人をネクラであるかどうかとい    う目でしか見れないのです。確かに第一印象が大事な場合があることも    あります。悪かったら損をすることもあるでしょう。しかし,人は第一    印象だけでは決まらないことも確かなのです。     教室の黒板の上などに「明るく元気な子」と掲げてあります。ネクラ    な子や弱い子は自分がそうではないことを思い知らされています。教室    は自分が来るところではないと思わされます。保健室なら通うことがで    きます。そこは弱い子が行く場所だからです。ホッと安心できます。目    当てとして掲げているだけで,追い詰める積もりのないことは分かって    います。しかし,言葉は積もりを運ばないのです。受け取る側の気持ち    次第で意味が変わります。     学校は病院ではありません。弱い子を元気にしたり,暗い子を明るく    矯正する所ではありません。学校の目標を考え違いしてはいけません。    子どもたちという集団では,強い子もいれば弱い子もいるし,明るい子    もいれば暗い子もいます。比較すれば必ずその違いは現れるはずです。    学校で学ぶことは,強い子と弱い子が仲良くすることであり,明るい子    と暗い子がどうすれば楽しくつきあえるかということです。     ネクラでも生きていける,弱くても生きていける,それが社会の基本    です。それを教えておかないと,弱者を否定し,病者をむち打つように    なります。中学生が無宿の人に襲いかかっていくのは,それが正しいこ    とだと教え込まれているからです。明るくなくてはいけない,元気でな    くてはいけないという尺度に固まると,生きづらくなります。そのはけ    口として,弱者を見つけて痛めつけたくなっていきます。     子どもにとって大事なことは,弱くても暗くてもいいと認められるこ    とです。それを認めてもらえなかったら自分を否定しなければなりませ    ん。否定された自分は育ちようがなくなります。自ら間引きする運命を    突きつけられます。人は変わります。子どもは育ちます。今の姿が永遠    に続くのではありません。この先どう変わっていくのか,自分の変わり    様,育ちを信じることが大事なことです。そのためには,今の我が子を    否定しないことです。    ・・・《親としての期待像は,焦って押しつけると逆効果になります》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○我慢?     結婚観の今と昔を比べてみましょう。今の結婚は,幸せになることが    当たり前という前提の上にあります。幸せになろうねと一緒になります。    ところで毎日が何事もなくうまくいくことはありません。ちょっとした    つまずきが起こります。そうすると,それが不幸の種に見えてしまい,    幸せな結婚に水を差します。こんなはずではなかったと?     昔の結婚は,苦労することが当たり前という前提で始まりました。一    緒に苦労しよう,この人とだったら苦労を共にできると一緒になりまし    た。ところで毎日が全てうまくいかないということはありません。ちょ    っとしたよいことが起こります。そうすると,それが幸せの種に見えて    きて,苦労の汗を爽やかにぬぐってくれます。よかったねと,一緒に喜    び合えます。     子どもの育ちたいという意欲も,同じことが言えます。幸せを当然と    思う子どもには不幸しか見えません。苦労を当然とする子どもには幸せ    しか見えません。どちらが本当に幸せなのでしょうか? よいこと探し    をしていると,我慢することができます。わるいことを心配していると,    我慢することはできません。すぐにあきらめます。やめた,といって投    げ出します。     子どもをほめて育てるためには,「いいことがあったね」と,楽しい    こと,うれしいこと,よかったことなど,いいことを認めてやる必要が    あります。何も課題をクリアしたことをほめるばかりではありません。    そう思っているから,ほめることがないと思ってしまいます。     今は我慢しなければならないが,もう少ししたら楽しいことが待って    いる,そう信じられたら潔く我慢することができるのです。我慢とあき    らめの違いは,楽しいこと,願いが叶うという約束などが待っているか    どうかです。先に楽しみが見えていれば,喜んで我慢できるものです。     育ちの途中である子どもには,できないことがたくさんあります。そ    の悔しさを我慢して繰り返し練習に励むという耐性も,そのうちにでき    るようになるという楽しみを信じられたときに発揮されます。子どもに    はいろんな形の楽しみが見えていることが必要なのです。       ・・・《育ちの意欲とは楽しみを見つける気力に他なりません》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○幸せ?     一日のあれやこれやを終えて,夜具に身を横たえたときに,「やれや    れ,今日も無事に終わった。寝るだけが楽しみ」と呟いておられません    か? もしそうであったら,たいへん失礼ですが,あまりお幸せではな    いということになります。もちろん不幸ということではありません。     どうしてそんなことが言えるのでしょう。夜眠る前に,明日の朝起き    るのが楽しみな人は幸せな人だそうです。今日を終えて寝ることが楽し    みな人は,明日の楽しみが見えていない,見ようとしていないという意    味で,幸せを手に入れ損なっているというわけです。幸せとは与えられ    るものではなくて,自分から見つけるものなのです。     今日一日が明日につながっているという実感の上に,明日の自分を今    日の自分に積み重ねることができます。今日は今日,明日は明日,細切    れの一日であれば,楽しみはなくなります。今日も明日も変わりなく繰    り返すだけ,そう思うとしたら,生きることがつまらなくなります。大    人にとっては毎日が繰り返しという気持ちになりやすいのも分かります。    変化が小さいからです。     子どもにとっては育ちの変化があるので,毎日同じということにはな    りません。学校で毎日新しいことを学ぶのですから,日々成長している    はずです。とはいっても,なかなかそうとは自覚できないかもしれませ    ん。そこで,直接に育ちにこだわらずに,どんなことであれ,明日を楽    しみにする仕掛けを施す必要があります。「もういくつ寝るとお正月」    といった仕掛けは古いかもしれませんが,似た形を仕掛けてください。     楽しみとは,今日蒔いた種が明日開くという形式が不可欠です。蒔か    ない種は実りようがありません。大人であれば,宝くじを買わなければ    明日の楽しみはありません。今日貯金すればかなり先の明日にはなりま    すが,家が建ちます。子どもが今日本を読み始めたら,明日は続きが読    めます。今日買ってきたお菓子は明日になれば食べられます。今日早く    寝れば明日は気持ちよく早起きできます。・・・。     明日の用意は済んだの。そんな言葉が寝る前の子どもに向けられてい    るかもしれません。そのとき,明日の楽しいことを考えさせてみません    か? 取り立てて楽しいことはないでしょう。でも,楽しいことを一度    は見つけようとすること,その癖がつけばやがて楽しみを見つける力が    育つはずです。      ・・・《育ちたいという願いは,幸せになりたいという願いです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  《楽しみを見せるとは,子育ちの後押しです。》 ※明日があるさ。明という字は日と月が一緒になっています。今日の暗闇から 明日の光が見えるとき,進む道も見えてきます。明日のために今日を犠牲にす るのではなくて,今日の苦労は明日の楽しみに変わるはずという考え方をした いものです。  生きること,育つこと,いずれも明日に向かう時間の上にあるものです。今 日を精一杯生きていれば,それが種になって明日開くということです。明日が ないとは希望がないことと同義です。望みがなければ生きていけません。明日 の朝を楽しみに眠りにつくことにしましょう。  【質問9-09:子どもに楽しみを見せていますか?】    ●答は?・・・どちらかと言えば,「イエス」ですよね!? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ★編集後記★  お届けした「子育て羅針盤」第113号は,いかがでしたか?  日曜日に地域の軽スポーツ大会に参加しました。初体験のグラウンドゴルフ という種目で8コースを回りましたが,1コースと5コースでホールインワン をしてしまって驚いています。最初はビギナーズラックということで皆さんと 笑っていたのですが,2度目になると実力かなと疑ってしまいました。  何しろ体育科目は2というアヒルの評価しか頂いたことのない身ですので, クマさんの運も使い果たしたようで,仏壇においてある宝くじの結果は期待で きなくなりました。いかなければよかったと,ちょっぴり後悔しています。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※ご案内※  ●モリのクマさんのホームページは ・・・「徒然窓」=      http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/   です。「子育て羅針盤」の「バックナンバー」,〜「掲示板」,     週刊「今週のコラム」,「子育ち12章(Ver.1,2,3,4,5,6,7)」,     「子育て心温計」などの受賞論文,養育アンケート調査結果,     社会教育・ボランティア組織活動の指導者用テキスト〜    などを掲載しています。 ・・・是非訪ねてみて下さい。・・・  ●大小問わずPTAや家庭教育学級などでの《講演》のご依頼も承ります。   関心をお持ちの方は,メールで気軽にお問い合わせ下さい。   プロフィールをお知りになりたい方は上記のHPを参照してください。   なお,クマさんの本拠地は福岡市近郊です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ☆予告☆  次号では,  【質問9-10:子どもに段取りを教えていますか?】 について考えます。どうぞお楽しみに! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban] ○発行期日:2000年09月25日より,毎週月曜日正午 〇発行責任:モリのクマさん(詳細はHP「徒然窓」〜プロフィールに) ○著者連絡: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp  〇転載許可:必ず事前に,モリのクマさんまでメールのご一報を下さい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 〇配信の協力を頂いている発行支援システム  ◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/    登録・解除= http://rap.tegami.com/mag2/m/0000046251.htm  ◆メルマ***『melma!』= http://www.melma.com/    登録・解除= http://www.melma.com/mag/37/m00019737/  ◆読者と発行者を結ぶ架け橋『Pubzine』= http://www.pubzine.com/    登録・解除= http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9104  ◆無料メルマガ発行サービス『メルマガ天国』= http://melten.com/    登録・解除= http://melten.com/m/2166.html  ※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○