□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ [2003/01/06]            【子 育 て 羅 針 盤】                               (第118号) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  幸福は分かち合うように作られている。                           ・・・・・ラシーヌ  子どもにそのことを教えてやるのは母親の務めである。                      ・・・・・H.モリのクマさん ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★ママの?★         『ママはなぜ赤味噌を使うのでしょう?』                               (第50号) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ママの作ってくれるお味噌汁はとっても美味しいです。いつもは白い味噌汁 ですが,ときどき赤いお味噌汁が出てきます。慣れないせいかあまり好きでは ありません。どうして,ママは赤味噌を使うのでしょう。  赤味噌と白味噌の原料は同じです。どちらも,原料の大豆に,米こうじや麦 こうじを合わせ,食塩を加えて発酵させます。ところで,作り方に違いがあり ます。赤味噌が大豆を蒸すのに対して,白味噌が茹でることです。  大豆を茹でると,大豆のタンパク質やアミノ酸が流れ出てしまいます。でも, 蒸した大豆にはそのまま残っています。赤味噌の色は,熱せられると赤くなる アミノ酸の色です。赤味噌の方がアミノ酸が多いので,味噌汁にするとコクが 出てくるのです。  せっかくママが美味しいものを食べさせてくれようとしてるので,今度赤い 味噌汁が出てきたら,じっくりと味わってみようと思います。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★子どもと一緒に12章★         『親も子も 選んでないのに 親と子に』                             《第10-01講》 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ■はじめに  明けましておめでとうございます。今年も皆様方にとってよい年であります ように,心からお祈りいたします。  本年も,子育て羅針盤をご購読下さり,ありがとうございます。よろしくお 願いいたします。なお,ご意見やご感想をお聞かせいただければ幸いです。 メール: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp 掲示板: http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/bearbbs/index.html  昨年は,学校完全週五日制と新学習指導要領が実施され,子どもたちの環境 はこれまでと違って様変わりしました。ところで,子どもはこの変化を当たり 前のこととして自然に受け止めて育っていきます。小学2年生以下の子どもに は学校五日が当たり前なのです。  大事なことは,親の子ども時代の経験が我が子とは違ってくるという,親の 側の変化を意識しなければならないことです。国際化や情報化といった世情の 変化もさることながら,「自分が子どもの頃は・・・」という環境認識は通用 しなくなっています。週五日制に対してどのように対応したらいいのか,親世 代が迷っていますが,親は五日制の体験がないので分からないのが当たり前な のです。  ことを急ごうとしてあれこれ考えようとしますが,所詮未知との遭遇ですか らよい知恵に辿り着けるはずもありません。焦らずに,子どもと一緒に新しい 時代の子育ちと子育てを創造していくつもりでいた方が賢いことです。ここし ばらくは,子どもに寄り添うことが肝心です。もしも,子どもの環境変化が大 したことではないと甘く考えていると,親は置いてけぼりをくってしまいます。  時代の不連続な変化は当事者には唐突に見えるものですが,歴史という尺度 で見るとかなりの必然性が潜んでいます。親が時代の空気を先取りしようとし なければ,子どもは時代の子に育てなくなります。時代の空気? そんなわけ の分からないものをどうやって読めばいいのでしょうか? 難しくはありませ ん。庶民はいつの時代も日常の暮らしから自然に感じ取ってきたのです。日常 を大事にすれば,きっと見えてくるはずです。  一方で,親は時代の変化によっても不変な”人間らしさ”を子どもに伝える 責任があります。わけの分からない事件が珍しくなくなったようですが,それ は子どもと親とのチャネルがフリーズしている兆候のようです。どのように人 間らしさを子どもに植え付けていけばいいのでしょうか,この第10版で考え ていきたいと思っています。  ちょっぴり小難しい背景を見せてしまいましたが,どうぞ気楽にお読み下さ い。理屈はどうあっても,日常の子育ちと子育ては単純なのですから・・・。 最初ですので,クマさんは力んでいるようです。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  【質問10-01:お子さんと一緒に選んでみませんか?】      ・・・・・「一緒に選ぶ」という内容について,説明が必要ですね ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○衣食?     姉妹3人の子どもを連れた母子と出会いました。小学生を筆頭とする    姉妹はお揃いの洋服を着て並んで歩いていました。子どもはお揃いが好    きです。最初は親とのお揃いです。女の子であれば母親と,男の子であ    れば父親とお揃い,喜びますね。     色合いや柄,形などの好みを親からコピーされていきます。一緒に選    ぶというより,好みなどまだ芽ばえていない子ども心に素直に受け入れ    ていきます。親にはそのつもりはありませんが,選んでやっていること    になります。     大きくなってくると親離れをします。友だちとお揃いにしますが,友    だちが変わるとお揃いも変わります。みんながしているという言葉が出    てくるようになります。また流行りに揃えようとして相手を次々に変え    るようになります。服装だけでなく,あらゆる面でお揃いが出てきます。    中高生世代になると,タレントとお揃いであることで自己表現をしてい    る積もりです。     食事の好みも親が最初に持ち込んでしまいます。小学生になるまでは,    母親の手作りの味をじっくりと染みこませておいて欲しいのです。買っ    てきた味付けは濃いめです。濃い味に染まると,味覚が鈍感になります。    子どもにコクのある味など無用です。     美味しいものを食べるというのは,味覚を鋭敏にした結果です。味付    けに騙されて美味しいと思わせられているのは,食べる楽しみを割引す    ることになります。欲しがるおやつを与えるのではなく,ママもちょっ    とだけ選択に気をつかってください。成人病が子どもにまで侵出してき    たのは,大人の好みに付き合わせられてきた食生活のお陰なのです。     一緒に選ぶというのは,親の好みを押しつけることではなく,親が子    どもに成り代わってみるということです。子どもには相応しくないと感    じる感性を持つことが必要です。ミルクを与えるときに,ママがちょっ    と味わってみてから口にふくませていたことを忘れないでください。            ・・・《可愛がることと愛玩することとは違います》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○テレビ番組?     バラエティやおふざけ系のアニメなどが,子どもの前に立ちはだかっ    ています。乱暴な言葉が大人ぶること,自己表現と勘違いしているよう    です。ブツブツに切れた話し方や,人の話を聞かないしゃべり方,コミ    ュニケーションの悪い例を見習っています。     子どもと話すときは,言葉を選んでください。母親は古来言葉の先生    です。ちゃんとした言葉遣いがしつけの要です。子どもが汚い言葉を拾    ってきたら,それはそっと閉まっておくように教えてください。捨てて    しまうのではなく,封印しておけばいいのです。使っていい言葉と使っ    てはいけない言葉を一緒に選んでください。     テレビ番組は一緒に視聴してみるといいでしょう。頭ごなしの禁止な    どはあまりお勧めではありません。何処が望ましくないのか,母親の感    想を載せて知らせてやれば,子どもにも伝わります。母親がどう感じて    いるのかということは,子どもには結構効き目があります。     うるさいといった,その場の感情ではなく,登場人物の中で脇役の思    いを代弁する形で伝えるといった工夫をしてみてはどうでしょう。子ど    もはお話の読み聞かせを喜びますが,その手を使うのです。主役の行動    を周りの登場者はどう思っているかと言葉にして聞かせるのです。     子どもは主役の立場で番組を見ています。からかって面白がる場面な    どでは,からかわれる方の思いは見えてきません。それを親がそれとな    く吹き込んでやればいいでしょう。相手の立場に気付かせることが,子    どもと一緒に話すコツです。     最近のテレビ番組のディメリットは,流れを結末直前に切断してCM    を流すことです。気分をぐっと盛り上げていってこれからという直前に    はぐらかすというイライラを押しつけてきます。のめり込むことを拒否    され続けていると,子どもは自己防衛上やがてしらけを身につけていき    ます。そのことを防いでおかないと,熱中できない子どもになります。    時間つぶしにテレビを選ばない方が賢明です。     ・・・《コミュニケーション能力は母親との豊かな会話で育ちます》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○散歩?     子どもと手をつないで散歩すると,子どもの関心はあちこちに向きま    す。動物園に行ったときなど,気に入るとじっと見ようとします。親は    時間が気になって先を急がせようとしますが,そんなときはゆっくりと    付き合ってやってください。子どもが選んだ過ごし方に従ってやりまし    ょう。     野原を歩くとき,なんの頓着もなく歩き回って,足下の草花を踏みつ    ぶしていませんか? 公園などではイヌやネコの糞を踏まないように気    をつけているはずですが,小さな生命への優しさを教えてやってくださ    い。小さいとはいえ命の大切さを選んでみせるのです。     空の雲を子どもと一緒に見上げる視線を選ぶのもいいですね。形を変    える白い雲をぼんやり眺めていると,何に見える?という想像ができま    す。それよりなにより,空の雄大さを感じることができます。見上げて    ごらん,夜の星を・・・。気持ちが狭くなったとき,手軽に癒しが得ら    れます。お母さんと見上げた空の青さ,そんな思い出を作っておいてく    ださい。     外の世界で,子どもは何に興味を示すのか,母親は何に関心を持つの    か,お互いの選択を知り合うことできます。子どもはこんなものを面白    がるのか,それはかつて自分が子どもであった頃を思い出させてくれる    かもしれません。そんなとき,子どもの目線になれます。     子どもの感性は不連続でつながっていません。連想にしても思いもか    けない飛躍をします。子どもなりの連続性はあるのですが,大人の整理    された思考には合致しないので,この子は何を考えているのだろうと思    うことがあります。その自由な発想を大人の知恵で修正などせずに,一    緒に楽しんでやればいいのです。     なんの変哲もない石や草を何かに見立てて遊んでいる子どもは,頭の    中で一つの物語を描いているはずです。大人には想像できない世界でし    ょうが,どんな選択をしているのか問いつめずに,温かく見守ってやっ    てください。楽しそうにしている子どもの姿は,親には最高の癒しにな    ります。        ・・・《子どもの選択と大人の選択の違いはあって当然です》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○友だち?     「友だちにいじめられることがあります」。この言い方が素直に読み    とれましたか,それともどこか変と感じられましたか? 違和感を持っ    て欲しいのです。そのわけは,いじめるような奴は友だちではないとい    うことです。友だちなら庇うはずです。友だちという言葉が意味不明に    なっているのです。     子どもにとって友だち選びは大事なことです。子どもたちに「友だち    は何人いますか」と人数を尋ねる調査を数回実施したことがありますが,    その数は増え続けていました。皆仲良くという姿が見えてきたのですが,    実のところは友だちの概念が軽くなってきたと考えなければならないよ    うです。     ただの知り合いでしかない間柄でも,友だちづきあいをしていると思    いこんでいます。それなら,友だちにいじめられたという言い方も通用    します。しかしながら,友だちという言葉はやはり信頼関係をイメージ    させる言葉です。この期待と現実のギャップを含んでいるために,子ど    もたちの友だちづきあいを混乱させています。     子どもたちが友だちを持てなくなってきた背景には,母親の友だちづ    きあいの影が差し込んでいます。表面的には愛想よくしながら,家の中    では相反する言葉を口にしてしまうことがあります。そんな友だち観を    教えられていると,子どもは友だちを持てなくなります。本当の友達は    何処にいるのか,といつまでも落ち着かず,一方で,どう付き合えば友    だちづきあいになるのか,も知らないままです。     人と人は縁があって友だちになります。その縁を大切にする心根が友    だちづきあいになります。出会いは切っ掛けであり,その後は縁を結ぼ    うとする意思が不可欠です。例えば,たまたまご近所で顔見知りになり,    何かしら気があって友だちになり,引っ越して別れても,つきあいを続    けようとする,それが友だちでしょう。傍にいるときだけしか友だちに    なれないのではありません。     もちろん,浅い深いはありますが,裏表のないつきあいをする,そん    な親同士の友だちづきあいを子どもに見せてやってください。して見せ    てやらなければ,子どもは友だちを持つ手だてを知らないままになりま    す。友だちとはこんな風に付き合うのだと,子どもと一緒に友だちを作    ってください。            ・・・《生きていく手だては親が手渡しするのです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○将来?     順番を決めるときや決断を迷ったときには,ジャンケンやコインの裏    表で決めることがあります。選ぶとはどちらかに決めることです。でも,    決めることのできないこともたくさんあります。その袋小路を開くため    に,人は運を天に任せるという余裕を持ってきました。人智の限界を弁    えるところに希望が詰まっているものです。     子どもにおねだりされたとき,「お父さんに聞いてから」と返事を保    留することがあります。たいていは「駄目」という結論を言い渡す嫌な    役を父親に振り向けているようですが・・・? 自分の思い通りにはな    らないことがある,その壁として父親が立ちはだかっている,そんな図    式が子育ちには必要なのですが,それを引き受ける頼りがいのある父親    が減っているようです。     大人は時として子どもに「将来何になりたい?」と尋ねます。幼い子    どもには将来という意味は分かりません。ですから,今なりたいものを    答えます。児童になれば将来を大人の姿に重ねてモデルを選びます。誰    それのようになりたいと考えて,その職種を答えるでしょう。もちろん,    それが実現する道筋などは分かってはいません。「無理無理」と簡単に    潰さないでください。     先のことは,やってみなければ分かりません。簡単に見限ってしまわ    ないようにしましょう。大切なことは自分で選ぶことです。甘い考えか    もしれませんが,子どもなりに考えて選んだということを大事にしてや    るのです。もちろん,大人として,こんな時はどうするの,といういく    つかのポイントを示してやることはよいアドバイスになります。一緒に    選んでみるのです。     成長して何らかの職種を具体的に選ぶときなど,親の意向と違う場合    もあります。子どものためという親心が,子どもの選択を破棄し,親の    選んだ道に向かわせようとする強権を行使する場合もあるかもしれませ    ん。もしも心配なことがあれば,それを子どもと一緒に考えて,よい方    向を選ぶように話し合うことです。そういう親子の間柄は,一朝一夕に    はできあがらないと知っておいてください。     選ぶときにはベターな方を選びます。「こっちがいいかな?」。この    ときベストを望まない方がいいでしょう。ベストを選ぶと余裕のない道    に入り込みます。先には何があるか分からない,良いことも悪いことも    あります。ベターな道であればそれをかわす余裕があるので,実現しや    すくなります。これしか無いという究極の選択ではなくて,この方向に    行ければいいという余裕が大事です。            ・・・《選ぶことができるのは,今しかありません》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○個性?     生きるということは選び続けることです。今日はどの服を着ようか?    今夜の夕食は何を食べようか? 今度の日曜日は何処に行こうか? 一    方で,一生に一度の決断ということもあります。やり直しできない重大    決意になります。きちんと選ぶ能力を育てておいてやらなければなりま    せん。     選び方とは見分け方です。あれとこれを比べて,どちらがベターかと    いう判定をするのですが,そこで必要なことはどのような物差しを当て    るかということです。夕食の献立なら,肉類か魚類か,肉なら牛肉か豚    肉か鶏肉か・・・などの選択肢が数え上げられる中で,ここ一週間に登    場したものは取りあえず除けられます。消去法で残った中から,今日は    ちょっと冷えるからあったかいものをという条件を重ねて,献立が選ば    れていきます。     このような選択の手続き,即ち何を考えて選んだかを子どもにしっか    りと伝えてください。単なる思いつきではなくて,こういう理由がある    という背景を見せてやれば,選択の意味が分かるようになります。「ど    うして今日は鍋物なの?」,そこに家族を思いやる母親の優しさを感じ    るはずです。     「今日は何が食べたい?」と子ども向けの献立ばかりではなくて,た    まには「お父さんが好きだから」といった献立を,子どもと一緒に選ん    でみてください。うれしそうな父親の顔を見られたら,「ママと一緒に    考えたんだから」と,子どもの心にはきっと優しい温もりがいっぱいに    なるでしょう。     自分のためだけではなく,周りの人のことも考えながら選ぶことの大    切さを学ばなければなりません。気配りの上で選ぶということです。何    を選ぶかということは個性ですが,その上にどのように選ぶかというこ    とは人格に関わってきます。個性がわがままに堕落しないためには,心    の広い物差しによって選ぶことが不可欠です。     何をどのくらい食べるか,その選択が健康を決めます。何をどのよう    に語るか,その選択がつきあいを決めます。何をどのようにするか,そ    の選択が人生を決めます。選ぶということを,子どもと一緒にもう一度    問い直してみませんか?          ・・・《迷いながらも選び続けることが生きることです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  《一緒に選ぶとは,自分らしさへの道案内です。》 ※人は自分で選んだ道であるなら,それなりの覚悟が伴うものです。迷ったと きのアドバイスがあったとしても,それを決めるのはやはり自分です。母親の 言うとおりに育てられたという思いが残ったら,子どもはどこかで深い後悔を 秘めることでしょう。  子どもが自転車の練習をするとき,はじめは補助輪や支えが必要です。同じ ように,選択という能力を育てる際には,親が一緒に介添えしてやることが必 要なのです。基礎ができていないと,ちょっとした選び間違いは後で響いてき ます。やり直しができることで,選ぶ練習をたくさんさせてやってください。  【質問10-01:お子さんと一緒に選んでみませんか?】    ●答は?・・・自信を持って,「イエス」ですよね!? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ★編集後記★  お届けした「子育て羅針盤」第118号は,いかがでしたか?  穏やかなお正月でしたが,その後は冬将軍の来訪でした。皆さんのところで はいかがでしたか? 仕事始めで今年もスタートです。どうぞ頑張ってくださ い。  子育て羅針盤第10版は,お子さんと一緒に過ごす時をイメージして書いて いきます。書き下ろしですので先がどうなるのかクマさんにも見えませんが, 優しくおつきあい下さい。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※ご案内※  ●モリのクマさんのホームページは ・・・「徒然窓」=      http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/   です。「子育て羅針盤」の「バックナンバー」,〜「掲示板」,     週刊「今週のコラム」,「子育ち12章(Ver.1〜8)」,     「子育て心温計」などの受賞論文,養育アンケート調査結果,     社会教育・ボランティア組織活動の指導者用テキスト〜    などを掲載しています。 ・・・是非訪ねてみて下さい。・・・  ●大小問わずPTAや家庭教育学級などでの《講演》のご依頼も承ります。   関心をお持ちの方は,メールで気軽にお問い合わせ下さい。   プロフィールをお知りになりたい方は上記のHPを参照してください。   なお,クマさんの本拠地は福岡市近郊です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ☆予告☆  次号では,  【質問10-02:お子さんと一緒に比べてみませんか?】 について考えます。どうぞお楽しみに! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban] ○発行期日:2000年09月25日より,毎週月曜日正午 〇発行責任:モリのクマさん(詳細はHP「徒然窓」〜プロフィールに) ○著者連絡: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp  〇転載許可:必ず事前に,モリのクマさんまでメールのご一報を下さい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 〇配信の協力を頂いている発行支援システム  ◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/    登録・解除= http://rap.tegami.com/mag2/m/0000046251.htm  ◆メルマ***『melma!』= http://www.melma.com/    登録・解除= http://www.melma.com/mag/37/m00019737/  ◆読者と発行者を結ぶ架け橋『Pubzine』= http://www.pubzine.com/    登録・解除= http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9104  ◆無料メルマガ発行サービス『メルマガ天国』= http://melten.com/    登録・解除= http://melten.com/m/2166.html  ※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○