□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ [2003/01/20]            【子 育 て 羅 針 盤】                               (第120号) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  我々の本当の敵は,いつも沈黙している。                          ・・・・・ヴァレリー  子どもの本当の敵は,いつも親から隠されている。                      ・・・・・H.モリのクマさん ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★ママの?★        『ママはなぜお賽銭を5円にするのでしょう?』                               (第51号) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  お正月に家族で近くの神社に初詣に行きました。ママが5円玉を呉れて「そ の箱に入れなさい」と言いました。他の人がしているのを見て,同じようにポ ンと投げました。チャリンという音を立てて入っていきました。でも,お願い を5円で適えてくれる神様って,本当にいるのかな?  お賽銭は神様にお米を差し上げる初穂が変化したものです。魚や野菜も初物 をまず神様に差しだし,その後食べていました。自然の恩恵を受けているので 感謝する気持ちを伝えているのです。この初穂がお金に形を変えました。  ところで,お賽銭は5円や45円がよいそうですね。5円はご縁,45円は しじゅうご縁という語呂合わせです。5円じゃちょっと悪いなという気持ちに なってつい10円玉をあげます。でも,よかれと思ったことが仇になるそうで す。10円は遠縁になるのだそうです。知ってました?  お賽銭を上げて手を合わせた後,ママが尋ねました。「何をお願いしたの?」。 ボクは黙っていました。だって,お賽銭はありがとうという感謝のしるしだっ てこと,ママは知らないみたいだから。神様に,ママが罰当たりって叱られな いか心配です。  ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★子どもと一緒に12章★          『子と遊ぶ 体験こそが 親らしさ』                             《第10-03講》 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ■はじめに  人は見る,聞く,臭う,味わう,触れるという五感を持っています。その次 に第六感があります。気が利くというのは第六感です。ところで,五感が鋭敏 でなければ,第六感は働きません。基本を大事にしなければ,その総合力であ る応用は働かなくなります。  五感は外部環境を認識し,発見し,興味を持ち,理解するまでの機能をもち, その上で未来・将来に起こりうることを洞察する力が発揮できます。こうした らこうなったという経験知をたくさん持っているから,こうすればこうなるだ ろうと推察できるのです。  五感を育てるためには,快適な暮らしをしていてはいけません。もちろん程 度はありますが,少しの不快さが必要なのです。育ちとは快適さを求めようと する営みだからです。寒ければ温かくなるにはどうすればいいのか考えて,そ の対応を実行しようとします。お腹が空いても,食事の時間になれば食べられ るという習慣があるから,もう少し待つように腹の虫に言い聞かせることがで きます。  汚いものを目にするから,美しいものが見えるようになります。不味いもの を食べるから,美味しいものが喜びを感じさせます。惨い世界を知るから優し さの大切さを実感できます。痛みを感じたことがないから,痛みを平気でまき 散らします。痛みは自分で引き受けなければ,誰も肩代わりはできません。だ からこそ,他者に痛みをもたらすことは御法度なのです。  五感は生きるために必要な機能です。生きるとはマイナスを回避することか ら可能になります。視聴覚は敵を早く見つける機能であり,味覚臭覚は腐った 食物を除ける機能であり,触覚は鋭利な危険物から逃避する機能です。即ちマ イナスを感知できなければ意味がないのです。  快適な環境での育ちは,マイナスを感知する経験が乏しくなります。当然, どのように回避すればいいのかしたことがなく,結果としてひ弱な育ちを促す ことになります。少しのマイナスは不可欠です。その少しの負の体験,それが 遊びに含まれている育ちの養分なのです。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  【質問10-03:お子さんと一緒に遊んでみませんか?】 ・・・・・「一緒に遊ぶ」という内容について,説明が必要ですね ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○視聴味覚?     胎児は母親の胎内に閉じこめられていますが,音を聞くことはできま    す。もちろん話しかけても言葉の意味は分かりませんが,喜怒哀楽のニ    ュアンスは伝わります。音楽を聴かせることで胎教を,という子育てが    可能になります。赤ちゃんを左胸で抱くと落ち着くのは,胎児の頃から    聞き馴染んでいる母親の鼓動に包まれるからです。     生まれてから目が開き,見ることができるようになります。赤ちゃん    のベッドの上にくるくる回る飾り物を置いてやることがありますが,目    が最も敏感に働くのは動くものに対してだからです。何かが動いた,と    感じることがあります。動くものは接近してくる危険ではないかを本能    的に見分けなければならないからです。     赤ちゃんは手当たり次第に何でも口に入れようとします。生きるため    に必要な食べる訓練をしています。苦かったり酸っぱければペッとはき    出します。タバコや小さな固形物の誤飲には気をつけなければなりませ    んね。小さい頃に食べて当たったものは,その後身体が拒否するように    なりますが,一種の抗体現象でしょう。     遊んでいるとき,いろんな音の中から,ママの呼ぶ声を聞き分けるこ    とができます。どの音が自分に関わる音か,選ぶ能力が鍛えられていく    からです。一緒にいるとき,なるべく声を掛けてやることでママの声を    覚えさせることです。お袋の味,それはママと自分のつながりの糸にな    ります。この味はママの味と刷り込まれているのです。     ママと一緒に散歩しているとき,イヌが近づいてくるとママの後ろに    隠れます。近づいてくる得体の知れないものを避けています。自分の背    丈と同じ大きさがありますから怖くて当たり前です。大人だって背丈ほ    どの牛は,おとなしいと分かっていても怖いものです。ママがイヌと仲    良くしてみせると,ママの仲良しだからと少し安心します。     ママが子どもと過ごす時間,それは遊ぶ時間です。大人が考える遊び    ではなく,生きるために必要な立ち居振る舞いを伝授する練習という遊    びです。一人遊びでは教わりがないので,効果的ではありません。独学    よりも教習が早くて効果があるということと同じです。もちろんある程    度の下地が備わった大きな子は一人遊びも必要になります。     ・・・《見て聞いて味わってより分ける力をつけることが基本です》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○玩具の世界?     おもちゃと遊ぶ子ども,おもちゃとしか遊べない子ども,おもちゃと    遊ばされている子ども,そこに大人は寂しさや悲しみを感じるはずです。    寂しさとは人と離れていることです。おもちゃは人と一緒に遊ぶ手段で    す。決しておもちゃ遊びそれ自体を楽しむようになってはいけないので    す。     ミニカーで遊んでいる子どもは,パパやママとお出かけしたり,友だ    ちと競争したり,ママと一緒にスーパーに買い物に行ったりすることを    思い描いて楽しんでいます。ミニカーが何台揃ったからうれしいという    楽しみ方は,おもちゃ遊びではありません。「ママも一緒に連れて行っ    て」,ミニカーに子どもと一緒に乗ってみる積もりになって遊んでくだ    さい。     積み木やブロックのような玩具,それ自体はただの部品であり組み立    てることで形になる玩具は,想像を引き出します。電池で動くような玩    具は子どもの遊び心を型にはめ込んでいきます。例えば,バスのおもち    ゃはバスとして遊ぶことしかできません。飛行機にはなりません。バス    の利用を教えるのも必要ではありますが,それだけでは物足りなくなり    ます。     子どもがお盆を持ち出して遊んでいます。「おもちゃじゃありません」    と取り上げますか? 子どもは何でもおもちゃにできます。子どもなり    に遊びの世界を作り上げています。一緒に遊んでやれば,お盆が何を意    味しているのか,教えてくれるはずです。気が済むまで遊ばせたら,本    来の役目に沿ったお盆を使ったお手伝いごっこをしてみましょう。     おもちゃ選びも考えるとたいへんです。子どもが欲しがるものは,マ    マは与えたくないものであることもあります。その点は半々程度に妥協    すればいいでしょう。大事なことは,少な目にすることです。ご機嫌を    取るためにおもちゃを与えておこうというのはいただけません。おもち    ゃだらけになると,いろいろな育ちの上での心配が出てくるからです。     パパが日曜大工をしています。子どもはオモチャの道具でマネをしま    す。ママが家事をしています。子どもはオモチャでままごとをします。    一緒に遊ぶことで,ものを使うという遊びをたくさんさせてください。    つくるという遊び体験がなければ,自分の手を使う楽しみを発見できな    いからです。遊ばされるのではなくて,遊ぶという主体性に気をつけて    ください。              ・・・《おもちゃは遊びをつくりだす手段です》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○文明世界?     人は道具を使います。現代社会の暮らしはマニュアルが必要です。ス    ーパーではレジを通らなければ自分のものにはなりません。バスに乗る    ときには整理券を取らなければなりませんが,先払いになっているとこ    ろもあります。電車には,一列に並んで順序よく乗車しなければなりま    せん。一緒に出かけて子どもにさせてみることで覚えさせます。     毎日の暮らしは時間に従って動いています。リズムを合わせられない    と,自分にも周りにも支障をきたします。ママが苛つく要因の一つは,    子どもが時間通りに動いてくれないことです。「早く」という口癖は,    ママになると身についてしまうようですね。     園児までは,これから何をしなければならないかを考える力はありま    せん。8時に出かけるためには,今何をすればいいか。そんなことは考    えられないのです。生活習慣としてリズムを身につける他はありません。    6時に起きて洗面して・・・という一つの流れを習慣にするのです。そ    のしつけは当然やっていますね。     朝を気持ちよく起きるためには,早寝が必要です。子どもが朝ご飯を    食べたがらないと言いますが,それは夜更かしをして朝の目覚めがすっ    きりしていないからです。起きてきてもダラダラしているから,さっさ    とした習慣が身につきません。リズムのしつけは早寝から始まると覚え    ておいてください。     子ども用の時計を与えることも一つの手です。寝る時間,起きる時間    にベルをセットしておきます。ママと同じように自分の時計で行動する,    その導入として遊び感覚でさせてみてはどうでしょう? させようとす    るのは大きくなった子どもには通用しますが,幼い間は一緒にするとい    う積もりでいた方がいいでしょう。     ママと一緒に洗濯物を畳みます。畳んだら自分のものはそれぞれに収    納します。ママは片手でさっさとできるでしょうが,「こうするのよ」    と言って,両手で持ってそっと収納して見せませんか。子どもにできる    ように形を整えてやらないと,きちんとできません。きちんとできない    から,させないということになります。片づける癖をつけるせっかくの    チャンスを逃さないでください。          ・・・《遊びでも繰り返すと良い習慣をしつけられます》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○自然世界?     人は暗闇を恐れます。見えないことが不安を生むからです。堅固な囲    いの中に閉じこもれば,一安心です。内弁慶は外に不安があることの裏    返しです。外の世界のあれこれがおよそであっても分かれば,自分の安    心の場を見つけることができて,気持ちを外に向けるようになります。     はじめての場所にいると,周りが見えていても不安になります。その    場所がどういう場所か分かっていれば大丈夫です。自分が安心できる場    所を見つけるために,目を開き耳を傾けます。そのためには,いろんな    場のモデルを知っておかなければなりません。     家の中と外は違います。外も道路と公園では違います。危険の程度が    がらっと変わります。それぞれの場を体験することで,行動のパターン    を変える必要を覚えます。よその家ではお利口さんにする,図書館では    声の大きさに気を配る,乗り物では騒がない,曲がり角は飛び出さない,    高いところには登らない,ママと一緒にいろんなところに出かけましょ    う。     庭に出れば蜘蛛の巣にチョウチョが捕まっています。田圃の米をスズ    メが群れになって食べています。カラスがゴミ袋に群がっています。動    物の世界には食べるための凄まじい闘争があります。花壇の草花が花を    開き実をつけ枯れていきます。擬人化したお話をしてやって,何が起こ    っているのか,子どもなりに分からせてください。     花や葉っぱをすりつぶして水につけると,色の付いた水になります。    透き通った水に色が付きます。ぼろ切れを漬けると,色づきます。色と    いうものはつくものと経験します。遊んでいると服に色を付けてくるこ    ともあるでしょう。叱るよりも,色が付くという事実に気付かせてやっ    てください。     夜になるとお月様が出ます。毎日少しずつ形が変わります。毎日です    と違いは少ないので,数日おきに一緒に見上げてみませんか? 形の変    化が分かります。出てくる場所も変わります。明日はどうなるかな?     そんな疑問を持てば,明日が楽しみになります。なにより,同じように    見えても,じっくりと見ると物事は少しずつ変わっているんだ,という    ことを学ぶことができます。ものを見る目を開く扉になります。      ・・・《ただ眺めるのではなくしっかり見る遊びをしてください》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○触覚世界?     ママが洋服を選ぶときや,食材を買うときには,必ず手で触ったり持    ったりします。五感の中で触感は普段あまり意識していません。普段心    臓が動いているのを意識していますか? 何も感じていませんね。生き    る上で大事なことは普段は感覚にかかりません。触覚は生きる上でとて    も大事な感覚ですが,それ故に意識にまで上ってきません。     もしも触覚が働かなくなったら,人は寝たっきりになります。立つこ    とも,座ることも,歩くことも,つかまることもできません。人として    の動きは全て肌の触覚が司っているのです。愛する人とは抱き合います。    肌と肌の触れ合いが,深いつながりを感じさせるものです。     乳幼児をダッコしているときに,目や口に指を突っ込んできます。手    当たり次第に触ろうとします。愛子様も牛に触ろうとしていました。見    るだけではなく触ってみないと分からないのです。イヌも何かを見つけ    ると,まず嗅いで,それから前足でちょっとつついてみようとします。    触って確かめるという言葉通りです。     この世界には目に見えないものもあります。例えば,目に見えない空    気の動きである風です。大人世界には,場の雰囲気といったものもあり    ます。親切のような気持ちも見えない抽象的なものです。親切が身にし    みるという言い方がありますが,肌で感じるべきことはたくさんありま    す。怖いものに出会えば鳥肌だちます。触感を使うような遊びもしてお    く方がいいでしょう。ちょっとくすぐったりしてやれば,喜びますね。     子どもは泥んこ遊びが好きです。もしも,洋服が汚れるからといって,    禁止しているなら,子どもが可哀想です。遊びたいのに遊べないという    封じ込めは心の負担になり,とんでもない形で吹き出してくるはずです。    例えば,砂場で遊んでいる子どもを理由もなく突き飛ばしてみたり・・。     砂のザラザラ感,泥のヌルヌル感,水のサラサラ感,ママの肌のスベ    スベ感,コンクリートのガサガサ感,いろんな感じを体験しておけば,    触感が豊かになります。本当は布オムツのジメジメ感がオムツを早く卒    業したいという気持ちを引き出すのですが,サラサラオムツではそんな    気は育ちません。親が気持ち悪いだろうと勝手に先回りして思いやって    いる,一種の過保護です。不快感も一緒に付き合ってやる勇気を持ちま    せんか?            ・・・《触れ合うというのは大事な遊びの要素です》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○記号世界?     ママの指にはマリッジリングが光っています。薬指のリングは結婚と    いう意味を表す記号です。場所によって意味が違います。人には手と足    があるのに,イヌには前足と後ろ足があり,手はありません。それなの    に,「お手」と芸をさせています? こんなことはどうでもいいことで    すが!     絵本を読んで聞かせます。子どもが読もうとします。どちらから開く    でしょう。順序がありますね。玄関で脱いだ靴は家族それぞれに置く場    所が決まっていませんか? ゴミはゴミ箱に,本は本棚に・・・,場所    があります。このような目に見えない約束事も記号です。     椅子には座ってはいけません。おばあちゃんは座りますが,それは勘    弁してあげましょう。椅子には腰掛けるのです。バスや電車のように子    ども用の椅子がなければ座らせるしかありませんが,なるべく腰掛けさ    せてください。公共物はみんなのものですが,それを私のものと解釈す    ると,それは困った勘違いになります。記号の読み違いです。     人を叩いてはいけません。人には優しくした方がいいのです。このよ    うに,して良いことと悪いことがあります。善悪という記号です。この    記号は子どもの心の中にきちんと刻み込んで,いつでも見えるようにし    ておかなければなりません。     子どもの心にいろんな記号を刻むには,石に刻むようなものです。繰    り返し繰り返し教え込むこと,それしかありません。その手間を惜しん    で,言っても聞かないと逃げていたら,子どもの心は道標を失います。    何の記号も描かれていない地図と同じなのです。     一緒に遊んでいれば,その時に必要な記号があれこれと現れてきます。    それを言葉なり態度なり叱ったりほめたり,あらゆる手だてで子どもの    心に印象づけるチャンスが出てくるはずです。その時にしなければ効果    は薄くなります。熱いうちに刻んでやれば残ります。冷えたら受け付け    てくれません。一緒にということは,とても大事なことです。             ・・・《一緒に遊ぶとは考えると奥が深いのです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  《一緒に遊ぶとは,親がしてやれる最も大事なプレゼントです。》 ※遊べない子どもという危惧があります。子どもにとっては遊びが学びです。 生き方学校をさぼっているのですが,その大切さに気付いていないことが心配 なのです。ゲーム遊びは盛んかもしれませんが,それは遊びではなく,言い過 ぎかもしれませんが遊興なのです。  遊びという言葉をもっときちんと考えて頂きたいと願っています。遊ばせて おけばおとなしくしている,手間がかからないといった親の都合は二の次にし て,手抜き養育をしないことです。親らしいこととはわざわざ一緒に遊んでや ること,そう思っていただけたら,子どもは幸せでしょう。  【質問10-03:お子さんと一緒に遊んでみませんか?】    ●答は?・・・自信を持って,「イエス」ですよね!? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ★編集後記★  お届けした「子育て羅針盤」第120号は,いかがでしたか?  この号には「何処で育つのか」という隠し味があります。気が付かれなくて も一向に差し支えありません。ただ羅針盤の基本テーマは依然として生かされ ていることを,念のために申し上げただけです。  インフルエンザが流行しているようです。外から帰ったら必ず手洗いとうが いをするという習慣は,お子さんと一緒に是非実行してください。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※ご案内※  ●モリのクマさんのホームページは ・・・「徒然窓」=      http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/   です。「子育て羅針盤」の「バックナンバー」,〜「掲示板」,     週刊「今週のコラム」,「子育ち12章(Ver.1〜8)」,     「子育て心温計」などの受賞論文,養育アンケート調査結果,     社会教育・ボランティア組織活動の指導者用テキスト〜    などを掲載しています。 ・・・是非訪ねてみて下さい。・・・  ●大小問わずPTAや家庭教育学級などでの《講演》のご依頼も承ります。   関心をお持ちの方は,メールで気軽にお問い合わせ下さい。   プロフィールをお知りになりたい方は上記のHPを参照してください。   なお,クマさんの本拠地は福岡市近郊です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ☆予告☆  次号では,  【質問10-04:お子さんと一緒に歌ってみませんか?】 について考えます。どうぞお楽しみに! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban] ○発行期日:2000年09月25日より,毎週月曜日正午 〇発行責任:モリのクマさん(詳細はHP「徒然窓」〜プロフィールに) ○著者連絡: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp  〇転載許可:必ず事前に,モリのクマさんまでメールのご一報を下さい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 〇配信の協力を頂いている発行支援システム  ◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/    登録・解除= http://rap.tegami.com/mag2/m/0000046251.htm  ◆メルマ***『melma!』= http://www.melma.com/    登録・解除= http://www.melma.com/mag/37/m00019737/  ◆読者と発行者を結ぶ架け橋『Pubzine』= http://www.pubzine.com/    登録・解除= http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9104  ◆無料メルマガ発行サービス『メルマガ天国』= http://melten.com/    登録・解除= http://melten.com/m/2166.html  ※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○