□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ [2003/03/10]            【子 育 て 羅 針 盤】                               (第127号) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□  幸福は分かち合うようにつくられている。                           ・・・・・ラシーヌ  養育は分かち合うようにつくられている。                      ・・・・・H.モリのクマさん ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★ママの?★         『ママはなぜ体脂肪計で測るのでしょう?』                               (第57号) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ママは私が早く大きくなるようにと,手作りのごちそうを食べさせてくれて, お風呂ではいつも体重が増えたことを喜んでくれます。でも,ママが体重を量 って増えていると,お腹をつまんで不機嫌になります。大きくなりたくないの かな?  体脂肪は脇腹や太股につきやすく,洋服を着た姿からは太っているようには 見えません。内臓についたりすると健康的ではありません。体脂肪が全身の何 パーセントかという目安が,健康のバロメーターになります。  体脂肪率の測定は,身体に微弱な電流を流して測ります。身体は水分が含ま れており電気をよく通しますが,脂肪は水分が少なく電気を通しにくい性質が あります。そこで,脂肪が多いほど電気抵抗が大きくなります。電流の流れ具 合を測ると,脂肪の割合が推察できるというわけです。  マラソン選手では体脂肪率は10%強になっているそうです。走ることで脂 肪を燃やしているからです。ママの体脂肪率はどれくらいかな? ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ★子どもと一緒に12章★          『もう少し 待ってみるかと 親心』                              《第10-10講》 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  ■はじめに  待てば海路の日和あり。そんな悠長な時代は過ぎていき,時代の変化が速く なったことは,そこに住む人間がすぐに古びてしまうということです。子ども たちの早熟さは,視点を変えればそれだけ年を取ったことになります。そんな に急いでどこに行こうというのでしょう。  身体は正直で,成人病の低年齢化,犯罪の低年齢化に見られる欲望の未成熟 さが現れています。早かろう拙かろうという不備が蔓延しています。ブランド のコピー商品の広がりも,今すぐ欲しいという拙速でしょう。お金さえあれば 何でもできるという魔法の絨毯を手に入れて,本物を見分ける素養をはじめと していろんな手筈を跳び抜かしています。  トラブルの中には,用心を怠ったという要因がかなり含まれています。交通 事故もちょっとした安全確認をすれば防げたものがあります。それをしないの は先を急いでいるからです。手間暇を惜しんで無防備であるということは,不 用心であり,災いを招くような状況になります。何も事故だけではなく,人間 関係のトラブルも不用意な言葉や振る舞いで拗れることがあります。  子どもが言うことを聞かないから折檻する,食事を与えない,閉じこめる, そんな短絡さも散見されます。手が掛かる子どもなど要らない,産まない,そ んなお手軽指向も感じられます。子育てを母親任せにして逃げている父親の身 勝手さも,面倒なことを避ける浅知恵です。もちろん,そんな例はほんのわず かでしょう。マスコミで取りざたされるのは,珍しい事例だからです。みんな がみんなそうしているはずはないと信じます。  子どもはバタバタと効率的に組み立てることのできるマシーンではありませ ん。余計な動きを抑制してただ太らせるだけを命題とした畜産でのブロイラー 育成法は,子どもには適用できません。不謹慎ですが,人並みの能力を備えた ロボットを作るためには莫大な費用がかかるでしょうし,技術的にも不可能で す。何しろ,全知全能の神の手によって作られたのですから。  子どもを育てるのは,とてつもなく光栄なことだとも考えられます。神の手 をなぞることができるからです。神は一瞬の作業だったでしょうが,人は20 年の歳月が養育作業に必要なのです。待てば海路の日和があるはずです。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇  【質問10-10:お子さんと一緒に待ってみませんか?】      ・・・・・「一緒に待つ」という内容について,説明が必要ですね ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○一発指導?     お巡りさんに捕まるから,悪いことをしちゃいけません。おじさんが    こわい顔をしているから,静かにしなさい。どうして子どものしつけを    このように脅かすやり方でしてしまうのでしょう。怖い人はよその人,    そうすることで脅しが強くなる効果がある一方で,逆に家族の結束が強    まります。誰でも嫌なことは言いたくないですし,いい子ぶりたいです    からね。     ところで,しつけを人のせいにするやり方は,望ましいものではない    と言われます。卑怯だという判断もできるでしょう。正しいしつけでは    ないことも確かです。でも,それは子育ての現場から離れた第三者の後    知恵です。他人は親に完全なしつけを求めて,その養育力を過小評価す    るので,責めるような非難を浴びせます。大事なことは,たとえやり方    が不十分でも,悪いことをしなければいいのです。     ちょっと脇道に逸れますが,勉強に対して一回の試験で100点取れ    るはずだと思っていませんか? 最初は40点,2回目は70点,3回    目は80点,4回目は85点,5回目は88点とだんだんに点数は上っ    ていきます。さらに,100点に近づくと点数の増え方は小さくなりま    す。しつけも同じステップで進むと考えることができます。     しつけがひとっ飛びでできると思うのは間違いです。40点のしつけ    でも,取りあえず悪いことが止められます。それを100点のしつけで    はないから意味がないと断定するのは無謀です。子どもの成長につれて,    後から納得していけば十分です。大人でさえ,悪いことをしたら捕まる    という歯止めが皆無ではありません。しつけは人の力を借りながら始め    ても構わないのです。     100点満点のしつけとは,それが身につくということです。他者か    らの強要ではなくて,もう一人の自分がしてはいけないことを弁えて自    分にさせないようにできるようになればいいのです。この最終段階まで    一足飛びに到達することは無理でしょう。悪いことはしないともう一人    の自分が8割方決めて,さらに捕まってしまうからという2割の歯止め    もあって,誠実に暮らしています。      ・・・《しつけの段取りを考えて,仕上げを待ってみませんか?》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○読書?     本を読む楽しみってどんなものでしょう? 次はどうなるかなという    楽しみでしょうか? 読み終わった後,いろんな形での感動が通り過ぎ    ていきます。感情が揺り動かされるためには,作品が備えている起承転    結というゆったりとしたうねりとの共鳴が欠かせません。     本を読まなくなった若者は,文章を読み解く力が弱くなっているため    に真ん中の承転が面倒と感じられ,起結だけで楽しもうとしています。    結論だけを求めたがります。これでは気持ちの上っ面がざわめくだけで    す。心の奥底から揺さぶられるような感動はありません。     本を読むことの意味は,心を耕すことです。自分の心の奥底に潜むい    ろんな欲望を掘り起こして,自分の本性に目覚める営みです。普段自覚    していない欲望が,物語の承転に描かれている主人公と「そうだ,そう    よ」と共感することによって,意識のレベルにまで引き出されてきます。    人間にはそんなところがある,その気付きが読書感想の核になります。     それが何の役に立つ? 欲望を抱えている自分が特殊な存在ではなく    て,人は誰しも同じなんだという安心を得ることができます。もう一人    の自分が自分を真っ直ぐに見つめることができるようになります。自分    から目を逸らしていたら,それは自己放棄になります。     本の世界にじっくりと浸ってみる,それは心の深いところまで旅をす    る遠い行程に他なりません。たとえば,桃太郎という名前一つにも,桃    のイメージが心の機微に触れるという作用をしているのです。桃の形,    それは出産のシンボルとしての女体への憧れであり,桃源郷という理想    郷にもつながっているのです。ミカン太郎やリンゴ太郎では意味がない    のです。     イメージの素材が貧困な幼児期には絵本やマンガも必要です。でも,    いつまでもその分かりやすいイメージの段階に留まっていては成長が止    まります。それは人から与えられ,見せられるものであり,自分のもの    ではないからです。言葉だけの世界に入って始めて,自らの心にある素    材を引き出すことができて,自分らしいイメージを作ることができるよ    うになります。     読書の楽しみは自分の心が見えてくる喜びなのです。だからこそ,同    じ本を数年置いてもう一度読み返すと,違った感動が味わえるのです。    書いてあることは同じでも,それによって引き出される自分の素材が前    よりも豊かになっているからです。経験を重ねて成長しているというこ    とです。       ・・・《読書は自分の心があぶり出されるのを待つ楽しみです》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○我慢?     都会での長い信号,田舎での車のいない横断歩道の赤信号,信号待ち    でイライラしませんか? 黄色信号でも突っ込んでいくのは,待つのが    嫌という気持ちのせいです。待つということは,負の感情を呼び起こす    もののようです。それは欲望充足の中断になるからです。     我慢できない子どもが育ってきたのは,待つということをきちんとし    つけてこなかったからです。イヌのしつけでは,まず「待て」,「お預    け」がちゃんとできることですよね。イヌと一緒にしては不謹慎ですが,    我慢をしつけるのは待つことだということは同じです。     いつも留守番している子どもは,家にあるおやつを食べたいときに口    にしています。「お預け」がしつけられていません。おやつは三時,そ    の約束が守れるようになれば,我慢の第一歩が踏み出せます。欲しいお    もちゃも誕生日まで待てる,好きなハンバーグの夕食も土曜日まで待て    る,待つことに慣れていくことが我慢のしつけです。     もちろん,待っていれば実現するということが大事です。そのことで,    待てばいいことがやってくるという楽しみが生まれます。待つのは嫌だ    けど,その先に楽しみが待っていると思えたら,待つのが苦にならなく    なります。楽しみを焦らせた方が喜びが大きくなるということは,パパ    とママの間でも立証済みのはずですよね?     ところで,忙しいママは子どもに「後で」と言っています。子どもに    はその「後で」がいつなのか分かりません。ほとんどの場合が,無期限    なのです。待つという行為には期限が必要です。そうでないと,いつま    で待たせるんだとイライラするものです。食堂や待合室で経験するイラ    イラは先が見えないイライラであることを思い出してください。子ども    には,きちんといつまでという目安を与えてやってください。     ママの帰りを待っている子どもがいます。子どもは何時までと思って    一生懸命に我慢しています。時間が過ぎてもママが帰ってこないとなる    と,子どもの気持ちは我慢モードから不安モードに切り替わります。次    からは,素直に我慢モードに入れなくなり,時間前でも不安モードに嵌    ります。遅くなるなら連絡を,お願いしておきます。   ・・・《先の楽しみが見えているときだけ,待つという我慢ができます》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○待機?     講演に出かけて控え室で待っているとき,予定の時間が来てサッと講    師席への案内がされることはほとんどありません。「集まりが悪いので,    もう少しお待ちください」という断りがあります。皆が早く見たいとい    うタレントであれば開演前から満員なのでしょうが,無名の人ですから    諦めています。     最近テレビで片づけられないお宅が登場する番組を見ることがありま    す。食べっ放し,脱ぎっ放し,使いっ放し,出しっ放しの連鎖反応です。    片づけることができないのはどうしてでしょうか? それが分からない    と,子どもに片づけるしつけをする理由も分かりません。     授業の始まりの合図があってから,子どもたちは教材を机上に出し始    めます。開始の合図を休み時間の終わりの合図と勘違いしています。大    人にも学校や地域での集会などで,何時からという予定時間が来てから    出かけようとする方がおられます。はじめの時間はいい加減ですが,何    時までという終わりの時間が少しでも延びると,途端に不機嫌になられ    ます。     開始時間とは,読んで字の通りに始まりの時間です。ということは,    事前に準備万端整えて,開始時間を待っていなければ実現しません。本    当は学校でのチャイムは,休み時間終わりと授業始まりの合図に分けて    おかなければなりません。一緒にしているから,開始時間が見えなくな    っています。     前向きに生きる姿勢は,準備万端整えて待つというものです。用意し    ているという態勢を取ることです。脱いだ靴を出船の形に揃えること,    講演を聴くために着席して講師の出番を待つこと,先生の授業を待ち構    えること,出したものは次の出番に向けて整理しておくこと,いろんな    場面で待機するようにすればいいのです。待つということの積極的な意    味は将来への確かな備えです。     待機するとは機を待つことであり,機会を掴まえる意気込みを示すこ    とです。機が熟すのを待つということもあります。いろんな局面で相手    の出方を待つ場合もあります。用意ができていれば,さあ来いという気    持ちがわき起こるでしょう。そうであってこそ,道は拓けていきます。         ・・・《片づけることの意味は,機を待ち受ける準備です》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○ジーッと?     人を待たせる方ですか,それとも待つ方ですか? 誰かの帰りを待つ    だけというのはつらいことですね。でも,待ってくれている人がいない    というのも寂しいものです。忙しい時代では待つのは時間のロスに思わ    れます。ボーッと無為に過ごす,そう考えるだけで焦りさえ感じてしま    います。     ところで,落ち着きのない子どもがいます。ジーッとおとなしく待て    ない子どもがいます。子どもは感じるままに動くものです。きょろきょ    ろ見回しあれこれを見聞きするものに素直に反応しています。それが自    然です。でも,いつまでもそのままでは困りますね。どうしてでしょう?    社会性の面で行儀が悪いということがありますが,それだけではありま    せん。     桜の花の芽は温かくなったら吹き出してきます。では,桜はいつが温    かいと分かるのでしょう。桜は温度をジーッと感じています。寒い季節    を耐えているところに春風が訪れてきたとき,温かくなったと分かりま    す。ただ待っているのではなく,感じたことを記憶し比較検証しながら,    ジーッと機を窺っているのです。決してボーッとしているのではありま    せん。     ジーッとしていると,外界の変化が感じられます。ジーッと雲を見つ    めていると,雲の流れや変化といった動きを見届けることができますね。    川原でぼんやり座っていると,風の息づかいに気が付きます。自分が動    いているときには止まって見えたものが,自分が止まっているときには    動いて見えるようになります。観察する目が開かれるのです。     ママの膝に抱かれておとなしくしている子どもは,ママとお話しして    いる相手の方の口の動きをジーッと見ています。口って不思議だな?     ママは何を話しているんだろう? ご本を読んでくれるママの声に,ジ    ーッと耳だけを傾けています。頭の中は忙しく回っています。     問題を前にしている子どもは,ジーッと考えています。それまでに記    憶していた知識の泉を紐解き,比較検証をしています。似たような問題    を思いだし,それに導かれて小さな一歩を踏み出します。考える人は手    で頭を支えてジーッとしているポーズが相応しいですね。頭の中に知恵    が湧いてくるのを待っているのです。        ・・・《ジーッとしているときに考えるスイッチが入ります》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  ○待つ教育?     子どもを急かせていませんか? 教育は教え育てることですが,子ど    もにあれこれ教えようとする傾向が強まっています。教えようとする者    が抱く思いは教えたとおりにできるようになったかということです。教    えたいことがいっぱいあります。一つが終わればすぐ次にと進みたくな    ります。ついつい親心のつもりで畳みかけてしまいます。     教育は大人の側が使う言葉です。子どもの側では学習ですね。学習に    はそれなりのペースがあります。教育のペースとは違うのです。言い換    えれば,大人のペースと子どものペースは違うのです。それを意識すれ    ば,教育に待つことを組み込んで学習にマッチングをさせることの重要    さが理解できるはずです。まず,大人が待つことを実行しなければなら    ないのです。     どういうことでしょうか? 教えることができるのはお手本です。字    を教えます。子どもはママが書いた字をなぞってマネをします。ママが    代わって書いてやることはできません。何度も何度も書いて忘れて思い    出して,じっくりと子どもに染みこんでいきます。その間,待たなけれ    ばなりません。繰り返すという学習の手続きは,教育においては仕上が    りを待つことです。     教育では課題を与える場合もあります。その時,解答までの道筋の取    り方が大切です。一直線に解答に辿り着くように教えてやりたくなりま    す。見ているとモタモタしてじれったくなるからです。それは教える人    が既に解答を知っているから,最短の道筋が見えてしまうからです。     学習では,子どもは解答を知りません。ああしようかな,こっちがい    いかな,と手探り状態です。そこで,参考になるヒントが与えられます。    そうか,と迷いが解けます。進む方向は分かっても,まだ解答は見えま    せん。少しずつ手順を追って考察の階段を上っていきます。やがて,課    題の解けるときがやってきます。「できた」という達成感が得られます。     乗り物で運ばれて山頂に連れて行かれても,山登りの楽しみは味わう    ことはできません。登ったということではないからです。自分の力であ    れこれ迷いながら登る体験が学習です。その学びは,山が代わっても確    実に登山できる力になります。連れて行かれた経験では,別の山には全    く役に立ちません。待つ教育によって,学んだことが広い応用のできる    力に変わっていくのです。     ・・・《教えた後で待ってやると,子どもの学びがついていきます》 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  《一緒に待つとは,子どもに育ちの時間を与えることです。》 ※手をつないで歩いているとき,歩幅が違うのでママはゆっくりと足を運んで いますね。それが待つということです。起きてきてからさっさとしない子ども を見守っているのはイライラしますね。口出ししないで任せてみるのも,待つ ことです。大人のペースに引き込もうとしないだけで,十分に待つことになり ます。  子どもの育ちが見えなくなったら,一年前の我が子を思い出してください。 こんなに成長したんだと,その育ちの早さが実感できるはずです。親が待って いる甲斐は,すぐに現れます。待っている間も子どもは育っているのです。決 して無為な時間ではありません。  【質問10-10:お子さんと一緒に待ってみませんか?】    ●答は?・・・自信を持って,「イエス」ですよね!? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ★編集後記★  お届けした「子育て羅針盤」第127号は,いかがでしたか?  今週は久しぶりに一週間通しての暇ができそうです。といっても,日頃から やり残していた整理が待ちかまえているので,のんびりというわけにはいかな いようです。すっきりと身辺整理ができたらいいのですが。  先週のある朝,雨戸を開けていると,ホケキョという鳴き声が聞こえてきま した。まだ未熟のようで,ホーホケキョという鳴き声にはなっていませんでし た。いずれ学んで,その成果を披露してくれることでしょう。楽しみです。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ※ご案内※  ●モリのクマさんのホームページは ・・・「徒然窓」=      http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/   です。「子育て羅針盤」の「バックナンバー」,〜「掲示板」,     週刊「今週のコラム」,「子育ち12章(Ver.1〜8)」,     「子育て心温計」などの受賞論文,養育アンケート調査結果,     社会教育・ボランティア組織活動の指導者用テキスト〜    などを掲載しています。 ・・・是非訪ねてみて下さい。・・・  ●大小問わずPTAや家庭教育学級などでの《講演》のご依頼も承ります。   関心をお持ちの方は,メールで気軽にお問い合わせ下さい。   プロフィールをお知りになりたい方は上記のHPを参照してください。   なお,クマさんの本拠地は福岡市近郊です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ ☆予告☆  次号では,  【質問10-11:お子さんと一緒に歩いてみませんか?】 について考えます。どうぞお楽しみに! □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ○タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban] ○発行期日:2000年09月25日より,毎週月曜日正午 〇発行責任:モリのクマさん(詳細はHP「徒然窓」〜プロフィールに) ○著者連絡: mori-bear@mvd.biglobe.ne.jp  〇転載許可:必ず事前に,モリのクマさんまでメールのご一報を下さい。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 〇配信の協力を頂いている発行支援システム  ◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/    登録・解除= http://rap.tegami.com/mag2/m/0000046251.htm  ◆メルマ***『melma!』= http://www.melma.com/    登録・解除= http://www.melma.com/mag/37/m00019737/  ◆読者と発行者を結ぶ架け橋『Pubzine』= http://www.pubzine.com/    登録・解除= http://www.pubzine.com/detail.asp?id=9104  ◆無料メルマガ発行サービス『メルマガ天国』= http://melten.com/    登録・解除= http://melten.com/m/2166.html  ※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○