★ストーリー★
ワシントン郊外のジョージタウン。学園紛争物の映画を撮影するため、女優のクリス・マクニール
(エレン・バースティン) は、ひとり娘のリーガン (リンダ・ブレア)と、秘書のシャロン
(キティ・ウィン)
と共に、西海岸から引っ越してきた。ワシントンで借りた家の天井裏から、大きな物音を何度も耳にしたクリスは、ネズミの仕業だと思い、使用人のカールにネズミ取りを仕掛けるように頼む。しかし、仕掛けにネズミはまったく掛からなかった。
リーガンが12歳の誕生日を迎えた夜、クリスの友人が集まリ夜更けまでパーティが盛り上がっていると、突然、寝室から降りてきたリーガンが、客に汚い言葉を吐き、立ったまま放尿した。優しい娘の変貌ぶりに驚いたクリスは、リーガンを医者に見せるものの、思春期特有の鬱病と診断される。その夜、リーガンの部屋から、突然大きな悲鳴が聞こえてきた。駆けつけたクリスが娘の部屋で見たものは、激しく揺れるベッドと、その上で泣き叫ぶリーガンの姿だった。
様々な検査や治療を行うが、まったく原因がつかめず、クリスはリーガンに何が起きたのか理解できず苦しむ。ある日催眠療法中リーガンは医者の急所をワシ掴みして、悪魔に満ちた声で叫んだ。「この娘は、俺のものだ。出て行け!」と。日増しにリーガンの形相は恐ろしい変貌を遂げ、自分の陰部に十字架を何度も振りおろすのだった。
ついに医者にもさじを投げられたクリスは、イエズス会派教会のカラス神父
(ジェイソン・ミラー)
に悪魔祓いを頼み込む。カラス神父の話を聞いたイエズス会は、エクソシスト《悪魔祓い》として経験を持つメリン神父
(マックス・フォン・シドー)
を派遣する。こうしてメリンとカラスは、リーガンに取り憑いた悪魔パズズと対決することになる……。
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