HOME   戻る

愛のコリーダ2000

★監督★
大島 渚
★キャスト★
藤竜也  松田英子  中島葵

★ストーリー★
日本の恋愛史において最もセンセーショナルな出来事といわれた『阿部定事件』。
昭和11年2月中野の料亭吉田屋に阿部定という女が住み込み女中としてやってきた。吉田屋の主人、吉蔵は40過ぎの男盛りの優しい男。定は一目惚れしてしまう。一方吉蔵も、水商売の歳月を重ねてきた定の漂う色香に惹きつけられる。ほんの遊びにすぎなかった始まりから、定は吉蔵にすっかり夢中になってしまう。吉蔵もそんな定を可愛く思い、二人は夜更けの応接間や朝早くの離れ座敷などで情事を重ねるようになる。やがて、二人の仲が吉蔵の妻トクに知られてしまい、吉蔵と定はしめしあわせて駆け落ちをする・・・。

感想

さぁて、何て感想を述べましょうかねぇ・・・(^_^;)
この映画のオフィシャルホームページに「この愛は究極か?」とか「この愛に肯定派か?」と意見を集めていたけれど、なんてことはどうでもいい。男女の愛は他人がたとえ本物じゃないとか、変態だとか、これは歪んだ愛だと否定したところで、二人が良ければそれでいいわけで。
この映画、全編男女の絡みのシーンばかりで、目のやり場に困った。
それに映画の映像が綺麗じゃないの。モザイクが入って変ってこともあるだろうけど、なんか性のドロドロした汚いとこだけにスポットを当てたような映像で・・・目をそむけたくなった。
『お前のしたいことなら何でもしてやる』と言い続けた吉蔵(藤竜也)は、あれが愛の形だったのだろうけど。なんか愛を描いた映画というよりも、性と死を描いているように思えた。
ラストで見せる
吉蔵の疲れきった切ない微笑・・・私は愛する男にあんな表情をさせたくないと思うんだけど・・・。

評価

(この難しい主題にチャレンジしたことに、ひとつサービス)

   戻る