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9/26(金)
1週間ほど前、「こんど台北にでも行く?!」と言った途端、
あれよあれよという間に実現。姐さん行動がすばやい。
かまこ姐さんがツアーを申し込んでくれました。
久しぶりに個人旅行ではなく、パックツアーです。
金曜の仕事終わりで成田へ行き、20:10のエバー航空で台北へ飛び、
シェラトンホテルに2泊して、日曜日14:50の飛行機で帰国するという弾丸ツアーです。
台湾には今年最大と言われる台風が近づいています。
帰ってくるまで、台風がきませんように。

成田で小腹が空いたので、銀だこでご飯。
定番のやつと、手前の成田空港限定の「えびぷり焼き」、姐さんと半分ずつ食べます。
マヨ嫌いの姐さんのため、半分だけにかけてもらってありまする。
美味しかったですが、ひとり1舟は多すぎた。胃がもたれました。

エバー航空のキティちゃんジェット。何から何までキティちゃん。お箸もケーキも煎餅も。
「SEX AND THE CITY」の吹き替え版を見終わったら、もう台北到着!現地時間で23時(日本時間の24時)。
空港から順にホテルに送ってもらい、私達のお宿、シェラトンホテルまで約1時間。
この時点で現地時間で24時(日本時間の25時)。
シェラトンは改装してまだ数年なのでとても綺麗ね、ウェルカムフルーツに、無料のミネラルウォーターもある。嬉しー♪
シャワーブースとバスタブが分かれてるから使いやすいし、いーねー、いーねー♪を連発。
大人は安宿に泊まっちゃいけないね。と姐さんと心に誓う。
順番でバブルバスにしてお風呂に入って、寝たのは26時半(日本時間の27時半)。

姐さんの予定表では最初5時起きと書いてあったのを
頼んで遅らせてもらい、
姐さん6時起床。私6時半。
起床時間の差は30分、この違いは化粧に要する時間です。
いや、これマジで。

さて、朝ごはん。
私は地元の朝食を食べたい派で、姐さんはホテルのバイキング派。
姐さんったら過去に2回も台北に来てるというのに、
ただの一度も豆漿を飲んでないって言うからさー。
これは連れていかねばならんでしょー。
豆漿を食べずして台湾から返すわけにいかぬ。
食は私の担当なので、ホテルから歩いて数分のところにある
おんぼろビルの2階にある「阜杭豆漿」へムリヤリ連れていく。
ボロいボロいとは聞いてたが、想像以上(笑)。
内用と書かれたイートインの列に並び(テイクアウトは外帯)、
注文したのは、豆漿、鹹豆漿、厚焼餅、油條。
厚焼餅にはネギが入ってるから、あたし用ね。(姐さんはネギ苦手)
はじめて食べた鹹豆漿は、甘くない豆乳スープというか、
豆乳にネギやザーサイや高菜のような漬物のみじん切り、
干し海老、醤油と酢で味付けしてあります。
酢の力で豆乳は茶碗蒸しのようにところどころ固まっています。
味が複雑でありながら強すぎず、誠に美味しい。
焼餅は写真下のステンレスの筒のような釜の側面に
インドのナンを焼くような要領で焼いてました。
(YouTubeで焼いてる映像見つけましたので貼っとこう。)
美味しかったなー。台湾の朝食サイコー!!
姐さんも「美味しい♪」と言ってくれたので良かったです。

ホテルに戻ってから、せっかくなのでホテルのバイキングにも行く。
フルーツを少し(ドラゴンフルーツ、パッションフルーツ、ぶどう)と
コーヒー、ヨーグルトを食べました。
余談ですが、台北のチーズ事情は良くないと聞いていましたが、本当のようです。
シェラトンホテルでさえ用意されていたのはたった3種類、
それも、缶カマンベール、リンドレスレッドチェダー、スモークチーズです。

朝食をすませてホテルに戻ってもまだ8時ちょい過ぎ。
さ〜て、これから折りたたみ傘を持って地下鉄で出かけますよ。
台北の地下鉄は新しくて綺麗で、とても判りやすいね。
淡水線の中正紀念堂駅からすぐの「南門市場」
ビルの中に入ってる市場なので、雨が降ってきても大丈夫です。
お惣菜屋さんが沢山あって、どれも美味しそう。
いろんな種類を食べてみたいけれど、お腹がいっぱいなので断念。
お土産に、金色をした良い物だよと薦められた「からすみ」と
台湾産の干しマンゴーなどを購入。
どの海外へ行っても市場は欠かさないが、ホントに楽しいです。

南門市場を出たとこからタクシーで、バロック風建築が連なる
問屋街の迪化街へ移動。
ドライフルーツやフカヒレなどの乾物から、漢方薬、布地の問屋街です。
優雅な建築物だけど、あまり手入れをしているようには見えず、
空き家も少なくない。
建物から草が生えていたりするし。もったいないなぁ。

プラプラと歩いていたらお線香の香りがしてきました。
恋が成就するという「霞海城隍廟」に到着。
若い女性が多いなぁなんて思いながら、写真を撮っていたら、
お祈りするのをすっかり忘れてしまった。

迪化街のはずれにある竹製品などを扱うお店「林豊益商行」で
素敵なものをいろいろと見せてもらう。
埃が被らないようにビニールで包まれてるやつが良い物みたいだ。
台湾の職人さんの手作りの品で素晴らしいのにお手頃価格、
あれもこれも欲しくなったが、かさばるのでひとつだけ、
綺麗な竹の細かい細工がしてある蓋付きの籠(小)を買った。
姐さんは同じデザインの大きいやつを買ったので、お揃いです。
そのほか、小籠包や餃子を包む時に使うヘラみたいな水餃刀を
いくつか買う。お店の人はバターナイフでもいいよ、と言っていた。

迪化街からしばらく歩いたところにある豆花の店「古早味豆花」へ。
(古早味とは昔ながらという意味だそうです)
絶対に食べるよ、と狙っていたのは、
豆花にアズキを添えた「紅豆豆花」。
写真を見てアズキのように見えたからコレだと思って指さしたのは、
黒いタピオカの豆花だった。
(35元)
間違えちゃった。

まっ、かき氷にアズキのってるし、豆花は一緒だし。

ゆるゆるの豆花は優しい甘さで、
大豆の味がする〜めちゃくちゃ美味い。
タピオカは無くてもいいけど。
写真の奥に見えるのはアズキに練乳がかかったカキ氷。(60元)
ほわほわのカキ氷で口に入れた途端に消えるほど柔らかくって、
こめかみがキーンくるようなこともない。
アズキの甘さも程よくて、ほんとに美味しい♪

そろそろお昼にしてもいい時間ではあるのだけど、甘いものを食べてしまったのでまだいいや。
足ツボマッサージにでも行きましょうかね。
タクシーで忠孝敦化駅近くのロータリーにある「
十足健康中心」という店に向かう。
こんなに中心地でわかり易いはずだし、まして地図まで見せたのに、道には迷うし、あげくには他のタクシーの運転手に
道を聞きに車から降りていってしまった運転手、わざとじゃないのか?と疑いたくなる。
そんなこんなで到着した「
十足健康中心」、足裏マッサージを考案した呉神父(ウー神父)の直伝の店なんですって。
漢方薬の足湯をしてしばらくリラックスしてから、足ツボに入る。
思ったより痛いということはなく、たまに「あっ、ちょいと痛いかな」というくらい。
足ツボが終わってから、次は悪い箇所を中心に全身マッサージしてもらうことにした。
とても上手。結果的に足も肩もすっきりし、揉み返しもなし。すばらしい。

足が軽くなったので、歩いて私の御用達のお茶屋「和昌茶荘」に向かう。
日本からも注文できるし、何よりホントに素晴らしいお茶なのだ。
ご主人(今は息子さんの代になっている)と、いろんな話をしながら、何種類ものお茶を試飲して、
いつもの梨山茶や、高山烏龍茶や、お初の阿里山茶などを買った。しばらくは楽しめるわー。
入り口の赤いオウムさんは今も元気でした。

そろそろ15時も過ぎた。お茶でタプタプではあるが固形物は食べてないから空腹です、食事としましょう。
向かったのは、歩いていける距離にある「鼎泰豐」の忠孝店。
店員さんが若くて可愛い子が多く、ミニスカートだ。

注文したのは、基本の小籠包と蟹味噌の小籠包と空芯菜の炒め物。
蟹味噌の味が濃いですねー。空芯菜はニンニクが利いてて、美味しい♪毎度の小籠包はあっさりと美味しい。
ちなみに横浜の
鼎泰豐は蒸篭に6個しか入ってないが、台湾では10個です。数だけでもお買い得ね。
横浜高島屋の
鼎泰豐で台湾に来る直前に食べた時は、小籠包がぬるくてイマイチだったけれど、台北のは比べれば熱いわね。
でも火傷するほどアツアツではなかったのは、少し残念かな。(火傷したいわけじゃないのだが、アチッアチッと言いながら食べたいのだ)

シェラトンホテルまでタクシーで戻るのだけど、ひとつ寄り道。
「善導寺」駅のすぐそば、シェラトンホテルからもすぐそばの「茗泉堂茶荘」というお茶器屋さんだ。
このお店は去年まで、シェラトンホテルの地下のアーケードに入っていたのだけど、移転したのです。
以前、こちらで作家物の茶器を2つ買ったことがあり、今回も旅の記念にピンときたものがあったら買いたかったのだ。
プリントの安い茶器はいらないから、気に入ったいい物を少しずつ集めたいのよ。
いくつか見せてもらい、今回は藍色で描かれた蝙蝠の絵の作家物をひとつ購入した。
これも姐さんとお揃い♪旅の記念になったね。姐さんのは細身で紺色が濃い蝙蝠。私のは目玉が大きくて太めの蝙蝠。

いったんホテルに戻って、買ってきた荷物を置いて、
饒河街観光夜市にタクシーで向かいます。
姐さんも私もこの夜市は2回目で、
ふたりしてお気に入りの夜市なのです。
なぜかと言うと、ここの夜市は1本道なので、
400mくらいの道を往復すると全部を見られるので、
士林夜市のように大きすぎないし、入り組んでないから
迷子にならないのでいいの。
一本道でも自然と流れが出来ているので写真の門をくぐったら、
右手の道を奥に進んでいき、真ん中の屋台もチェックしつつ
端まで行ったら反対の道を戻ってきます。

門をくぐってまもなく、福州世祖の胡椒餅の列に並ぶ。
(士林夜市などにもあるけど、ここが本店です。)
並んでる人の中には10個も20個も
大きな袋で買っていく人もいたけれど、
私はとりあえず1個だけ。
胡椒餅ってネギがいっぱい入ってるの。
でも姐さんはネギが嫌いなので、
姐さんは買わずに、私のをネギのないところだけ半分あげることに。

釜の中で焼いているのを見ていたら、
たまたま皮に切れ目が入ったのか、
肉汁がぴゅーっと筋ですごい勢いで出てるのを目撃した。
喩えは決して良くはないけれど、まるで小便小僧のよう。
あんなに肉汁が出たら、美味しさが逃げちゃうよ。
私達が買うやつではありませんように。
私にハイッと渡されたものは、小便小僧ではないやつです。
よしっ!

荒めの豚肉のひき肉に秘伝のスパイス数種類と胡椒をきかせて、
肉の固まりに大量のネギをつけて皮で包み込み
釜に貼り付けて15分ほど焼いたらできあがり。
胡椒の辛さがかなり効いてて、
日本では食べたことのない味付けです。
濃い味で刺激的だ。
物凄く熱いってことはわかっているから、
かなり用心して食べてたんだけど、
姐さんがネギのない左側を中心に齧っていた時に、
右から肉汁がぴゅーっと飛んで、
姐さん右手を火傷です。
しばらく、痛い、痛い、と言ってました。
かわいそうに。

 

雨もふったり止んだりで、足元も悪くて歩きにくい。
早く、夕飯の店を決めたいけれども、なかなか決まらず。
と言うのも、いいかなと思う店があっても、
臭豆腐の店の近くにあったりするもんで、
臭くて立ち止まれないのよ。
今回こそ臭豆腐に挑戦するよー!と、
意気込んで来たものの、やはりこの匂いはダメ。無理。
食欲を根こそぎ奪っていくような
この、うん○のような匂い・・・。
食品をこんなものに喩えるのはどうかと思うのだが、
他に探しても、これしか喩えようがないもので・・・。

匂いを避けて、ちょい脇道に入ったところの店で、
八角の味がガツンとくる牛肉麺の小(肉なし)と
すっぱい&胡椒味の酸辣湯の小をオーダー。
姐さんと半分ずつね。
酸辣湯は美味い。牛肉麺は八角きつー。

牛肉麺の店からメインの通りに戻るところに
かなり大きな豆花とかプリンのカキ氷とかを売ってる店で
豆花のパッションフルーツソースを注文した。
安い杏仁豆腐みたい。豆の味がしない。
昼に食べた「古早味豆花」の方が断然美味しいな。

さてお腹もいっぱいだし、雨も止まないし、
そろそろホテルに帰りましょう。

 

翌朝、起きたら、すごいことになってた。
ことし最大の台風が台北直撃寸前。もう暴風域。
外はふきつける雨で真っ白、風もすごい。私達、帰れるの?

今朝も「阜杭豆漿」に行きたかったけれど、雨がひどいので、ホテルの朝食で済ますことに。
ホテルの食事は綺麗でいろんな種類があるけれど、豆乳もイマイチ、なーんかつまらないね。

10時、ツアーのマイクロバスでホテルを出発。
その後ホテルを3つまわって免税店へ連れていかれる。これがツアーの嫌なとこ。時間の無駄が多いのよね。
まぁ安いから文句は言えないけれど。
いやいや連れてこられた免税店で、ロエベの新作バッグ、ベージュの柔らかな羊の皮製の素敵なやつに遭遇。
日本円で約15万円強、日本の7割くらいらしい。
何度も鏡で見て、惚れ惚れするくらい、私に似合ってるじゃん。(自画自賛)
「チーズ頑張ったご褒美に買っちゃおうかなー」と買う気マンマン、
姐さんが追い討ちかけて「Miwaちゃんがロエベ買うなら、あたしセリーヌ買う」と煽る。
もう一声、店員さんが私の背中を押すようなことを言ったら、
「これください!」と鼻息荒く言いそうな瞬間、片言な日本語で店員さんがこう言った。
「バッグカイタイデスカ?」 (予想に反する質問がきました)
・・・・・・・・・・・・・・・・へっ? 
バッグを買いたいかって?
そう言われれば、いやいや連れてこられた免税店だったよね。
それに、べつにバッグを探してたわけじゃないんだっけ?
それなのに15万円もするバッグをたったの数分で衝動買いしていいわけないよね。
・・・・と、彼女のひとことで我に返り、あれよあれよという間に、私の購買意欲は萎んでいったのでした。
「やっぱり、頭、冷やします」とバッグを置いたのでした。

台風はどんどんひどくなってる。
明日は絶対に全便が欠航になるね。
会社の人に黙って台湾に来てるのに、
さらに2泊なんてありえないから、絶対今日飛んで!
と、私の願いが通じたのか、
ほとんどの航空会社が欠航の中、
気合を見せてくれるキティちゃんジェットのエバー航空。
この台風の中、飛ぶってさ。
飛んでくれるのは、ホントに有難いけれど、
事故らないようにお願いしますよぉ、と祈りをささげる。
祈りが通じて、、無事に帰ってこられてよかったです。
姐さん、お疲れさまー♪