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フランシュ・コンテ地方のチーズ

フランス東部、ジュラ山脈を挟んでスイスと接する地方でフランスで一番寒いところ。
紀元前の頃から保存性の高い大型の山のチーズ(コンテ)が作られていたそうです。
スイスに近いので、スイスと同じようなチーズ(コンテ・モンドール等)があります。
以下は自分が食べたチーズの覚え書きです。(私のお気に入りには)


コンテ(AOC)

コンテ Comte (AOC)  
牛乳製、
加熱圧搾 M.G.45% フランシュ・コンテ地方
フランスで生産量のトップ。近隣の農家がミルクを共同酪農場に持ちより一括生産されている。
コレは緑のカウベルシール付きのコンテ・エクストラ、プティット社による15ヶ月熟成もの。
外皮は硬くて食べられない。中身はアイボリー〜タマゴ色。
試食はスティック状(棒状)にカットされていたので、薄く切ったものよりもナッツの香りアミノ酸のシャリシャリ感も強く味わえて◎だ。薄く切るんではなく、これからはこう切ろう。
(2005.1.29)

コンテ(AOC)

コンテはAOCに沿った作り方だけでなく、専門の鑑定士によって、チーズの味、食感によってランク分けされるそうで、20点満点の評価で15点以上獲得したチーズにだけ、緑のベルマークを貼ることが許され、「コンテ・エクストラ」と呼ばれます。今回の試食も緑ベルラベル。12点〜15点のチーズには茶色のラベルが貼られ、12点未満のチーズは、AOCの認めるコンテとは名乗れず、グリュイエールチーズと呼ぶそうです。それって、スイスのグリュイエールに失礼じゃないか?と思うのだけど、どうなのか?
さてこのコンテ、ナッツの香り、苦味がなく、アミノ酸のジャリシャリした食感あってやっぱり美味しい。ちなみに日本に輸入されているものは緑ラベルが殆どとのことです。(2006.11.4)

コンテ(AOC)

エルヴェ・モンス熟成のコンテ。ふつうに美味しい。(2006.11.4)

コンテ(AOC)

緑のベルマークよりもワンランク下の品質を意味する、15〜13点の茶色ラベル。コンテ自体、フランス人が1番食べているチーズだが、その中でも値段が手軽で、かつ味が濃すぎないという意味で、実質的に1番多く食べられているチーズであろう。今まで緑のラベルのものしか食べたことがなかったが、今回は先生が丸ごと購入されたということで、私たちにも結構な量をプレゼントしてくださった。緑の24ヶ月熟成の↓ものと比べると、アミノ酸の多さや、コクという意味では勝てないが、サンドイッチにしたりするにはこちらの方が合いますね。日本でも茶色のラベルクラスのものが安く手軽に手に入るといいですね。(2007.5.12)

コンテ(AOC)

24ヶ月熟成の緑ラベルのコンテ。色が濃く、ミルクの旨味が凝縮されたような濃い味。アミノ酸も多くワインと一緒に食べると美味しい。おつまみとして食べる贅沢チーズですな。(2007.5.12)

コンテ(AOC)

フランシュ・コンテ地方のブザンソンという街のチーズショップで買った、フェルミエ製の12ヶ月熟成コンテ。緑ラベルね。チーズショップには6ヶ月のもあったから買ってみればよかったかな。黄色が強めな印象で、むぎゅっと成分が凝縮しているような感じがあり、すっごく期待したのだけど、食べてみるといたって普通に美味しいコンテでした。コンテはいつ買っても、ハズレのないチーズですな。こういうのは絶対外したくない時に重宝しそう。(2007.12.17)

コンテ(AOC)

フェルミエ社で購入のコンテ ド モンターニュ 16ヶ月熟成。外皮は深いこげ茶になっていて、切った断面にはアミノ酸の結晶が見えています。外皮に近いところはアイボリーと言うよりも緑がかって見えます。食べてくるとかなりしっかりした味。塩分しっかり、栗のような風味があります。私的には美味しいけど、もう少し若いコンテの方が好きです。(2008.4.12)

コンテ(AOC)

フェルミエで購入の「チーズいろいろ食べ比べセット」の中に入ってました。これも一目だけ見てコンテと判明。側面のカーブでわかっちゃうね。詳しくは「コンテ・ド・モンターニュ 12+(2007年6月製造)」。4月に食べた同じくコンテのモンターニュは緑色をしていたけれど、これは綺麗なアイボリー色。ナッツの風味が際立つ12ヶ月の熟成ですが、それほどアミノ酸の結晶は感じない。(2008.8.24)

コンテ(AOC)

MOFエルヴェ・モンス熟成のコンテ。熟成は18ヶ月以上とのこと。断面の色はかなり黄色くて締まった感じですが、アミノ酸の結晶はわずかにあるかな?という程度。通常18ヶ月以上だともう少し結晶が出てるものですが、どうしてでしょう。モルジュの外皮は厚くゴツゴツしている。食べてみると、アミノ酸の旨みを楽しむというよりは、コンテの味を凝縮したという感じ。去年の末にフランシュ・コンテ地方のブザンソンで食べた12ヶ月のコンテに似ているかな。(2008.11.1)

コンテ(AOC)

チーズ会のお手伝いでボジョレーヌーボーに合わせるチーズとしてフェルミエで購入。モンターニュ8+、100g683円。7ヶ月〜9ヶ月熟成のもの。長期というほどの熟成ではないけれど、若すぎずコンテの味がよく出ているような気がしました。ボジョレーとあわせてもなかなかの相性でしたし、粒マスタードとあわせても美味しかった。わずかにアミノ酸のジャリが歯にあたりました。そろそろアミノ酸が出始める熟成なのでしょうか。(2008.11.23)

コンテ 8ヶ月熟成。日本ではなんでもかんでも長期熟成が好まれる傾向にありますが、コンテはバルミジャーノ・レッジャーノのように長期熟成にあうように脱脂したミルクから作っていませんから、チーズの特製からすると乳脂肪が酸化しやすいので、長期熟成よりも若くして食べるほうが向いているチーズだと私は思います。この熟成は8ヶ月ですがへーゼルナッツの風味があり、十分美味しいです。(2011.9.3)

コンテ

大きなカットのコンテ。これはチーズ仲間のNaoちゃんがジュラに旅して現地で買ってきてくれたもの。3ヶ月ぐらいの熟成。こういう若い熟成のコンテは日本ではなかなか手に入りません。売っても売れないからでしょう。私をもはじめとする多くの日本人はアミノ酸中毒ですから、長期熟成だと無条件に有りがたがる傾向にありますが、でも若いコンテには若いなりの美味しさがあります。若いコンテの美味しさにも注目し美味しさを伝えていきたいと思いました。(2011.11.19)

コンテ

フランシュ・コンテ地方でつくられているコンテは、フランスで最も生産量が多いAOPチーズ。このコンテは少々熟成長め。ノアゼットの香りが心地よく、アミノ酸の結晶もあり旨みも十分、最後にほろ苦さが残る。それでいて飽きない。今回のコンテのように、日本に入ってきているものは熟成が長めのものが多いが、フランスで普段用に食べられているような若い熟成のコンテも、しつこくなくてとても食べやすく美味しいです。そういう意味でも、ハズレが少ないチーズですね。(2012.08.04)

コンテ 12ヶ月
コンテならではの香りが華やかで、嗅いでいるだけで癒される〜。色も黄色から茶色になりかけており、アミノ酸の結晶の白いポツポツもたくさん見える。食べてみると旨みも強い。これ美味しい。これで本当に12ヶ月?センセほんと?この後、24ヶ月を食べてさっぱりしてたので、これ12ヶ月と24ヶ月は実は逆なんじゃないかと思っています。(2013.6.1)

コンテ 24ヶ月
アミノ酸の結晶は確かにありますが粒は小さい。食べてみると確かにジャリッとしますが、香りは強くはありません。12ヶ月と食べ比べましたが、色も12ヶ月のほうが濃い色をしているし、味もこちらの方があっさりしています。香りも12ヶ月の方が香りが華やかで私は好きです。というか、取り違いじゃないかと、今も思ってるんですけどね。(2013.6.1)

「コンテ・2012年9月の約1年熟成もの」
鮮やかな黄強めのクリーム色。水分がありむっちりしている。風味は穏やかで酸味を少し感じ、旨味と若々しい味わいが混ざり合った感じ。最近コンテは長期熟成タイプより、これくらいのタイプが好み。熟成させれば何でもありがたがる時期は過ぎ、遅ればせながら「若々しい味わいもいいな」と最近は特に感じています。特にコンテはそう感じています。そういう点を実にクリアーした美味しいコンテでした。(2013.11.10)

「コンテ・2011年9月の約2年熟成もの」熟成
大きなアミノ酸の結晶が断面に出ています。アミノ酸の旨味を非常に感じ、旨味の塊のようなコンテです。おいしいです。
こういう長期熟成したコンテをずっと有難がってきましたが、そろそろ私も歳を取ってきたのでしょうか、もう少し穏やかな若めのコンテが好みになって参りました。(2013.11.10)

コンテ
こちらはパリのチーズ屋さん、マリー=アンヌ・カンタンのもので、結構熟成しているコンテです。外皮の感じとか、黄色の深い色になっているところからも、いい熟成状態で美味しそうだなと期待をしてしまいます。個人的にはコンテはあまり長く熟成させるのには向かないチーズだと思うし、時には苦味が出たり、酸化臭がしたりするのも少なくと感じていますが、このカンタンさんのはホントに美味しかったです。(2014.11.23)

「第2回チーズを楽しむ会」でお出ししたコンテ熟成違い2種類。パリの有名チーズ屋さん「カンタン」で買ってきてもらった。写真上のは熟成の若い4〜8ヵ月のものとオーダーしたのですが、アミノ酸の入り方といい、どう見ても1年以上熟成していると思われる。下のは15ヵ月以上でオーダーしたものですが、色、アミノ酸の量からしても2年は熟成していると思われる。本当は熟成が長くない若いものと、長く熟成した味の差を感じてもらいたくてオーダーしたのだけど、カンタンには若いものが無かったのかなぁ。残念。
当然ながら、どちらのコンテも旨味たっぷりでコンテの美味しさがよく出ている。後者は強い旨味の裏に苦みを感じたため、私の好みは前者でした。(2017.11.18)


ブルー・ド・ジェックス(A.O.C)

ブルー・ド・ジェックス Bleu de Gex/Bleu du Haut-Jura/Bleu de Septmoncel (AOC)   
牛乳製、青カビタイプ M.G.50% フランシュ・コンテ地方

セミハードチーズのような弾力のあるブルーチーズ。かなりしっかりと青カビが広がっているが割りと穏やかで他のブルーと違ってネチネチ感が少ない青カビの中ではかなり好きだ。最初に食べたのは、
チーズプロフェッショナル協会(C.P.A)主催の「アルプスのチーズ巡り」の催しで電熱線で温めて溶けたところを茹でたジャガイモやパンにつけて食べたけど、ホントに美味しかったのだ。手に入りにくいチーズらしいが、また食べたいチーズだ。(2005.1.29)

モンドール Mont d'Or (AOC)

今回で3回目、結構好きなチーズだったのだが・・・。今回のはあんまり好きじゃなかった。私の体調があまり良くなかったというせいもあるのだけど。そのまま食べた感想は、塩分控えめだが変な苦みを感じた。熱してジャガイモやパンにつけて食べてみたが、少しだが苦味が残っていた。でも熱した方が食べやすく美味しくなるね。(2006.11.04)

ブルー・ド・ジェックス(AOC)

ワタシの好きなブルーチーズ。もっちりとしたチーズに青カビがきれいに入っている。今回もちゃんと美味しい。(2007.5.12)

ブルー・ド・ジェックス(AOC)

今日は普通に食べた以外にチーズフォンデュの中にも入れたりした。通向きのチーズフォンデュということで、「ブルー・ド・ジェックス、コンテ、サンネクテール」をブレンド。通常の「エメンタール、グリュイエール」よりもずいぶんと濃厚ですが、味に深みがあってダントツ人気でした。でも私は通常の「エメンタール、グリュイエール」が安心できる味で好きです。
さて、今回のブルー・ド・ジェックス、青カビ部分がちと少なめです。そのせいか、いつもに増してマイルドで、とくにカビのない部分は青カビチーズのイメージからはかなり遠くなってました。何度たべても、このチーズはそのまま食べるより、温めて柔らかくしたところを、パンや野菜につけて食べるのが一番です。(2008.2.2)

ブルー・ド・ジェックス(AOC)

今まで食べたBleu de Gexに比べ、水分を多く含んでいて組織がかなり柔らかい。まだ若いのだろうが、本来もムチムチとしていた方が特徴が際立ってやはり美味しいと思う。1530年頃この地方の支配者であった神聖ローマ皇帝のカール5世のお気に入りのチーズだったそうです。私と気が合うなぁ、なんて。(2008.4.12)

ブルー・ド・ジェックス(AOC)

今月は熟成士(MOF)クリスチャン・ジャニエ氏の手がけるチーズの研究。クリスチャン・ジャニエ氏の手がけたブルー・ド・ジェックス。青カビもしっかり入っている。ジェックスは本来は優しい山の青カビタイプのチーズであるが、後味に苦味があることがある。さてこれは?ん〜、一口目から苦味が強い。他の生徒さん達は苦味はあるけど、嫌な苦味は出ていないという感想だったけれど、どうにも私には強すぎる苦味だった。(2008.10.4)
メモ。クリスチャン・ジャニエ氏のチ
ーズは「世界チーズ商会(株)」さんの取扱。

ブルー・ド・ジェックス(AOC)

パリ滞在中にマダムHISADAのチーズ講習で食べたブルー・ド・ジェックス。塩分濃度は3〜3.5%。青カビがしっかり均等に入り、風味もマイルドでいい感じだ。後味に苦味が残るのも特徴のまま。小規模なチーズ工房で細々と作られていて、AOCの中では一番生産量が少ないのだそうです。(2012.6.30)

「第2回チーズを楽しむ会」でお出しした、私の好きなブルーチーズのブルー・ド・ジェックス。パリのカンタンで購入したものを仲間が運んでくれたものです。よく食べるブルー・ド・ジェックスは、他の青カビチーズに比べて、青カビの入り方が優しめで、ナッツっぽい風味がありますが、今回のは、ぎっしりと青カビが生えていて、青カビの風味は強め、ナッツの風味も強めでした。そのままよりも熱を加えた方が好きなので、半分はジャガイモに乗せてオーブンで焼いてグラタンのようにして食べました。胡桃の入ったパンに乗せるのもあり。とても美味しい。(2017.11.18)


ボングリボア

ボングリボア Le Bon Grivois  
牛乳製、ウォッシュタイプ M.G.45% フランシュ・コンテ地方

.AOCではないジュラで1年中作られる柔らかいチーズ。ルブロションを模倣して作られたそうだが、形や大きさはそっくり、オレンジ色はルブロションより断然薄い。無殺菌乳で作られていて、かなりミルクの味が濃くモチモチして美味しい。軽くウォッシュしてあるそうだけど、ウォッシュ独特の香りはほとんどない。もっと知りたくて「ボングリボア」で検索してもgoogleで一件もなし。日本では扱っている業者が少なく、今はチーズ大国だけのようだ。(2005.1.29)

ボングリボア

白く見えるので、白カビタイプと間違えそうだけど、これは白カビではなく酵母。去年食べたものよりも、白い部分が薄く軽くオレンジに近づいているのかな?という感じ。切ってみると、小さな穴がぷちぷちと開いている。
去年ボングリボアで
google検索した時は一件も出てこないと書いてあったが、今やってみたらこのページが一番に出てきた。まだ知名度は上がっていないようだ。(2006.11.4)


モルビエ(AOC)

ルビエ Morbier (AOC)  
牛乳製、非加熱圧搾 M.G.45% フランシュ・コンテ地方

モルビエは村の名前。真ん中にススの筋が入っているのが特徴。その昔コンテで作った残りのカードを集めて作られていた。1日目のカードの上に虫除けに鍋の底に付いた煤(すす)をかぶせておき、翌日にその上にまたカードを入れて作るために、ススがサンドされたようなチーズが出来上がったというわけ。現在はその形だけが名残として残っている。ムッチリした弾力があり、ミルク味なんだが、どうも燻製臭がある。イカ燻の匂いだぁ〜。でも本来はイカ燻の匂いはしないチーズらしい。そういえば、11月11日のチーズの日のイベントで食べたモルビエはこんな香りはなかったもんね。このイカ燻の匂いの原因は不明。
(2005.1.29)

モルビエ(AOC)

チーズ王国のモルビエ。チーズ王国のマダム久田さんは、数多いチーズの中でもモルビエが一番お好きらしい。ということは、このモルビエにも期待がかかるってもので・・・。ムッチリした弾力があり、くるみのような味。今回の試食がすごく少なかったからかもしれないけれど、以前食べた時に強く感じたイカ燻の臭いは感じられなかった。(2006.11.04)

モルビエ(AOC)

酸味と少し苦味を感じた。今まで「すごーく美味しい」と感じたモルビエを食べたことがないような気がする。これはもともとそういうチーズで私向きではないということなのか、それとも、たまたま当たるチーズがそうなのか不明。もっと何回も食べてみないとなんとも言えないな。(2007.5.12)

モルビエ(AOC)

フランス・コンテ地方のブザンソンという街で買った農家製のモルビエ。今までモルビエの良さがわかるチーズに出会っていなかったけれど、本場の地元のチーズなら違うかも・・・と僅かに期待したら・・・大正解!おいし〜い!現地のホテルの部屋で、夕飯としてバクバク食べました。仄かな苦味が最初にあり、次にミルクの甘みが長く続く。ムチッとした食感もいい。もちろんイカ燻の匂いはしなかった。お土産になるくらい多く買えばよかった・・・。(2007.12.17)

モルビエ(AOC)

フェルミエ社で購入、100g851円。モルビエの表皮も少しウォッシュしてあるとのこと。このチーズは特徴が大きいので、見た目一発でブラインドできるチーズなので、何も難しいことはない。味わいはそのまま食べていただけだったが、焼いて食べてみた。とても美味しかった。山のチーズはやっぱり焼くと一味も二味もいい方向に変わる。聞いた話だと皮の間に封じ込まれている風味や味わいが、常温では感じ取れなかったが、熱で溶けて感じられるのではないか、ということでした。それよくわかる。外皮も焼くと風味強くなると感じるし。(2008.4.12)

見るからに美味しそうなモルビエは、マダム久田こと、久田早苗氏熟成のもの。モルビエ・レ・クリュなので無殺菌乳製です。見た目、中央部分は水分がある感じ。食べてみると、むっちりモチモチで柔らかく、舌の上でなめらかに溶けていく。水分を残してかなり柔らかく熟成させているようだ。そして何よりミルクの旨みと甘さが口に広がる。これは美味しい。パリで買ってこなかったことを後悔。次にパリに行ったら絶対に買って帰ってこよっと。(2013.3.30)

モルビエ
フランス・フランシュ・コンテ地方(ジュラ地方)のチーズ。チーズの中央に煤がサンドされているのが特徴です。今回のはエルベ・モンス熟成のもの。モルビエの苦味もしっかりあり、田舎っぽい風味。意見の分かれるところかもしれないが、私はモルビエというこのチーズは、あまり洗礼されてエレガントな方向にいくよりも、これくらい田舎っぽい粗野な感じのほうが好きだ。(2015.01.25)

こちらモルビエ、「第2回チーズを楽しむ会」でお出ししたもも。パリの「CANTIN」で購入し、仲間が運んでれたものです。いわずもがな、チーズの真ん中にある黒い線が特徴のチーズ。元々はショドロンの底の煤でしたが現在は植物性食品添加炭。この量を見て!パリでは日本の1/3の価格で買えるので400gオーバーのこの量が買えました。味は旨味というよのミルクの甘さと酸味、そしてほのかに苦み、この苦みも、私は嫌いではありません。(2017.11.18)


モンドール Mont d'Or (AOC)

モンドール..Mont d'Or (AOC)  100g=600円〜
牛乳製、ウォッシュタイプ M.G.45% フランシュ・コンテ地方
8/15〜3/15までの期間だけ作られる期間限定のチーズ。チーズのまわりをエピセアという樅(モミ)の樹皮で巻き、上下をウォッシュした後、その上から一回り小さい経木のパッケージに入れられて作られます。そのために上部がモニョモニョと盛り上がったような形状になるのだそうです。皮はウォッシュ独特の香りはあるが、中はトロトロっとしており濃厚なミルクの味わいと、 ほんのり樅の木の香りがミックスして絶妙!美味しくてたまらな〜い。(2005.1.29)

モンドール Mont d'Or (AOC)

古いチーズの本には8/15〜3/31までの期間と書かれていることもあるが、現在は変更され3/15までが正しいとのこと。今回いただいたモンドールは、ちと若かった。表面を削って出てきたチーズ、まだトロトロしてな〜い。ぽろぽろした組織と、とろりと仕掛かった部分が混じり合っている状態。生徒さんたちのテンションも、あまり上がらず。チーズって食べごろが難しいものなのね。やっぱりモンドールはトロトロ〜と興奮しながら食べたい。(2006.11.04)

チーズのエチケットをみたら、生産地は25番・・・フランス・ドゥー県ですね。もちろんAOCです。モンドールを自分で買うの初めてです!成城石井の店員さんに「トロトロしてるやつを頂戴」と指定して買ったのがこれ。10/28賞味期限でした。表皮を取り除いてみると、柔らかくはなっているものの、トロトロ一歩手前って感じかな。保存している野菜室の中では、エピセアの香りがつよくて凄い事に。優しいミルクの甘みがあって、美味しいね。フェルミエのメルマガで書いてあったように、白ワインとガーリックのみじん切りを加えて暖めて、蒸したジャガイモやブロッコリーにつけて食べました。チーズフォンデュみたいで美味しかった。。(2007.10.22)

2回目の日記はありませんけど2007年3回目のモンドール。いい感じのトロトロでした。このチーズはとろとろ具合によって、興奮度がずいぶん違いますので、購入時にはよくお店の人に聞かないとね。(2007.12.1)

MOFエルベ・モンス氏のモンドール。箱の側面に「トライヤーにMONS」のマークが入っています。普通のモンドールとどのように違うのか検証です。エルベ・モンス氏は従来ですと、かなりしっかりめ熟成が特徴らしいのですが、今回はあまり彼の特徴が出ていないようで、熟成も若く柔らかさももう一歩というところ。あと2週間は熟成させたいなぁ・・・と思いました。ただし熟成は個人の好みの分かれるところですので、この若いモンドールが好きという人も多くいらっしゃるでしょう。私はモンドールはもう少ししっかり熟成していて、状態もとろとろで、エピエアの香りが強く出たくらいが好きです。(2008.11.1)

チーズ会のお手伝いで、ボジョレーヌーボーに合わせて選んだチーズ。モンドジュー社のモンドール。チーズ会で使うのでとにかくトロトロ熟成状態のものにしたくて、賞味期限近くのものを選んだので、もとろとろ状態でした。が、苦味も感じられました。この兼ね合いって難しいです。エピエアの香りは強め。もう一週間ぐらい若くても良かったかなぁ・・・。ん・・・それだとトロトロじゃないかも。(2008.11.23)

MOF・ロドルフ・ムニエ氏のモンドール。2007年の「カゼ ウス・アワード」でコンテの詩を作り読んだアーティスティックな「若きチーズの貴公子」。オーダーチーズドットコムで購入、1コ450グラムで6,090円。お高いね。まず見た目、モンドールの表面に見られる波状のうねりがなく、つるっと平ら。通常のモンドールはチーズよりも若干小さめの箱に入れることにより表面にドレープがつくけど、このロドルフ・ムニエ氏のモンドールはおそらくチーズとジャストの箱に入れているせいでドレープが無いのではなかろうか。ちょっと変わったモンドールだ。さて、お味。スプーンですくうと若干手ごたえがあるかなと思ったけれど、まだ少し冷たかったからで、パンの上に置いておいたらトロトロになりました。いい熟成です、苦味もなくミルクのコクがありながら優しい味わい。(2008.12.6)

モンドール(AOC)

今までに食べたモンドールの中で外皮の色が一番淡いと思う。クリーム色で全然オレンジ色ではありません。これはフランスのお土産ですので現地で調達しバキュームの袋詰めにつれていましたが、空気たっぷり入ってて真空パックになっていませんでした。食べてみるとトロトロの液状。色からしてもウォッシュの回数が極端に少ないのか、ものすごく優しい味わい。外皮だけでなく中も白っぽくて、ミルクキャンディのよう。いつものモンドールが好きな人には物足りないような感じではありますが、モンドール初心者にはちょうどいいかもしれません。こんな熟成のもあるんですね。(2012.2.4)

ロドルフ・ムニエ熟成のモンドール 1コ 6,090円もするのよ、これ。友人のcahorsちゃんが差し入れしてくれました。リスのマークが印象的(写真に写ってない・・・)なパッケージ。外皮の外側はオレンジを通り越して赤く色付いて、中央部は白いビロードのようなフワフワな毛足の白カビの様子。こんなに赤いのは初めてです。赤い外皮を取って出てきた中身は、とろ〜り柔らかくなっててテンションあがる〜。熟成が進むと出やすくなる苦味も全くなくて、ミルキーで風味豊か。素晴らしい熟成状態。さすが熟成士の手がけたものです。今までで一番美味しいかも?!(2012.10.28)

冬限定の仏フランシュ・コンテ地方のモンドール(AOP)。これもリスのマーク、「アルノー」です(フェルミエで3,150円)。10月末に↑cahorsが差し入れしてくれたロドルフ・ムニエ熟成のと同じ生産者ですね。あの時は外皮が真っ赤に熟成されていたけれど、これは白いカビか、ジオトリカムの下に淡いオレンジ色が見える感じ。見た目はそんなに熟成しているようには見えなかったけど、外皮を外してみると、柔らかくトロリと熟成してた。全体的に丸みのある旨み。さすがにロドルフ・ムニエ熟成の方が旨みが強かったけど、もともとアルノーのは出来がいいのかも?(2012.12.1)

クリスチャン・ジャニエ熟成。一般的なモンドールより大きいタイプで、カットして販売されています。ビニールを取るとトロトロと流れ出てきます。テンション上がりますね〜。とろとろして熟成は長めなのかな?と思いきや、嫌な匂いがなく風味もマイルドで程よく美味しい。熟成士の名のついたチーズは、風味が強めに感じることが多いが、こういうのもあるのね。私はこれ好きです。(2013.11.10)

「第2回チーズを楽しむ会」でお出ししたモンドール。「CANTIN」マークのこちらは、パリのカンタンで購入したものを仲間が運んでくれたものです。フランス語のメモで、「熟成タイプ」とオーダーしたものですが、表面の色はまだ色が淡く、想定していたものより若い。表皮をとってスプーンで切るように取ってみても、残念ながらとろとろではなかった。決まった日に思いの熟成に当たるのはなかなか難しいです。チーズ自体はムッチリしていてミルクの甘味もあり悪くないのですが、やはりモンドールは硬めだと、どうしてもみんなのテンションが下がってしまいます。そういう意味で少し悔しい。皆がスプーンで取った後の姿→。まだ半分くらい残ってますので、白ワインを加えて、アルミホイルで容器を包み、オーブンで焼いてモンドールショー♪うまし。(2017.11.18)

横浜の成城石井で30個ほどのバドーズ社のモンドールの中から、トロトロ具合を想像しながら選んだもの。上部を取ってみたら、トロトロでした。やったね。オーブンで焼くこともなく、あっという間に完売。皆さんがチーズ好きでよかった。(2017.12.19)

最近チーズの興味が止まらない知り合いから、ナピオ社のモンドールについて質問されたが、ナピオ社のは食べたことないため「勉強不足でよくわからない」とお答えしたところ、なんと太っ腹にも1個ドーンとプレゼントしてくださいました。賞味期限が06.02.18となっていたため、賞味期限ギリギリに食べたつもりでしたが、よくよく見ると、賞味期限を12日も過ぎていました。
そのお蔭か、スプーンを入れるとトロットロ〜の状態。ミルクの甘さと、コクが濃厚で口いっぱいに広がります。美味しく頂戴しました。ありがとうございました。
(2018.2.18)


ラクレット

ラクレット Raclette  100g=578円
牛乳製、M.G.45% フランシュ・コンテ地方

ラクレットが生まれたのはスイスですが、これはスイス製ではなく、仏・フランシュ・コンテ地方で作られているものです。アルプスを挟んで同じようなチーズが作られているんです。これはフェルミエで購入できます。表面を拭きながら熟成させます。古漬けのような香りが特徴です。このチーズは熱を加えないと、とろけるチーズにはなりません。今回は蒸かしたジャガイモの上の乗せて、ガスバーナーで焼いてグラタンのようにしていただきました。このラクレットは独特の香りも控えめで、言いかえれば風味も少なめって感じかなぁ。(2012.12.1)


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