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ノルマンディー地方のチーズ

フランス北西部、パリから北西80キロほどの距離にあり、英仏海峡に沿って開けた地方。
セーヌ川の下流域にあたり、1年中緑の牧草地が広がるのどかな田園地帯です。
バターや、チーズなど乳製品、リンゴの生産が盛んで、
リンゴからつくるシードルやカルヴァドスのお酒もノルマンディーの特産。
太陽の射す角度が斜めすぎるためワイン作りには適さない地です。
以下は自分が食べたチーズの覚え書きです。(私のお気に入りには)


カマンベール(AOCでないもの) 約900円
牛乳製、白カビタイプ ノルマンディー地方
.AOC認定のないカマンベール。お値段AOCのものよりお安めで買いやすい。私の慣れ親しんだ味なんだよね(苦笑)。でもね認定がないとは言っても、マズイわけじゃない。むしろチーズがあまり得意でない人は香りがきつくないのでこちらの方が食べやすいと思うし、AOCのに比べると安価なので、料理に使ったりするのなら、これはこれで充分ではないかと私は思う。
さて、これはAOCでないけれど、わりといい作りだそうでAOCと同じように経木のパッケージに入ってます。が・・・よ〜くよ〜く見ると、経木なのは側面だけで上面と底は紙製でした。一般的に、何が理由でAOCになれなかったのかは、書いてあるわけじゃないし、正確に判断するのは難しいですが、先生の話だと、たぶんお玉で5回すくう工程を省き機械化されているのと、低殺菌牛乳を使用しているのではないか・・・ということでした。(2004.10.2)

2004年で食べたのと全く同じメーカーのカマンベール パストリゼ。今回はしっかり、殺菌乳だということ、5回のお玉ですくう工程がないと先生は話されていました。とあるチーズショップのコラムで知ったのですが、機械を使っておたまを動かし5回すくう工程にしても、AOCは名乗れるとのこと。AOC重さは252グラム。フェルミエでは945円で売られています。グラムあたり3.75円。片やAOCは290gで1450円だったら、グラムあたり5円。味と値段を考えても、このチーズを買う意味が私にはない。(2006.10.7)

カマンベール

殺菌乳Lait Pasteuriseで作られたカマンベール。白カビが剥げた部分がすこしある程度だけれど、中はかなり柔らかくなっています。でもやはり殺菌乳です、穏やかな風味です。ブラインドでも当てられますよ。(2008.3.28)

カマンベール

AOPでない殺菌のカマンベール。他にAOPのカマンベール熟成違い2つと、日本の共働学舎の「雪」とブラインドで食べ比べでみましたが全問正解。AOPのものより高さが低いです。外皮が硬めなのはどういう理由なのでしょう。香りは「雪」よりはあるけれど、AOPのものよりはかなり弱い。風味は軽めで食べやすい。万人受けするのはこういうタイプだと思う。
何度もAOPでないカマンベールは食べているのに、私ったらぜんぜん日記に書いてないですね。4つ目です。(2009.10.3)

カマンベール

殺菌乳で作られたイズニー社のカマンベール。成城石井で10%引きでした。イズニー社は数年前からAOPであるカマンベール・ド・ノルマンディの生産を止めてしまいましたね。無殺菌でつくらなければいけないというカマンベール・ド・ノルマンディのAOPの規定と、事故を起こしたくないと考え殺菌乳を選択した企業。どちらが正しくて、どちらが間違っているということではなく、どう選択するかの問題であって・・・。まっ、私は美味しいチーズが食べられればいいのですがね。殺菌乳で作られているこのカマンベール、10%引きになるくらい賞味期限ギリギリですが、香りも風味も穏やかで優しい。最近お疲れの私にはちょうどいいのだが、それは殺菌乳だからですね。これが無殺菌乳だったら、もっと強い風味に違いない。用途用途で消費者が選べばいいのだ。(2012.1.28)

カマンベール

カマンベール・オーガニック

カマンベール。ABマークがありますのでオーガニックのものでAOCは持っていません。何がオーガニックかというと、主に牛の餌がポイント。95%以上を無農薬、無化学肥料の草を与えること、基本的に屋外で飼育することなどの条件の元で飼育された牛のミルクから作られるそうです。これは食べてみると、味に深みがなく薄っぺらい、塩の味だけ強く感じます。パッケージは可愛いけど、どうなのかな?という残念な感じ。(2013.6.29)

カマンベール・オーガニック

カマンベール。
写真、失敗。ノルマンディのチーズですが、カマンベール・ド・ノルマンディではありません。穏やかで優しい味わい。(2015.1.25)


カマンベール・オ・カルヴァドス
牛乳製、白カビ・ソフトタイプ M.G.45%
ノルマンディー地方
AOCカマンベールチーズの皮(白カビ部分)を取り除き、カルヴァドス(リンゴのブランデー)に浸したパン粉を
全体的にまぶして熟成させたチーズ。こうして付加価値を付けることによって、値段もボーンと上がるし、在庫処理にもつながるらしい。好き嫌いが分かれるチーズのようですが、私は嫌いじゃない。
酒飲み向きですな。(2004.10.2)


カマンベール・ド・ノルマンディー(AOC)  約1400円〜1500円くらい
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% フランス・ノルマンディー地方
AOC認定付きの正真正銘のカマンベール。無殺菌乳を使っているので味わいと香りが複雑。(ちなみに日本では無殺菌乳でのチーズの製造は認められていないそうです)悲しいかな今まで私が食べていたカマンベールと全然違って香りも味も強い感じ。真ん中のチョーク状の芯が少し残っており、外側のクリーミーな味わいと、チョークの部分の少しぼそぼそっとした味わいの両方が楽しめた。
.・・・AOCの規定では重量が約250gなければならないので、チーズを実際に計ってみたら300g強ありました。これは消費者が食べるまでの期間に水分が抜けても、確実に250gを維持するためだそうです。(04.10.2)

チーズ王国と焼印がドンと真ん中にあるAOCチーズ。
店員さんに聞いたら、チーズ王国が作ったのではなく、AOCの規定で作られたチーズに名前を貼らせてもらっているとのこと。いつも店頭に置いてあり、「本物のカマンベール、ノルマンディーのカマンベールでぇ〜す」とアピールして売ってます。250gで1470円でした。(2004.10.11)

グランドルジュ社製。250gで1450円実際計ると290g。おたまで掬っているよのアピール紙付き。AOCではお玉で5回すくう工程が義務付けられているけど、それが所謂カードを切っているってことだって知らなくて、今日知った。恥ずかしい。探求編に今日から参加することになり、カマンベール・ド・ノルマンディの熟成違いを食べ比べという試みがあった。賞味期限の違うものを2つ用意してあるのかと思ったら、同じ賞味期限で、温度差のある場所でそれぞれ熟成させて差を出したというからビックリ。←これは熟成の進んだ方。見た目には白カビの白い部分の量が減ってるので一目瞭然だけど、切ってみたら芯の量が違うけれど、期待していた程の違いはありませんでした。熟成の進んだものの方が味が乗ってて私は好きでした。(2006.10.7)

こちらはAOC。今、カマンベール・ド・ノルマンディーはAOCをめぐり揺れています。シェア8割以上を占める大手メーカー、ラクタリスとイズニーが一時的にAOCを名乗るのを中止する方針を発表した。ブリーとともにフランスで唯一、原料の生乳を37度以上に温めてはいけないというAOC規定がありますが、両社はINAOに37度以上に加熱したものか、ミクロフィルターでろ過したミルクの使用も認めるよう要望していたが、3月にINAOがAOCの規定を変更しないとの結論を出したため、AOCでの販売をやめることにしたという。AOCのチーズは手に入り難くなるのですかね・・・。ゲヴュルツトラミネールと一緒に食べると、なぜかイカの風味。なぜ?(2007.7.7)

ジロGillot社製のAOC。外皮の白カビが枯れかけて、ところどころ茶色くなってきている。中の芯が無くなりムチムチとトロトロの中間くらいの熟成具合。強めの匂いを発しているが複雑な味わいです。(2008.3.28)

レオ社のもの。今、高いですね。 [1LOT=1個]\1,943だって。4年前は1400〜500円くらいで買えたのに。1個2000円の時代か。さて、今回のカマンベール・ド・ノルマンディ、熟成がすすんでいて、ずいぶん白カビが枯れてリネンス菌が優勢になってきてて、アンモニア臭も強くなっています。切ってみると、中央に僅かに芯が残っていましたが。白カビもこうなるとガツンとした風味で、夏の暑い時にはちよっとヘビー。数日前、みーしゃのシェフが林檎のピュレを乗せたブリを前菜に出してくれましたが、そんな食べ方でさっぱりと頂くといいかな。(2008.8.2)

フェルミエで購入の「チーズいろいろ食べ比べセット」に入ってたカマンベール・ド・ノルマンディ。ちょっとどうなの?在庫処分?という気がしないでもないカマンベールだ。芯がなくなってかなりトロトロ状態。カビも枯れてアンモニア臭も強めになっています。こうなってくると、そこいらのウォッシュなんかよりもずっと強い風味です。(2008.8.23)

下のAOPのものと同じカマンベール・ド・ノルマンディで熟成違い。若い方。ブラインドでその他にAOPでないカマンベール、日本の「雪」との4つで食べ比べてみましたが、明らかに違いがあって、チーズマニア達のほとんどが正解。ちょっと簡単すぎましたね。AOPのカマンベールは他のものよりも高さがあります。無殺菌で作られると明らかに香りと外皮が違う。若いけど外皮はところどころ茶色というか色が変色してきている。芯が残る熟成状態でも風味は強めで旨味もあって、やはり美味しいね。(2009.10.3)

のAOPのものと同じカマンベール・ド・ノルマンディで熟成違い。賞味期限を1日過ぎたとこ。白カビが枯れてリネンス菌の茶色の部分が優勢になって香りも強くなっています。同じメーカーのものを熟成させただけなのに、なぜか塩気を強く感じます。なぜ塩を強く感じるのでしょうか。とても強めの風味。軽めのウォッシュチーズなんかよりも、ずっと強めな風味なので、同じく強くのカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインととてもよく合います。(2009.10.3)

チーズを習い始めて初めて食べた記念すべきチーズがこのレオ社の「カマンベール・ド・ノルマンディ」
今日で7年目突入となりのすので、原点に戻って熟成違いを味わってみましょう。
上の写真が10/22が賞味期限の若い熟成。下のものが10/8熟成なので賞味期限1週間前程度の熟成のもので、さらに少し温度の高めの熟成庫で保存したもの。切ってみると見た目には、若い方に芯が残っているくらいの違いしかありませんが、食べてみると明らかに味が違います。熟成の長い方は、香りも複雑になってカビの香りから、納豆のようなリネンス系の香りが優位になっています。味は旨みがぐっと増して、若い方は酸味が強かったですが、長い方はミルクの甘みが口に広がります。そのまま食べるにしても、ワインに合わせるにしても、私は熟成の長い方が美味しいと思いました。ただし熟成しすぎ、いわゆる過熟になってしまうと、苦味が優位にたってしまうので、単に熟成させれば何でも美味しいかっていうと、それは違うと思います。チーズの美味しい頃合は、人それぞれ好みが違うので、自分のいちばん美味しいと思う時期を逃さず食べてあげることも大切ですね。(2010.10.2)


カレ・ドージュ

カレ・ドージュ  Carré d'Auge
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% ノルマンディー地方
パリ滞在中にマダムHISADAのチーズ講習で食べたもの。ポン・レヴェックとして出ていたのですが、高さがポン・レヴェックよりも高いので、ホントはカレ・ドージュとかパヴェ・ドージュなんです、とおっしゃっていました。たしかに高さ3センチ以上ありましたね。切ってみるとメカニカルホールが沢山、ちょっとモサモサしているような食感。(2012.6.30)

カレ・ドージュ

トレフル
山羊乳製、ソフトタイプ M.G.45% ノルマンディー地方
トレフルとは、四葉のクローバの意味で、形は名の通り四葉のクローバー。今回のコレは新しい熟成方法の「アフィネ」、チーズ王国のマダム久田によるもの。本来シェーブルの熟成は水分が抜けて固くなる「セック」ですが、アフィネはフランス北部で流行している熟成方法で、まず外側を急速に乾燥させて固め、次に湿度の高いカーブで熟成させ、内側は水分が多くトロリとさせたもの。外皮は灰がまぶしてあり、皺があって栗っぽい香り。中はとろりと柔らかくプニョプニョ。ノルマンディで作られるシェーブルというだけで珍しいけど、味も山羊っぽくなく変わったチーズです。(2007.3.3)

クローバーの形がとってもキュートなトレフル。ノルマンディ地方の山羊チーズで、外皮は木炭粉がかかっていいます。見た目ですでに美味しそう。外皮を触ってみるといい感じの柔らかさ。食べてみると、外皮近くがとろっと柔らかく、中央の部分はまだ仄かに酸味の残る爽やかな味わい。これはなかなかいい感じだ。時おり「おすすめのシェーブルの選び方は?」と質問を受けます。熟成の好みは人それぞれ。同じ名前のチーズでも、熟成の仕方(乾燥熟成か、とろっと熟成なのか)進み具合によって、ずいぶんと風味が変わり食べ頃が長いのがシェーブル。まずはいろんなタイプを食べてみて、ご自分が好きなタイプを知り、次にそういうのを買ってみると、ご自分にとっての美味しいシェーブルに当たる確率があがると思うのでお勧めです。(2013.3.2)


ヌーシャテル(AOC)

ヌーシャテル(AOC)
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% オート・ノルマンディ圏 セーヌ・マルティーム県
.これはハート型だけど他にも樽型、四角など6種類あるそうです。日本ではハート型しか入ってきていないとのこと。ハート型なのでバレンタインが近づくとチーズ屋さんによく並ぶそうです。でも外見の可愛らしさとは対照的に、味は塩分が強めで刺激的。切ってみるとチョーク状の芯があり、熟成がすすんだところはクリーミー、だけどやっぱりかなりしょっぱい。カマンベールと同じ白カビタイプだけど、かなり違う印象でした。(2004.10.2)

ヌーシャテル(AOC)

.これまた久しぶりに食べたな、ヌーシャテル。ハート型が少し細長くて可愛いハートじゃないな。まっ、どうでもいいが。可愛い外見に惹かれて寄ってきた男性が、実は気が強い女性だと知ってショックを受けるイメージとダブって、食べていて笑ってしまう。しょっぱくて、ピリリと辛味に似た刺激が面白い。(2006.10.7)

ヌーシャテル(AOC)

フェルミエで購入の1個(200g)で1901円。今まで食べたヌーシャテルの中では、一番色が白くないかもしれない。それでも切って見ると、中は芯があってまだ若い感じ。塩気もカマンベールなどに比べるとかなり強いけれど、今日は私の体調も良かったようで、なかなか美味しくいただけた。あまり好きなチーズではなかったけれど、食べ方によってはいいかも・・・と少し見直しました。今日はヌーシャテルのカッテッングの話もした。ハート型なのでどう切り分けるか悩むところなのだが、基本は形ではなく、同じような内容(外皮があって、芯などの部分も同様に)の切り分けになるということ。芯もハート型に残るので、縦に半分に切ってから外に向かって中心から放射状に切り分けると、形は違えど内容が同じになるそうです。覚えておこう!(2008.5.16)

ヌーシャテル

バレンタインの時期になるとよく見かけるハート型のヌーシャテル。形の可愛らしさとは裏腹に塩からくて、私はあまり好きなチーズではなく、個人的には一度も買ったことがないのです。今回はパリ直送のマダム久田熟成のヌーシャテルです。白カビが少し枯れかけているので風味が強いのかなと思いきや、塩味と旨味のバランスが非常に良くて、松の実のような風味もありとても美味しい。こんなに美味しいヌーシャテルは食べたことがない。今までで最高です。このようなヌーシャテルだったら、買ってまた食べたいです。常時、マダム久田の店にはあるのかしら?(2009.2.7)

ヌーシャテル

ヌーシャテルはプレエグタージュをし、酸度を上げたり、カードにすでに出来上がった製品をグチャグチャにして混ぜるという珍しい作り方をするし、塩もきついという特徴があります。いつもは強すぎる味に、食べにくいと感じていました。でも今回食べた初めてのメーカーのものは、今までの中でもかなりいい方。塩がツンツンしてなくてまろやか。ただ外皮はコリコリとした歯ざわりで硬めなマット状です。(2010.10.2)

ヌーシャテル
ヌーシャテル

パリ滞在中にマダムHISADAのチーズ講座で食べたヌーシャテル。薄めの白カビで切ってみると外皮に近い1センチ近くが黄色が濃くなっていて酸味がこなれている。特徴である芯は厚いが塩味がマイルドでとても美味しい。以前もパリ直送のマダムの熟成のをいただいたことがあるが、今回も私好みであるとわかった。酸凝固主体なので味わいはシャウルスに近いと言われるのだが、今回のはそれがよくわかる。(2012.6.30)

ヌーシャテル

バレンタインを意識してクール・ド・ヌーシャテル。ハート型、四角、樽型、長方形と、いくつかの形があるが、日本ではハート型のものしか見かけない。パリでハート型以外のをゲットしようといつも思いながら、パリに行くと忘れて買った試しがありません。さてこれを試食。あら・・・?これヌーシャテル?と疑いたくなるくらいマイルド。確かに酸度を高く作るチーズだけにシャウルスのような芯があり酸味もあるのだが肝心の塩が薄い。ハートの見かけによらずシャープでピリリとしてるはずのヌーシャテルが、やさしい万人向けに牙を抜かれた感じに仕上がっている。これはこれで美味しいのだが複雑な心境。本来のチーズの個性が失われていくようで少し残念。(2014.2.2)


ガーリック&ハーブ (アイユ)

ブルサン アイユ(ガーリック&ハーブ)  
牛乳製フレッシュタイプ M.G.70% フランス・ノルマンディ地方

フランス・ノルマンディ地方のひとりの優れたチーズ職人、フランソワ・ブルサンの手によって『ブルサン アイユ』は誕生したそうです。ノルマンディ地方の牛乳、乳脂、ガーリック、ハーブ、塩、そしてコショウ。クリーミーなフレッシュチーズにスパイシーな風味、そのまま食べてもいいし、少しポロポロしているので細かくしてサラダ、クリームソースに混ぜても美味しく食べられます。近所のスーパーにも必ず置いてあるし、ハズレがないのでよく買います。(2006.7.21)

ガーリック&ハーブ (アイユ)

食べてもあまりに日常過ぎて写真を撮っていないブルサン。たまにはアップしておきましょう。今日はお教室で食べました。MGが70%と高めですが、スパイシーなのでしつこさを感じないでいいです。今日食べた時のメンバーの中に元ブルサンの会社にお勤めの方がいらしたので、いろんな食べ方をご提案いただいた。味噌と合わせて野菜スティックのソースにしても美味しいとのこと。なるほど〜♪ブルサンのHPにもレシピがいっぱいなので参考にしてみよう。(2008.5.16)


ブルサン エシャロット 6ポーション

ブルサン エシャロット 6ポーション  
牛乳製フレッシュタイプ M.G.70% フランス・ノルマンディ地方

ブルサンから新発売された香味野菜「エシャロット」と「シブレット」入り。個別包装なので室温になじみやすく、時間のない朝や少しだけ食べたい時などに大活躍・・・とブルサンのHPには書いてありました。たしかに、いちいち必要な分量だけとって、また包装しなおすのって面倒だものね。味は私の好きなガーリックのアイユに比べると香りも控えめで、クリームチーズの中にあさつきを刻んだものを混ぜましたって感じの淡白な印象。料理に使うなスモークサーモンなんかにはとっても合いそうな感じ。(2006.6.17)


ブルサン ポワブル

ブルサン ポワブル  
牛乳製フレッシュタイプ M.G.70% フランス・ノルマンディ地方

ブルサンの中でも強めなテイストにあたるコショウのポワブル。そのままパンに乗せて食べると少しきつい。料理に使うのがいいかもしれない。胡椒を生かして、ステーキの上にチョンと置くとか良いみたいです。そのほかにもHPのレシピにもあるポワブルをシソと豚薄切りロースで巻いて揚げる「ペッパー紫蘇巻き串カツ」美味しそう♪いろいろ試してみたいです。(2008.5.16)


ペールノルマン カマンベール

ペールノルマン カマンベール 1個(250g)=934円
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% フランス・ノルマンティ地方
チェスコさんで取り扱っているAOCのないカマンベールタイプ。1個が1000円以内で買える比較的安価なカマンベールです。今回食べたのは賞味期限が8月3日とあと3日だったこともあり、結構熟成が進んでいました。
それでも殺菌乳で作られているのでしょう。あっさりとした風味で、それほど強くありません。あまり強すぎない白カビのチーズは、オードブルにしたりするのに重宝しますね。(2011.07.31)


ポン・レヴェック(AOC) 約2300円
牛乳製、ウォッシュタイプ M.G.45% 
バス・ノルマンデイ圏 カルヴァドス県
.ノルマンディ地方の最古のウォッシュタイプのチーズ。塩水で繰り返し洗いながら熟成し、熟成が進むにつれ白色から赤茶色になり表面には平行の縞模様が出てきます。ウォッシュといっても洗う回数が少ないそうなので、表面がベタベタせずに乾いていて、ぱっと見は白カビタイプと似ている。(でもこちらは白カビではなく酵母ジオトリカムなのだそう)中身はムチッとした弾力があり、香りもそれほど強くないので、とても食べやすいウォッシュという印象。これなら私、いけるよ。(2004.10.2)

.外皮の白が少し茶色くなってた。中身はクリーム色、小さな穴がいっぱい、むちむちとした弾力。食べてみるとミルクの甘みがしっかりあり、なかなか美味しい。2004年に食べた時と同じ「アトリエ・フロマジェ・ポン・レヴェック社」のものだ、箱で分かった。しっかり箱をもらってきた。今回のは400g。AOCでは無殺菌乳でなくてはいけないという決まりはないのに、このメーカーは無殺菌でやっているそう。「au lait cru」←これがそのしるし。覚えておこう♪(2006.10.7)

いつ食べてもこのメーカーのものだなぁ。ということは、いつも無殺菌ばかり食べてるのかぁ・・・。実際にこの無殺菌のポン・レヴェックでもマイルドでとても優しく食べやすいのに、これで殺菌だっらもっと弱いのだろうなぁ。(2008.3.28)

これ、フェルミエで扱っているポン・レヴェック。賞味期限までまだ25日ぐらいあるもの。なのにこんなにウォッシュしているポン・レヴェックは私は初めて食べます。大抵、1回、2回洗っただけ、もしくは一度も洗っていないポン・レヴェックすら存在している中、これはオレンジ色も強く、ベタベタでチロシンの結晶も出ていて、匂いも鼻にツンとくるくらいシッカリある。外皮を少し食べてみるとジャリジャリで、焼きたらこ系の苦味も感じられるが、外皮を外して中だけ食べると、ミルキーでいて旨みもしっかりしていてかなり美味しい。ポン・レヴェックはウォッシュチーズだったことを思い出させてくれる味。(2013.2.2)

プティ ポン・レヴェック AOP。これ美味しかったので、ぜひ書き残しておきたい。いろんなメーカーから出ていますが、これは成城石井や世界チーズ商会、オーダーチーズで買える2400円弱くらいのもの。ランクトっていうのがメーカー名なのかな。優しいと言われる一般的なポン・レヴェックよりかなり熟成されてます。淡いオレンジ色で乾燥してなくて、リネンス菌優位。風味も強くなっていて、香りもつよく優しいポン・レヴェックとは言えない。だけど、とても美味しい。これがポン・レヴェックか?(失礼!)今まであまり心に響かなかったポン・レヴェックでしたがうまく熟成させると、こう美味しくなるということを知った。(2017.06.17)


ポンレベック・オゥ・カルヴァドス

ポン・レヴェック・オゥ・カルヴァドス
牛乳製、ウォッシュタイプ M.G.45% 
フランス・ノルマンディ圏
ノルマンディ
の軽いめのウォッシュチーズであるポン・レヴェックを、これまたこの地方のりんごのブランデーのカルヴァドスで洗って仕上げたチーズだそうです。ロワールで仕上げたわけではなく、神楽坂のチーズ屋さんアルパージュのオリジナル。アンモニア系の香りがするが、悪くない。一般的なポン・レヴェックは外皮が乾燥しているけれど、これはしっとりベトベト。食べてみると味は強めで、塩も強く感じる。なかなか美味しい。アルパージュで1個3000円弱のポン・レヴェックが、この仕事をすると4500円に。付加価値の価格。(2010.11.6)


リヴァロ(AOC)
牛乳製、ウォッシュタイプ M.G.40% 
バス・ノルマンデイ圏 カルヴァドス県
.円筒形のチーズの側面に5本の葦(レーシュ)が巻いてあるのが特徴。これはもともとは、背の高いリヴァロの型崩れ防止用だったが、今では装飾的な意味合いが強くなり、紙のテープで代用しているものも多いとか。(ちなみにこのチーズは本物の葦でした)このラインが、陸軍大佐の5本の階級章に似ているのでコロネル(陸軍大佐)の愛称もあり。見た目は一見ハンバーガーのよう?外側はオレンジ色で、刺激的な(喩えると牛舎の様な、納豆の様な)強い臭いがあり。嗅いだ瞬間「私にゃムリかも?」と思ったが、意外にも中身は癖が少なくてクリーミー。美味い。外側はチロシンというアミノ酸だそうで、食べてみたらシャリシャリした食感あり。少し気になるから外側は削った方がいいみたい。(2004.10.2)

チーズ講習に通いだして頻繁にチーズを食べるようになってからも、ほとんど食べる機会がなかったのが、このリヴァロ。外皮がねっとりしていていい感じ、とても美味しそうに見えた。匂いは2年前に嗅いだ時の「私には無理だ・・・」と思うほどの衝撃は受けず、私も成長したなぁという感じ。切ってみると思っていたよりも若い感じ。皮は上手に残しました。(2006.10.7)

2ヶ月ぶりに食べるリヴァロ(AOC)塩水のウォッシュで脂肪分が低いわりに、風味が強いことを再認識。しかし今回食べたのは、若干乾燥していて、パサパサしていた。匂いやっぱりキツイ。(2006.12.2)

リヴァロ(AOC)

サイズがプティ・リヴァロ。小さいなぁ。直径に対して高さが低いのだ。それだけでリヴァロを思い浮かべた時のイメージと違うのよ。な〜んか変。これでレーシュ(水草)が無かったら、ブラインドでリヴァロってわからないかも。食べてみるとアミノ酸の一種であるチロシンがジャリジャリ。(2008.3.28)

リヴァロ。ノルマンディ地方で作られるウォッシュタイプ。5本の葦(レーシュ)が巻いてあるのが特徴です。香りはプーンと独特の香りが強い。賞味期限より1週間ほど早いだけなので、もう少し熟成してるのかと思いましたが、けれど中はミルクの甘みが強くてとてもマイルドだった。このチーズはそういうタイプが多いなぁ・・・と感じます。(2011.6.4)

ノルマンディのリヴァロ。これもアナトー色素を使用しているので色が鮮やかだ。外皮をじっくり観察してみると、黄色っぽいオレンジと、オレンジと、色が二重というか二層になっている。確かに不自然っちゃー不自然な色の出方だ。ふむふむ、これがアナトーの仕業か。(2013.2.2)


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