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白カビタイプのチーズ
表面に白いカビを繁殖させて熟成させたチーズ。熟成期間は比較的短く、平均して熟成が進むと外側から柔らかくなります。
以下は自分が食べたチーズの覚え書きです。(私のお気に入りには)


エクスプロラトゥール

エクスプロラトゥール Explorateur (1個)250g=約2,000円
牛乳製、白カビタイプ M.G.75% 
フランス・
イル・ド・フランス地方 P209
ロケットの絵の付いたラベルがとても印象的です。名前の意味は「探検家」。
チーズは山羊のチーズかと思うほど真っ白。原料のミルクにクリームを添加したトリプルクリームなので濃厚ですが、かなり酸味を感じました。今回試食したものは熟成が若いようで、ダブルやトリプルにありがちなバターのような舌ざわりとは少し異なり、どちらかというとサワークリームやクリームチーズのように少しザラザラとした粒子を感じました。もう少し熟成が進むと、どのように変化するのかな?と気になります。(2005.6.4)

エクスプロラトゥール

2005年に食べたロケットの絵の付いたラベルと同じもの。若いようで表面の白かびは少ない。これは白カビチーズに分類されているけれども、いわゆる普通の白カビのようにカビを添加していないので自然の白カビだそう。そう聞くと白カビチーズタイプに分類するのも少し躊躇していまいますなぁ。酸味があり、しゅわ〜っと淡雪のようにとろけるよう。発酵バターのような風味がしました。脂が濃いな太るかな〜と思いながら食べると体に悪い。少しなんだから美味しく食べよう。(2007.4.7)

エクスプロラトゥール

フェルミエで購入分、一個(250g)=2,562円。お高いですね。白カビが結構厚めにあり。切って見ると白〜アイボリーあたりの色です。外皮の白カビの部分はコリコリとした歯ざわりあり。中のほうは均一な組織で、ほわっとホイップしたような、ふわふわした口当たり。酸味もあります。2005年に食べた時は、ザラザラして粒子を感じて、次は醗酵バターのような口溶けって書いているから、毎回感じ方が違うチーズだなぁという印象。おそらく、熟成の度合いによって、かなり味わいを変えるタイプなのだろう。(2008.4.22)


カチョッタ・デリ・アンジェリ

カチョッタ・デリ・アンジェリ
牛乳+羊乳製、
白カビタイプ M.G.不明 イタリア・トスカーナ
「天使のチーズ」という意味。白カビタイプには珍しい、牛乳と羊乳の混入。色がかなり白いので、羊乳の割合が高いと思います。癖のない味わいです。フェルミエで売ってるフォルテート社のものかな?(2010.10.2)


ガプロン

ガプロン Gaperon 1個350g=約3000円
牛乳製、
白カビタイプ M.G.30〜45% フランス・オーヴェルニュ地方
「ガプロン」という名前は、バターミルクを意味する「ガプ」というオーベルニュ地方の方言から由来しています。牛乳からバターを作るときに余る水分も無駄にしないでチーズに利用し、ニンニクと黒胡椒ほ効かせたドーム型チーズ。紐がかけてあるのは、昔は天井から吊るしていた名残。可愛らしい。切った断面にはニンニクのみじん切りがポツポツ。チーズ部分はとろっとした感じはないが、乳脂肪が低めなのをあまり感じさせないし、ニンニク、胡椒でスパイシーな味付けがされているのでおいしかった。このように味のついたチーズは歴史が浅いチーズなのかと思っていたけど、伝統的なチーズの中にもこういうのがあったのは驚いた。同じくニンニク味といえばブルサンを思い浮かべたが、それよりもチーズが硬めで、ちゃんとスライスできる。今回のワインは甘いものだったので、辛めの白ワインや冷たく冷やしたビールと合いそう。(2005.4.2)

ガプロン

同じ日に「ガプロン」を2度も食べた。日本ではこのメーカーの「ガプロン」しかお目にかからないが、先生がフランスに行かれたときには、別のメーカーのも売っていて、このメーカーのものよりミルクの味が強く美味しかったそうです。地元では、表皮に黒いカビが生えるほど熟成させたものも好まれているそうで。目先が変わって面白いチーズだとは思うけれど、ワインと合わせるよりもやっぱりビール向きって感じだし、一個が3000円もするとなると買いにくいですね。新宿伊勢丹の地下でチーズ王国が「フロマジェリーHISADA」という別名で出しているチーズショップでは、美味しいガプロンがあるとかないとか・・・。(2007.7.7)

ガプロン

またこのメーカー。フェルミエ購入で1個(350g)で3150円。3年経ってもほとんど値上がりしていない!貴重ですな。脂肪分が少ないのをカバーして、なかなかのチーズだと思う。このガプロンを作ってるオーヴェルニュのピュイ・ドゥ・ドームはガーリックの産地でもあり、美味しいガーリックが収穫されているのだとか。中に入っているガーリック自体も美味しいというのが、このチーズの強みか!(2008.5.16)

ガプロン

MOFエルベ・モンス氏熟成のガプロン。卸価格で1個3200円。おそらく市価では4000円くらいかと。黄色いガプロンなんて初めてみました。もともとガプロンって白カビに分類されることが多いですが、人工的に白カビを付けているのではなく自然のカビだと聞いてはいたが、この黄色いカビと白いカビが混在しているのを見ると、本当だったんだ!とわかります。フランス人は黄色いカビを「カビの華が咲く」と表現したりしますが、ホントにフランス人は「どうだ!」と黄色いカビを自慢するそうです。根拠はわかりませんが、黄色いカビは美味しい証拠らしい。実際、このガプロンがどうかと言うと、今まで食べたガプロンとは全く違います。MG21%と書いてありましたが、とても脱脂しているミルクとは思えない、ねっとりとしていてミルクの強さを感じます。エルベ・モンス凄い!(2008.11.1)


カマンベール(AOPでないもの) 約900円
牛乳製、白カビタイプ ノルマンディー地方
.AOC認定のないカマンベール。お値段AOCのものよりお安めで買いやすい。私の慣れ親しんだ味なんだよね(苦笑)。でもねAOCでないとは言っても、マズイわけじゃない。むしろチーズがあまり得意でない人は香りがきつくないのでこちらの方が食べやすいと思うし、AOCのに比べると安価なので、料理に使ったりするのなら、これで充分ではないかと私は思う。さて、これはAOCでないけれどわりといいほうなので、AOCと同じように経木のパッケージに入ってます。が・・・よ〜くよ〜く見ると、経木なのは側面だけで上面と底は紙製でした。一般的に、何が理由でAOCになれなかったのかは、書いてあるわけじゃないし、正確に判断するのは難しいそうなのですが、先生の話だと、たぶんお玉で5回すくう工程が機械化されているのと、低殺菌牛乳を使用しているのではないか・・・ということでした。(2004.10.2)

2004年で食べたのと全く同じメーカーのカマンベール パストリゼ。今回はしっかり、殺菌乳だということ、5回のお玉ですくう工程がないと先生は話されていました。重さは252グラム。フェルミエでは945円で売られています。グラムあたり3.75円。片やAOCは290gで1450円だったら、グラムあたり5円。味と値段を考えても、このチーズを買う意味が私にはない。(2006.10.7)

カマンベール

カマンベール 120g(1個)=420円 牛乳製、日本・岡山県(吉田牧場)
国産チーズ工房でも有名(カチョカヴァッロが特に有名)な「吉田牧場」が作るカマンベール。本物のカマンベール・ド・ノルマンディよりも小さめのサイズ。白カビは厚めで少しモサモサして固め。サイズが小さく表面積の割り合いが大きいからか、トロ〜リと溶ろけて美味しい。
日本もここまできたか!という感じ。(2007.10.6)

カマンベール
カマンベール

カマンベール(ニセコフロマージュ) 1個130g=850円 日本・北海道ニセコ町
北海道札幌のチーズ売り場で買ったニセコフロマージュのカマンベール。MGの表記はないが、箱の裏に高脂肪乳で作ったと書いてあるので、クリーム添加してるのでしょう。賞味期限は2007.12.11。白カビは白くて若く、それほど熟成している感じではないのにかなりのアンモニア臭がある。作り手の問題なのか、売り場の問題かは不明。箱の中にアンモニア臭についての注意書きが入ってたので、問い合わせが多いのかもしれない。切ってみるとやはり熟成は若く硬い。白カビも厚めで乾燥していてモサモサ感あり。高脂肪を使ったというわりにリッチな風味も少なく、アンモニア臭以外の個性が感じられない。(2007.11.28)

カマンベール
カマンベール

カマンベール(Le Roitelet) 牛乳製、白カビタイプ M.G.45%
殺菌乳Lait Pasteuriseで作られたカマンベール。白カビが剥げた部分がすこしある程度だけれど、中はかなり柔らかくなっています。でもやはり殺菌乳です、穏やかな風味です。ブラインドでも当てられますよ。(2008.3.28)

カマンベール

AOPでないフランスノルマンディの殺菌カマンベール。他にAOPのカマンベール熟成違い2つと、日本の共働学舎の「雪」とブラインドで食べ比べでみましたが全問正解。AOPのものより高さが低いです。外皮が硬めなのはどういう理由なのでしょう。香りは「雪」よりはあるけれど、AOPのものよりはかなり弱い。風味は軽めで食べやすい。万人受けするのはこういうタイプだと思う。
何度もAOPでないカマンベールは食べているのに、私ったらぜんぜん日記に書いてないですね。3つ目です。(2009.10.3)

カマンベール

殺菌乳で作られたイズニー社のカマンベール。成城石井で10%引きでした。イズニー社は数年前からAOPであるカマンベール・ド・ノルマンディの生産を止めてしまいましたね。無殺菌でつくらなければいけないというカマンベール・ド・ノルマンディのAOPの規定と、事故を起こしたくないと考え殺菌乳を選択した企業。どちらが正しくて、どちらが間違っているということではなく、どう選択するかの問題であって・・・。まっ、私は美味しいチーズが食べられればいいのですがね。殺菌乳で作られているこのカマンベール、10%引きになるくらい賞味期限ギリギリですが、香りも風味も穏やかで優しい。最近お疲れの私にはちょうどいいのだが、それは殺菌乳だからですね。これが無殺菌乳だったら、もっと強い風味に違いない。用途用途で消費者が選べばいいのだ。(2012.1.28)

カマンベール

カマンベール・オーガニック

カマンベール。ABマークがありますのでオーガニックのものでAOCは持っていません。何がオーガニックかというと、主に牛の餌がポイント。95%以上を無農薬、無化学肥料の草を与えること、基本的に屋外で飼育することなどの条件の元で飼育された牛のミルクから作られるそうです。これは食べてみると、味に深みがなく薄っぺらい、塩の味だけ強く感じます。パッケージは可愛いけど、どうなのかな?という残念な感じ。(2013.6.29)

カマンベール・オーガニック

カマンベール。
写真、失敗。ノルマンディのチーズですが、カマンベール・ド・ノルマンディではありません。穏やかで優しい味わい。(2015.1.25)

カマンベール・イズモ

カマンベール・イズモ 120g(1個)=420円
牛乳製、日本・奥出雲(木次乳業)

賞味期限を2日ほど経過している状態です。白カビの状態はまだ白がつよく、端にリネンス菌が出て少し乾いてきている。切ってみると、もっちりとして中央部分はとろりと柔らかくなっている。香りは賞味期限を超えているわりにアンモニアが強く出ていない。食べてみると、塩分が控えめで一般的な45%より高い脂肪分を感じる。少しクリームを添加しているか?という感じ。この日はリンゴのスライスに乗せ、アクセントが欲しいので黒胡椒をガリガリ挽いて食べた。うん美味しい。チーズ初心者の方達にも受けがよく、「リンゴとチーズって合うのね」とか、どこのチーズ?どこで買える?と沢山質問されました。
(2016.4.23)


カマンベール・オ・カルヴァドス
牛乳製、白カビ・ソフトタイプ M.G.45% ノルマンディー地方

AOCカマンベールチーズの皮(白カビ部分)を取り除き、カルヴァドス(リンゴのブランデー)に浸したパン粉を全体的にまぶして熟成させたチーズ。こうして付加価値を付けることによって、値段もボーンと上がるし、在庫処理にもつながるらしい。好き嫌いが分かれるチーズのようですが、私は嫌いじゃない。酒飲み向きですな。(2004.10.2)


カマンベール・ド・ノルマンディー(AOP)  約1400円〜1500円くらい
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% フランス・ノルマンディー地方
AOC認定付きの正真正銘のカマンベール。無殺菌乳を使っているので味わいと香りが複雑。(ちなみに日本では無殺菌乳でのチーズの製造は認められていないそうです)悲しいかな今まで私が食べていたカマンベールと全然違って香りも味も強い感じ。真ん中のチョーク状の芯が少し残っており、外側のクリーミーな味わいと、チョークの部分の少しぼそぼそっとした味わいの両方が楽しめた。
.・・・AOCの規定では重量が約250gなければならないので、チーズを実際に計ってみたら300g強ありました。これは消費者が食べるまでの期間に水分が抜けても、確実に250gを維持するためだそうです。(04.10.2)

チーズ王国と焼印がドンと真ん中にあるAOCチーズ。
店員さんに聞いたら、チーズ王国が作ったのではなく、AOCの規定で作られたチーズに名前を貼らせてもらっているとのこと。いつも店頭に置いてあり、「本物のカマンベール、ノルマンディーのカマンベールでぇ〜す」とアピールして売ってます。250gで1470円でした。(2004.10.11)

 

グランドルジュ社製。250gで1450円実際計ると290g。おたまで掬っているよのアピール紙付き。AOCではお玉で5回すくう工程が義務付けられているけど、それが所謂カードを切っているってことだって知らなくて、今日知った。恥かしい。探求編に参加しカマンベール・ド・ノルマンディの熟成違いを食べ比べという試みがあった。賞味期限の違うものを2つ用意してあるのかと思ったら、同じ賞味期限で、温度差のある場所でそれぞれ熟成させて差を出したというからビックリ。←これは熟成の進んだ方。見た目には白カビの白い部分の量が減ってるので一目瞭然だけど、切ってみたら芯の量が確かに違うけれど、期待していた程の違いはありませんでした。味は熟成の進んだものの方が味が乗ってて私は好きでした。カマンベール・ド・ノルマンディは、酵素凝固タイプのチーズとのこと(2006.10.7)

こちらはAOC。今、カマンベール・ド・ノルマンディーはAOCをめぐり揺れています。シェア8割以上を占める大手メーカー、ラクタリスとイズニーが一時的にAOCを名乗るのを中止する方針を発表した。ブリーとともにフランスで唯一、原料の生乳を37度以上に温めてはいけないというAOC規定がありますが、両社はINAOに37度以上に加熱したものか、ミクロフィルターでろ過したミルクの使用も認めるよう要望していたが、3月にINAOがAOCの規定を変更しないとの結論を出したため、AOCでの販売をやめることにしたという。AOCのチーズは手に入り難くなるのですかね・・・。ゲヴュルツトラミネールと一緒に食べると、なぜかイカの風味。なぜ?(2007.7.7)

 

ジロGillot社製のAOC。外皮の白カビが枯れかけて、ところどころ茶色くなってきている。中の芯が無くなりムチムチとトロトロの中間くらいの熟成具合。強めの匂いを発しているが複雑な味わいです。(2008.3.28)

レオ社のもの。今、高いですね。 [1LOT=1個]\1,943だって。4年前は1400〜500円くらいで買えたのに。1個2000円の時代か。さて、今回のカマンベール・ド・ノルマンディ、熟成がすすんで、ずいぶん白カビが枯れてリネンス菌が優勢になってきてて、アンモニア臭も強くなっています。切ってみると、中央に僅かに芯が残っていましたが。白カビもこうなるとガツンとした風味で、夏の暑い時にはちよっとヘビー。数日前、みーしゃのシェフが林檎のピュレを乗せたブリを前菜に出してくれましたが、そんな食べ方でさっぱりと頂くといいかな。(2008.8.2)

フェルミエで購入の「チーズいろいろ食べ比べセット」に入ってたカマンベール・ド・ノルマンディ。ちょっとどうなの?在庫処分?という気がしないでもないカマンベールだ。芯がなくなってかなりトロトロ状態。カビも枯れてアンモニア臭も強めになっています。こうなってくると、そこいらのウォッシュなんかよりもずっと強い風味です。(2008.8.23)

下のAOPのものと同じカマンベール・ド・ノルマンディで熟成違い。若い方。ブラインドでその他にAOPでないカマンベール、日本の「雪」との4つで食べ比べてみましたが、明らかに違いがあって、チーズマニア達のほとんどが正解。ちょっと簡単すぎましたね。AOPのカマンベールは他のものよりも高さがあります。無殺菌で作られると明らかに香りと外皮が違う。若いけど外皮はところどころ茶色というか色が変色してきている。芯が残る熟成状態でも風味は強めで旨味もあって、やはり美味しいね。(2009.10.3)

のAOPのものと同じ人間の手だけを頼りに型入れ作業を行っているレオ社です。で熟成違い。賞味期限を1日過ぎたとこ。白カビが枯れてリネンス菌の茶色の部分が優勢になって香りも強くなっています。同じメーカーのものを熟成させただけなのに、なぜか塩気を強く感じます。なぜ塩を強く感じるのでしょうか。とても強めの風味。軽めのウォッシュチーズなんかよりも、ずっと強めな風味なので、同じく強くのカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインととてもよく合います。(2009.10.3)

チーズを習い始めて初めて食べた記念すべきチーズがこのレオ社の「カマンベール・ド・ノルマンディ」
今日で7年目突入となりのすので、原点に戻って熟成違いを味わってみましょう。
上の写真が10/22が賞味期限の若い熟成。下のものが10/8熟成なので賞味期限1週間前程度の熟成のもので、さらに少し温度の高めの熟成庫で保存したもの。切ってみると見た目には、若い方に芯が残っているくらいの違いしかありませんが、食べてみると明らかに味が違います。熟成の長い方は、香りも複雑になってカビの香りから、納豆のようなリネンス系の香りが優位になっています。味は旨みがぐっと増して、若い方は酸味が強かったですが、長い方はミルクの甘みが口に広がります。そのまま食べるにしても、ワインに合わせるにしても、私は熟成の長い方が美味しいと思いました。ただし熟成しすぎ、いわゆる過熟になってしまうと、苦味が優位にたってしまうので、単に熟成させれば何でも美味しいかっていうと、それは違うと思います。チーズの美味しい頃合は、人それぞれ好みが違うので、自分のいちばん美味しいと思う時期を逃さず食べてあげることも大切ですね。(2010.10.2)


カレ・ドージュ

カレ・ドージュ  Carré d'Auge
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% ノルマンディー地方
パリ滞在中にマダムHISADAのチーズ講習で食べたもの。ポン・レヴェックとして出ていたのですが、高さがポン・レヴェックよりも高いので、ホントはカレ・ドージュとかパヴェ・ドージュなんです、とおっしゃっていました。たしかに高さ3センチ以上ありましたね。切ってみるとメカニカルホールが沢山、ちょっとモサモサしているような食感。(2012.6.30)

カレ・ドージュ

カレ・ド・ロレーヌ

カレ・ド・ロレーヌ Carre de Lorraine   (1個)230g=約1,500円 
牛乳製、白カビタイプ M.G.50% 
フランス・ロレーヌ地方 
「カレ・ド・・・」と聞くと、真っ先に同じロレーヌ地方のウォッシュの「カレ・ド・レスト」が浮かんでくるがどちらも四角い形をしている。名前についている「カレ」は四角という意味だから、当たり前っちゃ当たり前。
真っ白で肉厚なカビがとても綺麗ね。脂肪分が50%と若干高めなのは、クリーム添加してるんだろうな。全く癖がなく優しくて食べやすいので、チーズ初心者もオッケーだと思う。
(2008.2.2)


クーロミエ(ブリー・ド・クーロミエ)

クーロミエ(ブリ・ド・クーロミエ) Coulommiers   (1個)500g=3,000円 
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% 
フランス・イル・ド・フランス地方 P53、54
日本語では「クロミエ」と書かれているものが多く、私のチーズの先生も「クロミエ」と発音していた。なので私もマネっこして「クロミエ」と呼ぶことにします。カマンベールよりもひとまわり大きいくらい。その大きさからブリ3兄弟の三男坊と呼ばれてる。兄貴にあたる「モー」と「ムラン」はAOCの肩書きを持っているけれど、クロミエはAOCではありません。そのためか、殺菌乳を使った物も多いそうなので、ぜひとも買うときは無殺菌乳を選びたい。今回試食したクロミエは熟成が若かったため、あっさりとしていて食べやすいというか・・・もうちょっと言ってしまえば物足りない感じ。でも熟成が進むと、長男、次男に負けてないそうだ。今日のは28歳ぐらいかな?と先生が喩えていたので、あと7年ほどして35歳を超えた頃ぐらいを味わってみたい、そんな感じ。
(2005.6.4)

エクスプロラトゥール

ブリ-3兄弟の三男、クロミエ。切って間もないという事も関係しているのかな、かなりいい状態。とろりと柔らかく、塩味もしっかり。熟成しているのにニオイは強くなく、ミルクの甘みもしっかりと感じられるけれど、強すぎず美味しい。前回食べたクロミエは若くて28歳ぐらいと表現していたけれど、これは35歳くらいにはなっているのじゃないかな。(2007.4.6)

ブリー三兄弟の末っ子「クロミエ」。末っ子だけAOPを持っていないので、どこで作ってもいいってこともあり、本来はイル・ド・フランスのチーズですが、これはロレーヌで作られています。これは無殺菌乳で作られています。白いカビは健在ですが、縁のあたりが茶色くなって、リネンス菌が出てきている。外観から見て、この熟成の感じは私の好きな熟成加減で美味しそな予感がする。切ってみると、切り口から、とろ〜んとチーズが流れそう。香りは白カビのマッシュルーム香より、リネンスの納豆とか牛小屋とかの匂いが優勢。食べてみるとミルクの甘みに加えて、複雑な風味が出てとても美味しい。(2011.6.4)


コバン

コバン 1個150g=940円
牛乳製、日本・北海道十勝(共働学舎新得農場)
北海道で買った
共働学舎新得農場の「コバン」。賞味期限は12/27になっていました。フワフワの白カビが綺麗です。香りは優しく、キノコのような香りが微かにあり、アンモニア臭は全くありません。いい感じです。切ってみると外皮に近い部分は、黄色で艶があり柔らかく熟成しています。中央には小さく芯が残っていてます。食べてみると、とてもリッチな味わいでコクがあります。MGの表記がないのでわかりませんが、食べた感じだとダブルクリームくらいのクリーム感があります。塩分も少なく、とても癖がなく食べやすいので、チーズが苦手な母もクラッカーに乗せて「美味しい」と言って食べていました。このお値段で買えるのならば、また是非買ってみたい。(2007.12.9)

コバン

さくら

さくら  90g(1個)=682円 
牛乳製、日本・北海道十勝(共働学舎新得農場)
かまこ姐さんが3つ注文したからと、ひとつ私にプレゼントしてく
れた共働学舎の「さくら」。2004年のスイス山のチーズで金賞を受賞したチーズです。受賞まもない2004年11月にCPAのイベントで、共働学舎代表の宮嶋さんからさくら誕生までの秘話や、コンテストでの経緯のお話を伺って、さくらを見せていただいたことはあったけれど食べたことがなかったのです。今回食べられて嬉しい。商品についてた紙にはカマンベールタイプの・・・と書いてあったがちょっと違う気がします。カマンベールというよりはシェーブルに似ていて、真っ白でキメが細かく、ほどよい酸味と口溶けです。桜の花の塩漬けと下に敷いた桜の葉で香りがします。目をつぶって嗅いだらまるで桜餅。酒粕のような酵母の香りもします。食べてみるとまず酸味を感じ、ふわっと溶けて広がる和の風味。さくらの風味は強すぎす丁度いい感じ。フルーティーな大吟醸と合わせると、さぞかし美味しそうな予感がします。(07.5.24)

先日、宮嶋さんからお話を伺ったのだけど、さくらはレンネットではなく、シェーブルと同じような酸凝固主体で作っているとのことでした。食べた時にシェーブルに似ていると思ったのは正しかったのね。それから酵母も風味付けの為に少し加えてるとのことです。(08.2.12)

さくら

プチ・プレジールを基にして作られた「さくら」。プチ・プレジールが私は好きだからね〜♪「さくら」やっぱり美味しい♪最近は安定して手に入るようになってきたので、ぜひとも桜が咲く少し前に注文しておいて、花見をしながらロゼワインやシャンパンでもいいし、スッキリした大吟醸と合わせて楽しんでもらいたい。優しい桜の香りと、日本酒のような仄かな酵母臭、日本人にはたまりません。日本のオリジナルチーズとして残っていって欲しいチーズです。(2008.4.5)

「さくら」
花見のチーズと言えばコレ、共働学舎新得農場「さくら」でしょう。イタリアの桜の葉で包んだ「ラ ロッサ」と食べ比べしてみるとよくわかるのだが、まさに日本の味がするのだ。日本酒の酵母の風味を強く感じ、そこに桜の塩漬けの香りが見事にマッチしている。「さくら」も熟成段階で味が変わると思うが、今日のこの熟成は私の中のベストに近い。外皮のあたりが少し柔らかくなっているけど、まだまだ若い酸味もある感じ。日本酒にももちろん合うし、スパークリングの弾ける感じもよく合います。(2014.4.6)

「さくら」北海道のアンテナショップで購入した「さくら」、共働学舎のものです。賞味期限が近かったので、割引で購入しました。
見た目も渇いてなくていい感じで、割引で買えて得した気分です。
さて、久しぶりの「さくら」、味わって食べてみます。まずは香り。桜の葉と花が触れていたところは桜の香りを強く感じ、酵母の香りと混ざり合って、なんとも日本的。この香り、なんだかほっとする香りで好きです。食べてみると、外皮に使いところは少し柔らかくなってて、ミルクの甘味と共に、苦みも少し感じる。中心部はまだサラサラしたテクスチャーで酸味がある。これよこれ、この酸味が牛乳製なのに感じるのが「さくら」の特徴だと私は思う。父とふたり美味しいね〜、と1個あっという間に完食。
(2017.5.15)

北海道・共働学舎が作る春限定のチーズ、名前は「さくら」。
桜の葉の上に牛乳製のチーズが乗って、てっぺんには桜の花。桜の香りがふんわりと広がり、キメも細かく、くちどけも爽やか。日本酒の酵母の風味を感じる日本オリジナルのチーズの先駆者。世界的なコンテストでも何度も賞を取られています。今回のは熟成が若すぎず、かといって強すぎず、ただ桜の葉が少し蒸れ臭がしましたが、ちょうど食べごろの感じでしょう。(2018.3.18)

こちらも私がお持ちした共働学舎の「さくら」、有楽町の北海道のアンテナショップで購入したもの。
桜の花のピンクがキレイで熟成は若い。桜の花見にはやっぱり合うよね。(2018.4.1)

なんと、こちらは同じ日に友人が花見に持って来てくれた「さくら」、花見には「さくら」でしょって?おぉ、気があうね〜♪
私の持ってきたのより、熟成しているので熟成違いの食べ比べができますね〜♪
熟成が進んだものは、濃厚な風味になっていて、舌の溶け具合もとろけるようだ。どちらも美味しい。(2018.4.1)


さくら・アフィネ  90g(1個)=892円 
牛乳製、日本・北海道十勝(共働学舎新得農場)
北海道の共働学舎で作られる春限定の「さくら」の熟成タイプ「さくら・アフィネ」です。通常のさくらより、更に1ヵ月ほど熟成
させたもので新発売です。お値段も200円ほどアップです。通常の「さくら」が四角いパッケージなのに対して、こちらは丸です。賞味期限の1週間ほど前ですが、切ったら流れ出るほどトロトロ。トロトロ系にありがちな後味に苦味もなく、いい状態で熟成されています。宮嶋氏が「そうでしょー、美味しいでしょー?」とニヤリとされている姿が目に浮かびます。日本のチーズの先駆者は、まだまだ走るのを止めてないですね。(2011.7.2)


酒蔵

笹ゆき  
牛乳製、日本・北海道十勝(共働学舎新得農場)

サイズもカマンベールと同じの、牛乳製の白カビタイプ。日本独自の特徴を出すため、北海道で自生している「熊笹」を巻いて熟成させています。笹の香り、もっとあってもいいと思うのだが、そんなに感じないのは残念。これは賞味期限を1週間ほど過ぎているが、とろとろな熟成するまでに至っていないし、白カビもまだきれいで、まだまだ若い。それでも食べてみると、キノコの香り、アンモニア臭あり、軽い苦みあり。もう少しミルクの甘味が感じられるといいのだが。
(2017.6.18)

酒蔵

しっとり厚造り 田園ブリーチーズ  1個(150g)=840円  
牛乳製、白カビタイプ M.G.不明 
日本・北海道夕張郡
有楽町の「どさんこプラザ」で購入した白カビタイプのチーズ。なぜか竹のかごに入っている。シャウルスのように厚みのあるタイプなので、中に芯が残って皮のまわりがトロトロになるのかな?と予想していましたが、断面を見てもらっても分かるように全くとろとろしていません。これで賞味期限ギリギリです。表皮はところどころ褐色になっていて、味はピリッと刺激的な辛口。MGは表記がなかったため不明ですが、食べた感じだとクリーム添加してると思います。もう少し若い時期に食べれば、初心者の方が喜ぶタイプかな、と思いました。(2008.11.30)


シャウルス(AOP)  100g当=700円  
牛乳製、白カビタイプ M.G.50% 
フランス・シャンパーニュ地方
.シャンパーニュ地方の白カビタイプで、まるで白いビロードのように美しい。直径はカマンベールより小さめの約9センチ、高さは倍ほどの高さで6センチ。カマンベールのような平たくないので、熟成しても中心部に芯が残るのが特徴。その中央の芯(チョーク)は、ふわふわで少し酸味があり、口の中で淡雪のように す〜っと溶けていく感じ。熟成の進んだまわりは、とろりとクリーミーで滑らか。2通りの楽しみがあっていいね。私、これ好き。(2004.12.4)

チーズ講習で食べてとても気に入ったので、クリスマスパーティのシャンパンと共に持参しようと思ったのだが、横浜ではなかなか見当たらなくてあちこち探した。シャンパンに合うという意味でこの季節は需要があると思うのだけど、それほど食べられてはいないのか?三越のチーズクラブ、ダイアモンドの樽屋、高島屋と見てまわり、ルミネの成城石井でようやく見つかった!これはAOCのシャウルス、賞味期限は1月19日。前回教室で食べたものよりもかなり熟成が進んでいて、まわりはかなりトロトロでナイフで切ると溶け出すほどだ。熟成が進んだからか塩分を強く感じたなぁ。それでも中にはしっかりチョーク状の芯が残っていて、優しい味で美味しかった。でももう少し若いほうがこのチーズは美味しい気がする。(2004.12.23)

これはフェルミエで売られているAOCのシャウルス。白いカビがとてもキレイ。切ってみると表面から5ミリぐらいが溶ろけていて、芯は大きく残っていた。シャウルスは芯の部分を食べるチーズだと思うから、これくらい若いほうがいい。マッシュルームのような香りもモチロンあるけど、食べてみると白胡麻の味がすごくした。特に後味が胡麻ペーストを舐めた後のような。体積と表面積の関係でシャウルスは時間が経っても芯が残るもんだと知り、ひどく納得。柔らかくなってとろけた部分と芯の部分があまりに違うのは、白カビが表面に近いところまで伸びず、タンパク質を柔らかくする酵素が中心部までしか行かず、表面積付近を強く溶かすからなんだって。チーズは化学だね〜。シャウルスは酸凝固タイプのチーズ、今日習ったことです(2006.10.7)

2ヶ月前に食べたのと同じフェルミエで売られているAOCのシャウルス。その時と同じように表面から5ミリぐらいが溶ろけていて、芯は大きく残っていたので同じくらいの熟成加減だと思うのだけど、マッシュルームの香りがあまりなかった。シャブリを作ってくる地域にほど近いため、シャンパン以外にシャブリにもよく合うとのこと。フランス語でシャウルスのシャは猫、ウルスは熊のことらしく、猫熊チーズとも言われているらしい。(2006.12.2)

ここ連続して、フェルミエ製のこのシャウルスを食べているので、もうおなじみの「猫熊チーズ」。2006年の12月にはシャウルスのシャは猫、ウルスは熊と書いてますが、実際にはスペルが違うそうです。シャンパーニュ地方の小さな町の名に由来していて、読み(音)が一緒なのでマークとして使われているようです。さて今回は熟成がわりに進んだ状態のシャウルスです。外皮に近い部分がとろとろに熟成していて、クリーミー。中の芯の部分はまだ酸味が残っています。私的には、これくらいの熟成までに食べて欲しいチーズです。(2008.4.4)

シャウルス

フェルミエで購入、1個2625円。
少し熟成が進んでいるのが外皮の状態からもわかります。角が茶色に変化してきています。これは白カビよりもリネンス菌が優位になってきている証拠です。
切ってみると、やはり外皮に近いところはトロトロと柔らかくなっています。でも中のほうはまだ芯が残っています。トロトロした部分は少しピリピリとした刺激があり濃厚な味わいになっていて、中はチョーク状の酸味のあるさっぱりした風味なので、いろんな美味しさを楽しめる頃ですね。以前は若いシャウルスが好きでしたが、最近はこれくらいが好みです。(2011.8.6)


シャープハム・ラスティックチャイブ&ガーリック Sharpham Rustic Chive & Garlic
牛乳製、M.G.不明、イギリス・デヴォン州

デヴォン州の南で作られているモダンブリティッシュです。有機の餌のみで育てたジャージー乳100%で作られていて、外皮は白カビで覆われている。中にはチャイブとガーリックで風味付けさけている。断面の色からも黄色いのがよくわかる。これは脂肪分が高いジャージー乳の由縁かな?組織はボロボロしている。
さて、食べてみますと、ガプロンに似た雰囲気です。風味は穏やかで塩味も控えめでパンチがイマイチ足りない印象。(2013.4.6)


シュプレム
牛乳製、白カビタイプ M.G.60% ブルゴーニュ
地方
シュプレムとは「最高」と言う意味。脂肪分が高いダブルクリームのチーズ。白カビの分量が多くビロードのよう。食べてみると外皮の部分ブチッと音がする。固いね。中は反対にカットした途端に流れでるほど柔らい。とろとろし過ぎ?でも誰もがリッチで美味しいと感じるはずなので初心者向けという感じかな。短期間のうちに全体を均一に柔らかさにする「スタビライズ」で作られたチーズです。スーパーマーケットなどでも扱いやすいチーズとのこと。(2006.10.7)


セピア(いかすみ入り) 1個 882円
牛乳製、白カビタイプ M.G.26.9% 日本・北海道・富良野チーズ工房
チーズ仲間の北海道土産のチーズ。いかすみ入りの白カビをまとったカマンベールタイプ。北海道の特産のイカ墨だからって、なんでチーズに入れようと考えたのかしらね。白カビはふかふかの白いカビというより、ツルツルしてて砂糖衣みたいに見える。色からして『羊羹の砂糖衣かけ』って感じ。味はごくごく淡白で生臭さは全くない。いささか冷蔵庫から出したばかりのところを食べてしまったので、硬めでまだ本来の味ではなかった気がするが、まぁ、普通の穏やかな風味の白カビチーズの味です。有楽町駅近くの「どさんこプラザ」でも売ってました。(2008.10.19)


セッション・ド・レトワール

セッション・ド・レトワール 1個(50g)
牛乳製 白カビタイプ?(自然な白カビかも・・・?) M.G 45%フランス・ローヌアルプ地方

カレ・ド・レストを買ったら「サービス」で下さったチーズです。ローヌアルプ地方の農家製、牛乳製の約50gほどのチーズでエティエンヌ・ポワシー氏セレクションです。外皮は全体的に白いカビ、そして部分的に緑のカビ。白いカビはそのまま、緑の部分は少しナイフで削って食べました。ぎゅっと引き締まった組織で、外皮に近い部分は濃い目のアイボリー、中心近くは薄いアイボリー。クロタンに通じるものを感じる。甘さとほろ苦さのバランス最高。とても美味しい。おまけで頂戴したチーズなので情報がなく、白カビに分類しましたが、白カビは自然にもので纏わせたものではないかもしれません・・・。あしからず。(2012.06.07)


田楽みそ漬けカマンベール

田楽みそ漬けカマンベール  1個(130g)=880円 
牛乳製、白カビタイプのアレンジ 
日本・十勝野フロマージュ
その名の通り田楽味噌に漬けたカマンベール。北海道旅行に行った時に十勝野フロマージュさんで試食させていただいた時は、甘い田楽みそをつけた、焼きおにぎりを思わすような味でした。今回のは買ってきて冷蔵庫にしまっておいて忘れてしまい、賞味期限を一ヶ月も過ぎてから食べたので、本来の味ではないのは承知の上ですが、食べてみることにします。ブリーだって2年も熟成させて真っ黒になったブリーノワールがあるくらいだし、ビニールに入った状態でカットしていないホールの状態だし、これは「育てた」もしくは「熟成させた」と思ってトライ。アミノ酸の結晶が出て、味噌の風味がチーズに移り塩辛くにって、さらにピリリとした風味も加わって、日本酒や焼酎に合いそうな感じです。
(2010.11.16)


トーマ・ランガローラ

トゥーマ・ランガローラ Tuma Langarola 1個(300)=約2,300円
牛乳70%・羊乳製30%、白カビ  M.G.50% イタリア・ピエモンテ
牛乳と羊乳の混乳。フランスの「トム」と同じような意味で、中型、小型のチーズをピエモンテでは総称して「トゥーマ」と呼ぶ。白カビ付き。これは賞味期限3日前。チーズの中に小さめの
があり、モチモチしているのに乾燥気味。田舎っぽいイメージで、味わいも少なく、私は物足りなく感じました。(2005.12.3)

トーマ・ランガローラ

1個(300)=約2,625円
フェルミエで購入のオッチェッリ社のトーマ・ランガローラ。プロフィールにはバターのような・・・とありましすが、私はそういった印象はありませんでした。塩気は薄く穏やか、しかし中のチーズの部分の匂いをかぐと、獣臭というのでしょうか、ガツンとくる匂いがありました。混入だからでしょうか?私は「可もなく不可もなし」という感想です。(2007.10.6)

トーマ・ランガローラ

1個(300)=3,255円
今回で3回目のオッチェッリ社のトーマ・ランガローラ。2005年のお値段と比較してみてください。2,300円だったのが少しずつ上がって、今では約3200円ですよ。高い、高すぎる〜!食べる度に書いている感想が違うのですが、今回は塩分控えめでとてもマイルド。乳脂肪の甘さがちゃんと舌に感じ、優しい味わいで万人に受ける味だと思う。今回はバローロと合わせましたが、同郷のアスティ・スプモンテなんかともよく合いそうな気がします!(2008.4.5)

トーマ・ランガローラ

1個(300)=3,255円
今までと同じメーカーのオッチェッリ社のトーマ・ランガローラですがパーケージというかラベルが変わっています。牛の顔と牧場の写真がプラスされて、私はこっちの方が可愛くて好きかな。今回は同郷のワインである、バローロとロエロの白(アルネイス)に合わせましたが、マイルドな風味に混乳の甘みのある味わいが、やはり同様に少し後味に甘みが残るアルネイスとよく合いますね。美味しいです。(2008.4.5)

トゥーマ・ランガローラ

イタリア、ピエモンテ州の白カビタイプのチーズ。牛乳と羊乳が混ぜてあり、乳脂肪M.G.50%もあります。そう聞くと「濃厚なの?」と思いますが、ぜんぜんそんなことなく、あっさりと食べやすいタイプ。初心者大歓迎のチーズですね。言い換えてみれば、羊のミルクを使っていながら、味に深みというか複雑さありません。白いカビも固めのコリコリした感じです。(2011.5.7)

またラベルが変わってる!牛の顔がつくようになったバージョンからさらにトーマ・ランガローラの文字が大きくなってます。今回食べたものは、外皮の白カビになぜか赤いカビが付いてしまってたので、赤い部分は削って皆で食べました。赤いカビは味に影響を及ぼしてはいませんでした。野獣っぽい風味の時もありますが、今回はムチッとした食感もそのままで、優しい白カビチーズでした。(2014.8.31)


ヌーシャテル(AOC)

ヌーシャテル(AOP) Neuchatel
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% 
オート・ノルマンディ圏 セーヌ・マルティーム県
.これはハート型だけど他にも樽型、四角など6種類あるそうです。日本ではハート型しか入ってきていないとのこと。ハート型なのでバレンタインが近づくとチーズ屋さんによく並ぶそうです。でも外見の可愛らしさとは対照的に、味は塩分が強めで刺激的。切ってみるとチョーク状の芯があり、熟成がすすんだところはクリーミー、だけどやっぱりかなりしょっぱい。カマンベールと同じ白カビタイプだけど、かなり違う印象でした。(2004.10.2)

ヌーシャテル(AOC)

.これまた久しぶりに食べたな、ヌーシャテル。ハート型が少し細長くて可愛いハートじゃないな。まっ、どうでもいいが。可愛い外見に惹かれて寄ってきた男性が、実は気が強い女性だと知ってショックを受けるイメージとダブって、食べていて笑ってしまう。しょっぱくて、ピリリと辛味に似た刺激が面白い。(2006.10.7)

ヌーシャテル(AOC)

フェルミエで購入の1個(200g)で1901円。今まで食べたヌーシャテルの中では、一番色が白くないかもしれない。それでも切って見ると、中は芯があってまだ若い感じ。塩気もカマンベールなどに比べるとかなり強いけれど、今日は私の体調も良かったようで、なかなか美味しくいただけた。あまり好きなチーズではなかったけれど、食べ方によってはいいかも・・・と少し見直しました。今日はヌーシャテルのカッテッングの話もした。ハート型なのでどう切り分けるか悩むところなのだが、基本は形ではなく、同じような内容(外皮があって、芯などの部分も同様に)の切り分けになるということ。芯もハート型に残るので、縦に半分に切ってから外に向かって中心から放射状に切り分けると、形は違えど内容が同じになるそうです。覚えておこう!(2008.5.16)

ヌーシャテル

バレンタインの時期になるとよく見かけるハート型のヌーシャテル。形の可愛らしさとは裏腹に塩からくて、私はあまり好きなチーズではなく、個人的には一度も買ったことがないのです。今回はパリ直送のマダム久田熟成のヌーシャテルです。白カビが少し枯れかけているので風味が強いのかなと思いきや、塩味と旨味のバランスが非常に良くて、松の実のような風味もありとても美味しい。こんなに美味しいヌーシャテルは食べたことがない。今までで最高です。このようなヌーシャテルだったら、買ってまた食べたいです。常時、マダム久田の店にはあるのかしら?(2009.2.7)

ヌーシャテル

ヌーシャテルはプレエグタージュをし、酸度を上げたり、カードにすでに出来上がった製品をグチャグチャにして混ぜるという珍しい作り方をするし、塩もきついという特徴があります。いつもは強すぎる味に、食べにくいと感じていました。でも今回食べた初めてのメーカーのものは、今までの中でもかなりいい方。塩がツンツンしてなくてまろやか。ただ外皮はコリコリとした歯ざわりで硬めなマット状です。(2010.10.2)

ヌーシャテル
ヌーシャテル

パリ滞在中にマダムHISADAのチーズ講座で食べたヌーシャテル。薄めの白カビで切ってみると外皮に近い1センチ近くが黄色が濃くなっていて酸味がこなれている。特徴である芯は厚いが塩味がマイルドでとても美味しい。以前もパリ直送のマダムの熟成のをいただいたことがあるが、今回も私好みであるとわかった。酸凝固主体なので味わいはシャウルスに近いと言われるのだが、今回のはそれがよくわかる。(2012.6.30)

ヌーシャテル

バレンタインを意識してクール・ド・ヌーシャテル。ハート型、四角、樽型、長方形と、いくつかの形があるが、日本ではハート型のものしか見かけない。パリでハート型以外のをゲットしようといつも思いながら、パリに行くと忘れて買った試しがありません。さてこれを試食。あら・・・?これヌーシャテル?と疑いたくなるくらいマイルド。確かに酸度を高く作るチーズだけにシャウルスのような芯があり酸味もあるのだが肝心の塩が薄い。ハートの見かけによらずシャープでピリリとしてるはずのヌーシャテルが、やさしい万人向けに牙を抜かれた感じに仕上がっている。これはこれで美味しいのだが複雑な心境。本来のチーズの個性が失われていくようで少し残念。(2014.2.2)


パヴェ・ダフィノワ

パヴェ・ダフィノワ Pave d'Aaffinois  
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% フランス・ローヌ・アルプ圏ロワール県
「パヴェ」とは、フランス語で「石畳」の意味。その名の通りに四角形です。ウルトラフィルトレーション(UF法)という最新技術で、ミルクの段階で超微細なフィルターで濾過し、たんぱく質と脂肪、乳糖と水分にわけて、必要な成分を濃縮して固めているのである。食べてみるとてもマイルド。個人的には物足りなさを感じますが、チーズ初心者には良いでしょう。熟成がすすむとスプーンですくわないといけないくらいトロトロになるが、強烈な匂いがしないのも特徴。とても今時のチーズで万人に受けるタイプと言えるでしょう。脂肪分は45%の他に、20%、60%があるそうです。(2008.03.28)

パヴェ・ダフィノワ セクレ Pave d'Aaffinois Secret 
牛乳製、白カビタイプ M.G.?% フランス・ローヌ・アルプ圏ロワール県
「石畳」の秘密とは何ぞや。問い合わせても明確な答えは無し。いつものパヴェ・ダフィノワとは違うよ、プレミアム的なニュアンスなのかな?と理解した次第です。淡いオレンジ色をしていて一般的な白色でない。トリプルクリームぐらいの乳脂肪を感じ、バターのような舌ざわり。道の駅で購入した半生のドライ林檎のスライスに乗せて食べたら、林檎のな甘さと酸味が、チーズのコクとよくあって、素晴らしいハーモニーでした。(2017.06.18)


バラカ

バラカ  (1個)200g=約1500円〜1600円 
牛乳製、白カビタイプ M.G.70% 
フランス・シャンパーニュ地方
アラビア語で「幸運」という意味もあり、この馬蹄型は縁起が良いそうで、フランスでは贈り物に使われることが多いとのこと。ダブルクリームを使用しているので乳脂肪分が70%と高く、こってりとクリーミーでまろやかなバターのよう。日本人が好むリッチなテイストなので、よっぽどのチーズ嫌いでなければ皆が好きなんじゃないかな。(2004.12.4)
.2度目はクリスマスパーティーのシャンパンに合わせて買いました。毛足の長い真っ白な白カビがなんとも美しく、いい感じでした。状態最高!クリーミーで優しいので、カマンベールよりリッチなテイスト。やっぱりシャンパンと合うね。贈り物に最適って話だけど、逆向きで贈るとよくないそうなので贈る時は向きに注意。←アメリカ在住の友人談(2004.12.23)


ピンザブラン

ピンザブラン  1個=1500円
山羊乳製、白カビタイプ
 日本・沖縄
「チーズ万博」にも参加されていた沖縄の「はごろも牧場」さんの「ピンザブラン」。沖縄ではもともと山羊の肉を食べる習慣がありますが、チーズが作られるようになったのは最近ではないでしょうか。白カビタイプのこのチーズ、成城石井などのスーパーでよく売っている、フランスの山羊乳のサントモールに似ています。白カビがマット状なのも似ています。私はあまり好みではないのですが、このチーズが美味しいと友人は言ってたので好みが分かれるチーズだね。(2010.10.2)

ピンザブラン

ビーンズカマンベール

ビーンズカマンベール

ビーンズカマンベール  1個250グラム=1500円
牛乳製、白カビタイプ
 日本・北海道・十勝(十勝野フロマージュ)
先月の十勝のチーズめぐりの旅では、「十勝野フロマージュ」の赤部社長にはお世話になりました。大きなチーズ工房を新築され、これからも沢山のチーズを十勝から私達に届けてくれることでしょう。
地元の中札内産の大豆「大袖の舞」をチーズの中に加えた、変化球チーズです。カットすると中から大豆が現れ、なんか不思議な感じ。あえて大豆を入れなくてもいいんじゃないの・・・?と、最初は思いましたが、食べてみると、なかなかどうして、意外にイケる!柔らかいチーズの中に、ホクホク、コリコリっと歯ごたえが面白い。チーズに不足しているビタミンCと、食物繊維も大豆と一緒になることでカバーできるのかも。朝食などに食べるといいチーズでしょう。(2010.10.2)

ビーンズカマンベール

ファン ブリヤー オレンジリキュール Fin Briard A La Liqueur'd Orange
牛乳製、白カビタイプ M.G.不明 フランス・イル・ド・フランス圏
マスカルポーネとグランマニエ(オレンジリュール)を合わせたクリームとフレッシュなブリーで挟み込んで、白カビを吹きかけて熟成させたもの。白いクリームとブリーのアイボリー色で層になっていて、フレッシュ見た目も楽しい。ブリーがトロリと流れかけているのもテンションを上げてくれます。お菓子みたいな甘いチーズかと思いきや、甘いのはオレンジの香りだけでちゃんとチーズ。爽やかで宝水ワイナリーのスパークリングと合いました。(2018.08.11)


フージェル FOUGERUS \2,562(1/2個)
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% フランス・イル・ド・フランス圏
半分で2,562円。イル・ド・フランスで作られる白カビのブリータイプ。場所はモーとムランの中間の村で作られています。シダの葉が表面に飾られているのが特徴。殺菌乳か無殺菌かは不明ですが、優しい味わいなので殺菌乳のような気がします。(2010.11.6)


ブーション・ダルマンス

ブション・ダルマンス Bouchon d'Armance 1コ(140g)=1100円   
牛乳製、
白カビタイプ M.G.50% フランス・シャンパーニュ地方
同郷のシャウルスAOCよりも一回り小さいタイプ。以前食べたシャウルスと同じフェルミエ製なのでしょう、ラベルが同じね。ブーションとは「コルク」のこと。切ってみると、まるでシャウルスと同じよに外皮近くがとろりと熟成している。外皮は酸化した松の実のような匂いがして、食べてみると苦味がある。塩分はシャウルスより強めの印象でした。(2007.11.10)

ブーション・ダルマンス

同郷のシャウルスAOCと同じメーカーのブション・ダルマンス。シャウルスと同じ酸凝固主体の白カビチーズです。酸凝固主体のチーズは、熟成が進んでも中まで完全にトロトロにさせてから食べるのではなく、芯を楽しむタイプのチーズと言えるでしょう。今回もしっかりと芯が残っていて、外皮近くの少しやわらかくなった部分と酸味の残る芯との対比が楽しいです。(2011.10.1)


プチ・プレジール

プチ・プレジール 90g(1個)=525円 
牛乳製、日本・北海道十勝(共働学舎新得農場)

フランスで行われた“山のチーズオリンピック”で銀メダルを受賞した『さくら』の原型となっているチーズ。酵母を加えてある。切ってみると白くてキメが細かく、まるでシェーブルみたいな舌触り。酸味が爽やか、塩分は控えめ、風味の最後のほうに日本酒のような香りがします。(2006.08.05)

プチ・プレジール

札幌旅行中に買って、ホテルの夜のおやつに半分、朝食に半分、すべてひとりで食べました。軽い酸味とほろほろした組織のチーズで、ワインもなしに食べると少し飽きがきました。でもそれはチーズのせいではないけども。手軽なお値段で、美味しくていいチーズだと思います。(2007.11.23)

プチ・プレジール

フェルミエで買った毎度おなじみ共働学舎のプチ・フレジール。今まで何度か食べている中でも少し熟成が長めな印象がありますが、それでもさわやかな酸味があって、塩気がちょうど良くて美味しい。濃いイチゴジャムと一緒に食べましたがデザートのような感じにもなる。やっぱ美味しいわっ♪。(2009.2.2)

プチ・プレジール

毎度毎度おなじみの共働学舎のプチ・プレジール。酵母の香りがほのかに香って、普通にいつもどおり美味しい。(2009.6.6)


プティ・ブリ・ポワブル

プティ・ブリ・ポワブル Petit BR\rie Poivre   
牛乳製、
白カビタイプ M.G.60% イル・ド・フランス地方
60%ノダブルクリームのブリーチーズに、胡椒をまぶしたチーズ。白カビの表皮にも黒い粒が見えます。表皮は乾燥していて厚め。中身は2〜5ミリぐらいの穴がいっぱいあいている。ダブルクリームのバターっぽい風味に、ぴりっと辛く面白い。ビールに合いそうかな。(2007.4.6)


ブリー
牛乳製、白カビタ
イプ M.G.60% イル・ド・フランス地方
単なるブリーと言う名で売られているもの。これはロレーヌ地方で作られたものです。無殺菌乳で作られいて、脂肪分は60%でダブルクリームです。バターのような色とテクスチャー。今、世の中はこういうリッチで滑らかな口当たりのブリーを好む傾向にあるようです。万人受けするチーズですが、奥は深くない。(2012.10.6)


ブリータイプ(牛乳)
牛乳製、
 M.G不明、イギリス
イギリスのクーリニーファームというところで作られているモダンブリティッシュだそうで、牛乳を使って作られているそうですが、インフォメーションが少ない。まぁ、ごく普通のブリーといった感じで、特別良くも悪くもない感じ。(2013.4.6)


ブリータイプ(山羊乳) 
山羊乳製、M.G不明、イギリス

イギリスのクーリニーファームというところで作られているモダンブリティッシュだそうで、山羊乳を使って作られているそうですが、インフォメーションが少ない。。外皮は真っ白で硬くコリコリしています。アメリカやフランスのスーパーで売っているサントモールもどきのような味がします。(2013.4.6)


ブリ・オ・グラン・マルニエ BRIE AU GRAND MARNIER \2,783(1個)
牛乳製、
白カビタイプ MG不明 イル・ド・フランス地方
表に砂糖漬けのオレンジピールが飾ってあります。よく見ると高さの半分くらいのところで、カットされてまたくっ付けたような跡があります。まずフレッシュのチーズを半分にスライスし、オレンジのリキュールであるグラン・マルニエで風味付けしたマスカルポーネをサンドし、白かびを吹き付けて熟成させていきます。白カビチーズの間にオレンジ風味の柔らかいクリームがサンドされている感じ。全体的にオレンジピールの香りと甘さが感じられて、おやつのように美味しいチーズです。チーズがまだあまり得意でない方でも、抵抗なく食べられるんじゃないかな。
(2012.10.6)


ブリー

ブリー ルスティック 1個1kg=3000円  
牛乳製、白カビタイプ M.G.60% 
フランス ロレーヌ地方
大手メーカーの作る1kgのブリー。乳脂肪分が60%と、リッチなブリーです。まだ白カビが綺麗なのに、切ってみると中はトロトロ。工場で作られる白カビのによるある
.ウルトラミクロフィルター製法なのかもしれません。バターのような味わいは、チーズ初心者やチーズがあまり得意でない方にはとても受けがいいので、言ってみれば誰にも愛されるタイプということ。皆に愛される味で尚且つこういう大きな箱入りタイプは、パーティなどに持参すると華やいでいいチーズだと思います。(2010.10.2)

ブリー

ブリヤ・サヴァラン

ブリア・サヴァラン・アフイネ  Brillat Savarin 1コ(500g)=3,800円
牛乳製
M.G.75 フランス・ブルゴーニュ圏 
フランス・ブルゴーニュの農家製のブリア・サヴァラン。M.G.75、熟成をしたのは、ナンシーで130年近く続くチーズ商の6代目フィリップ・マルシャン氏のもの。チーズ王国で取り扱っています。フレッシュのブリア・サヴァランの方が一般的かもしれませんが、今回のはフレッシュではなく、うっすらと白カビをまとった状態の「ドゥミ・フロリ」という熟成のもの。フロリとは花の意味でしょうか。ほわほわっとした食感で酸味がしっかり塩味は薄く、フワッと口の中で溶けていく。脂肪分が高いがこってりしてなくてさわやか。ホイップした無塩バターをサッパリさせたような感じ。もう少し塩分が欲しいところ。
(2009.1.10)

ブリヤ・サヴァラン

白いカビを美しくまとっているブリヤ・サヴァラン。外皮は少しコリコリっとした歯ごたえがありながら、中はまるでバターのような口どけです。それもこのチーズはM.G72%もあるからなのですが、リッチな味わいです。特に、チーズ初心者や食べなれていない方たちには、きっと喜んでいただけると思います。(2011.10.1)


ブリック・デュ・フォレ

ブリック・デュ・フォレ Brique du Forez 
牛乳製、白カビタイプ M.G.50% フランス・オーヴェルニュ地方
ユニークな形をしていて、ブリックは煉瓦だけど、煉瓦と言うよりはでっかいタイル?作る時期によって牛乳製、あるいは山羊乳地を混ぜて作ることもあるそうだ。同じ白カビのカマンベール・ド・ノルマンディーなんかより薄いからなのかな、表面が乾燥していて少し硬い印象。マッシュルームの香りがする。私が白カビチーズに求める甘みや、とろ〜り感が少なくて個性が弱い印象。どうも最近はガツンとくるようなチーズを好むクセが出てきたせいか、こういうチーズを物足りなく感じてしまう。(2005.4.2)


ブリー・ド・ムラン

ブリー・ド・ムラン Brid de Melun(AOP) 100g当=約800円〜  
牛乳製、
白カビタイプ M.G.45% フランス・イル・ド・フランス地方 P52
.直径約27cm、高さ3cm。ブリ3兄弟の次男坊。色はモーよりも黄色〜薄茶色。白カビチーズ独特の優雅なイメージは少ない。モーよりもずっと柔らかく、切り分けたらモンドールのようにトロトロッと皿に溶け出した。味と香りも強めでコクあ゛かり、塩気もガツンと強い。白カビチーズなのにまるでウォッシュタイプかのような力強い印象のチーズです。最近の私はクセのあるチーズが好みなので、とても美味しいと思いました。(2005.6.4)

ブリー・ド・ムラン

.ブリ3兄弟の次男坊。AOCではイル・ド・フランス以外のシャンパーニュ、ロワールあたりで作るのも認めているそうです。カマンベールやブリ-・ド・モーなどの凝固は2時間くらいなのに対し、ムランは最低18時間もかかることや、厚みがあるため熟成がむずかしいことなどから、製造者も減ってしまい、モーに比べると1/30の生産量しかないそうです。白カビが茶色に変色していて見た目はキレイでない。白カビの部分が少なく、表皮は厚い。中身は黄色が強めのアイボリー。食べてみると皮の部分がコリコリと歯ごたえがあり、中身の部分は水分量が少ないのか、思っていたより硬くて、とろりとした部分が全くない。もっと濃厚なウォッシュチーズのような強い味を期待していたので、ちょっと残念。(2007.4.7)

ブリー・ド・ムラン

ムランはムーのレンネット凝固とは違って、乳殺菌多めの酸凝固主体の作り方なのだそうだ。だからAOCの基準である最低4週間で食べるとシャウルスの芯の部分のような組織らしい。なので一般的には8週間くらいのものが多いんだって。知らなかったなぁ。この日は体調があまりよくなかったので、ムランの匂いと風味がガツン、ガツンと強く感じて、少々辛かった。(2008.3.28)

ブリー・ド・ムラン

フェルミエで購入の「チーズいろいろ食べ比べセット」に入ってたムラン。状態バッチリですごくいい。表皮の白カビは枯れ始めているものの、キノコのような香りがたって、なんとも美味しそう。若干早めの食べ頃という感じかな。ムランは端のエッジの部分が、モーなどに比べるとなだらかな感じですね。理由はなんでだろう。酸凝固で熟成が長めなのが関係しているのでしょうかね。今回のムランが今までで一番美味しいと感じました。(2008.8.24)

9月5日に食べたムランは、さらに茶色っぽくなっていましたが、変なアンモニア臭がしなくて、きのこの香りでいい感じ。専用のチーズ保管庫のお陰か、我が家のチーズの保存状態がぐっと向上しました。(2008.9.12)

ブリー・ド・ムラン(AOP)ブリー・ド・モーより小さくて、色も真っ白にはあがらなくて茶色になって、塩気も強いのが特徴。今回のこれも、まさにその通り。リネンス優勢の茶色の外皮で、アンマニア臭があり、塩味もしっかりしていて濃い。が、中央にはまだ芯がかすかに残っているので、まだ熟成しきっていないのだ。まだまだ濃くなっていく余力のある力強いブリーチーズだ。それでもカマンベールに比べれれば、まだエレガントの域にいる。(2012.10.6)


ブリー・ド・モー

ブリー・ド・モー Brie de Meaux(AOP)  100g当=700円  
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% 
フランス・イル・ド・フランス地方 P50
直径約37cmで高さが2.5cmの円盤型(無殺菌乳が条件)。7世紀頃からあったというから、とても古いチーズなのである。1815年、ナポレオン後のヨーロッパの秩序を話し合う為に開かれたウィーン会議の宴会で、30カ国52種類のチーズが集められ品評会が開かれました。敗戦国フランスが出品したのがブリ-・ド・モーで、満場一致でチーズの王に選ばれた。それで「チーズの王様」と呼ばれるようになったそうです。真っ白なカビが美しく、香りは仄かでマイルド、ムチッと味はで。その大きさからブリ3兄弟の長男と呼ばれてます。やさしいミルクの味と、軽く牛舎の香り(こんな喩えはアリだろうか?)、滑らかな舌ざわり、王様の名に恥じない完成された美味しいチーズ。(2005.6.4)

ブリー・ド・モー

これも無殺菌乳を使ったAOC。やっぱり美味しいな、ブリー・ド・モーは。柔らかく滑らかなのに、柔らかすぎない。ものすごくマッシュルームの香りがする。ブリー・ド・モーは酵素凝固タイプのチーズとのこと。今回はじめて習ったことだ。(2009.10.7)

ブリー・ド・モー

.ブリ3兄弟の長男。大きさは2.5s。カマンベールの10個分と覚えると覚えやすいですね。かなり柔らかい状態なので、写真では先生の大理石の流れ止めがしてあります。なめらかなミルクの旨味が程よく、エレガンスな味わいでハズレがないチーズだなぁという印象です。先生がモーの箱を持ってきてくれました。ホールで買うことなんて生涯無さそうなので、なかなかお目にかかれません。かなり大きいです。(2007.4.7)

ブリー・ド・モー

チーズの王様という名に恥じなく、エレガントな味・・・と表現してみたいような、バランスがとれてて美味しい。ほどよい柔らかさと、優しすぎない甘みがいいですね。今回はブルゴーニュワイン(ジュヴレイ・シャンベルタン)とボルドーの飲み比べもあり、どちらがブリー・ド・モーに合うでしょう・・・とアンケートをした結果、私も皆もボルドーが合うという結果になりました。(2007.9.01)

ブリー・ド・モー

パリから電車で30分ほどのところにあるブリー・ド・モーの故郷、モー(Meaux)村まで行ってきました。モーの村で大勢のお客さんで混んでたフロマージュリーで買ったのがこのブリー・ド・モー(フェルミエ製)。1sあたり16.50ユーロ。1ユーロが160円として1s2640円・・・ということは100g264円ですよ。ユーロ高の今でも安いですねー。フランス人が羨ましい。さて、このブリー、とろりと柔らかくなっていたので崩れちゃいましたね。鮮やかなクリーム色で、白カビはわりに少なめ、香りはわりと強めです。現地で少し食べた時は、こんなに香りが強くなかったような気がしますが、日本に持って帰るという荒業をしてしまいましたので、少しアンモニア臭で出てしまいました。現地で食べちゃえばよかったです。(2007.12.25)

ブリー・ド・モー

フェルミエで購入の「チーズいろいろ食べ比べセット」に入ってたブリー・ド・モー。白カビが少し枯れだし、リネンス菌が出始めているぐらいの熟成状態。香りもマッシュルームにアンモニア臭がプラスされたような感じ。風味が強くなりかけているので一般的には食べごろという感じだと思いますが、私の好みとしてはアンモニア臭がもう少し軽めのほうが好きだな。でも美味しいよ♪(2008.8.23)

ブリー・ド・モー

チーズ会のお手伝いでボジョレーヌーボーに合わせるためにフェルミエで購入100gで851円。ボジョレーと合わせるので熟成の若いものと、指定してお願いしたはずなのに、すでに茶褐色の部分がでていてアンモニア臭も強くなってきているんですけど。もっと白いのが欲しかったよ、フェルミエさん。案の定チーズを食べなれない方には強かったみたい。んー難しいな。狙いと違っていたというだけでチーズ自体しむっちりしててミルクの強さも感じられ、とても美味しかったです。(2008.11.23)

ドンジェ社熟成のブリー・ド・モー(AOP)。AOPマークの物は別として、一般的に大きな白カビタイプをブリーと呼び、それより小さなものをカマンベールタイプと呼ぶようですが、それって、ただの大きさの差だけではなく、味の違いまで考慮しているだろうか。すごく疑問。通常、無殺菌で作られたカマンベールが白カビが減退しリネンス菌が優勢になってくる頃には、かなり強い風味を放ち、初心者には太刀打ちできないようなクセ物も多いのだが、ブリーは白カビが減退してきていても、まだまだ優しい味わいで上品でエレガント。このドンジェ社熟成は工場製ですが、下のフェルミエ製よりもコクのある深みのある味わいで、かつエレガント、とても美味しい。(2012.10.6)

ブリー・ド・モー(AOP)のフェルミエ製。100g966円。現在ブリー・ド・モーは工場製がほとんどで、唯一のフェルミエ製なのがこれ。ムートンやラフィットなどのメドック1級格付けワインで有名な、あのロートシルト家が、搾乳から製造、熟成まで一貫して行っています。農家製(フェルミエ)とそうでないものを比べることをする時、少しチーズを勉強してくると農家製の方が濃厚で美味しいという先入観を持ち勝ちだと思うが、それは間違った先入観だと最近になって知った。農家製(フェルミエ)の定義は、牛を飼い、買いミルクを一切しないこと・・・とあるので、近代的な設備で作っていても買いミルクをしていなければフェルミエと名乗れるし、家族だけで山小屋でこじんまりと作っていても一部でもミルクを買っていれば農家製とは名乗れない。どちらが必ずしもいい、悪いではないのだ。で、このフェルミエ製は、上記の工場製のドンジェ社の物より深みがなく、味わいも弱い。肩書きではなく、自分の舌で感じるのが一番だ。(2012.10.6)

ブリー・ド・モー、これはクリスチャン・ジャニエ氏熟成です。ブリーは他のチーズと少し違うシステムがあって、チーズの生産者からブリー専門の熟成士を経てチーズ屋さんに並びます。しかしこれはその一般的なルートから外れて、生産者からリヨンの熟成士であるクリスチャン・ジャニエ氏に直に託されたブリーなわけ。食べてみるとですねー、これはエレガントという言葉が相応しいホントに美味しいモーです。久々にエレガントなブリーで出会ったような気がしました。中がとろりとしていて、外皮にもリネンス菌が出るほどに熟成がすすんでいるのに、嫌なアンモニア臭がなくキノコのような香りとミルクの甘さで、うっとりします。世界チーズ商会さんで取り扱いがありす。銀座三越、横浜そごうで手に入りそうです。(2013.3.30)

ブリー・ド・モー(AOP) フェルミエに「熟成の進んだもの」とオーダーして届いたのがこのブリー。なぜか芯がしっかりあるんですけど・・・。断面に白く写っているのが芯で、まだモロモロとした若い部分です。フェルミエは売れ行きがよくて、これでも熟成がすすんだタイプということなのかな。なのでこれはまだ若いブリー・ド・モーとして評価してみましょう。
外皮に近い部分は黄色いバターのようで味も舌ざわりもクリーミーです。白い中央の部分はチョーク状のさわやかな味わい。(2013.12.23)

「ブリー・ド・モー」
外皮はリネンス菌がでていて茶色っぽくなっています。白カビの優しい風味を通り抜け、だいぶ乙な味になってきています。この「乙な味」というフレーズが最近のチーズ好きの間でよく聞きます。辞書でしらべると、コクがある、味わい深いなどが出てきます。まさにそんな感じなのですが、私たちの間ではもうちょっと違うニュアンスも含んでいて、「侘びてる」とか「通好みの」とか「クセがある」という意味もプラスされている気がします。(2014.4.06)

ブリー・ド・モー
フランス・パリで購入してくださったブリー・ド・モーは私の大好きなローラン・デュポワさん熟成のもの。ローラン・デュポワさんの白カビものを食べたのは過去1度や2度はあると思うが、あまり印象に残っていない。
今回の熟成状態としては、若すぎず、トロトロではなく、中程度といったとこでしょうか。食べた感じは普通に美味しいという感じ。(2015.4.19)


ブリナータ

ブリナータ Brinata 100g=約800円 
乳製、白カビ・セミハードタイプ M.G.50% イタリア・トスカーナ

トスカーナの羊のミルクで作るソフトタイプのチーズ。新しいのチーズ。白カビで覆われていて、外側から熟成していくタイプ。モチッ、フワッとしていてなんとも頼りない食感。
(2005.11.5)

ブリナータ

羊のチーズになぜにわざわざ白カビをつけるのか不思議なチーズ。色がとても白い。マッシュルームの香りが強く、かなり淡白な味わい。歯ざわりはシャクシャクしていて、目隠しして食べたら、キノコの香りと相まってエリンギと間違えてしまいそう。
(2006.10.7.)

ブリナータ

今まで白カビの白が綺麗なブリナータしか食べたことがなかったが、今回は白カビが枯れてきて茶色くなった部分もある。熟成したカマンベールのような香りも出始めている。食べてみると、前回のようなシャクシャクした歯ざわりではなく、モチッとした弾力性があり、なかなかいい。このチーズは若い頃に食べるよりも、少しシミが出始めたくらいが美味しいと思う。
(2006.10.7.)


ブリー・ノワール

 

ブリー・ノワール Brie Noir 
100g=2ユーロ(1ユーロ=160円約320円) 
牛乳製、白カビタイプ
 M.G.45% 
フランス・イル・ド・フランス地方 P51
パリに旅行中、ブリー・ド・モーの故郷のモーまで行ってきました。何のインフォメーションも無いまま行ったので、市には行かれませんでしたが、フロマージュリーでブリー・ノワール(黒いブリー)を発見しました。ブリー・ド・モーを熟成させたもので、古いバージョンの「チーズ図鑑」の51ページに「土地の人は朝のカフェオレにつけて食べる」と書いてあるんです。チーズマニアとしては試してみたいじゃない!ブリーとは思えないほどカチカチ。黒というよりべっ甲色です。まだネチッと弾力があります。すごく旨いか?と聞かれたら、ん〜と唸ってしまいそうですが、まずくて食べられないというものではありません。味噌漬けみたいな感じかな。カフェオレにつけて食べると、チーズの脂肪分が表面に浮くし、別々に飲んだり食べたりしたほうがいいんじゃないかと。(2007.12.30)
後日、チーズ講習で皆にも味わっていただいたら、「これは、美味しい方だよ」という声が。悪くないみたいです。(2008.2.2)

鰹節のようなブリー・ノワール。白カビのブリーチーズをカチンコチンになるまで水分を飛ばし、硬く熟成させた(セック)もの。このチーズを食べるのは今回でおそらく3回目です。
ブリー・ド・モーの産地、モーの村のチーズ屋さんでは普通に売っていて、買ってきたことがあるが、パリのチーズ屋ではあまり見かけないし、日本ではまず手に入らないチーズ。戴きモノですが珍しいから教室の皆さんも一緒に「チーズ経験値」をあげていただこうと持参してみた。カチコチでチーズの噛み応えではない。まさに乾物。乾物屋さんの奥に入っていって、鰹節をクンクンと嗅いだような匂い、アミノ酸の塊りという感じです。(2013.2.2)


ブルソー

ブルソー Boursault  1コ=1050円 
牛乳製、白カビタイプ
 M.G.70% 
フランス・イル・ド・フランス地方 P207
チーズの製造者ブルソーさんの名がつけられました。ダブルクリームのチーズで、プリーの後味に似せて作られたそう。が、ぜんぜん似てないと思った。切り分けてくれた生徒さんの技量なのか、誰が切ってもこういうチーズなのかは不明だが、切り分けられた断面はお世辞にも美味しそうとは思えず、室温に戻してクチャクチャに練ったバターって感じだった。味もバター。他の生徒さんは「酸化したバターの味」と評し、先生は「バターの消費が少ない家庭のバターの味」と評し、それぞれに「うんうん、そんなイメージ」と納得できて、それはそれで面白かった。(2005.6.4)

ブルソー

フェルミエで購入1コ(180g)=2100円。このブルソーはイルド・フランスではなく、ペイ・ド・ロワール圏のマイヨンヌ県のもの。AOCじゃないから、いろんなところで作られているのね。外皮は白と黄色っぽいところがまだらにあり、白カビって感じがしない。切ってみると、外皮近くは、酸化したバターのような黄色い色で、中の方はまだ白い。かなり柔らかくなっている状態。食べてみると、バターのような濃厚さが口の中に広がる。塩分もしっかりあるので、室温に置きっぱなしにした有塩バターを舐めているような錯覚。スーパーやデパートにはこういうチーズがいっぱいだ。日本人はダブルクリーム、トリプルクリームのチーズが大好きなのだな、と実感しますが、私はあまり得意じゃありません。(2008.4.22)


フロマジェ・ダフィノワ

フロマジェ・ダフィノワ Fromager d'Affinois 
牛乳製、白カビタイプ M.G.60% フランス・ブルゴーニュ地方
パヴェ・ダフィノワを作っているのと同じアフィノワ社が作っているチーズで、パヴェ・ダフィノワより大きいサイズ。
.ウルトラミクロフィルターを透した牛乳で作られている。ダブルクリームのため脂肪分が多いので、まるでバターのような味わい。塩気が少なくマイルド優しくとてもオイシイ。(2005.3.5)


ペールノルマン カマンベール

ペールノルマン カマンベール 1個(250g)=934円
牛乳製、白カビタイプ M.G.45% フランス・ノルマンティ地方
チェスコさんで取り扱っているAOCのないカマンベールタイプ。1個が1000円以内で買える比較的安価なカマンベールです。今回食べたのは賞味期限が8月3日とあと3日だったこともあり、結構熟成が進んでいました。
それでも殺菌乳で作られているのでしょう。あっさりとした風味で、それほど強くありません。あまり強すぎない白カビのチーズは、オードブルにしたりするのに重宝しますね。(2011.07.31)


ボニファッツ・グリーンペッパー

ボニファッツ・グリーンペッパー
牛乳製、白カビタイプ MG 70% 
ドイツ・バイエルン州
MG70%とクリームを添加して作られている。そのバターのようなリッチなチーズの中に、グリーンの胡椒が散りばめられている。こういうチーズ以外のものを加えるチーズはあまり好みではないのだけど、これはなかなか気に入った。グリーンペッパーの分量もちょうどいいようで、ビールにも合いそうです。今回はシャンパン、カヴァ、アスティ・スプマンテの3種類のスパークリングと合わせてみました。このチーズの濃厚な脂肪とピリリとスパイシーな味が、甘いアスティ・スプマンテと合いました。今度みかけたら、自分でも買ってみようと思いました!(2007.10.6)

ボニファッツ・グリーンペッパー

フェルミエで購入 100g 987円。チーズ会のお手伝いでボジョレーヌーボーと合わせるということで選びました。ダブルクリームの濃厚さがこのチーズはグリーンペッパーのおかげでさっぱりしていて食べやすいので、チーズを食べ慣れない人に良いのでは・・・と選んだのですが、これが大正解で、食べ慣れない方から「一番美味しかった」と言っていただきました。これちょっと値段が高いですが、変化球チーズとして使えますね。(2008.11.23)


三良坂フロマージュ・ローズマリー

みらさかローズマリー
牛乳製、M.G.? 日本・広島県三良坂・三良坂フロマージュ
2004年からチーズ工房を立ち上げた松原さんは、もともとは共働学舎で修行をされた方。これは柏の葉で包みゆっくりと熟成させた白カビタイプのチーズにローズマリーが切り昆布のように外皮についています。外皮は強いローズマリーの香りに混じって、ほんのりと柏餅の香り。切って食べてみるとローズマリーが付いていない中央の部分もローズマリーの風味がします。もしかしてエッセンス入れてる?でも嫌味がないので、とても美味しく感じます。パッケージも可愛らしく、使えるチーズだな、という印象です。(2010.5.29)

三良坂フロマージュ・ローズマリー

雪

  250g以上(1個)=1,260円
牛乳製、白カビタイプ 日本・北海道十勝(共働学舎新得農場)

カマンベール・ド・ノルマンディのAOC規定とサイズも重量も同じに作ってある。見た目もカマンベール・ド・ノルマンディにそっくり。切ってみるとまだ芯が残っていた。塩分は控えめでマイルド少し硬め。日本では殺菌乳しか使えないからか、あっさりと淡白で、奥行きがあるというレベルには達していない印象。(2006.08.05)

雪

カマンベール・ノルマンディのAOPのもの、カマンベール、そして日本のカマンベールタイプであるこの「雪」をブラインドで食べた。食べ比べるとはっきりと違いがわかるので、すべて正解した。この「雪」は見かけはそっくりだけど、外皮が厚く硬めで以前よりはコクが出てきたように思うが、やはり殺菌乳なので香りも風味も優しく、香りと風味が力強いAOPのものと比べると少し物足りない気がしてしまう。モノマネの限界か。(2009.10.3)


ランカラ

ランカラ L'Encalat   1個(250g)=約2500円
羊乳製、白カビタイプ M.G.不明 ミディ・ピレネー圏アヴェロン県

フェルミエで買える珍しい羊乳の白カビタイプ。ラルザック高原にてラコーヌ種という羊のミルクから作られる。カマンベールと同じ250gでパッケージも似ているね。お値段は高めですけど・・・。開けてみるとチーズが歪な形をしてますなー。苦くなっていないといいけど。食べてみると、とろとろの熟成状態で、軽く苦味も出ている。2/15までの賞味期限にしては過熟という気がしないでもない。
(2011.2.5)

ランカラ

ロジュレ

ロジュレ ROGERET   
牛乳製、白カビタイプ M.G.50% オーヴェルニュ地方

「ロジュレ」はもともとセヴェンヌ山脈のチーズでしたが、今ではリヨン周辺やオーヴェルニュ地方でも作られるようになったそうです。工場制でフランスでは日常的に食べられる庶民的なチーズだそうです。
形状は平らな小型の円盤型で、軽く筋がついていて、周りにはうっすらと白カビが生えています。白カビの部分は硬めで、中もし白カビの影響をあまり受けていない感じではあるが、部分的にクリーミィーにとろけている。とても優しくあっさりとした味わいなので、誰でも食べられそうです。
(2007.7.7)


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