正直、ガッカリさせられるのが怖くてあまり期待してなかったんだけど。
思ってた以上に良かった♪
そーね、大河ドラマ新春2時間スペシャルって感じかな。
ハリウッド映画でありながら、今までのように「不思議の国ニッポン」「日本人=エイリアン」「それは日本じゃなくて中国だろう・・・」になってなかったから、ほとんど違和感を感じなかった。
細かくツッコミ入れればいろいろあるんだろうけどさ、たとえば
明治10年に忍者はど〜よ?とか
明治時代に小雪のような170cmの女性ってど〜よ?とか
歴史に詳しい人は、甲冑の時代がバラバラだよ・・・とか。
でもいいじゃん、そんなの、歴史教育映画じゃなく、歴史を題材にしたハリウッド映画なんだもん。
アメリカ人に判りやすくするには、これくらい大味にしないとダメなんだと思う。
でもね、今までのように出っ歯の日本人ばっかり登場させて、どこか日本を小バカにしたように描いていたのとは大違いで、製作者達の日本の文化、サムライスピリットに対するリスペクトが強く感じられましたよ。
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それから日本人俳優に世界の注目が集まったのは、正直ウレシイ。
存在感はあるのにセリフが少なくて少し残念だった真田さん、ほとんど日本語のセリフだったけど難しい役どころをこなしてた小雪ちゃん、そして評価の声が高い渡辺謙さん、とても光ってて威厳みたいなものも備わっていて、すごく大きく見えて、主役のトムさんを食ってました。
すでにハリウッドから幾つかオファがきているそうで、今後に期待だね。借金もすぐ返せるよっ!
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おまけ
信忠役(渡辺謙の息子役)で役者デビューのロス在住の小山田シン君。
英語も喋れないまま、役者になるならハリウッドだ!と単身渡米したそうだ。
エージェントにも属さず、マネージャーもいない小山田君は、インターネットのキャスティング・サイトを通じて自らを売り込み「ラスト・サムライ」で映画デビューとなる役を獲得したそうな。
ガンバレ、小山田君。
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